※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

Thunderbolt Fantasy: 東離劍遊紀 2
| 放送年 | 2018年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 13話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Pili International Multimedia |
『サンダーボルト・ファンタジー』第2期は、前シーズンからの登場人物たちの新たな冒険を描く。邪念の剣と正義の剣の戦いに決着がつき、世界は新たな脅威に直面する。布袋劇の独特な表現手法を用いながら、壮大なアクションと深いドラマが展開される。仲間たちは困難に立ち向かい、運命に抗う道を探り続ける。
作品概要・あらすじ
あらすじ
台湾発の布袋劇(人形劇)アニメ第2期。前作の戦いを経た殤不患たちは、それぞれの宿命を背負いながら新たな旅路へと踏み出す。邪念の剣をめぐる因縁は形を変え、世界の均衡を揺るがす新たな脅威と謀略が幕を開ける。善と悪の境界が曖昧に絡み合う中、仲間たちはそれぞれの誓いと矜持を懸けて、運命に抗い続ける。虚淵玄が手がける重厚な脚本と、布袋劇ならではの独特な美的表現が融合した、壮大なダーク・ファンタジー活劇の第2章。
みどころ・魅力
① 布袋劇×3DCGが生み出す唯一無二のビジュアル
台湾伝統の布袋劇(人形劇)の様式美と現代の3DCG技術が融合した映像表現は、本作だけが持つ独自の魅力。精緻に造形された人形たちが躍動する剣戟シーンは、アニメとも実写とも異なる異質な迫力を持ち、一度観ると忘れられない視覚体験を提供します。
② 虚淵玄が紡ぐ謀略と人物の深み
第2期では登場人物の内面と動機がより掘り下げられ、善悪では割り切れない複雑な人間関係が展開します。『魔法少女まどか☆マギカ』『Fate/Zero』で知られる虚淵玄の脚本は、予測不能な展開と哲学的なテーマを随所に盛り込み、物語に重厚な奥行きをもたらします。
③ 東洋武侠世界の様式美に満ちたアクション
中華風ファンタジーの世界観に根ざした剣術・仙術の激突は、西洋ファンタジーとは一線を画す様式美を誇ります。必殺技名や登場人物の名称に至るまで凝らされた漢字表現の格調も見どころのひとつで、武侠ジャンルへの深いリスペクトが随所に感じられます。
キャスト・声優一覧


















スタッフ
| キャラクターデザイン | シノヴ 三杜、源覚、なまにくATK |
|---|---|
| 音楽 | 澤野弘之、和田貴史 |
| 美術監督 | 林■蔚 |
| 音響監督 | 岩浪美和 |
関連作品
アニメ
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
1期を見終えたとき、「これはアニメなのか」という疑問が頭に残った。台湾の人形劇・布袋劇をそのまま使った映像は、最初こそ「珍しいフォーマットだな」くらいの距離感で見始めたのが、気づけば人形の衣装の刺繍や動きの独特なクセが気になって前のめりになっていた。2期に入るときはその感覚をすでに知っているので、序盤からすんなり入れる。ただし「人形劇の様式美にどれだけ乗れるか」という壁は全員平等に存在していて、そこを超えられるかが分水嶺になる。2回目以降の視聴で気づいたのは、殤不患と凜雪鴉のやりとりの裏に積み重ねがあること。彼らの関係性は「信頼」という言葉で片付くほど単純ではなく、初見では見えない層がある。
策を弄する者が、策を超えたところに何を見るか——読み合いだけで成立する関係の話
サンダーボルト・ファンタジーは表向き、邪念の剣をめぐる壮大な冒険譚だが、その実、人が人をどう読み、どう動かすかという話だと思っている。そして2期になってから、その構造がより露骨になる。
凜雪鴉(鳥海浩輔)というキャラクターは、この物語において一種のメタ的な存在だ。すべてを計算して動き、他人を駒として扱う。そして——これが面白いのだが——布袋劇という形式は文字通り「人形を操る演者がいる」表現なのだから、凜雪鴉の在り方はそのまま作品の構造と重なっている。彼が画面の中で人を動かすとき、それは演者が人形を動かすことと同型なのだ。
