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超劇場版ケロロ軍曹 撃侵ドラゴンウォリアーズであります!
| 放送年 | 2009年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
世界中に出現した謎の巨大生命体「龍の尻尾」。その危険性から、ケロロ小隊は世界規模での調査を開始するが、調査中にタママが突然消失してしまう。タママを探すため、小隊はフランスのモン・サン・ミシェルにたどり着き、謎の少女シオンと出会う。
作品概要・あらすじ
あらすじ
世界各地に突如として出現した謎の巨大生命体「龍の尻尾」。その脅威に立ち向かうべく、ケロロ小隊は世界規模での調査を開始する。しかし任務の途中、タママが突然姿を消してしまう。仲間を救うべく小隊が辿り着いたのは、フランスの世界遺産・モン・サン・ミシェル。そこで出会った謎めいた少女シオンが、龍の尻尾の秘密と深く関わっていた。笑いとアクションが融合した、ケロロ軍曹シリーズ劇場版第5弾。みどころ・魅力
① 世界を舞台にしたスケールアップした冒険
フランスのモン・サン・ミシェルをはじめ、世界各地を舞台にした壮大な物語が展開。テレビシリーズのコメディ路線を保ちつつも、劇場版ならではのスケール感と迫力あるアクションが楽しめる一作となっている。② タママを軸にした感情豊かなドラマ
普段は脇役にとどまることも多いタママが今作の主軸に。小隊の仲間として絆を描く感動的なシーンがコメディの合間に散りばめられており、シリーズファンはもちろん、初見の視聴者にも伝わる温かみのある物語が展開される。③ 謎の少女シオンと龍の尻尾の正体
物語のカギを握る少女シオンとの出会いが、作品に神秘的な雰囲気を加えている。「龍の尻尾」という謎の存在の正体が明かされるクライマックスは、シリーズ屈指の見せ場となっており、ラストまで目が離せない展開が続く。キャスト・声優一覧


















スタッフ
| キャラクターデザイン | 追崎史敏 |
|---|---|
| 音楽 | 鈴木さえ子 |
| 美術監督 | 田尻健一 |
| 音響監督 | 鶴岡陽太 |
| OP | Daisuke Naito, Natsuki Kaitou「ケロロ・ジャポ~ン!」 |
| ED | キロロ「みんなあなたを愛してる」 |
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感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「ドラゴンウォリアーズ」という副題だけ見て、一瞬ケロロじゃない別の何かだと思った。ドラゴンクエストの話か、それとも少年漫画の異世界転移ものか。あのカエル小隊が出てくる絵が全然思い浮かばないタイトルで、ケロロ軍曹の劇場版ってそもそも何作あるんだろうと調べ始めたのが入り口だった。思ったより本数があって、「じゃあ順番に当たるか」という流れで見ることになった。
見始めると序盤のテンポがいつものTVシリーズより明らかに締まっていて、世界規模の脅威という設定が出てきた瞬間に「あ、本気でドラゴンウォリアーズをやる気なんだ」と少し身構えた。タママが突然消えるあたりから空気が一変して、コメディの皮をかなり薄く保ちながらシリアス路線に踏み込んでいくのがわかった。副題の意味が後からじわじわ回収されていくのが、2回目に見るとよりはっきりする。
タママというムードメーカーが「不在」になることで初めて見える、小隊の重心の話
ケロロ小隊の中でタママは、どちらかといえば感情のバランサーとして機能しているキャラクターだ。ケロロのカオスをちょうどいい温度に保ったり、小隊内の摩擦を笑いに変換したりする役割を、意識的にではなく存在するだけでやっている。この作品はそのタママを序盤でいなくさせることで、残りの面々が妙に落ち着かなくなる様子を丁寧に描く。
単なる「仲間を助けに行く」話として見るとスケールの大きい冒険ものに映るが、実質やっていることは「小隊のバランスが崩れたときに何が起きるか」の観察だと思っている。ケロロは指揮官として振る舞おうとするが空回りするし、ギロロは目的を持てば強いが目的を自分で設定するのが苦手で、ドロロはどこか傍観者的になる。クルル曹長(子安武人)だけがいつも通りのテンションで動いているのが逆に際立って、子安さんの乾いた演技がここで妙な安定感を出している。
