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ラストエグザイル-銀翼のファム-
| 放送年 | 2011年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 21話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | GONZO |
「決めた!あの船を奪う!」すべての生命の源は大湖に由来する。この神聖な湖で、アデス連邦とトゥラン王国の戦闘が始まった。世界征服を目指す巨大戦艦で武装したアデス連邦がトゥラン王国に宣戦布告。連邦軍が愛する国土に迫る中、主人公たちは立ち上がる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
すべての生命の源である神聖な大湖をめぐり、アデス連邦とトゥラン王国の間で戦火が上がる。圧倒的な軍事力を誇る巨大戦艦を擁するアデス連邦がトゥランへ宣戦布告し、侵略の手を伸ばしてくる。そんな混乱の空を、「決めた!あの船を奪う!」と叫ぶ空賊の少女ファムとジゼルが駆け抜ける。失われた王国を取り戻すため、少女たちの壮大な空の冒険が始まる。みどころ・魅力
① スチームパンクの美学と迫力の空中戦
ヴァンシップと呼ばれる小型飛空艇が乱舞する空中戦は、本作最大の見せ場のひとつ。緻密に作り込まれたスチームパンク世界観と、GONZO制作による重厚なビジュアルが融合し、壮大なスケールの戦闘シーンを生み出している。② ファムとジゼル、対照的な少女たちの絆
豪快で行動力あふれる空賊少女ファムと、冷静沈着な参謀役ジゼルのコンビが物語の核心。互いを補い合いながら戦場を乗り越えていく二人の関係性と成長が、アクション展開の中に温かみをもたらしている。③ 前作ファンも唸る、世界の深化と続編の醍醐味
前作『ラストエグザイル』で描かれた世界を舞台に、新たな視点で歴史と真実が掘り下げられる。単独作品としても楽しめる構成ながら、前作を知っているファンには感慨深い伏線回収や世界観の拡張が随所に散りばめられている。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 千明孝一 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 吉村清子 |
| 原案キャラデザ | ろば 宮本 |
| キャラクターデザイン | 堀内修、村田蓮爾 |
| 音楽 | |
| 美術監督 | 市倉敬 |
| 音響監督 | 千明孝一 |
| OP | 坂本真綾「Buddy」 |
| ED | ヒトミ「Starboard」 |
| ED | 坂本真綾「Buddy」 |
| ED | ヒトミ「Starboard [Silky Wind ver.]」 |
| ED | 黒石ひとみ「Innocent Eyes」 |
| ED | 黒石ひとみ「Sorrows of Life」 |
| ED | 黒石ひとみ「Grand Exile」 |
| ED | ヒトミ「風の境界線」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「1期を見ていないのに2期だけ見るの、なんか違くない?」という気持ちが、3年ほど続いた。ラストエグザイルという作品名は知っていた。ゴンゾが作ったスチームパンク調の空戦アニメで、世界観が独特で評価が高い。でも2003年の作品を経由せずに2011年の続編から入るのは、なんとなく不義理な気がした。結果、どちらも積んだまま放置というオタクあるある。
観たのはdアニメで目に入ったという身も蓋もない理由。1期未視聴のまま見ると案の定、固有名詞が全部わからない。アルヴィスって何、バニシップとヴァンシップの違いは、みたいな状態で1話を流すことになる。それでも離れなかったのは、空の絵が単純に気持ちよかったから。雲の中から飛び出してくる場面の絵コンテが丁寧で、乗り物としての説得力がある。設定の解像度より、画面の快楽が先に来るアニメだった。2周目になって、1話の細部が別の意味を帯びてくるのに気づいた。
理想主義は解決策じゃない——でもそれだけで終わらない話
ファムという主人公は、基本的に無敵のポジティブ人間として描かれている。「バニシップを15機集めてグランドレースを復活させる」という夢を掲げ、戦争が始まっても、王国が滅んでも、根っこのところで折れない。アデス連邦の冷徹な侵攻と、それに対するファムの「レースを再開すれば全部解決する」という楽観論の対比が、この作品の中心にある。
