サイバーパンク エッジランナーズ

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2022サイバーパンク エッジランナーズ

サイバーパンク エッジランナーズ

★ 4.2 / 5.0アクションドラマサイコロジカルSF
放送年2022年
フォーマットONA
話数10話
原作ゲーム
制作TRIGGER

近未来の技術と身体改造に執着する都市を舞台にした、全10話の独立したストーリー。貧困街の少年は生き残るため、傭兵アウトロー「エッジランナー」(サイバーパンク)として活動することを選ぶ。失うものばかりの彼が、危険な世界で生き延びるために奮闘する。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

近未来都市ナイトシティ。最先端テクノロジーと違法な身体改造(サイバネティクス)が溢れるこの街で、貧困街に生きる少年デイヴィッドは、ある出来事をきっかけに全てを失う。生き残るために選んだ道は、法の外で戦う傭兵アウトロー「エッジランナー」となること。夢も家族も失った彼が、仲間と共に危険な依頼をこなしながら、この冷酷な世界で自分だけの生き方を模索する全10話の物語。

みどころ・魅力

① TRIGGER×CD PROJEKTが生んだ圧倒的なビジュアル表現

アニメスタジオTRIGGERが手がける映像は、ゲーム『サイバーパンク2077』の世界観を独自の解釈で昇華。サイバネティクス過剰摂取による「サイバーサイコシス」の描写や、ナイトシティの喧騒をアニメならではの演出で体感できる。色彩・動き・音楽の三位一体が唯一無二の熱量を生み出している。

② 喪失と絆が織りなすキャラクター中心のドラマ

デイヴィッドを取り巻く仲間たちとの関係性が物語の核心。特にネットランナーのルーシーとの関係は、荒廃した世界においても純粋な感情の輝きを見せる。失うことで加速していく人間の業と、それでも前へ進もうとする意志が、全10話に凝縮されて描かれる。

③ ゲーム未プレイでも完結して楽しめる独立した物語

原作ゲームと世界観・設定を共有しつつも、ストーリーは完全に独立。ゲームの知識がなくても一切問題なく楽しめる構成になっており、逆にこのアニメをきっかけにゲームへ入門するファンも多い。コンパクトな全10話という尺も、テンポよく物語に没入できる要因のひとつ。

キャスト・声優一覧

デイビッド・マルティネズ
デイビッド・マルティネズ
メイン
›
KENN
ルーシー
ルーシー
メイン
›
悠木碧
メイン
メイン
サブ
›
東地宏樹
ドリオ
ドリオ
サブ
›
鷄冠井美智子
キーウィ
キーウィ
サブ
›
本田貴子
ピラル
ピラル
サブ
›
高木渉
レベッカ
レベッカ
サブ
›
黒沢ともよ
リパードク
リパードク
サブ
›
津田健次郎
ファラデー
ファラデー
サブ
›
井上和彦
グロリア・マルティネズ
グロリア・マルティネズ
サブ
›
日野由利加
ケイト
ケイト
サブ
›
塩田朋子
ジミー・黒崎
ジミー・黒崎
サブ
›
安原義人

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スタッフ

監督今石洋之
シリーズ構成宇佐義大
キャラクターデザイン吉成曜
音楽山岡晃
美術監督野村正信
音響監督浦狩裕樹
OPフランツ・フェルディナンド「This Fffire」
EDDawid Podsiadło「Let You Down」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

Netflixのサムネイルを横目で見ながら、しばらく放置していた。Studio Trigger制作というのは知っていて、でも「ゲームのスピンオフアニメ」というだけでなんとなく距離を置いていた。あのジャンルって、ゲームファン向けのファンサービスで終わることが多いから。

1話を再生したら、止まらなかった。深夜に全話見終えて、明け方にしばらく天井を眺めていた記憶がある。

2周目で気づくのは、序盤からすでにあちこちに死の匂いが撒いてあること。1回目は「面白い!」と夢中になって見ているから気づかないんだけど、知ってから見ると、楽しそうにしているキャラクターたちの場面がぜんぶ違って見える。これはきつい。ゲームを先に遊んでいた人はこの感覚をずっと抱えながら見ていたわけで、それはそれで相当しんどかったと思う。

強くなるたびに、「自分」が削れていく話

サイバーパンク エッジランナーズが描いているのは、成長物語の皮を被った消耗の話だ。主人公のデイビッドは強くなる。仲間が増える。居場所ができる。でもそのたびに何かを失っていく。サイバーウェアを積むたびに人間としての感覚が薄れ、強さを手に入れる代償として「自分」がすり減っていく。

サイバーサイコシスという設定は、ゲーム本編でも重要な概念だけど、このアニメはそれを「強くなりすぎた人間がどうなるか」という問いとして使っている。改造を重ねた末に、かつて自分が守りたかったものを忘れる。あるいは覚えていても、もう届かない場所まで来てしまっている。

津田健次郎が演じるリパードクのセリフは何気ないようで、見返すとぜんぶ警告になっている。あの乾いた声のトーンが、医者というより「もう手遅れになった人間を何人も見てきた目撃者」として機能していて、聞くたびに胸が重くなる。

