SSSS.GRIDMAN

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2018SSSS.GRIDMAN

SSSS.GRIDMAN

★ 3.5 / 5.0アクションメカSF
放送年2018年
フォーマットTVアニメ
話数12話
原作オリジナル
制作TRIGGER

日本語訳 響裕太は記憶喪失で目覚め、他人には見えないものが見える能力を持つ。友人・宝多六花のパソコンの画面に映ったグリッドマンから「使命を思い出せ」と告げられるが、意味が分からない。やがて遠くに巨大な怪物を目撃するが、それは動かない。ただ裕太が動く時だけ——

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

ある朝、記憶を失った状態で目覚めた響裕太は、幼馴染の宝多六花の家に転がり込む。六花の部屋にある古いパソコンには「グリッドマン」と名乗る謎の存在が宿っており、裕太に「使命を思い出せ」と語りかける。その意味を測りかねているうちに、街の外縁に巨大な怪獣の姿が現れる。怪獣は動かない——裕太が動く時だけ。やがて怪獣が街を襲い始めたとき、裕太はグリッドマンと一体化して戦う巨人となる。だが失われた記憶と、友人・内海将を巻き込む戦いの背後には、この世界そのものに関わる秘密が潜んでいた。

みどころ・魅力

① TRIGGER×円谷の融合が生んだ唯一無二のビジュアル

『グリッドマン』の映像化を手掛けたのはアニメスタジオTRIGGER。円谷プロダクションの特撮ヒーローが3DCGと作画を組み合わせた戦闘シーンとして甦り、昭和・平成特撮のオマージュを随所に散りばめながら、現代アニメとしての完成度を高い次元で両立させている。

② 謎が謎を呼ぶ「世界の違和感」の積み重ね

記憶喪失の主人公、動かない怪獣、どこか歪んだ日常——物語全体に薄く張られた不穏感が話数を追うごとに凝縮されていく構成が秀逸だ。序盤から細部に仕込まれた伏線が終盤で一気に回収されるプロット設計は、一気見・二周目視聴ともに発見が尽きない。

③ キャラクターの心情に寄り添うドラマ性

怪獣アクションだけでなく、記憶・孤独・創造と破壊といったテーマが高校生たちの等身大の感情を通じて描かれる。特に怪獣を生み出す人物の動機と葛藤は、本作に単なる特撮リスペクト以上の重みをもたらしており、アニメとして独立した感動を与える。

キャスト・声優一覧

響裕太
響裕太
メイン
›
広瀬裕也
宝多六花
宝多六花
メイン
›
宮本侑芽
新条アカネ
新条アカネ
メイン
›
上田麗奈
内海将
内海将
メイン
›
斉藤壮馬
グリッドマン
グリッドマン
メイン
›
緑川光
サムライ・キャリバー
サムライ・キャリバー
サブ
›
高橋良輔
なみこ
なみこ
サブ
›
三森すずこ
ヴィット
ヴィット
サブ
›
松風雅也
アレクシス・ケリヴ
アレクシス・ケリヴ
サブ
›
稲田徹
マックス
マックス
サブ
›
小西克幸
ボラー
ボラー
サブ
›
悠木碧
アンチ
アンチ
サブ
›
鈴村健一

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スタッフ

監督雨宮哲
キャラクターデザイン坂本勝
音楽鷺巣詩郎
美術監督渡辺幸浩
音響監督亀山俊樹
OPオクティー「UNION」
ED内田真礼「youthful beautiful」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

「アカネちゃんのやつ」という雑な情報だけで見始めた。2018年秋クール、Twitterのタイムラインが妙な熱を帯びていて、ネタバレを踏む前にとりあえず1話だけ、のつもりだった。

最初の印象は正直、「懐かしさを売るやつかな」だった。グリッドマンというコンテンツを知っている世代ではないし、特撮リスペクト路線のロボットアニメという先入観があった。1話の絵コンテの切り方、音楽の鳴らし方——なにかが妙に引っかかるけど、うまく言語化できないまま次を押してしまう。

2周目で初めて気づいた。1話から画面の隅に積み重なっているものの意味が、全部変わって見えた。「あ、これ最初からそういう話だったんだ」という発見が連続して、結局また最終話まで走った。こういう体験は年に何度もあるものじゃない。

神様が作った世界で、神様だけが一番孤独だという話

SSSS.GRIDMANは表面上、グリッドマンと怪獣が戦うヒーロー番組の体裁を取っている。でもこの作品が本当に描いていたのは、新庄アカネというひとりの人間の内側だ。

アカネは世界を作った。思い通りにならない人間を怪獣で消せる世界を。嫌いなクラスメートも、気に食わない出来事も、設定ひとつで上書きできる。完璧に見えるその世界の中で、なぜか彼女だけがずっと満たされていない。これが作品の核心だと思う。

創造者が被造物の中で孤立するというのは、かなり残酷な構図だ。アカネは神様のように振る舞いながら、その実、自分が作った箱の中に閉じ込められている。六花との関係を見ていると特にそれが際立つ。アカネが六花に向ける感情には、支配したいのか、ただ傍にいてほしいのか、本人にも整理がついていない感じがある。設定上は友人のはずなのに、その関係が一番ぎこちない。

