六花の勇者

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2015六花の勇者

六花の勇者

★ 3.5 / 5.0アクション冒険ファンタジーミステリー
放送年2015年
フォーマットTVアニメ
話数12話
原作ライトノベル
制作Passione

暗黒の底から魔人が目覚めた時、運命の神は六人の英雄を選び、世界を救う力を与えた。自らを地上最強と称する少年アドレットは「六花の勇者」に選ばれ、集合地点へ向かう。しかし現れたのは七人だった。勇者たちは七人の中に敵がいると疑い、互いに不信感を募らせながら真犯人を探し始める。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

魔人が目覚めた世界で、運命の神は六人の勇者を選び「六花の勇者」として召喚した。自らを地上最強と豪語する少年・アドレットは晴れて六花の勇者に選ばれ、仲間との合流地点へと向かう。だが集まった勇者は六人ではなく七人。真の勇者は六人のはずという事実が、仲間たちの間に疑心暗鬼を生む。七人の中に敵の手先が紛れ込んでいる——果たして「偽物」は誰なのか。勇者たちは互いを疑いながら、魔人討伐よりも先に仲間内の謎を解かなければならなくなる。

みどころ・魅力

① 仲間全員が容疑者というクローズドサークルの緊張感

魔人討伐という王道ファンタジーの設定でありながら、物語はミステリーとして展開する。勇者同士が互いを疑い、論理戦と心理戦を繰り広げる構成は珍しく、「誰が偽物か」を視聴者も一緒に推理できる仕掛けが随所に施されている。

② アドレットの「頭脳戦」が爽快なアンチヒーロー的魅力

主人公アドレットは力任せの戦いより罠と策略で戦うスタイルで、最強を自称しながらも実態はトリッキーな知将。熱血一辺倒でない変則的な主人公像が作品に独特の色を加えており、彼の機転とハッタリが物語を動かす推進力になっている。

③ 緻密に設計された謎とロジックの完成度

「なぜ七人になったのか」という謎には、伏線と論理的根拠が丁寧に積み上げられている。ファンタジー世界の設定を使ったトリックは、アニメミステリーとして高い完成度を誇り、最終的な真相が明かされた際の納得感は強い。

キャスト・声優一覧

ナッシェタニア・ルーイ・ピエナ・アウグストラ
ナッシェタニア・ルーイ・ピエナ・アウグストラ
メイン
›
日笠陽子
フレミー・スピッドロウ
フレミー・スピッドロウ
メイン
›
悠木碧
アドレット・マイア
アドレット・マイア
メイン
›
斉藤壮馬
モーラ・チェスター
モーラ・チェスター
メイン
›
佐藤利奈
ハンス・ハンプティ
ハンス・ハンプティ
メイン
›
鈴村健一
ゴルドフ・アウオーラ
ゴルドフ・アウオーラ
メイン
›
内山昂輝
チャモ・ロッソ
チャモ・ロッソ
メイン
›
加隈亜衣
ロロニア・マンチェスター
ロロニア・マンチェスター
サブ
›
金元寿子
テグネウ
テグネウ
サブ
›
石田彰
ナレーター
ナレーター
›
沢城みゆき
村人達
村人達
›
濱口綾乃

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スタッフ

監督高橋丈夫
シリーズ構成浦畑達彦
原作山形石雄
原案キャラデザ宮城
音楽大島ミチル
美術監督栫ヒロツグ
音響監督岩浪美和
OPミチ「Cry for the Truth」
OPウロボロス「Black Swallowtail」
EDミチ「Secret Sky」
EDナシェタニア「Dance in the Fake」
EDフレイミー「Nameless Heart」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

「6人のはずが7人集まった」というだけで見始めるのに十分だった。ファンタジー×クローズドサークルというジャンル的においしさの組み合わせで、しかも全員が「勇者」というのが面白い。普通の推理もので疑われるのは一般市民だけど、ここでは世界を救う力を持った人間同士が互いを疑う。最初に見たとき、1話の終わりで「あ、これは全部見る」と思った。2回目に見ると、序盤の何でもない台詞の中にすでに答えへの種が仕込まれていて、初見で見落とした自分がちょっと悔しくなる。沢城みゆきのナレーションが神話的な重厚さを冒頭から作っていて、そこで一気に世界観を飲み込まされる。

信頼できない味方と戦う話——「敵より怖い、仲間かもしれない人間」

この作品が描いているのは、魔人との戦いではない。「一緒にいる人間を信じていいのかわからない状態で、それでも動かなければならない」という状況そのものだ。

7人のうち1人が偽の勇者で、敵の手先。それだけならよくある設定だが、六花の勇者が面白いのは、疑惑の構造が単純な「犯人捜し」で終わらないところだ。証拠がない。証明できない。全員に動機と機会がある。そして全員、「自分は本物だ」と信じている。

