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ラストエグザイル
| 放送年 | 2003年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 26話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | GONZO |
プレスター星の航空黄金期、レトロフューチャー的な飛行艇「ヴァンシップ」が空を支配していた。天才パイロットのクラウスと熱血ナビゲーターのラヴィーは、グランドストリームを越える初の空輸便クーリエになることを夢見ていた。しかしふたりが謎の少女に出会ったとき、彼らの運命は大きく変わることになる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
航空技術が高度に発達したプレスター星。空を駆ける小型飛行艇「ヴァンシップ」が物流と暮らしを支える時代に、天才パイロットのクラウスと相棒のナビゲーター・ラヴィーは、誰も越えられない巨大な大気の渦「グランドストリーム」を横断する初の便を夢見ていた。ある日ふたりは、託された荷物の中身が謎の少女アルだと知る。彼女を守り、指定された巨大戦艦シルヴァーナへ送り届けるという依頼を引き受けた瞬間、ふたりの運命は戦乱と陰謀の渦へと巻き込まれていく。
みどころ・魅力
① レトロフューチャーが息づく唯一無二の世界観
蒸気と歯車を思わせるアナログな機械文明に、空を覆う巨大戦艦やヴァンシップが組み合わさった独特のビジュアルが最大の魅力。村田蓮爾によるキャラクターデザインと美術が、ノスタルジックでありながら新鮮な「もうひとつの航空黄金期」を描き出します。
② 手描きとCGが融合した空中戦の迫力
放送当時としては先進的な3DCGを大胆に取り入れ、ヴァンシップ同士の機動戦や戦艦同士の砲撃戦をダイナミックに表現。風を切って空を滑空する疾走感と、重厚な戦艦が動く重量感の対比が、シリーズを通して見ごたえを生んでいます。
③ 少年少女の成長と国家間の戦争が交差する物語
クラウスとラヴィーの友情や夢を軸にしながら、二つの国家の対立、空を支配する「ギルド」の存在、アルに秘められた謎が少しずつ明かされていく重層的な構成。冒険活劇としての爽快さとシリアスなドラマが両立しています。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 千明孝一 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 千明孝一 |
| 原案キャラデザ | 村田蓮爾 |
| キャラクターデザイン | 田中雄一、堀内修、ムラオミノル |
| 音楽 | |
| 美術監督 | 小倉宏昌 |
| 音響監督 | 鶴岡陽太 |
| OP | 沖野俊太郎「Cloud Age Symphony」 |
| ED | ヒトミ「Over The Sky」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
ゴンゾの名作、とずっと言われ続けているのは知っていた。知っていて、なぜか手が伸びないまま十年以上が過ぎた。たぶん「空の冒険もの」という雰囲気だけで満足した気になっていたんだと思う。重い腰を上げて見始めたら、最初の数分でヴァンシップが画面を斜めに切り裂いていく加速感に持っていかれて、なんで今まで放っておいたんだと自分に呆れた。1回目は飛行シーンに見惚れて話が半分くらいしか頭に入らず、2回目でようやくクラウスとラヴィーの距離の取り方や、世界そのものが抱えている不穏さに気づいた。手描きとCGがまだ喧嘩していた時代の、その喧嘩ごと面白い。そういう作品だ。
大人の戦争に放り込まれても、空を飛ぶ理由を手放さない話