終盤に向かうにつれ、怪獣やバトルよりも「アカネがいつ、どのタイミングで現実に戻ることを選ぶのか」が焦点になっていく。世界を捨てることへの恐怖と、このまま箱の中に居続けることの息苦しさ——どちらも嘘ではない感情として描かれているから、単純にアカネを悪役として片付けられない。

緑川光がグリッドマンを演じていることの重さは、特撮版を知らなくても伝わってくる。あの声質が持つ「正しさの重力」みたいなものが、グリッドマンというキャラクターに現実原則の象徴としての説得力を与えている。斉藤壮馬の内海は、ヒーローもの的なノリを担いつつ要所でちゃんと感情が滲む演じ方をしていて、作品の乾いた空気の中でいいバランサーになっていた。

特に刺さったシーン

アカネの部屋の描写が積み重なってくる中盤あたり、彼女の日常の断片が映るシーンがある。食べかけのカップ麺、乱雑に積まれたフィギュア、窓から差し込む光。セリフはほとんどない。でもそこに「ああ、このひとはずっとこの部屋にいるんだ」という感触があって、2回目はそこで少し止まってしまった。

鈴村健一が演じるアンチの声は、序盤と終盤でかなり変化する。最初の尖り方と、物語が進むにつれて出てくる迷いの混ざり方——わかりやすく「成長しました」という演技ではなく、なんとなく丸くなってしまった感じを出しているのが上手い。アンチというキャラクター自体が作品の中でいい意味で予想外の動きをするので、その変化を声で追いかけていると面白い。

悠木碧のボラーは出番こそ多くないが、あの声の通り方はポジションを超えた存在感がある。グリッドマン同盟の中でフィクサーポジションに近い役割を担っているのに、キャラとしての軽さを失わない匙加減は流石だと思った。

読んで見たくなったら——『SSSS.GRIDMAN』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人:

  • 「なんかずっと現実に戻れない感じ」に心当たりがある人
  • ヒーロー番組のフォーマットを借りた心理劇が好きな人
  • 2回見ると発見がある構造を好む人(伏線回収が目的でなく、解釈が変わる感じ)
  • 作画の密度や、音楽の鳴らし方に敏感な人(鷺巣詩郎の劇伴は別格)

合わない人:

  • バトルシーンをメインコンテンツとして期待している人(戦闘は多くない)
  • キャラクターの感情が明確に言語化されることを求める人(この作品は意図的に説明しない)
  • 特撮リスペクトの文脈を楽しむ予備知識がないと乗りにくい場面が一部ある
  • 結末に「カタルシス」を期待している人(終わり方は賛否がある)

次に見るなら

SSSS.DYNAZENON(2021年)
同じトリガー制作の続編にあたる作品。グリッドマンと世界観を共有しつつ、別の人物たちを中心に据えた構成になっている。前作のテンションを気に入ったなら、こちらも同じ感覚で入れる。登場キャラクターの関係性の描き方が繊細で、地味に引きずる。

電光超人グリッドマン(1993年)
実写特撮の元ネタ。SSSSを見た後に見ると、アニメ版がどの要素を残してどこを変えたのかが分かって面白い。リスペクトの仕方が分かると、アニメ版の細部への目線が変わる。配信よりもソフトを探すことになるが、興味があれば。

フリップフラッパーズ(2016年)
「少女が作り上げた/逃げ込んだ内的世界」という構造が近い。こちらは映像の密度とサイケデリックな色使いが特徴で、物語よりもビジュアルで体験させる作り方をしている。SSSSのアカネに感情移入できたなら、こちらの主人公にも何か引っかかるものがあるはず。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

『SSSS.GRIDMAN』は現在、dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TVで配信中です。主要なサブスクリプションサービスでの視聴が可能なので、すでに契約済みのサービスからすぐに視聴を始めることができます。全12話とコンパクトにまとまっており、一気見にも最適な作品です。

よくある質問

Q. 原作の特撮『電光超人グリッドマン』を知らなくても楽しめますか?
A. 問題なく楽しめます。本作はアニメとして独立した物語となっており、オリジナル作品の予備知識は不要です。知っているとより深く楽しめるオマージュが多い、という位置づけです。
Q. 何話までありますか?
A. 全12話構成です。1クールでまとまったストーリーが完結します。続編にあたる『SSSS.DYNAZENON』(2021年)および劇場作品『グリッドマン ユニバース』(2023年)も制作されています。
Q. どのサービスで見られますか?
A. dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TVで配信されています。各サービスの無料期間を利用して視聴する方法もあります。
Q. 子供でも見られますか?
A. 対象年齢に明確な制限はありませんが、心理的に複雑なテーマや一部シリアスな描写が含まれます。特撮ヒーローが好きな小学校高学年以上であれば十分楽しめる内容です。

まとめ

『SSSS.GRIDMAN』は現在、dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TVで配信中です。主要なサブスクリプションサービスでの視聴が可能なので、すでに契約済みのサービスからすぐに視聴を始めることができます。全12話とコンパクトにまとまっており、一気見にも最適な作品です。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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