※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星
| 放送年 | 2011年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | bones |
謎の力を持つ逃亡錬金術師に導かれたエルリック兄弟は、官僚的搾取に苦しむ誇り高き民族ミロスが暮らす遠い貧困地帯にたどり着く。兄弟は反乱勢力と圧政者の対立に巻き込まれる。紛争の中心には、アルフォンスと友情を育む若き錬金術師ジュリアがいた。
作品概要・あらすじ
あらすじ
逃亡中の錬金術師を追ってクレタとアメストリスの国境地帯にたどり着いたエドワード・エルリックとアルフォンス・エルリック。そこは「谷の民」と呼ばれる誇り高き民族ミロスが、大国に挟まれ過酷な搾取に苦しむ土地だった。兄弟は圧政に立ち向かう反乱勢力と、それを抑え込もうとする者たちの争いに巻き込まれていく。やがてアルフォンスは、失われた祖国の再興を願う若き錬金術師ジュリアと出会い、友情を育む。ミロスに伝わる「聖なる星」の伝説と、賢者の石をめぐる思惑が交錯するなか、エドとアルは民族の運命を左右する大きな戦いの渦中へと身を投じることになる。みどころ・魅力
① 国境地帯を舞台にしたオリジナルストーリー
TVシリーズや本編とは独立した劇場版オリジナルの物語で、アメストリスとクレタに挟まれたミロスの谷が舞台。民族問題や搾取というシリアスなテーマを軸にしつつ、エルリック兄弟の活躍がスケール大きく描かれます。原作を知らなくても楽しめる作りです。② 圧巻のアクションと錬金術バトル
劇場版ならではの大規模な作画とスピード感あるアクションが見どころ。エドの錬成を駆使した立体的な戦闘や、谷の地形を活かした追走劇は迫力満点です。クライマックスへ向けて高まっていく演出のテンションも見逃せません。③ アルフォンスとジュリアの交流
祖国再興を願う少女ジュリアとアルフォンスの友情が物語の中心に据えられています。理想と現実のはざまで揺れる若者たちの姿が丁寧に描かれ、「賢者の石」というシリーズおなじみのモチーフが新たな角度から問い直されます。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 村田和也 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 小西賢一 |
| 美術監督 | 小倉一男、岡田有章 |
| 音響監督 | 三間雅文 |
| OP | ミワ「Chasing Hearts」 |
| ED | L’Arc~en~Ciel「GOOD LUCK MY WAY」 |
関連作品
アニメ
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
最初に身構えたのは「劇場版って結局、本編の豪華な番外編で終わるよな」という警戒からだった。世界観を90分に押し込んで、派手なアクションだけ見せて帰す。そういうパターンを何本も見てきた。ところが冒頭、列車のシーンでエドとアルがいつもの軽口を叩き合いながら任務へ向かう、あの距離感が出てきた時点で肩の力が抜けた。朴璐美のエドはやっぱり少し早口で、釘宮理恵のアルは相変わらず兄を諫める側にいる。最初の数分で「ああ、ちゃんとこの二人だ」と確認できて、もう乗っていた。後で見返したとき、序盤のあの軽さが終盤の重さの前振りだったと気づいて、少し黙った。
「奪い返す」と「取り戻す」は違う——ジュリアが本当に欲しかったもの
この映画、表面だけ見れば「虐げられた民族ミロスが、聖なる星の力で土地を取り返す話」だ。圧政者がいて、誇り高い少数民族がいて、伝説の力がある。冒険活劇の定番の骨格で、それだけでも十分に画になる。ただ何度か見ているうちに、この作品が本当に賭けているのはそこじゃないと思うようになった。
中心にいるジュリア・クライトンは、奪われた者だ。家族を、土地を、居場所を奪われて、それを取り返すために力を求める。坂本真綾が演じるこの少女の声は、序盤こそ前向きで芯が通っているのに、物語が進むにつれて、その「前向きさ」が復讐の燃料に塗り替えられていく過程をきっちり拾っていく。彼女が求めているのは故郷の回復のはずなのに、いつのまにか「奪い返す」という行為そのものが目的になっていく。土地は取り戻せても、そこで一緒に暮らすはずだった人はもう戻らない——その単純で残酷な事実から、彼女はずっと目を逸らしている。
アルフォンスがジュリアと友情を育むのは、たぶん偶然じゃない。鎧の中で「自分が何者なのか」を問い続けてきたアルだからこそ、力で何かを取り戻そうとする彼女の危うさが、他人事に見えなかったんだと思う。エルリック兄弟の物語がそもそも「失ったものを取り戻すために、代償を払い続けてきた話」だったことを思い出すと、この映画はその主題を、まったく別の少女に映して問い直しているように見える。取り戻すために力を使う者は、力に使われる。ミロスの丘の伝説は、そのことを神話の形でずっと前から知っていた。
特に刺さったシーン
終盤、巨大な渓谷と丘そのものが舞台装置として動き出す展開がある。ここは劇場のスクリーンサイズと音響で見ると効きが段違いで、地面が鳴る低音が腹に来た瞬間、思わず座席で背筋が伸びた。アクションの密度で押し切るのではなく、空間のスケールで「個人の復讐がいかに小さく、それでも当人にとってはすべてなのか」を見せてくる作りがうまい。
個人的に効いたのは、謎の逃亡錬金術師メルビン・ボイジャーまわりだ。森川智之の声が、軽薄そうでいて底が読めない、あの胡散臭さを絶妙に出していて、彼の正体が見えてくる中盤で「そういう線で来たか」と唸った。あと一瞬だけ三木眞一郎のロイ・マスタングが出てくると、それだけで本編の温度が画面に戻ってくる。短い出番なのに、声で世界を引き締めてくる役者の力をあらためて感じた。
読んで見たくなったら——『鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- エルリック兄弟の「失ったものを取り戻す」物語に、別角度から光を当てられたい人
- 少数民族の独立闘争や、復讐に飲まれていく人間のドラマが好きな人
- 渓谷や丘のスケール感を、大きな画面と音で浴びたい人
- 朴璐美・釘宮理恵のいつもの掛け合いが聞ければそれで満たされる人
合わない人
- 本編のキャラ全員に活躍の見せ場を期待している人(あくまでジュリアの物語が軸)
- ハガレンの設定を一切知らずに飛び込もうとしている人(最低限の前提は欲しい)
- 錬金術のロジックや伏線回収の緻密さを本編並みに求める人
次に見るなら
まずは順当に鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMISTの本編を。この映画でエドとアルの距離感が刺さったなら、二人が「取り戻す」ために何を払ってきたのかを通しで見ると、ジュリアの選択の重さが倍になる。
失われた一族と、力を秘めた石、それを背負わされた少女——という骨格に惹かれたなら天空の城ラピュタ。血筋と土地に縛られた者が、力との距離をどう取るかという話として、嘆きの丘と地続きの感触がある。
虐げられた者たちが武力で立ち上がる構図と、その先で人がどう変質していくかをもっと重く見たいならコードギアス 反逆のルルーシュ。復讐を燃料にした正義が向かう場所を、最後まで突き詰めてくれる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ | |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星」は、ABEMA、dアニメストア、Huluで視聴可能です。複数のサービスで配信されているため、ご自身が普段使っている環境に合わせて選べます。アニメ作品を幅広く扱うdアニメストアや、見放題作品の多いABEMA・Huluなら、劇場版もまとめて楽しめます。