最初に見たとき、そのポジティブさが少し空虚に感じた。「現実を見ろよ」とツッコミたくなる場面が何度かある。でも2周目で気づいたのは、作品自体もそれを自覚しているということ。ファムの夢は解決策じゃない。グランドレースを復活させたところで、死んだ人は戻らないし、奪われた国土も戻らない。ミリアはその現実と向き合いながら、それでも「形式的な勝利より未来の可能性」を選ぶ。茅野愛衣さんのミリアは、その重さを声のトーンひとつで表現していて、序盤の硬質さが中盤以降にゆっくりと溶けていく過程が地味に見ごたえある。
つまりこれは「理想主義が現実に勝つ話」ではなく、「理想主義を持ち続けることの値段と意味を問う話」だと思う。ファムとミリアは対照的で、ファムは失うものがないからこそ夢を語り続けられる。ミリアは失ったからこそ、夢の価値と限界を知っている。この構造を1周目は見落としていた。
空というモチーフも一貫している。空は自由の象徴であり、同時に戦場でもある。誰のものでもない、でも誰もが支配しようとする。グランドレースはその空を「競争と祝祭の場所」に変えようという試みで、戦争とは別のロジックで空を語る行為だった。その夢が現実の暴力にどう「対抗」するか——正確には「対抗」という言葉が合わない——それに対してどう存在し続けるかが、この作品の問いだと思う。
特に刺さったシーン
序盤、ファムが無茶な賭けに出て大型艦を奪取する場面のテンポが好きだった。豊崎愛生さんの声がああいう役にぴったりはまっていて、「根拠のない自信」というものをここまで自然に体現できる声優がいるのかと思った。計画の穴を全部テンションで補うような芝居なのに、聴いていて不快じゃない。キャラクターへの信頼感が声から伝わってくる感じで、1話のつかみとしてかなり機能している。
もうひとつは、ジゼルの見せ場。悠木碧さんが演じるジゼルは、ファムとはまったく逆の方向性で、感情を表に出さずに処理するタイプ。その分、こぼれ出る瞬間が刺さる。中盤に差しかかるあたりで、ファムへの感情が積み重なって静かに表れる場面があって、気づいたら2人の関係性を追いかけていた。ダブル主役の温度差を意図的に活かした構造に、2周目のほうがより気づいた。
読んで見たくなったら——『ラストエグザイル-銀翼のファム-』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- スチームパンクや空の乗り物が好きで、世界観構築そのものに快楽を感じるタイプ
- 戦争を背景にした群像劇で、敵陣営にも動機がある作りを好む人
- 豊崎愛生・悠木碧・茅野愛衣の演技の幅を確認したい声優ファン
- ラストエグザイル1期が好きで、同じ世界をもっと見たい人
合わない人
- 1期未視聴で固有名詞の整合性が気になるタイプ(最初はかなりストレスがかかる)
- 主人公の楽観主義に現実感を求める人(ファムは最後まで基本ブレない)
- テンポの速い展開を求めている人(中盤は政治劇メインで重く、間延びを感じる人もいる)
次に見るなら
まず素直にラストエグザイル(1期)。この作品を見てから振り返ると、2期の細かい参照が全部意味を持ってくる。むしろ順番を間違えた自分を反省している。クラウスとラヴィが登場するシーンを、ちゃんとした感情で受け取りたかった。
プリンセス・プリンシパルは近いところにいる作品だと思う。スチームパンク的な世界観、政治的な対立を背景にした少女たちの行動、音楽の使い方のセンス。こちらは1クールでまとまっていてテンポもよく、ファムの空戦が好きなら「地上戦バージョン」という感触で入れる。
もう少し感情的な重さが欲しければ蒼穹のファフナー。戦争と理想の対比、若いキャラクターが過酷な状況に置かれる構図、失ったものと戦い続ける意味——ファムが軽めに扱っているテーマをファフナーは正面から殴ってくる。視聴体験としてかなりしんどいが、「ファムの重い版が見たい」と思ったなら迷わず。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ラストエグザイル-銀翼のファム-』はdアニメストアおよびDMM TVにて配信中です。スマートフォン・PC・テレビなどお好みのデバイスからいつでも視聴できます。大空を舞台に繰り広げられる少女たちの冒険を、ぜひこの機会にお楽しみください。


