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将国のアルタイル
| 放送年 | 2017年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 24話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | MAPPA |
トルコ帝国とバルト・ライン帝国は長年対立していた。ある夜、帝国の大臣が暗殺され、両国は戦争の危機に直面する。トルコの軍事評議会が開戦を叫ぶ中、若きパシャのマフムトは暗殺の真実を発見し、自らの国と民族のために戦うことを決意する。
作品概要・あらすじ
あらすじ
トルキエ将国と大国バルトライン帝国は、長年にわたり緊張関係を続けていた。そんな折、帝国の大臣が何者かに暗殺され、両国は一気に開戦の危機へと傾く。将国の軍事評議会では主戦派が戦争を叫ぶが、史上最年少の将軍(パシャ)マフムトは、その裏に隠された陰謀の存在に気づく。戦を回避し、祖国と民を守るため、若き将軍は知略を武器に大陸全土を巻き込む戦乱へと身を投じていく。国と国、思惑と思惑がぶつかり合う、壮大な戦記ファンタジーが幕を開ける。みどころ・魅力
① 戦争を「外交と知略」で描く重厚な戦記
本作の魅力は、単なる剣戟ではなく外交・経済・諜報を絡めた頭脳戦にある。マフムトは武力以上に交渉と機転で局面を打開していく。国家間のパワーバランスが刻々と動くスリリングな展開は、戦記ものや歴史好きを強く惹きつける。② オスマン帝国を思わせる重厚な世界観
中世オスマン帝国をモデルにした文化・衣装・建築が緻密に作り込まれ、ファンタジーながら確かな実在感を放つ。多様な民族と国家が入り乱れる大陸の描写は圧巻で、一話ごとに世界の奥行きが広がっていく没入感を味わえる。③ 成長していく若き将軍マフムト
理想に燃える純粋な少年だったマフムトが、戦乱の現実に直面し、痛みと喪失を経て一人の指導者へと成長していく姿が胸を打つ。仲間との出会いや強敵との対峙を通じて深まる彼の人間的な変化も、本作の大きな見どころのひとつだ。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 古橋一浩 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 高木登 |
| 音楽 | 川﨑龍 |
| 美術監督 | 小倉一男 |
| 音響監督 | 木村絵理子 |
| OP | シド 「螺旋のユメ」 |
| OP | シヴィリアン「赫色 -akairo-」 |
| ED | フラワー「たいようの哀悼歌(エレジー」 |
| ED | ケミストリー「Windy」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「中東っぽい世界観のアニメ」という、われながら雑な理由で見始めた。トルコ風の衣装、市場の喧騒、ドーム屋根の街並み——その絵面だけで腹一杯になる気でいた。ところが話の中身は、思っていたより地味に骨太な政治劇で、序盤の数話で姿勢を正すことになった。主人公マフムトは鷹を連れた若いパシャで、最初は「正義感の強い少年が無双する話か」と高をくくっていたら、彼がやろうとしているのは戦争を起こすことではなく、止めることだった。2回目に見たとき気づいたのは、この作品が戦場よりも会議室と交渉のテーブルに尺を割いているということ。剣より言葉で殴り合う場面のほうが、明らかに緊張していた。
戦争を止めるために、戦争の仕組みを覚えていく少年の話
この作品は単なる異世界戦記ではなく、「戦わないために、誰よりも戦争の論理を理解しなければならない」という、ねじれた立場に立たされた若者の成長譚だ。マフムトは故郷を戦で失っている。だから彼の動機は最初から復讐ではなく、同じ喪失を二度と起こさないこと——つまり開戦そのものの阻止に向いている。ところが理想だけでは大陸は動かない。彼が旅の中でぶつかるのは、商人の損得勘定、傭兵の都合、都市国家ごとのプライド、そして「戦争で儲ける側の人間がいる」という身も蓋もない現実だ。
面白いのは、マフムトが理想を捨てずに、しかし手段としては徹底的に現実主義に寄っていくところだ。彼は剣を抜く前に地図を広げ、相手の懐事情を調べ、誰が得をして誰が損をするかを計算する。平和主義者が、平和を実現するために戦略家になっていく。この逆説がドラマの背骨になっている。バルトライン帝国側が「戦争は止められない、なぜなら止めない人間が得をするから」という冷たい合理で動いているぶん、マフムトの「それでも止める」という選択が、ただの綺麗事に見えないように積み上げられている。
戦記ものでありながら、いちばん血が流れるのは戦場ではなく交渉の席だ、という設計が私はかなり好きだった。勝つことより、戦争そのものを成立させないこと。そのために主人公が背負う知略と孤独を、丁寧に描こうとしている作品だと思う。
特に刺さったシーン
刺さったのは派手な合戦ではなく、都市国家の指導者たちとマフムトが腹を探り合う交渉の場面だった。とりわけ能登麻美子が演じるカテリーナ・デ・ロッシが出てくると、空気が一段ひんやりする。商いの理屈で世界を見ている女の、微笑みながら値踏みしてくる感じ——あの声の温度差が見事で、序盤の駆け引きシーンで思わず巻き戻した。マフムトが理想を語るほど、相手の冷静さが際立つ構図がうまい。海戦まわりで存在感を出してくる小西克幸の黒翼のスレイマンも良くて、終盤の海上の展開では、彼の低く据わった声だけで戦況の重さが伝わってきた。剣戟より「この人を敵に回したくない」と思わせる声の芝居のほうが、結局いちばん記憶に残っている。
読んで見たくなったら——『将国のアルタイル』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 合戦より外交・謀略・経済戦争にゾクゾクするタイプ
- 架空の国々の地政学を地図を見ながら追うのが好きな人
- 中東・地中海風の異文化な世界観に惹かれる人
- 理想と現実のあいだで揺れる主人公の成長を腰を据えて見たい人
合わない人
- 毎話バトルでカタルシスがほしい人
- 登場人物・国名がどんどん増えるのが苦手な人
- 主人公が即座に無双して気持ちよく勝つ展開を求める人
次に見るなら
異国情緒のある世界で若き為政者が知略を尽くす話が好きなら、アルスラーン戦記がいちばん近い。ペルシア風の世界で敗走から始まる王子の物語で、戦場と政治の比重のバランスがよく似ている。
戦の駆け引きそのものをもっと濃く味わいたいならキングダム。こちらは古代中国で、軍略と人の熱量で押してくる。盤面を動かす快感はこっちが上だ。
「戦争を止めたい」というテーマの重さに惹かれたならヴィンランド・サガを。暴力の連鎖から降りようとする男の物語で、マフムトとは別ルートで同じ問いに向き合っている。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
将国のアルタイルは、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVで配信されており、いずれのサービスでも視聴することができます。アニメ作品を多く取り扱う配信サービスで幅広くカバーされているため、ご自身が利用しやすいサービスを選んで楽しめます。これから視聴を始める方も、安心して作品の世界に入り込めるでしょう。
