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キューティクル探偵因幡
| 放送年 | 2013年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | ZEXCS |
人間と動物のキメラが人間と共存する世界で、犯罪者も存在する。キメラの犯罪者は非人間的な証拠を残すため、警察は困惑する。そこで活躍するのが一匹狼の刑事・稲葉ヒロシだ。彼は文字通りオオカミとの混血で、痕跡を調べるだけで重要な情報を引き出す驚異的な能力を持つ。
作品概要・あらすじ
あらすじ
人間と動物の遺伝子を併せ持つ「キメラ」が人間と共存する世界。彼らの中には犯罪に手を染める者もおり、非人間的な痕跡を残す事件に警察は手を焼いていた。そんな難事件を解決するのが、自らもオオカミの血を引くキメラの探偵・因幡ヒロシ。わずかな痕跡から真実を嗅ぎ分ける、驚異的な捜査能力を持つ一匹狼だ。だが彼の前には、札束を食べる奇妙なヤギのキメラ・ドン・バレンチノが宿敵として立ちはだかる。一癖も二癖もあるキャラクターたちが繰り広げる、ハイテンションな探偵コメディが幕を開ける。みどころ・魅力
① ギャグとシリアスが同居する独特のテンポ
探偵もののミステリー要素を下敷きにしながら、本作の主軸は徹底したギャグにある。因幡と宿敵ドン・バレンチノの掛け合いを中心に、毎話畳みかけるようなボケとツッコミが展開される。事件の緊張感とコメディの緩急が絶妙に絡み合い、テンポよく笑えるのが大きな魅力だ。② 濃すぎる個性派キャラクターたち
札束を食べるヤギのキメラ・ドン・バレンチノ、忠実すぎる秘書、振り切った言動の面々など、強烈な個性を放つキャラクターが勢揃い。それぞれがしっかり立っており、掛け合いだけで物語が転がっていく。声優陣のハイテンションな演技も相まって、キャラ同士の関係性から目が離せない。③ キメラ設定が生む独自の世界観
人間と動物が混ざり合った「キメラ」という設定が、ミステリーとコメディの両面で効いている。動物的な本能や特徴がギャグのネタになる一方、捜査では人間離れした感覚が事件解決の鍵を握る。突飛に見える世界観が物語の随所で機能している点も見どころだ。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 満仲勧 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 中村誠 |
| 音響監督 | 高橋秀雄 |
| OP | 諏訪部順一「遥か、日常の中で」 |
| ED | 大川透「プリマ・ステラ」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
キューティクル探偵因幡ってなんだ。タイトルが変すぎる。探偵もので、キューティクル?髪のことか?という疑問だけを抱えて、深夜に流し見するつもりで再生した。開始数分で、これは真面目なミステリーではないと悟る。主人公の因幡洋はオオカミと人間のキメラで、捜査能力はたしかにずば抜けているのに、容疑者の髪に異常な執着を見せる。事件より先に髪を嗅ぎたがる探偵を、初見では「なんだこれ」と半笑いで眺めていた。2回目に見て気づいたのは、この作品が「探偵もの」という看板を、最後まで真顔で悪用しきるギャグだということだった。最初の違和感が、2周目には妙な安心感に変わっている。
探偵事務所という名の、行き場のない奴らの吹き溜まり
この作品は単なるキメラ探偵のドタバタギャグではなく、「どこにも収まらなかった連中の居場所」の話だと思っている。因幡探偵事務所に集まる面子を並べてみるとよくわかる。髪に取り憑かれたキメラの元刑事・因幡洋。元極道で、いまは事務所の用心棒兼ツッコミに収まっている弥太郎。そして家を出てここに転がり込んだ少年・野崎圭。まともな履歴書を書けそうな人間が一人もいない。探偵業はあくまで看板で、彼らを繋いでいるのは事件解決のやりがいというより、ほかに行き場がないという消極的な連帯だ。
そこに対比として置かれるのが、因幡の弟・荻野邦治である。彼はちゃんと警察官をやっていて、社会の側にいる。兄の事務所の異常さは、この弟の「まともさ」があるからこそ際立つ。さらに敵役のドン・ヴァレンティーノに至っては、紙幣を文字どおり食べる山羊のキメラだ。金を食う悪党と、髪を嗅ぐ探偵。常識の物差しを早々に折ってくるこの世界では、変であることが欠点にならない。むしろ変なまま居ていい場所として、あの事務所が描かれている。だからギャグの密度のわりに、見終わったあと妙にあたたかい。はみ出し者を笑い飛ばしながら、ちゃんと肯定している作品だ。
特に刺さったシーン
刺さるのは、諏訪部順一の演じ分けに尽きる。因幡は普段、低い声でクールに推理を披露するのに、髪の話になった途端に声のテンションが一段跳ね上がる。同じキャラとは思えない振れ幅を、序盤の捜査シーンからいきなり全開でやってくる。クールと変態のあいだを地続きで往復するこの芝居が、作品の体温そのものだ。そこに弥太郎役の杉田智和が、乾いた声で淡々とツッコミを差し込む。ボケが暴走するほど杉田のトーンが平坦になっていく呼吸が絶妙で、何度見ても笑ってしまう。敵側では、フォレスト役の福山潤が任務に妙な律儀さを乗せてくるのもいい。終盤の対決の局面で、敵なのにどこか憎めない声色になる瞬間があって、思わずこいつのことも好きになってしまった。ギャグアニメの声優陣がここまで本気で遊んでいると、こちらも安心して笑える。
読んで見たくなったら——『キューティクル探偵因幡』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- premiseと中身のギャップで殴ってくるギャグが好きな人
- はみ出し者の事務所もの・凸凹なチーム劇が好きな人
- 諏訪部順一・杉田智和・福山潤あたりの振り切った芝居を聴きたい人
- 1話完結のテンポでサクッと笑いたい人
合わない人
- 「探偵」の文字どおり、骨太な推理ミステリーを期待している人
- 下ネタ寄り・性癖ネタのノリが続くのが苦手な人
- シリアスな緊張感を最後まで保ってほしい人
次に見るなら
行き場のない連中が一つ屋根の下で�ワーワーやる空気が好きなら、銀魂がそのまま延長線にある。ギャグと不意のシリアスの落差、はみ出し者の万事屋という座組みが近い。杉田智和の芝居つながりでも素直に楽しめるはずだ。
人外と人間が当たり前に同じ街で暮らす設定が刺さったなら、血界戦線へ。こちらはスタイリッシュなアクション寄りだが、異形が日常に溶けている世界の手触りと、軽口の応酬のテンポが心地いい。
半分人間・半分人外のキャラの機微をもう少し見たいなら、妖狐×僕SSもいい。コメディの土台に、ふっと切なさが差し込む配合が因幡と通じるところがある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『キューティクル探偵因幡』は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVの3つのサービスで視聴できます。いずれもアニメ作品のラインナップが充実した配信サービスですので、ご自身が使いやすいものを選んで楽しめます。ハイテンションな探偵コメディを、ぜひお好みの環境でお楽しみください。
