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オルタンシア・サーガ
| 放送年 | 2021年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | ゲーム |
| 制作 | LIDENFILMS |
ホルテンシア公爵が国王を殺害し、混乱と流血の時代をもたらした。彼の暴君的な統治により、多くの孤児が生まれた。しかし今、国王の後継者が成人を迎えた。男性として密かに生きてきた彼女は、ついに同志を集め、自分の国と王座を奪い返す時が来たのだ。
作品概要・あらすじ
あらすじ
かつて平和だったオルタンシア王国は、ホルテンシア公爵が国王を弑逆したことで一変します。暴虐な統治のもとで国土は荒れ、戦火によって数えきれないほどの孤児が生まれました。やがて時は流れ、密かに生き延びていた正統な王位継承者が成人の時を迎えます。世を欺くため男性として育てられてきた彼女は、自らの素性を胸に秘めながら、奪われた国と王座を取り戻すべく立ち上がります。志を同じくする仲間たちが少しずつ集い、混迷の時代に抗う戦いが幕を開けるのです。
みどころ・魅力
① 正統と簒奪が交錯する王道ファンタジー戦記
国を奪われた継承者が王座を取り戻すという、骨太な中世ファンタジーの王道展開が魅力です。陰謀・裏切り・大義が複雑に絡み合い、誰が味方で誰が敵なのかが揺らぐ緊張感のある政治劇として楽しめます。重厚な世界観が物語に深みを与えています。
② 素性を隠して戦うヒロインのドラマ
男性として育てられ、本当の自分を隠したまま生きてきた継承者の葛藤が物語の核です。性別と立場という二重の秘密を抱えながら仲間を率いていく姿には、孤独と覚悟が滲みます。彼女の成長と決断の積み重ねが、観る者の胸を打つ人間ドラマとなっています。
③ 仲間が集い、絆が紡がれていく高揚感
たった一人から始まる戦いに、志を同じくする者たちが次々と加わっていく過程が見どころです。それぞれの過去や想いを背負ったキャラクターたちが結束していく様子には、戦記ものならではの熱量があります。アクションシーンと共に、仲間との絆が物語を力強く牽引します。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 西片康人 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 池田臨太郎 |
| キャラクターデザイン | 小野田貴之 |
| 音楽 | 土橋善太 |
| 美術監督 | 金井眞悟 |
| 音響監督 | 関智寛 |
| OP | マイファーストストーリ「LEADER」 |
| ED | まふまふ「夜想と白昼夢」 |
| ED | マリウス・カステレッド「VEIL」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
ソシャゲ原作のアニメ、と聞くと反射的に身構える。だいたいキャラ紹介で1クールが終わる、みたいな前提が体に染みついているからだ。オルタンシア・サーガもその枠だろうと高をくくって、半分まどろみながら再生ボタンを押した。そうしたら開始数分で国王が殺され、公爵が玉座を奪い、孤児が街にあふれる。やけにテンポが速い。原作ゲームを触っていれば「ああ、あのキャラか」と頷けるんだろうけど、こっちは何も知らないので、人物が次々と現れては流れていく濁流みたいな手触りだった。2回目に見直して、ようやく顔と名前が噛み合って、これは群像劇として組まれているんだと腑に落ちた。最初に感じた散漫さは、たぶん仕様のほうだ。
王位を取り返す話ではなく、暴政が量産した孤児たちの後始末の話
あらすじだけ読むと、これは王道の王位奪還ものに見える。簒奪者がいて、隠れて生き延びた正統な後継者がいて、仲間を集めて取り返しにいく。テンプレートとしては何百回も語られてきた形だ。けれど見ていて引っかかったのは、物語が「玉座」そのものよりも、その玉座争いの余白で生まれた人間たちにやたらと視線を割いていることだった。公爵の暴政は国王ひとりを殺しただけじゃない。あらすじにもわざわざ書いてある通り、大量の孤児を作った。権力者の駒の取り合いの足元で、親を失い、居場所を失った子どもが量産される——その後始末を、誰がどう引き受けるのか。物語の重心はむしろそこにある気がした。
主人公が、男として密かに生きてきた女性だという設定も、この文脈で見ると意味が変わってくる。彼女は「正統な血筋」という看板を背負っているが、その看板を名乗るために自分の性別すら隠して生きなければならなかった。つまり正統性の側にいる人間ですら、暴政の歪みを一身に被って削られている。血が正しければ王になれる、という単純な話を、この作品はあまり信じていない。誰が泣いた数を見ているのか、誰の後始末を引き受ける覚悟があるのか——そっちのほうで王の資格を測ろうとしている。王位奪還という派手な外枠の内側に、戦争が踏みつけた人間をどう回収するかという、地味で重たい問いが埋まっている。そう読むと、群像劇という構造そのものが、ちゃんとテーマと噛み合っていた。
特に刺さったシーン
声の配置が効いている作品だ。主人公マリユス・カステレードを演じる堀江由衣が、まず良い。少年として通してきた声の張りと、ふとした瞬間に滲む素の柔らかさ、その切り替えの幅が、設定をセリフで説明させずに成立させている。序盤の、立場を引き受けると腹をくくる場面で、声のトーンが一段下がるところがあって、そこで思わず巻き戻した。隣に立つアルフレッド・オーベルの細谷佳正が、終始まっすぐな温度で支えているのも効いている。
そして敵側。モーリス・ボードレールの津田健次郎が、低く湿った声で場の空気を一気に重くするのがたまらない。終盤の対決シーンで、彼が淡々と言葉を置いていくほど、こっちの背筋が冷えていく。アーデルハイド・オリヴィエの小林ゆうの鋭さ、ノンノリア・フォリーの上田麗奈の幼さと芯の同居も、群像のバランスを崩さずに各々の役を立たせていた。物語が散らかりかけても、声優陣が人物の輪郭を引き留めてくれている、という安心感があった。
読んで見たくなったら——『オルタンシア・サーガ』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
合わない人
- 序盤の情報量とテンポの速さで人物が頭に入ってこないと脱落してしまう人
- ひとりの主人公をじっくり深く掘り下げる構成を期待している人
- 戦記ものに緻密な政治劇や戦術描写を求めている人
次に見るなら
王位を追われた者の流転と再起というテーマで言えば、まずアルスラーン戦記。国を奪われた王子が仲間を集めて立て直していく過程を、もっと腰を据えて描いてくれる。群像と王道戦記の重なりが好きなら間違いなく合う。
中世ファンタジーの戦乱と、複数勢力が入り乱れる群像の手触りが近いのはグランクレスト戦記。乱世で成り上がる構造や、キャラの多さに飲まれそうになる感じまで含めて、オルタンシア・サーガと地続きの空気がある。
「血筋だけでは王になれない、王たる資格とは何か」という問いを深掘りしたいなら十二国記。正統性と覚悟の話を、こちらは骨太な物語として正面から突きつけてくる。テーマの芯だけ抜き出して濃くした一本だと思って見てほしい。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『オルタンシア・サーガ』は、dアニメストアとU-NEXTで配信されており、いずれのサービスでも視聴することができます。重厚なファンタジー戦記をじっくり楽しみたい方は、これらの配信サービスをチェックしてみてください。お使いの環境や好みに合わせて、視聴しやすいサービスを選んでいただけます。
よくある質問
まとめ
『オルタンシア・サーガ』は、dアニメストアとU-NEXTで配信されており、いずれのサービスでも視聴することができます。重厚なファンタジー戦記をじっくり楽しみたい方は、これらの配信サービスをチェックしてみてください。お使いの環境や好みに合わせて、視聴しやすいサービスを選んでいただけます。