虚淵玄の脚本は、この入れ子構造を意識してか無意識かは知らないが、うまく利用している。策謀の絡み合いは単純な頭脳戦ではなく、人格と人格のぶつかり合いとして描かれる。殤不患(諏訪部順一)が動く理由は感情ではなく矜持で、しかしその矜持が策謀を超えた判断を生むことがある。そこに諦空(石田彰)のような読めない変数が加わると、謀略ゲームの盤面が突然別の次元にずれる。石田彰の声は、台詞の情報量を一切削っても成立する独特の圧があって、2期での諦空の存在感はその象徴だった。
「信頼」ではなく「読み合い」の上に成立する関係——これは虚淵作品に繰り返し出てくるモチーフだが、人形劇というフォーマットに乗せたとき、奇妙にしっくりくる。人形に感情はないが、演者の技術と脚本があれば感情が「見える」。その「見える」と「ある」の違いこそ、この作品が掘り続けているものだと思う。
特に刺さったシーン
終盤の対峙シーンで諏訪部順一の声が数トーン低くなる瞬間がある。台詞の内容より先に、声の温度で「これは本気だ」とわかるという体験は、何度繰り返しても慣れない。殤不患というキャラクターは感情を表に出さないタイプなのに、それゆえに声に乗るわずかな変化が全部意味を持ってしまう。
七殺天凌(悠木碧)は逆で、感情をぶつけてくる側のキャラクターなのだが、2期での彼女の台詞は単純な激情ではなく、どこかに諦観が混じっている。悠木碧がその切り替えをやるとき、声が一瞬だけ「子どもに戻る」感じがして、それがとても怖い。子どもの声で絶望的なことを言うのは、直球の演技より何倍も刺さる。
小西克幸(聆牙)の出番は限定的だが、彼の台詞には独特の「重みの乗せ方」があって、短いシーンでも存在感が残る。この作品はキャスティングが全員「声だけで絵を作れる人」で固められているという印象で、音を消して見ても映像として成立するし、映像を消して聴いても成立する。両方が同時に機能しているのは珍しい。
読んで見たくなったら——『Thunderbolt Fantasy: 東離劍遊紀 2』はU-NEXTで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 虚淵玄の脚本が好きで、謀略と人格の絡み合いに引っかかりを感じる人
- 「信頼できない登場人物」を延々と見ていられる人
- 台詞回しの密度と声優の演技を咀嚼しながら見るタイプ
- 様式美が好きで、映像の「外れた感じ」をむしろ楽しめる人
- 1期を見て、独特のフォーマットをすでに乗り越えた人(この時点で9割の適性が決まっている)
合わない人
- 人形劇の動きに最後まで慣れられない人(無理に続けても消耗するだけ)
- キャラクターに感情移入して素直に応援したいタイプ(全員どこかで「でもこいつ信用できない」になる)
- 展開のテンポを速く感じたい人(台詞の密度で話が進むので、画面は地味に見える)
- 1期未視聴のまま2期から入ろうとしている人(やめたほうがいい)
次に見るなら
同じ虚淵玄脚本で謀略と人格の話を楽しみたいなら、Fate/Zeroが最も近い。人形劇ではなく普通のアニメだが、「信頼できない登場人物たちが同じ目的のために動く」構造と台詞の情報密度はほぼ同じ肌触りがある。凜雪鴉が好きならまず間違いなく刺さる。
「外見と内実のギャップで見せる」という方法論が好きなら、魔法少女まどか☆マギカも同じ設計思想で作られている。かわいらしい表面と、その裏の残酷な構造が同居する感覚——こちらも虚淵脚本なので、作家としての一貫したテーマを確認する意味でも見る価値がある。
布袋劇の映像そのものに惹かれたなら、Thunderbolt Fantasy 生死一劍(劇場版)に進むのが素直な流れ。本編の補完にもなるし、短尺なのでハードルも低い。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀 2』はU-NEXTで配信中です。前作を観た方はもちろん、布袋劇という珍しい映像表現に興味がある方にも入りやすい1本です。独自の世界観をぜひU-NEXTでお楽しみください。
よくある質問
まとめ
『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀 2』はU-NEXTで配信中です。前作を観た方はもちろん、布袋劇という珍しい映像表現に興味がある方にも入りやすい1本です。独自の世界観をぜひU-NEXTでお楽しみください。






