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犬夜叉 完結編
| 放送年 | 2009年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 26話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Sunrise |
犬夜叉とかごめ、弥勒、珊瑚、七宝、そして猫又のキララの一行は、幻の鬼・奈落を倒し、四魂の玉の呪いを解くため、旅の最終段階に突入した。しかし残された敵たちが彼らの邪魔をしようと総力を挙げており、この旅は決して容易ではない。
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配信状況まとめ
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作品概要・あらすじ
あらすじ
戦国時代を舞台に、半妖の犬夜叉とその仲間たちが宿敵・奈落との最終決戦へと向かう完結編。四魂の玉をめぐる戦いはいよいよ佳境を迎え、奈落の手下たちが総力を挙げて立ちはだかる。かごめと犬夜叉の関係にも決着が訪れ、それぞれが抱えてきた宿命と向き合う旅のフィナーレが描かれる。2009年放送、全26話で原作コミックのラストまでを丁寧に映像化した作品。
みどころ・魅力
① 原作ファン待望の「完結」を余すことなく映像化
長年の連載を経て2009年にアニメ化が実現した本作は、旧アニメで描かれなかった原作後半の展開をすべて収録。奈落との決着、四魂の玉の真相、そして各キャラクターの物語の結末まで、ファンが長く待ち望んだシーンが丁寧に映像として描かれる。
② 犬夜叉とかごめ、弥勒と珊瑚——それぞれのラブストーリーの決着
シリーズを通じて描かれてきた恋愛模様がこの完結編でついに収束する。すれ違い続けた犬夜叉とかごめの感情の行き着く先、弥勒と珊瑚の決意など、アクション以上に感情を動かすドラマが随所に盛り込まれている。
③ 緊張感あふれるバトルと仲間の絆が交差するクライマックス
完結編では一話ごとに物語が展開するテンポの速さが特徴で、息をつく暇もなく戦いが続く。強大な敵を前に仲間それぞれが自分の限界に挑み、絆と覚悟で活路を切り開く展開は、シリーズ全体を通じてファンが求めてきた「熱さ」に応えるものとなっている。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| シリーズ構成 | 隅沢克之 |
|---|---|
| 音楽 | 和田薫 |
| 美術監督 | 池田繁美 |
| 音響監督 | 鶴岡陽太 |
| OP | ドゥ・アズ・インフィニティ 「君がいない未来」 |
| ED | アラン 「With You」 |
| ED | alan「Diamond」 |
| ED | Ai Takekawa「遠い道の先で」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・考察
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「原作読んでたし、まあ見とくか」くらいの温度で再生ボタンを押したら、1話から思ったより本気だった。完結編というタイトルの通り、前作の引きずるような展開を整理して、ちゃんと終わらせに来ている。最初に見たとき正直に言うと、奈落の描き方がここまで掘り下げられるとは思っていなかった。ラスボスとして長く存在してきたキャラクターがどう終わるか、そこだけ気になって結局最後まで止まれなかった。
2回目で気づいたのは、犬夜叉とかごめの関係性の変化がかなり丁寧に積み上げてあること。初見は展開の速さに引っ張られるので見落としがちだが、改めて見ると台詞の一つひとつに積年の文脈が乗っている。「完結」を意識して設計されているのがわかる。
奈落という「未完成の欲望」が、なぜ最後まで共感できてしまうのか
