SSSS.DYNAZENON

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2021SSSS.DYNAZENON

SSSS.DYNAZENON

★ 3.7 / 5.0アクションメカラブコメSF
放送年2021年
フォーマットTVアニメ
話数12話
原作オリジナル
制作TRIGGER

藤代高校の1年生・浅中ヨモギは、「怪獣使い」を名乗る謎の男・ガウマと出会う。怪獣の突然の出現に続き、巨大ロボ・ダイナゼノンが現れる。間違った時間に間違った場所にいた南ユメ、山中コヨミ、明日香川チセは、怪獣との戦いに巻き込まれていく。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

藤代高校1年生の浅中ヨモギは、ある日「怪獣使い」を名乗る謎めいた男・ガウマと偶然出会う。間もなく巨大怪獣が街に出現し、それに呼応するかのように巨大ロボット・ダイナゼノンが姿を現した。ヨモギと同様にたまたま居合わせた南ユメ、山中コヨミ、明日香川チセの4人は、半ば強引にダイナゼノンのパイロットとして怪獣との戦いに巻き込まれていく。それぞれに抱える悩みや過去を持つ若者たちが、繰り返される怪獣との戦いを通じてゆっくりと心を開いていく青春群像劇。

みどころ・魅力

① 「戦わない日常」が生む、じわじわくる青春ドラマ

本作の核心は巨大ロボットバトルよりも、キャラクターひとりひとりの「日常のもやもや」にある。ヨモギの片思い、ユメの姉への後悔、コヨミの引きこもりからの再出発、チセの居場所探し。戦闘回と日常回が交互に描かれる構成が、キャラクターへの感情移入を深める。

② 怪獣優生思想との対比が生む、テーマ性の深み

敵側「怪獣優生思想」のメンバーもまた、それぞれの喪失や執着を抱えた人間として丁寧に描かれる。主人公たちとの対比が単純な勧善懲悪に終わらない物語の厚みを生み出しており、「なぜ戦うのか」という問いが最後まで響き続ける。

③ TRIGGER×雨宮哲が生む、圧倒的なビジュアルとメカ演出

前作『SSSS.GRIDMAN』のスタッフが再集結し、ダイナゼノンの合体シーケンスや怪獣との市街地バトルを迫力満点に描く。レトロなスーパーロボットへのリスペクトと、現代的な映像センスが融合した演出は必見。楽曲・音響も含めた総合的な完成度が高い。

キャスト・声優一覧

ガウマ
ガウマ
メイン
›
濱野大輝
麻中蓬
麻中蓬
メイン
›
榎木淳弥
南夢芽
南夢芽
メイン
›
若山詩音
山中暦
山中暦
メイン
›
梅原裕一郎
飛鳥川ちせ
飛鳥川ちせ
メイン
›
安済知佳
シズム
シズム
サブ
›
内山昂輝
ジュウガ
ジュウガ
サブ
›
神谷浩史
オニジャ
オニジャ
サブ
›
内田雄馬
ムジナ
ムジナ
サブ
›
諏訪彩花
アンチ
アンチ
サブ
›
鈴村健一
アノシラス2代目
アノシラス2代目
サブ
›
高橋花林
鳴衣
鳴衣
サブ
›
田所あずさ

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スタッフ

監督雨宮哲
キャラクターデザイン坂本勝
音楽鷺巣詩郎
美術監督権瓶岳斗
音響監督郷文裕貴
OP大石昌良「インパーフェクト」
ED内田真礼「ストロボメモリー」

関連作品

アニメ

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——グリッドマンの続きか、と思いながら再生した

SSSS.GRIDMANを見ていたので、同じ制作・同じスタッフ・同じ世界観という時点でとりあえず見るしかない、という感じで1話を再生した。最初の印象は「あ、これはグリッドマンとは別の話だ」だった。主人公のヨモギが頼まれてもいないのにダイナゼノンに乗り込まされるくだり、あの間抜けさが妙に好きで、これはラブコメ寄りでいくのかな、と思いながら2話へ。2回目に見直したとき、1話で流れていた風景カットに既に伏線が埋まっていることに気づいて、TRIGGER作品は本当に油断できないと改めて思った。グリッドマンを好きだった人が見ると「あの人が出てくる」瞬間に変な声が出る。

過去を手放せない人間たちが、それでも今日に繋がろうとする話

この作品を一言で表すなら、「今」をテーマにした群像劇だと思っている。単なるロボットアニメでも、青春ラブコメでもない。登場人物の全員が、何かを引きずっている。

怪獣使いたちは特にそうで、神谷浩史が声を当てるジュウガにしても、内山昂輝のシズムにしても、内田雄馬のオニジャにしても、彼らの行動原理の根っこには「過去への執着」がある。怪獣を使う理由が最初は謎めいていて、明かされていくにつれてどんどん話が切なくなる構造になっている。怪獣使いたちが単純な悪役として描かれないのが、この作品の誠実なところだ。