東地宏樹演じるメインというキャラクターは、このテーマの体現者として機能している。豪快で、面倒見がよくて、チームの中心にいる。でも彼の結末が何を意味するか、2周目では最初の登場シーンからもう見えている。強さと消耗が同義になっている世界で、いちばん強くあろうとした人間が最初に限界を迎える。

ルーシーを演じた悠木碧の声が、この作品でいちばん「生きたい」という意志を体現していた。普段の彼女の役柄とは少し違う、静かな強さのある声。夢を語る場面と、夢を諦めかけている場面のトーンの差が絶妙で、聞き分けるだけで彼女の内側がわかる。

全10話という短さも計算されている。長くしてしまうと、この消耗感が薄れる。駆け抜けるように終わるから、後に残るものがある。

特に刺さったシーン

終盤、すべてが取り返しのつかない方向へ動き出す直前に、デイビッドとルーシーがただ並んでいるだけの短い場面がある。派手な演出があるわけじゃない。でもそこで「あ、もうここには戻れない」と思った。Triggerの作画がどこまでも鮮やかで、だからこそそのコントラストが痛い。

高木渉が演じるピラルは、ある意味でこの作品の「軽さ」を担っているキャラクターなんだけど、その軽さが突然消える瞬間がある。高木渉の声って、どんな役でも一定の温かみがあって、それがあの場面の喪失感を倍増させていた。ベテランの声優がこういう使われ方をすると、本当に反則だと思う。

井上和彦演じるファラデーは、ナイトシティという街そのものの冷酷さを体現していた。あの声の「感情のなさ」が怖い。長いキャリアのある声優が感情を抜いて喋ると、こんなに不気味になるのかと、初見では普通に気圧された。

読んで見たくなったら——『サイバーパンク エッジランナーズ』はNetflixで視聴できる。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 短くて密度の高いアニメが好きな人。10話に無駄がない
  • キャラクターが死ぬ可能性のある話に耐性がある人
  • Studio Triggerの作画が好きな人。全編通して気合が入っている
  • サイバーパンク 2077を遊んでいる人。世界観の補完として機能する
  • ゲームは未プレイでも、近未来ディストピアものに慣れている人

合わない人・注意が必要な人

  • ハッピーエンドを期待して見ると、かなりきつい。これは最初から言っておく
  • グロ描写が苦手な人。戦闘シーンは容赦がない
  • キャラクターに感情移入してから離れられなくなるタイプの人は、後を引く。自分がそうだった
  • ゲームのファンサービス枠を期待していると、思った以上に独立した物語なので拍子抜けするかもしれない(それは良い意味でも)
START_NEXT

次に見るなら

同じ「短くて密度が高くて、見終えた後しばらく引きずる」系を探しているなら。

SSSS.GRIDMAN――Trigger制作つながり、かつ「記憶と自分」を扱うSF。12話で完結する構成と、最後の数話での情報密度の上がり方が似ている。あの「わかってみると全部違って見える」感覚を、エッジランナーズで味わった人には刺さる。

デッドマン・ワンダーランド――理不尽な世界でなぜか生き残ってしまう少年の話。絵柄や設定のトーンが似ていて、暴力と喪失に慣れている人向け。エッジランナーズよりさらに暗い方向が好きなら。

キルラキル――同じTrigger制作で、こちらは「燃え尽きるまで走り続ける」という感触が共通している。テンションの高さは全然違うけど、根底にある「何かと引き換えに力を得る」というテーマは地続きだと思う。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア×¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『サイバーパンク エッジランナーズ』はNetflixにて全話配信中です。全10話とコンパクトにまとまっているため、一気見にも最適な作品です。まだ見ていない方は、ぜひNetflixでチェックしてみてください。

よくある質問

Q. ゲーム『サイバーパンク2077』を知らなくても楽しめますか?
A. はい、問題なく楽しめます。アニメはゲームとは独立したオリジナルストーリーなので、ゲーム未プレイでも世界観の説明から自然に入れる構成になっています。
Q. 全何話ですか?どのくらいで見終わりますか?
A. 全10話構成です。1話あたり約24分前後なので、合計約4時間ほどで見終わります。一気見しやすいボリュームで、週末にまとめて楽しむのにちょうどよい長さです。
Q. グロテスクな描写はありますか?
A. あります。身体改造やバイオレンスシーンを含むR指定寄りの内容です。過激な描写が苦手な方はご注意ください。ただし、ストーリーや感情描写の質の高さから、多くの視聴者に支持されています。
Q. 続編や2期の予定はありますか?
A. 2026年5月時点で公式から2期の発表はされていません。本作は完結した物語として制作されており、全10話でひとつの物語が完結しています。

まとめ

『サイバーパンク エッジランナーズ』はNetflixにて全話配信中です。全10話とコンパクトにまとまっているため、一気見にも最適な作品です。まだ見ていない方は、ぜひNetflixでチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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