この作品を単純な少年漫画の完結として見ると少しもったいない。犬夜叉完結編が一番力を入れているのは、実は奈落という存在の解体だと思っている。奈落は「恋愛感情が変容して憎悪になった」ものが核にある。桔梗への執着、捨てきれない人間の部分、それでも鬼になりきれない矛盾——これを引きずったまま最後まで戦う姿は、悪役としての説得力より先に「あ、これはただの人間だ」という感覚が来る。
森川智之が奈落を演じているのだが、この役の肝は「威圧感と湿度のバランス」だと思う。恐ろしい鬼として機能しながら、独り言のような台詞で一瞬だけ人間に戻る瞬間がある。あの温度変化を声だけで出せる人間がどれだけいるかという話で、その演技があるからこそ奈落は「倒すべき存在」と「哀れな存在」を同時に担えている。
対して犬夜叉側——山口勝平が演じる犬夜叉はもともと「どこにも属せない半妖」として描かれてきた。完結編では、その宙ぶらりんの状態に少しずつ決着がついていく。弥勒(斎藤千和)と珊瑚(桑島法子)の関係性も終盤にかけてきちんと着地する。弥勒という人物は軽口を叩きながら覚悟を持っているタイプで、斎藤千和の演技はそのちぐはぐさを均衡させているのがすごい。コメディパートで笑わせておいて、いざというときの台詞が刺さる構造になっている。
「四魂の玉の呪いを解く」という目的は一見シンプルだが、その過程で描かれるのは「願いを持ち続けることの毒」だ。玉は欲望を増幅させる装置として機能していて、誰もが何かを求めているからこそ破滅に近づく。完結編ではその構造が前作より明確に意識されている気がして、それが「ただのバトルの終わり」以上の感触を残している。
特に刺さったシーン
終盤、奈落との決戦に向けて各キャラクターが覚悟を固めていくくだりで、弥勒が珊瑚に告げる場面がある。ずっと軽くかわしてきた男が急に正面から来るので、こちらの準備ができていない。斎藤千和の声がここで一段階、普段のコメディトーンから抜け出るのがわかって、2回目に見たとき初めてそこに気づいて止まった。
珊瑚を演じる桑島法子もそうで、感情を抑えている芝居が多い役なのに、抑えているぶんだけ解放の瞬間の解像度が高い。戦闘シーンのセリフ少なめの演技より、こういう数秒のやり取りのほうが残る。
銀太(吉野裕行)が出てくる場面は、重い展開の間の箸休めとして機能しているのだが、吉野裕行の芝居はこういうポジションを雑にやらないので、ちゃんと見てしまう。空気を読んで少しだけ笑わせて、すぐ引く。その加減が上手い。
読んで見たくなったら——『犬夜叉 完結編』はU-NEXTで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 前作「犬夜叉」を最後まで見ていた人。完結編単体でも筋は追えるが、積み重ねを知っているほど着地の重みが変わる
- ラスボスのバックグラウンドに感情移入してしまうタイプ。奈落は「悪役として憎めない」設計になっている
- 恋愛を軸にしながらちゃんとアクションも欲しい人
- 90〜00年代の少年漫画原作アニメをリアルタイムで見ていた世代が「ちゃんと終わった」確認をしたいとき
合わない人
- 前作未見で話についていけるか不安な人——ある程度の前提知識が必要
- テンポの速い現代アニメに慣れていると、演出の間が長く感じる場面がある
- キャラクターが増えすぎて整理が追いつかないと感じていた人。完結編はさらに新敵が増える
次に見るなら
半妖の矢刀使い -どろろ-(2019年)——「どこにも属せない者が旅をする」という構造が重なる。犬夜叉の「半妖ゆえの葛藤」が好きなら、どろろの主人公・百鬼丸の設定は間違いなく響く。作画もきれいで、暗い話が得意な人向け。
夏目友人帳——激しい戦闘よりキャラクターの関係性や感情の積み重ねを楽しんでいたなら、夏目友人帳はその部分だけ純度を上げたような作品。妖怪・人間の境界というテーマも重なる。
鬼滅の刃——鬼(敵)の人間だった頃の記憶が丁寧に描かれる点で、奈落の扱いに近い温度感がある。アクションの密度を上げたい人はこちら。
よくある質問
まとめ
『犬夜叉 完結編』は現在、U-NEXT・DMM TV・Huluの3サービスで配信中です。どのサービスでも視聴可能なため、すでに加入しているサービスからそのまま楽しめます。旧作『犬夜叉』と合わせて一気見するなら、ラインナップを確認してから視聴環境を選ぶとスムーズです。