対になるのが主人公側の四人で、ヨモギとユメの関係、コヨミが抱えているもの、チセが居場所を探している姿、それぞれが自分なりの「過去との決算」を抱えている。ユメが亡くした姉のことを誰にも話せないまま引っ張っている重さと、コヨミが連絡を取れなくなった元カノのことをずっと気にし続けている感じ——この二本の線が終盤に向かって静かに収束していく。梅原裕一郎が演じるコヨミは序盤はただぼんやりしたニート青年に見えて、話が進むにつれて「ああ、この人はこういう人だったんだ」と輪郭が定まっていく。声のトーンが終始抑えめで、それが役のつかみどころのなさと完璧に合っていた。

ダイナゼノンというロボットが「四人が揃わないと動かない」という設定も、テーマと連動している。それぞれがバラバラな事情を抱えたまま、それでも合体しないと戦えない。ご都合主義のようで、実はこれが一番の骨格だと思う。怪獣との戦いは、キャラクターたちが自分の問題と向き合う過程と並走していて、クライマックスで両方が重なったとき、「あ、この話ってずっとここに向かっていたのか」という感覚があった。

2回目に見ると、序盤の台詞に「今日」という言葉が意図的に散りばめられていることに気づく。過去でも未来でもなく、今日という日をちゃんと生きようとすること。それがこの作品の芯にある。

特に刺さったシーン

終盤、ユメがずっと黙っていた姉のことを口にする場面が個人的には一番重かった。それまでユメというキャラクターは掴みどころがあるようでないような、飄々とした雰囲気で動いていたので、あそこで初めて「この子がずっと一人で抱えていたものの大きさ」が分かる。声の演技がセリフの内容に対して過剰にならない、ちょうどいい「こらえている」感じで、視聴中に思わず一時停止した。

もう一つ挙げると、鈴村健一演じるアンチが出てくる場面。グリッドマンを見ていた人間には分かる懐かしさがあって、「あ、ちゃんとこの世界に存在していたんだ」という感慨がある。鈴村健一はグリッドマン当時から独特の刺々しさをあの役に纏わせていたが、DYNAZENON時点のアンチには時間の経過が感じられて、同じ声なのに印象がかなり変わっている。あれは演じ分けというより、役が年を取った、という感じだった。

読んで見たくなったら——『SSSS.DYNAZENON』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

合う人

  • SSSS.GRIDMANを見ていて、あの独特の空気感が好きだった人
  • ロボットアクションよりもキャラクターの関係性の変化を追いたい人
  • 説明されすぎない群像劇が好きな人(全部言語化してくれない作風)
  • 伏線回収と「2回目に気づく」系の構造が好きな人
  • 青春の痛さを、大騒ぎせずに描いてほしい人

合わない人

  • テンポよく話が進む作品を求めている人(序盤はかなりゆっくり)
  • ロボットバトルの爽快感やスケール感をメインに期待している人
  • GRIDMANを見ていないと「この人誰?」となる場面がある(前作必須ではないが、あった方がいい)
  • 話の結末がきれいにまとまることを求める人(余白が多い終わり方)

次に見るなら

SSSS.GRIDMAN——DYNAZENONと同じGridman Universeの前作。2018年放送で、こちらはより「正体不明の世界」感が強い。アンチというキャラクターの原点もここにある。DYNAZENONから入った人は逆順でも成立するが、順番に見た方が積み重ねが気持ちいい。

グリッドマン ユニバース——2023年公開の劇場版で、GRIDMANとDYNAZENON両方のキャラクターが集結する。テレビシリーズを両方見てから劇場版、という順番が前提の作りになっているので、DYNAZENONを見終えたらそのまま続けて見てほしい。

電光超人グリッドマン——1993年の円谷プロ実写特撮。SSSSシリーズの元ネタで、知っているとキャラクター名や設定の由来がわかって面白い。全39話あるが、アニメを見た後だと「なるほどこれが原型か」という楽しみ方ができる。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

『SSSS.DYNAZENON』は現在、dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TV・Huluの5サービスで配信中です。主要な動画配信サービスに広く対応しているため、すでに利用中のサービスからすぐに視聴をはじめられます。まずは第1話から、ガウマとの出会いのシーンを確認してみてください。

よくある質問

Q. 『SSSS.GRIDMAN』を観ていないと楽しめませんか?
A. 本作単独でも十分楽しめる独立した物語です。ただし、同じ世界観を共有する部分もあるため、先にGRIDMANを観ておくと細かなつながりや終盤の演出をより深く味わえます。
Q. 何話構成ですか?一気見できますか?
A. 全12話構成です。1話あたり約24分なので、週末にまとめて一気見するのに適したボリュームです。中盤以降は伏線が回収されテンポが上がるため、止め時を失う作品です。
Q. ロボットアニメが苦手でも楽しめますか?
A. はい。メカバトルよりもキャラクターの人間関係や感情の変化が物語の中心です。恋愛・青春要素も強く、ロボット作品に馴染みのない方にも入りやすい構成になっています。
Q. 続編や関連作品はありますか?
A. GRIDMANとDYNAZENONの両作品のキャラクターが共演する劇場版『グリッドマン ユニバース』(2023年)が公開されています。本作を観た後は劇場版も合わせてチェックしてみてください。

まとめ

『SSSS.DYNAZENON』は現在、dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TV・Huluの5サービスで配信中です。主要な動画配信サービスに広く対応しているため、すでに利用中のサービスからすぐに視聴をはじめられます。まずは第1話から、ガウマとの出会いのシーンを確認してみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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