悠木碧演じるフレミーは、その中でも特別に複雑なポジションにいる。序盤から「疑われ役」として機能していて、2回目に見ると彼女の台詞の選び方ひとつひとつに別の意味が乗っていることに気づく。悠木碧はこういう「本音を隠しながら本音を言ってしまっている」キャラクターを演じるのが本当にうまくて、台詞の裏を読ませる余白の作り方が秀逸だ。

日笠陽子演じるナッシェタニアは対照的に、明るく開放的に見える。でもその明るさが逆に不安を煽る設計になっている。表情と行動が一致しているようで、どこかずれている。鈴村健一のハンスはまた別のベクトルで、いわゆる「頭が回るが信用できない」タイプとして機能しており、石田彰のテグネウの存在感と並んで、この作品のキャスティングは「信頼できなさの演技」を意識して組まれている印象がある。

単なるファンタジーアクションではなく、「不信の構造を物語の駆動力にする」という点で、六花の勇者はかなり意識的に作られた作品だと思う。

特に刺さったシーン

中盤以降、追い詰められた勇者たちが互いに証拠とアリバイを突きつけ合う場面がある。推理の応酬が続く中で、アドレットが「自分が偽物に見える理由」を自ら説明するくだりは、見ていて変な汗をかいた。本物が「なぜ自分が疑われるか」を論理的に整理しなければならないという状況の気持ち悪さが、台詞とテンポで見事に表現されていた。

フレミーが感情を崩す場面でも、悠木碧の声の使い方が印象に残っている。それまで抑えていた部分が一点で裂けるような演技で、「このキャラクターはずっとここに向かっていたんだ」と2回目に見て気づいた。初見では展開に必死でそこに集中できていなかった。

読んで見たくなったら——『六花の勇者』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • クローズドサークルのミステリーが好きな人。特に「犯人が誰かわからない状態のまま進む」緊張感を楽しめる人
  • キャラクター全員に疑いをかけながら推理して見たい人
  • 2周目に別の見え方をする作品を好む人
  • ファンタジー世界観の設定を丁寧に消化するのが苦にならない人

合わない人

  • アクションや戦闘シーンがメインで動いてほしい人(会話と推理が中心のため)
  • 序盤でスッキリ解決するタイプの話を求めている人
  • 全13話で「完全な決着」を期待すると肩透かしを食らう可能性がある

次に見るなら

「一人余計にいる」という構造が刺さったなら、Anotherもおすすめ。舞台はファンタジーでなく現代の学校だが、「クラスに存在してはいけない人間がいる」という設定で似た種類の不安感が持続する。ホラー成分は強め。

仲間内の裏切り者探しという点では、約束のネバーランドも近い。孤児院という閉鎖空間で、信頼できる人間を見極めながら脱出を図る構造は六花の勇者と通底している。こちらは原作の密度が高く、テンポも速い。

「頭を使う系ファンタジー」という方向でいくなら、Re:ゼロから始める異世界生活も合う。誰を信じるかという問いが全編を通じて問われ続け、主人公が「信頼の根拠をどこに置くか」で何度も失敗する。六花の勇者より長いが、同じ問いを別の形で掘り下げている。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『六花の勇者』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで配信中のため、各サービスのユーザーはすぐに視聴できる。複数のサービスで展開されているので、すでに加入しているプラットフォームから手軽にアクセスできるのが嬉しいところだ。ファンタジー×ミステリーという独自の組み合わせが気になった方は、ぜひチェックしてみてほしい。

よくある質問

Q. 六花の勇者はどこで見られますか?
A. dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで配信されています。各サービスに加入済みであれば追加費用なしで視聴できます。
Q. 原作は漫画ですか?小説ですか?
A. 原作は山形石雄によるライトノベル(ファンタジア文庫刊)です。2013年から刊行が始まり、アニメ化後も続巻が発売されています。
Q. ミステリー要素は強いですか?ファンタジーとどちらがメインですか?
A. ミステリー要素が非常に強く、全体の軸になっています。ファンタジーの世界観は舞台設定として機能しており、物語の中心は「七人目の正体を暴く」謎解きです。
Q. アニメは原作の途中で終わりますか?
A. TVアニメ(全12話)は原作第1巻の「七人目の謎」を中心に描いており、その謎の決着まで描かれています。続きは原作小説で楽しめます。

まとめ

『六花の勇者』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで配信中のため、各サービスのユーザーはすぐに視聴できる。複数のサービスで展開されているので、すでに加入しているプラットフォームから手軽にアクセスできるのが嬉しいところだ。ファンタジー×ミステリーという独自の組み合わせが気になった方は、ぜひチェックしてみてほしい。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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