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2012

つり球
★ 3.6 / 5.0コメディSF日常系スポーツ
| 放送年 | 2012年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | A-1 Pictures |
人間関係に苦手な優木は、ほぼ初対面の3人の男の子と釣り島へ向かう。その中には自分は宇宙人だと主張するハルもいる。常に怒っているナツキと謎めいたアキラも同行している。釣りをしなければ魚は釣れず、努力しなければ友達は作れない。この小さな島での冒険を通じて、優木たちは友情を育んでいく。
目次
作品概要・あらすじ
あらすじ
人付き合いが苦手な少年ユキは、祖母とともに海辺の町・江ノ島へ引っ越してくる。そこで彼を待っていたのは、自分を宇宙人だと名乗る風変わりな少年ハルとの出会いだった。強引に「釣り」へと誘われたユキは、釣りの名手ナツキや、謎めいた転校生アキラを巻き込みながら、戸惑いつつも少しずつ仲間との距離を縮めていく。魚を釣るには糸を垂らすしかなく、友達を作るには自分から一歩踏み出すしかない。小さな島を舞台に、不器用な少年たちが釣り糸を通じて友情と成長を掴んでいく、ひと夏の青春物語。みどころ・魅力
① 釣りを通して描かれる少年たちの成長
本作の核は「釣り」という体験を軸にした友情と成長の物語です。最初は人と関わることを避けていたユキが、竿を握り、仲間とともに海へ出るたびに少しずつ心を開いていく姿が丁寧に描かれます。努力しなければ魚も友達も得られないというメッセージが、静かに胸に響きます。② 江ノ島を舞台にした爽やかな映像美
実在の観光地・江ノ島をモデルにした舞台設定が大きな魅力です。きらめく海、潮風を感じる町並み、夏の空気感が鮮やかな色彩で描かれ、観ているだけで爽快な気分にさせてくれます。穏やかな日常シーンと開放的なロケーションの相性は抜群です。③ 個性豊かなキャラクターとSF要素
宇宙人を名乗るハル、ぶっきらぼうな釣りの名手ナツキ、謎を抱えたアキラと、強烈な個性を持つ面々が物語を彩ります。日常系の温かさにSFの不思議が混ざり合い、後半に向けて思わぬ展開へと加速していくバランス感覚も見どころのひとつです。キャスト・声優一覧

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スタッフ
| 監督 | 中村健治 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 大野敏哉 |
| キャラクターデザイン | 宇木敦哉 |
| 音楽 | 栗コーダーカルテット |
| 音響監督 | 長崎行男 |
| OP | フジファブリック「徒然モノクローム」 |
| ED | サヨナラポニーテール「空も飛べるはず」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
ノイタミナ枠で釣り、と聞いたときは正直そそられなかった。釣りアニメというと地味な絵面を想像していたし、ジャンル欄に「日常系」と「SF」が同居している時点で身構えた。ところが再生して数分、画面の色がやけに派手で面食らう。江ノ島の空と海が、ポップなオレンジと水色でべたっと塗られている。地味どころか、菓子の包み紙みたいな配色だった。 最初は宇宙人だの世界の危機だのという設定に置いていかれて、半分は流し見していたと思う。二度目に通して見たとき、ようやく腑に落ちた。これは釣りの話でも宇宙人の話でもなく、人とうまく喋れない男の子が、どうにか自分から言葉を口にするまでの話だったんだと。第一印象でこぼしていた部分が、全部そこに繋がっていた。「人と話せない」を、水の中で溺れる感覚として描いた作品
主人公のユキは、人前に立つと頭が真っ白になる。その瞬間を、この作品は水中の描写で見せる。喉が詰まって、声が出なくて、息ができない——緊張をそのまま「溺れ」として絵にしてしまう発想が、最初は突飛に思えた。でも二度目に見ると、これ以上に的確な比喩はない気がしてくる。人とうまく話せない人間にとって、会話はほんとうに呼吸に近い問題だからだ。吸えないときは、何をどう言葉にしても水の底でもがいている感覚しか残らない。 面白いのは、その「水」が物語の後半でまるで逆の意味を帯びてくること。最初は一人で溺れる場所だった海が、釣り糸を垂らして仲間と並んで待つ場所に変わっていく。同じ水なのに、沈むのか、誰かと一緒に浮かぶのかで、まったく違う風景になる。 「釣りをしなければ魚は釣れない、努力しなければ友達はできない」という、身も蓋もない一文がこの作品の芯にある。当たり前すぎて笑ってしまうけれど、人付き合いが苦手な人間ほど、この当たり前を飛ばして「いきなり友達になれる方法」を探してしまうものだ。糸を垂らして、餌をつけて、ひたすら待つ。釣れない時間の長さごと引き受ける。その手順は、人と縁を結ぶ手順とそっくり重なっている。青春コメディの顔をしながら、この作品は「関係は手間をかけないと結べない」という地味な真実を、ずっと手を変え品を変え言い続けている。特に刺さったシーン
中盤、ユキが初めて思い通りに竿を振れるようになるあたりの一連が、何度見ても効く。それまで何をやってもぎこちなかった手元が、ふっと力みの抜けた瞬間に決まる。あの「できた」の描き方に、過剰なBGMも泣かせの演出も乗せてこないのがいい。淡々としているぶん、こっちが勝手に込み上げてくる。 声の話もしておきたい。入野自由が演じるハルの、距離感を一切わきまえない明るさ。最初はうるさいとすら思うのに、見終わる頃にはこの声がいないと寂しくなっている。内山昂輝のナツキは、ぶっきらぼうな低めの声に、隠しきれない不器用な優しさが滲む。そして杉田智和。アキラ・アガルカール・山田という濃い名前のインド人エージェントを、あの声で大真面目にやられると反則だ。相棒のアヒル・タピオカまで杉田が鳴かせていると後で知って、思わず巻き戻した。物語に不穏な緊張を差し込むウララを櫻井孝宏が演じているのも、後半の効きどころになっている。読んで見たくなったら——『つり球』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 人付き合いが苦手で、その不器用さごと肯定してほしい人
- 恋愛抜きの、男同士の関係をじっくり見たい人
- 派手な色彩とポップな絵作りに弱い人
- 江ノ島や海辺の空気感だけでご飯が食べられる人
合わない人
- 釣りや日常描写の「間」を退屈に感じてしまう人
- SF設定にきっちりした理屈を求める人
- 第一話の情報量の多さで早めに脱落しやすい人
次に見るなら
凪のあすからが好きなら、つり球の「水=心の距離」という感触は確実に響く。海の底と地上に分かれて暮らす少年少女の話で、水越しに人とつながろうとする息苦しさと美しさが地続きだ。 ばらかもんは、島に流れ着いた不器用な大人が土地と人に少しずつほどけていく話。人との縁を一からやり直す手触りが近くて、つり球の余韻にそのまま浸かれる。 Free!もおすすめしたい。同じく水と、恋愛を挟まない男子の関係を真正面から描く一本で、まっすぐな青春のテンションと明るい色がたまらない人向け。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「つり球」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluで配信されており、いずれのサービスでも視聴できます。アニメ作品を幅広く扱う配信サービスがそろっているため、ご自身が普段使っているサービスで気軽に楽しめます。複数の選択肢があるので、まだ観たことがない方もこの機会にチェックしてみてください。
