アルドノア・ゼロ

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2014アルドノア・ゼロ

アルドノア・ゼロ

★ 3.5 / 5.0アクションメカSF
放送年2014年
フォーマットTVアニメ
話数12話
原作オリジナル
制作A-1 Pictures

1972年、アポロ17号が月面でハイパーゲートを発見し、火星へのルートを開拓しました。宇宙飛行士たちは「アルドノア」と呼ばれる古代技術を発見し、火星の優位性を確立。多くの人類が火星に移住し「火星人」となりました。火星の王女アセイラムが地球との平和構築を目指して降下してきたことから、物語が始まります。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

1972年、アポロ17号が月面でハイパーゲートを発見したことで、人類は火星へのルートを手に入れた。火星に渡った人々は「ヴァース帝国」を築き、「アルドノア」と呼ばれる古代火星文明の技術を用いて地球を圧倒する軍事力を誇るようになった。そして2014年——地球との和平を願って降下してきた火星皇女アセイラム・ヴァース・アリューシアが暗殺されかけるという事件が勃発。これをきっかけにヴァース帝国の騎士たちが地球への総攻撃を開始し、少年・界塚伊奈帆は否応なく戦争の渦中へと巻き込まれていく。

みどころ・魅力

① 圧倒的な戦力差を覆す頭脳戦バトル

火星騎士の「アルドノア駆動兵器」はそれぞれ特殊能力を持ち、正面からでは到底勝てない相手ばかり。主人公・伊奈帆は高い分析力と冷静な判断力で弱点を見つけ出し、劣勢を覆していく。ただのロボット戦闘ではなく、毎話の「どう倒すか」というパズル的な面白さが最大の見どころだ。

② 澤野弘之による圧巻の劇伴

「進撃の巨人」「機動戦士ガンダムUC」などを手がけた澤野弘之が音楽を担当。戦闘シーンを彩るアップテンポの電子音楽から、緊張感を高めるオーケストラまで、映像との融合が圧倒的。楽曲単体でも人気が高く、アニメ音楽として完成度の高い一作となっている。

③ 戦争の理不尽さを問う重厚なドラマ

主人公たちだけでなく、火星側の騎士や兵士にも各々の正義と葛藤がある。和平を望む皇女アセイラムを軸に、憎しみの連鎖と政治的陰謀が絡み合う物語は単純な勧善懲悪では終わらない。全24話を通じて積み上げられる人間ドラマは見応え十分だ。

キャスト・声優一覧

界塚伊奈帆
界塚伊奈帆
メイン
›
花江夏樹
スレイン・トロイヤード
スレイン・トロイヤード
メイン
›
小野賢章
アセイラム・ヴァース・アリューシア
アセイラム・ヴァース・アリューシア
メイン
›
雨宮天
クルーテオ
クルーテオ
サブ
›
速水奨
カーム・クラフトマン
カーム・クラフトマン
サブ
›
村田太志
レイレガリア・ヴァース・レイヴァース
レイレガリア・ヴァース・レイヴァース
サブ
›
小川真司
ジョン・ヒュームレイ
ジョン・ヒュームレイ
サブ
›
細谷佳正
耶賀頼蒼真
耶賀頼蒼真
サブ
›
鳥海浩輔
ザーツバルム
ザーツバルム
サブ
›
大川透
箕国起助
箕国起助
サブ
›
山谷祥生
エデルリッゾ
エデルリッゾ
サブ
›
水瀬いのり
トリルラン
トリルラン
サブ
›
櫻井孝宏

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スタッフ

監督あおきえい
シリーズ構成高山カツヒコ
原案キャラデザ志村貴子
キャラクターデザイン松本昌子
音楽澤野弘之
音響監督明田川仁
OPKalafina「heavenly blue」
ED瑞葵「heavenly blue」
EDSawanoHiroyuki[nZk]:mizuki「A/Z」
EDSawanoHiroyuki[nZk]:mizuki「aLIEz」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

「火星人と地球人が戦う」「古代技術で動くメカ」という設定を聞いて、どうせよくある勧善懲悪ロボットものだろうと思って再生ボタンを押した。1話を見終わったとき、その予想は完全に外れていた。主人公の界塚伊奈帆がとにかく変わっていて、感情を排した状態でロジカルに戦況を読む高校生という造形が、妙にリアルで引っかかった。

花江夏樹の演技がまた独特で、感情の起伏が薄いキャラクターなのに、台詞の間と声のトーンだけで「この人はちゃんと何かを感じている」ということが伝わってくる。当時の花江夏樹といえばすでに実力派の評価が固まっていたけれど、伊奈帆役でまた新しい表現を見せてもらった印象がある。

2回目を見たとき気づいたのは、1クール目の完成度が異様に高いということ。戦闘シーンのロジック、キャラクターの配置、音楽のタイミング——SawanoHiroyuki[nZk]の楽曲が場面の緊張感を一段上げていて、当時これだけ音楽が機能しているアニメはそう多くなかった。2クール目の話はまた別として。

「正しい戦い方」をする人間が、なぜ報われないのかという話

アルドノア・ゼロが描こうとしていたのは、戦争のスペクタクルではなく「合理性と感情、どちらが世界を動かすのか」という問いだったと思う。少なくとも1クール目は。

界塚伊奈帆というキャラクターは徹底的に論理的で、劣勢の装備で格上のメカを倒すたびに「なぜこちらが勝てるか」を状況から逆算して見せてくれる。この「弱者が頭を使って強者を崩す」構図は、記号的なロボットものではなく、チェスや将棋に近い快楽を持っていた。見ていて気持ちいいのはそこで、単純な火力比べではない戦闘設計が丁寧だった。

