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織田シナモン信長
| 放送年 | 2020年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Studio Signpost |
戦国時代の最強の大名・織田信長が、現代日本で柴犬として生まれ変わった。同時代の他の武将たちも犬として転生し、かつての戦国時代の敵対関係は犬公園での新たな争いとして再開される。犬になった彼らの運命と、かつての栄光を求める姿が描かれる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
戦国時代に天下統一を目前にして倒れた織田信長は、現代日本で柴犬「シナモン」として転生を果たす。かつての記憶を持ちながらも犬の身に戸惑う信長だったが、やがて武田信玄・上杉謙信・明智光秀ら宿敵たちも同じく犬として転生していたことが判明。戦国の覇権争いは、のどかな犬の公園を舞台に姿を変えて再燃する。愛犬家の飼い主たちには「かわいい柴犬」にしか見えない彼らの、誇り高くも滑稽な第二の生涯を描くコメディ。みどころ・魅力
① 信長・謙信・信玄……歴史上の英雄たちが犬になるギャップ笑い
天下人・織田信長が柴犬としてドッグランに立ち、かつての宿敵と縄張り争いを繰り広げる。「第六天魔王」の威厳を保ちたい信長と、犬という身体の限界のギャップが毎話の笑いの核心。歴史知識があるほど倍楽しめる構造になっている。② 犬の目線で描かれる現代日本の日常
飼い主との生活、散歩、ドッグラン、動物病院など、犬ならではの日常シーンを通じて現代社会を切り取る。武将たちの往時の価値観と現代の感覚のズレが丁寧に描かれており、ほのぼのとした温かみのある空気感が心地よい作品に仕上がっている。③ 個性豊かな武将キャラクターたちの群像劇
信長だけでなく、義理堅い謙信、策略家の光秀、豪快な信玄など、各武将の歴史的な性格を踏まえたキャラクター描写が魅力。飼い主との関係も武将ごとに異なり、それぞれの回に見せ場がある群像劇としての楽しみ方もできる。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 高橋英俊 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 経塚丸雄 |
| キャラクターデザイン | 香川久 |
| 音楽 | 宮崎慎二、中村博 |
| 美術監督 | 千葉薫 |
| OP | 熊田茜音「Sunny Sunny Girl◎」 |
| ED | 古川登志夫「犬生は一度きり」 |
関連作品
アニメ
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「あー、信長が犬に転生するやつでしょ」と思って、しばらく放置していた。ネタとして面白いのはわかるけど、そういう「概念一発勝負」のコメディって大体3話で息切れするじゃないですか。だから期待値を低く設定して深夜のながら見で始めたら、気づいたら前のめりになっていた。
最初に見たとき感じたのは、異常なほど「犬がちゃんと犬している」こと。転生後の信長——シナモン——が、歴史的偉人の記憶を持ちながらも完全に柴犬として振る舞う。そのギャップの落差が毎回ちゃんと笑えるように設計されている。2回目に気づいたのは、犬たちの関係性が戦国の力学をそのまま継承しているということ。公園のヒエラルキーが普通に武将の序列なんですよね。
犬になっても「天下布武」は諦めない——矜持というものの頑固さについて
この作品、一見すると「偉人が犬になってドタバタする」だけの話に見える。実際そうなんだけど、そこで終わらないのは「キャラクターが自分の格を信じて疑っていない」という一点を丁寧に描いているからだと思う。
シナモン(信長)は犬になっても信長だ。記憶があるとか野望があるとか、そういう話ではなく、もっと身体的な話として——歩き方、他の犬への視線の向け方、飼い主への絶妙な距離感。犬として完璧に機能しながら、その全動作に「俺はそういう存在だ」という確信が滲んでいる。
太田牛一役の福山潤が演じるキャラクターが象徴的で、かつての主君を記録し続けた人物が現代でも「観察者」のポジションにいるという構造がさりげなく継続している。声のトーンが落ち着いていて、コメディの中に歴史的な重さを持ち込まずに、でもちゃんとその関係性を感じさせる。技術的な仕事だと思った。
武将たちが犬公園で繰り広げる縄張り争いは、一回見ると「ギャグ」として笑えるんだけど、二回見ると「そうか、彼らにとってはずっとこれが日常だったんだ」という感覚に変わる。天下の覇権を争っていたのも、犬公園のボールを争うのも、本人たちの感覚では同じ重みなんだと。その視点がこの作品の核心にある気がする。
「矜持」というのは環境が変わっても変わらないものだ、という主張を、このアニメはギャグを通してわりと真面目に言っている。笑いながら見ていると気づかないけど、それがこの作品の静かな強度になっている。
特に刺さったシーン
犬公園での勢力図が一時的に塗り替えられるエピソード、終盤の緊張感が妙に面白かった。戦国時代のパワーバランスをそのまま縮小再生産しているから、歴史をある程度知って見ると「あ、これそういう話か」と二重に笑える構造になっている。
杉田智和演じるジュリアンが出てくるシーンは毎回引き締まる。あの声の重心の低さが、犬を演じているのに妙な貫禄を乗せてくる。コメディキャラクターのはずなのに、声だけで「こいつには近づかないほうがいい」という犬としての格をちゃんと出してくる。杉田さんの仕事量と演技経験がそのまま出ているような役だった。
坂本真綾演じるリリィが絡むシーンは空気が変わる。他のキャラクターたちが基本的に「武将の魂を持った犬」として動くのに対し、リリィのシーンだけ犬の日常としての純粋な可愛らしさが前に出てくる。そのコントラストの使い方が上手い。入野自由のリスも短い出番でちゃんと印象に残る声の使い方をしていた。
読んで見たくなったら——『織田シナモン信長』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 戦国武将に最低限の知識がある人(知識があるほど二重に楽しめる)
- 犬が好きで、犬の行動に歴史的意味を見出して笑えるタイプ
- 深夜に頭を使わずゆるく笑いたいけど、ちゃんと作られたものを見たい人
- 杉田智和・坂本真綾・福山潤の声が好きな人(出番も多い)
- 「概念は一発ネタだけど積み重ねで見せる」コメディが好きな人
合わない人
- 歴史コメディに「史実への敬意」を求める人(そういう作品ではない)
- ドラマチックな展開や感情的な山が欲しい人
- 「犬が喋らないのに話が進む」構造に慣れるまで時間がかかる人
- 一話完結で積み上げが薄い作品が苦手な人
次に見るなら
「現代に転生・転移した歴史的存在が日常をこなす」系が好きなら、信長協奏曲も候補に入る。こちらは現代人が戦国時代に飛ぶ逆方向だが、信長というキャラクターの格とコメディのバランスの取り方に近いものがある。シリアスと笑いの配分はこちらのほうが重め。
「動物の姿を借りた人間ドラマ」という文脈ではのんのんびよりとは違うが、「ゆるい日常アニメを深夜に見る」という体験として干物妹!うまるちゃんは近い。家の中でだらける存在と外での別顔、というギャップ構造がシナモン信長と構造的に似ている。
声優目当てで見るなら、杉田智和・井上和彦が揃う作品として銀魂シリーズを改めて見返すのもいい。あちらも「時代設定のギャグ化」という意味で系譜が近く、コメディの密度は段違いだが根っこにある感覚は通じている。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『織田シナモン信長』は、dアニメストアおよびDMM TVで視聴できます。歴史好きもアニメ初心者も気軽に楽しめる、笑いと癒しが詰まった良作コメディです。短めのエピソード構成で隙間時間にも観やすく、繰り返し視聴にも向いています。