表向きはヴァンシップ乗りの少年少女が空を翔ける冒険譚で、実際そこだけ切り取っても充分に面白い。けれど何度か見返すうちに、これは「空の冒険」の皮をかぶった、子どもが大人の都合に巻き込まれていく話なんだと思うようになった。グランドストリームという越えられない境界線を挟んで二つの勢力がにらみ合い、その上空からギルドが盤面を眺めている。クラウスとラヴィーはただ郵便を運んで、いつかその境界を初めて越えるクーリエになりたかっただけだ。夢の中身が驚くほど小さくて具体的で、だからこそ、その小ささに胸を掴まれる。世界を救いたいとか平和をとか、そんな大きな言葉は最初ひとつも出てこない。
ところが謎の少女を預かった瞬間から、ふたりの「ただ飛びたい」は、大人たちが何世代もかけて作ってきた戦争の駒として勝手に意味づけされていく。面白いのは、それでもクラウスが操縦桿を握る理由が最後まで変わらないところだ。世界の構造を変えるためでも、誰かに勝つためでもなく、隣に座る相棒と、預かった子どもを向こう岸まで運ぶため。承認でも正義でもない、もっと手触りのある動機で空を飛び続ける。レトロフューチャーの美術や階級が透けて見える世界設定は飾りじゃなくて、「持てる者が空の上から線を引く」という構造そのものを描くための装置だ。線を引かれた側の子どもが、その線を自分の操縦で越えにいく——テーマを一行で言えばそれに尽きると思っている。
特に刺さったシーン
序盤、ヴァンシップで風を読みながら谷を抜けていくシーンで、ラヴィー・ヘッドを演じる斎藤千和の声がいい。操縦席で軽口を叩きながら、計器の数字を読み上げる時だけ声の芯がすっと締まる。あの切り替えだけで、この子がただの賑やかし役じゃないと分かる。終盤、大人たちの戦争に呑み込まれていく展開では、関智一が演じるイーサン・ペルランの一言が妙に耳に残った。声を張らずに本音を漏らす芝居が抜群にうまい人で、ここで肩の力を抜かれる。ソフィア皇帝の山崎和佳奈は、立場の重さと幼さの両方を声だけで成立させていて、初見では気づけなかった。マドセイン婦人を演じるゆきのさつきの、ほんの数カットの落ち着いた声に救われる瞬間もある。派手な見せ場よりも、こういう脇の芝居が世界の厚みを支えていることに、2回目でようやく気づいた。
読んで見たくなったら——『ラストエグザイル』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 飛行機・飛行艇・空を飛ぶ画そのものに無条件で興奮できる人
- 説明されない世界設定を、自分で拾い集めて読み解くのが好きな人
- レトロフューチャーや、階級の匂いがする美術に弱い人
- 派手さより、キャラクターの距離感の変化をじっくり追いたい人
合わない人
- 序盤で世界のルールを全部説明してほしい人
- 2003年の手描きとCGが混ざった作画に引っかかってしまう人
- 話のテンポが速く、毎話分かりやすい決着がほしい人
次に見るなら
境界の向こうを目指して飛ぶ少年少女、という骨格が好きなら交響詩篇エウレカセブン。空を翔ける高揚感と、大人の事情に巻き込まれる痛みの配合がよく似ていて、こっちはもっと感情を真正面から殴ってくる。
異世界に放り込まれて戦争の渦中で生きる話が好きなら天空のエスカフローネ。重厚な世界観と、運命に抗う主人公たちの距離感がラストエグザイルと地続きに感じられる。
作り込まれたメカと退廃的な未来の空気に浸りたいならラーゼフォン。説明を省いて画と音で世界を提示する姿勢が近く、何度か見返して初めて像を結ぶタイプの作品だ。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『ラストエグザイル』は、dアニメストアとDMM TVで配信されており、いずれのサービスでも視聴できます。アニメ作品のラインナップが充実した2つの配信サービスで扱われているため、レトロフューチャーな世界観を腰を据えて楽しみたい方も安心して視聴をスタートできます。気になった方は、利用中または加入を検討しているサービスでチェックしてみてください。
よくある質問
まとめ
『ラストエグザイル』は、dアニメストアとDMM TVで配信されており、いずれのサービスでも視聴できます。アニメ作品のラインナップが充実した2つの配信サービスで扱われているため、レトロフューチャーな世界観を腰を据えて楽しみたい方も安心して視聴をスタートできます。気になった方は、利用中または加入を検討しているサービスでチェックしてみてください。