一方で火星側の描写は、旧来の貴族制度とアルドノアという「持てる者だけが扱える技術」の組み合わせで、特権構造の縮図になっている。水瀬いのりが演じるエデルリッゾがその象徴で、生まれつき与えられた力を疑わずに使う側と、与えられていない側の非対称性が戦争の根幹にある。これ自体は2014年のアニメとして相当に刺さるテーマだったと思う。

問題は2クール目で、この構造がうまく着地しなかった。スレインというキャラクターが中盤以降に担う役割は理解できるのだが、彼の行動の選択がどこかで「感情の爆発」になっていて、1クールで積み上げた「合理性vs感情」の問いに対する答えとしては釈然としない部分が残った。見終わったあと、しばらく頭に残っているのは1クール目の戦闘シーンの気持ちよさと、2クール目への「そうじゃないんだよな」という感覚だけで、その両方が混在したまま消化しきれていない。

それでもこの作品が今でも語られるのは、1クール目の完成度が本当に高かったからだと思う。続きがどうなろうと、序盤12話のあの密度は本物だった。

特に刺さったシーン

伊奈帆が初めて火星のカタフラクトと正面からやり合うシーン——圧倒的な技術差があるはずなのに、弱点を見つけて逆転する瞬間の構成が秀逸で、初見では「なるほど」と思って、2回目では「ああ、ここで伏線が張られていたのか」と別の角度から見られる。こういう重層的な作りを、テレビアニメの尺でやるのはなかなか難しい。

もう一つは、鳥海浩輔が演じる耶賀頼蒼真の台詞回し。重厚な声質なのに、キャラクターの内面の揺れが台詞のわずかな間から伝わってくる演技で、2回目に見直したとき「この時点でもう見えていたんだ」と気づく場面がある。鳥海浩輔は出演作が多く、役によって全然違う顔を見せる声優だが、この役での佇まいは特に印象に残っている。

細谷佳正のジョン・ヒュームレイも、軽くてどこかとぼけた空気を出しながら要所では芯がある、という二面性を自然に出していた。「声優と夜あそび」でのMCを見ていると、あのフラットな空気感が素に近いのかなと思うことがある。

読んで見たくなったら——『アルドノア・ゼロ』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 頭脳戦・ロジックで勝つメカ戦闘が好きな人(力押しより状況分析で逆転するタイプ)
  • SawanoHiroyuki[nZk]のサウンドトラックを楽しめる人。音楽の完成度はかなり高い
  • 花江夏樹・鳥海浩輔・水瀬いのりの演技を集中して聞きたい人
  • 1クール完結のつもりで切れる人、または後半の着地を気にしない人

合わない人

  • 2クール通して一貫したストーリーラインを求める人。後半で方向が変わる
  • 感情移入できる主人公を求めている人。伊奈帆は意図的に感情が薄く設計されている
  • スッキリした結末を求める人。見終わったあとのモヤつきは結構ある
  • 「なぜそうした」という行動原理を丁寧に描いてほしい人。特に後半キャラの選択が説明不足に感じる場面がある

次に見るなら

火星と地球の戦争という設定が好きなら機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズもおすすめ。絶対的な格差と搾取の構造の中で戦う側を描く視点が近く、こちらも2クールで後半が賛否を呼んだ作品。2014年前後のロボットアニメの文脈で並べて語られることが多い。

頭脳戦と戦術の積み上げが好きならガーリー・エアフォースよりも翠星のガルガンティアを先に見るといい。地球に降り立った孤独な戦士が文明と摩擦する設定で、伊奈帆に近い「合理性で生きてきた人間が感情的な世界に置かれる」という構図がある。こちらは1クールで着地まできれいにまとまっている。

SawanoHiroyuki[nZk]の音楽ごと好きになったなら進撃の巨人へ。担当楽曲の圧密感と映像の組み合わせ方がアルドノア・ゼロと地続きで、あの「音楽がシーンを一段押し上げる」感覚をより長尺で体験できる。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

『アルドノア・ゼロ』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluの4サービスで配信中のため、すでに加入しているサービスがあればすぐに視聴できる。全24話(第1期・第2期)をまとめて楽しめる環境が整っており、一気見にも適した作品だ。まずは自分が使っているサービスを確認してみよう。

よくある質問

Q. アルドノア・ゼロは全何話ですか?
A. 全24話です。2014年7月〜9月放送の第1期(12話)と、2015年1月〜3月放送の第2期(12話)で構成されています。どちらの配信サービスでも続けて視聴できます。
Q. アルドノア・ゼロはどこで見られますか?
A. dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluで配信中です。各サービスの無料トライアルを利用すれば、初回は無料で視聴できる場合があります。
Q. アルドノア・ゼロは原作漫画やゲームがありますか?
A. アニメがオリジナル作品で、漫画版はアニメのコミカライズです。ゲームはスマートフォン向けにリリースされましたが現在はサービス終了しています。まずはアニメ本編から楽しむのがおすすめです。
Q. ロボットアニメが初めてでも楽しめますか?
A. 楽しめます。メカの細かい設定よりも頭脳戦や人間ドラマが中心なので、ロボットアニメ初心者でもストーリーに入り込みやすい作りになっています。

まとめ

『アルドノア・ゼロ』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluの4サービスで配信中のため、すでに加入しているサービスがあればすぐに視聴できる。全24話(第1期・第2期)をまとめて楽しめる環境が整っており、一気見にも適した作品だ。まずは自分が使っているサービスを確認してみよう。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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