そこにモン・サン・ミシェルという舞台とシオン、そして水樹奈々が声を当てるフェリシタシオン・ドゥ・ドラクーンというキャラクターが絡んでくる。「ドラクーン」という名前に龍の気配があって、タイトルのドラゴンウォリアーズとの接続がここにある。水樹さんの声はああいうゆらぎのある役、内面を見せる前と後で声の質が変わるタイプの演技が得意で、この作品でもその切り替えが要所で機能している。
ケロロ軍曹という作品は「侵略を全然しないコメディ」として長く続いてきた。その文脈の中で劇場版は毎回「本気の侵略に近い何か」を一時的に持ち込んで、でも最後はいつものトーンに戻るという構造を取っている。この撃侵ドラゴンウォリアーズはその振り幅が比較的大きい回で、シリアスに踏み込む深さがTVシリーズの雰囲気とやや乖離する。それが良さでもあり、コメディとして見に来た人が少し面食らう要因でもある。ただそのギャップを楽しめるかどうかが、この作品との相性をほぼ決める。
特に刺さったシーン
タママが消えた直後、小隊が「どう動くか」を話し合う場面の間の取り方が好きだった。いつもなら誰かがボケを入れてテンポを回収するところで、誰も入れない。それが笑いを狙っているわけじゃないのがわかって、ここで初めて「あ、これは本当に彼がいない話をするつもりなんだ」と気づいた。
モン・サン・ミシェルの映像は劇場スクリーンで見ると特に映えるロケーションで、あの潮が満ちてくる地形の独特の閉塞感が画面から伝わってくる。音響も含めて、TVシリーズとは別の体験として成立していた部分だと思う。
中田譲治のギロロが終盤に向けて声のトーンを落としていくあたりも印象に残っている。中田さんはああいう「重さのある低音でぼそっと感情を出す」演技が本当に巧くて、ギロロというキャラクターにちょうど合っている。斎藤千和の夏美はシリーズ通じてブレないが、この作品での夏美は普段より少し不安を表に出していて、その微妙な差が声だけで伝わってくる。
読んで見たくなったら——『超劇場版ケロロ軍曹 撃侵ドラゴンウォリアーズであります!』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ケロロ軍曹のTVシリーズをある程度追っていて、小隊メンバーの関係性を把握している人
- コメディアニメが劇場版で「少しだけ本気を出す」ときの独特の高揚感が好きな人
- 水樹奈々・子安武人・中田譲治あたりの声優の演技に引っかかりがある人
- モン・サン・ミシェルなど欧州ロケーション的な舞台設定に反応できる人
合わない人
- ケロロ軍曹の予備知識がない状態で初見として見ようとしている人(キャラクターの関係性がわからないとシリアスパートの重みが薄れる)
- 劇場版にもコメディ密度をTVシリーズと同水準で求めている人
- タイトルから期待するド派手なバトル展開が主軸だと思って見る人
次に見るなら
同じケロロ軍曹の劇場版シリーズなら超劇場版ケロロ軍曹(第1作、2006年)から順番に見るのが自然。小隊メンバーそれぞれへの解像度が上がっていくほど各作品の刺さり方が変わるので、可能なら公開順で当たるのがいい。
コメディアニメが劇場版でギアを上げるときの温度感が好きなら映画クレヨンしんちゃんシリーズが近い。特に大人帝国の逆襲あたりは「TV版のノリからどこまで踏み込めるか」という問いへの一つの答えになっている。笑いと感情の比率のバランスの取り方がケロロ劇場版と方向性が似ている。
水樹奈々目当てで見た人には魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1stも。劇場という空間でのスケール感と音響の使い方、声優としての彼女の仕事の密度が一番見えやすい作品の一つで、ドラゴンウォリアーズとはジャンルが違うが「音で語るタイプの演技」という軸では共通している。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『超劇場版ケロロ軍曹 撃侵ドラゴンウォリアーズであります!』は、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで配信中です。各サービスの月額プランに加入していれば追加料金なしで視聴できます。お好みの配信サービスからぜひお楽しみください。






