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超劇場版 ケロロ軍曹2 深海のプリンセスであります!
| 放送年 | 2007年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
ナツミは休暇中に海から現れた女性宇宙人と男性宇宙人に訪問される。彼女は男性宇宙人に好意を抱くようになり、深海の姫となる。ケロロ小隊の仲間たちと共に、謎の生き物が召喚した多くの危険に直面することになる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
夏の休暇中、ナツミは海辺で謎の女性宇宙人と男性宇宙人に突然接触される。やがてナツミは男性宇宙人に特別な感情を抱き始め、深海の姫という宿命へと引き込まれていく。一方、ケロロ小隊は正体不明の生き物が召喚した数々の危機に直面し、個性豊かなメンバーたちが力を合わせてその脅威に立ち向かう。笑いと感動が交差する、シリーズ屈指のスケールを誇る劇場版第2弾。
みどころ・魅力
① ナツミが主役を担う、深海を舞台にした感動の物語
本作の軸となるのは、ナツミと宇宙人の間に芽生えるひたむきな感情の物語です。テレビシリーズでは脇役的な立ち位置のナツミが、深海の姫という重大な役割を背負うことで、これまで見せなかった表情や葛藤が丁寧に描かれています。コメディ作品ながら、しっかりと感動できる芯のある物語が魅力です。
② ケロロ小隊全員集合!それぞれの個性が光るチームバトル
ケロロ、タママ、ギロロ、クルル、ドロロの5人が劇場版スケールでそれぞれの持ち味を発揮します。ギャグ担当あり、熱血担当あり、と各キャラクターの見せ場がしっかり設けられており、シリーズのファンならニヤリとできる場面が随所に散りばめられています。普段の日常コメディとは一線を画す熱さも見逃せません。
③ 劇場版ならではの迫力ある深海アクションとビジュアル
舞台が深海という非日常的な空間に設定されているため、水中ならではのスケール感ある映像演出が楽しめます。テレビシリーズよりも作画に力が入っており、海中バトルや幻想的な深海の景観は劇場版としての見ごたえを十分に満たしています。アクション・SF・コメディが高いバランスで共存した仕上がりです。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 山口晋 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 追崎史敏 |
| 音楽 | 鈴木さえ子 |
| 音響監督 | 鶴岡陽太 |
| OP | 角田信朗「ケロっとマーチ – そらみみぐりしゅうであります!」 |
| ED | 渡辺美里「その手を繋いで」 |
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感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
ケロロ軍曹の劇場版2作目。テレビシリーズは子供の頃に見ていて、日向家の居候になってしまったカエル型宇宙人という設定が妙に好きだった。劇場版は別物という話を聞いていて、1作目でその意味が少しわかった気がしたところで2作目に手を伸ばした。
「深海のプリンセス」というタイトルが、ケロロにしては真っ当すぎて少し構えた。ギャグ色を薄めてきたのか、それとも薄めたふりをして別の何かを仕掛けてくるのか。結論から言うと、後者に近い。ナツミが主軸に据えられる話で、ケロロ小隊はどちらかというとサポート役に回る構成になっている。斎藤千和のナツミがこれだけ使われる回、テレビシリーズではなかなかない。
宇宙人に選ばれた人間の子が、「どこに属するか」を問われる話
この映画の芯にあるのは、ナツミと深海の宇宙人との出会い、そして「引き抜かれそうになる」体験だと思っている。地球でケロロたちの侵略を適当にさばきながら普通に生きていたナツミが、今度は自分が選ばれる側になる。それも、深海という「地球の外でも宇宙の外でもない、でも日常でもない場所」へ。
ケロロ軍曹というシリーズ全体が「侵略しに来たのにいつの間にか共生している」という構造で動いているのだけど、この2作目はその裏返しをナツミに課している。宇宙人に好意を抱いて、深海の姫になることを求められる——という展開は、テレビシリーズの日常コメディとは明らかに質が違う。笑いのテンポは同じでも、ナツミが引き込まれていく力の重さが違う。
