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Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀3
| 放送年 | 2021年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 13話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Pili International Multimedia |
作品概要・あらすじ
あらすじ
東離の地を舞台に繰り広げられてきた因縁の物語が、ついに佳境を迎える第3期。殤不患や凜雪鴉ら個性あふれる剣士たちが、それぞれの目的と誇りをかけて激突する中、過去に秘められた真実が次々と明らかになる。新たな脅威の台頭により戦乱はさらに激化し、大陸の命運をかけた壮絶な戦いの幕が上がる。台湾の伝統芸能・布袋戯の技法と虚淵玄の脚本が融合した、ダークファンタジーの集大成。みどころ・魅力
① 布袋戯×虚淵玄が生み出す唯一無二のアクション
台湾の伝統人形劇「布袋戯」の緻密な造形と、ワイヤーアクションを駆使したスピード感あふれる剣戟シーンが本作最大の魅力。虚淵玄が紡ぐ重厚な脚本との融合により、実写やアニメとは一線を画す圧倒的な映像体験を堪能できる。② 積み重ねた因縁が収束する怒涛の終盤展開
第1期・第2期から張られてきた伏線が一気に回収される第3期は、キャラクターたちの宿命的な対立と予測不能な裏切りが連続する。各人物の目的と業が複雑に絡み合い、結末を予測させない緊張感が最後まで持続する。③ 緻密な造形美と音楽が生み出す世界観の没入感
精巧に作り込まれた人形・衣装・舞台美術は一つひとつが芸術品。澤野弘之による壮大なサウンドトラックと組み合わさることで、東離という架空の世界に深く引き込む没入感を生み出している。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| キャラクターデザイン | シノヴ 三杜、なまにくATK、猫缶まっしぐら |
|---|---|
| 音楽 | 山本康太、澤野弘之、和田貴史 |
| 音響監督 | 岩浪美和 |
関連作品
アニメ
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
1期を見たのは「虚淵玄が人形劇を書いてる」という一文だけが理由だった。サンジゲンが3Dで作るバディ物、くらいの認識で再生ボタンを押したら、最初の10分でもう負けを悟った。あの人形たちが剣を振るう映像の、手触りのなさと迫力のギャップ。人間の俳優でも、フルCGでもなく、人形だからこそ成立する「おかしな重力」がある。3期にもなってサンジゲンはそれを完全に制御できている——いや、むしろ加速させてきた。2回目に見直したとき、気づいたのは画面の余白の使い方だった。人形の表情が変わらないからこそ、声優の演技が情報量を全部引き受けていて、それが独特の緊張感になっている。
刀より言葉が人を殺す——謀略と口舌の、本当の戦場
虚淵玄の脚本でサンダーボルト ファンタジーを語るなら、剣戟よりも「舌戦」の話をしなければならない。3期でもその構造は変わっていない。登場人物が剣を抜く前に、言葉でもう一度相手を試している。情報の開示と隠蔽、嘘と真実の配置、相手に「自分が有利だ」と思わせるまでの距離感——これは棋譜に近い。
殤不患(諏訪部順一)というキャラクターが面白いのは、強さが「剣の速さ」ではなく「どこまで読んでいるか」で測られることだ。諏訪部の声は低く、感情を抑制した芝居で殤不患を演じているが、その抑制が逆に「何を考えているかわからない男」のリアリティを上げている。沈黙の中に情報量を詰め込む俳優だと改めて思う。
3期で際立つのは謀略の網が複数レイヤーで絡まっていることで、視聴者は「いま誰が騙されていて、誰が騙しているのか」を常に更新しながら見ることになる。単なるダークファンタジーではなく、知的なゲームとして設計されている。石田彰が演じる諦空が象徴的で、石田は「表向きの誠実さ」と「底に流れる計算」を同じ声で乗せることができる数少ない声優のひとりだと思っているが、このシリーズでその技術が最大限に生きている。
嘲風役の釘宮理恵も、シリーズを通じてハマり方が異様なキャストだと思っていた。釘宮の持つ「鋭さ」と「どこか投げやりな余裕」が、嘲風というキャラクターの危うさと完全に噛み合っている。3期でその存在感がさらに増してくる展開は、ファンには堪えるものがある。
特に刺さったシーン
序盤、謀略が動き始める局面で七殺天凌(悠木碧)がある言葉を口にする瞬間がある。悠木碧はこういう「笑顔の裏に何があるかわからないキャラ」を演じるとき、声のテクスチャーに一種の剥離感を仕込んでくる。「楽しそうにしているが、どこか別の場所にいる」という気配を、台詞の呼吸だけで作れる人で、3期のあのシーンはそれが顕著だった。思わず少し巻き戻した。
聆牙役の小西克幸も、声の「威圧感の置き方」がシリーズの中で一番安定してる。台詞量に関係なく、画面に出てくると空気が変わる感覚——あれは作画でも演出でもなく、声が画面の重力を変えているだけだ。人形劇というフォーマットが、声優の演技の影響力をこれほど可視化するとは思っていなかった。
読んで見たくなったら——『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀3』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 虚淵玄脚本のファン。あの「誰もかれもが何かを隠している」テンションが好きな人
- 声優の芝居を「技術」として分析しながら見るタイプのオタク
- 剣戟よりも心理戦・謀略戦の方が好き
- 映像の奇妙さをそのまま楽しめる人(人形劇という形式に拒絶反応がない)
- 1期・2期を見ていて因縁の決着を見届けたい人
合わない人
- 1期・2期を見ていない。いきなり3期からは相関関係が追えない
- 人物の感情を「表情」で読む視聴スタイルの人(人形に表情がないので全部声と演出から拾う必要がある)
- 伏線の回収を見ながらメモしないと追えないタイプの物語が苦手な人
- 派手なバトル描写に比重を置いて見たい人(戦闘シーンは確かに迫力があるが、それより台詞の方が圧倒的に情報量が多い)
次に見るなら
Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀(1期・2期)——当然だが、3期だけ見ても半分も楽しめない。各キャラクターの因縁と、虚淵玄が張ってきた伏線の射程を1期から追うべきだ。シリーズ通して見ると、3期のある台詞の意味がまるで変わって聞こえる体験がある。
魔法少女まどか☆マギカ——「楽しそうな顔の裏で何かが腐っている」という虚淵玄の脚本センスをもっと掘りたいなら。こちらは人形劇ではなくアニメだが、「見た目の温度と実際の温度がずれている世界」という設計思想は共通している。悠木碧の代表作でもある。
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX——謀略と情報戦、「誰が誰をどう騙しているか」を知的に楽しみたい人向け。サンダーボルト ファンタジーのあの「台詞で戦う」感覚を違うフォーマットで味わうなら、方向性が一番近い。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『サンダーボルト・ファンタジー 東離劍遊紀3』は、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで視聴できます。サブスクに加入済みの方はすぐに第1期から通しで楽しめますので、シリーズ未視聴の方もこの機会にぜひ1期から追ってみてください。