能登麻美子のアンゴル・モアが劇中で持っている立ち位置が、ある意味でその「外側への引力」を象徴していると思う。彼女の声は柔らかいのに、ふとした瞬間に人間の尺度から外れた何かが滲む。それがこの映画では効いていて、子安武人のクルル曹長が絡む場面との対比で、各キャラクターの異質さが際立つ。子安さんのクルルは「悪役なのか味方なのかわからないまま知性を発揮する」役で、この映画でも嬉しい意味で読めない動きをする。
ケロロシリーズを「子供向けコメディ」で止めて見ると、この映画の選択は少し重く見える。でも逆に、テレビシリーズの蓄積を経てナツミというキャラクターをちゃんと知っている視聴者には、「彼女がここに立たされる」意味がずっしりと来る。単なる冒険映画ではなく、ナツミ個人の話として成立しているのがこの2作目の強みだと思う。
特に刺さったシーン
中盤以降、ナツミが深海の世界に引き込まれていく流れの中で、ケロロ小隊が追いかける場面の速度感が好きだった。テレビシリーズで散々コケていた面々が、ここでは妙にちゃんと機能するのがおかしくて、でもコメディとして笑い飛ばせるかというとそう単純でもない空気がある。斎藤千和のナツミの芝居が、そこで一段踏み込んだところに来ていて、「この映画はナツミをちゃんとやるんだ」と気づく瞬間がある。
石田彰が演じる睦実サブロー——この人物が劇中でどう機能するかは見てのお楽しみという部分があるけれど、石田さんの声が持つ「穏やかなのに逃げ場がない」感じは、この映画の深海的な雰囲気とよく合っていた。藤原啓治のポール森山も短い出番の中できっちり存在感を作っていて、ベテランが揃った声優陣の密度を感じられる一本だった。
読んで見たくなったら——『超劇場版 ケロロ軍曹2 深海のプリンセスであります!』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ケロロ軍曹をテレビシリーズから見ていて、劇場版で別の顔を見たい人
- コメディの皮をかぶった冒険ドラマが好きな人
- ナツミ・日向夏美というキャラクターが好きな人(この映画で一番動く)
- 子安武人・石田彰・能登麻美子の声の仕事をじっくり聞きたい人
合わない人
- ケロロの基本設定やキャラクター関係を知らない状態で見る人(入門編ではない)
- テレビシリーズ的な「毎回完結ギャグ」を劇場版でも期待している人
- 恋愛要素がコメディSFに混入することへの耐性が低い人
次に見るなら
ケロロとの付き合い方が近い意味では、超劇場版 ケロロ軍曹(第1作)を先に見ておくのが素直な順序。こちらはオリジン的な立ち位置で、シリーズの劇場版トーンを把握するのに向いている。深海のプリンセスはその続きとして位置づくと、小隊の連携の意味がより伝わりやすい。
雰囲気が近い別の選択肢として、ドラえもん のび太の海底鬼岩城。深海・異世界・地球外との接触という軸が重なっていて、コメディベースのキャラクターが本気の冒険に巻き込まれる構造も似ている。この種の「子供向けアニメの本気の映画」への向き合い方が近い人には刺さる。
SF+コメディ+感情の揺れという組み合わせで、時をかける少女(2006年)も参照先として挙げておく。直接の類似ではないけれど、日常から「引き抜かれそうになる」体験を中心に置いた構造として、続けて見ると発見がある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『超劇場版 ケロロ軍曹2 深海のプリンセスであります!』は、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで視聴できます。すでにいずれかのサービスをご利用中であれば、すぐに本作をお楽しみいただけます。ケロロ軍曹シリーズのなかでも感動とコメディのバランスが光る一作ですので、ぜひこの機会にご覧ください。
よくある質問
まとめ
『超劇場版 ケロロ軍曹2 深海のプリンセスであります!』は、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで視聴できます。すでにいずれかのサービスをご利用中であれば、すぐに本作をお楽しみいただけます。ケロロ軍曹シリーズのなかでも感動とコメディのバランスが光る一作ですので、ぜひこの機会にご覧ください。






