ACCA 13区監察課

※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

2017ACCA 13区監察課

ACCA 13区監察課

★ 3.8 / 5.0ドラマミステリー日常系
放送年2017年
フォーマットTVアニメ
話数12話
原作漫画
制作MADHOUSE

ACCAは13の自治区に分かれた王国に存在する巨大統一機構である。約100年前のクーデター危機の際に設立され、市民の平和を守り続けている。ACCA本部の査察部副部長ジャン・オータスは、「ジャン」というあだ名で呼ばれ、シンジケートの歴史の中で最も狡猾な男の一人である。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

13の自治区で構成される王国を統括する巨大機構「ACCA」。約100年前のクーデター未遂を契機に設立され、今も王国の平和を支え続けている。ACCA本部の査察部副部長・ジャン=オータスは、温厚で飄々とした態度から「ジャン」と呼ばれ、各区の視察を担う日々を送っていた。しかしその飄々とした男の周囲に、いつしか王国の存亡を揺るがす陰謀が静かに近づいていく。

みどころ・魅力

① 静かな空気感の中に漂う政治サスペンス

派手なアクションや感情的な演出を廃し、会話と視線だけで物語が動く独特の緊張感が本作最大の魅力。ジャンが各区を巡るロードムービー的な構成の中に、少しずつ陰謀の輪郭が浮かびあがる構成は、じっくりと楽しみたい大人向けのミステリーとして高い評価を受けている。

② 13の自治区それぞれが持つ世界観の豊かさ

雪に閉ざされた区、砂漠の区、農業の区など、視察先となる各自治区がそれぞれ異なる文化・風景・産業を持ち、まるで旅行記のように視覚的な楽しさがある。その多様な世界観を支える美術設定と色彩設計も見どころのひとつ。

③ 主人公ジャンの「読めなさ」が生む緊張感

常に煙草を手にし、どこか掴みどころのない主人公ジャン。彼が本当に何を知り、何を考えているのかが最後まで明かされないまま物語が進む。視聴者と同じ目線で謎を追える語り口が、最終話への引力を高める。

キャスト・声優一覧

ジーン・オータス
ジーン・オータス
メイン
›
下野紘
モーヴ
モーヴ
メイン
›
田中敦子
ニーノ
ニーノ
メイン
›
津田健次郎
リーリウム
リーリウム
サブ
›
遊佐浩二
サブ
›
古川慎
ウォーブラー
ウォーブラー
サブ
›
日野聡
ロッタ
ロッタ
サブ
›
悠木碧
シュヴァーン
シュヴァーン
サブ
›
宮野真守
エイダー
エイダー
サブ
›
洲崎綾
シュネー
シュネー
サブ
›
悠木碧
ファルケ2世
ファルケ2世
サブ
›
中尾隆聖
グルス
グルス
サブ
›
羽多野渉

🎁 キャラクターグッズをお探しなら METALBOX

スタッフ

監督夏目真悟
シリーズ構成鈴木智尋
キャラクターデザイン久貝典史
音楽高橋諒
美術監督吉岡誠子
音響監督はたしょうじ
OPワン・スリー・ノーツ「Shadow and Truth」
ED結城アイラ「ペールムーンがゆれてる」
EDワン・スリー・ノーツ「Our Place」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

「オシャレそう」という理由だけで録画予約した2017年冬。正直に言うと、最初の1話は半分くらい流し見だった。絵柄がすっきりしていて、音楽が異様にいい。でも話が動かない。13区があって、査察官がいて、パンが出てくる。それだけ。

2話でようやく「あ、これはそういうやつか」と気づいた。速度がゆっくりなのではなく、意図的に静かに作ってある。ジャン・オータスという主人公が、常にタバコを吸いながら飄々としていて、何を考えているのかまったく読めない。それがずっと続く。

2周目で見え方が全然変わった。1回目は「何もしていない人」に見えた場面が、実は全部計算されていた。伏線というより、人物の佇まいそのものに意味があった。ああいう構造の作り方をする作品は少ない。

権力を持たないことで、最大の力を持つという逆説

この作品を「政治もの」「陰謀もの」と要約してしまうと、半分くらい落ちる。ACCA 13区監察課が描いているのは、もっと奇妙な話だ。「何もしない人間が、何もしないままでいることで、世界を動かしてしまう」という構造の話だと思っている。

ジャン・オータスは査察部副部長という立場にいながら、権力を行使しない。野心を見せない。それが周囲を混乱させ、クーデターの噂を生み、結果的に巨大な機構全体が彼の存在を軸に動き始める。本人はタバコを吸いながら各区を回っているだけなのに。

下野紘が演じるジャンの声が、この役に絶妙に合っている。熱がなくて、威圧感もなくて、ただそこにいる感じ。「声優と夜あそび」でのあの軽さとは全然違う顔を見せていて、抑制された演技の中に、観察眼の鋭さみたいなものが滲む。ああいう「何も言わない主人公」は、声でほぼ全部決まる。

各区を巡る構成も、その主題を補強している。13の区はそれぞれ違う文化・気候・産業を持っていて、ジャンが訪れるたびに世界の広がりが見える。でもその描写は観光案内じゃなく、「この国がいかに多様で、いかに一枚岩でないか」という地図の提示だ。クーデターの話をする前に、そもそもこの国で何かが統一されること自体がいかに難しいかを、風景として見せる。

津田健次郎が演じるニーノの存在も、ここに絡む。ジャンの古い友人で、正体がよくわからない男。津田健次郎は低くて静かな声で、「信用できるかどうかわからない」という質感を自然に出す。2周目で見ると、ニーノが映るたびに空気がわずかに変わっているのがわかる。

悠木碧がロッタとシュネーの二役を演じているのも、構造として面白い。同じ声がまったく別の人間として機能している。特にシュネーは終盤で意味を持ってくるキャラクターで、ロッタのほんわかとした温度とは全然違うキャラクターを、同じ声優が同じ作品内で切り替えている。気づいたときに「ああ、そういう意図か」となった。

特に刺さったシーン

終盤、ジャンと宮野真守が演じるシュヴァーンが対峙する場面。シュヴァーンはACCA内部で実権を握ろうとしている人物で、宮野真守が演じると「野心家」に圧が乗りすぎそうなものなのに、妙に余裕のある、どこか品のある悪役になっている。宮野真守の声は普通に使うと華やかすぎるくらいなのに、このキャラクターでは装飾を抑えていて、それがかえって怖い。

その場面でジャンが何をするかというと、やっぱり何もしない。ただ話を聞いて、タバコを吸って、立っている。それで相手のほうが動揺する。「強さ」を一切見せないことで場を支配するという演技を、下野紘が声だけでやっていた。絵も声も、全部引き算で作られているシーンだった。

音楽についても一言だけ。劇伴の使い方が独特で、感情を煽る場面でわざと音楽を入れない。無音か、遠くで鳴っているような音楽かのどちらかで、ドラマチックに盛り上げることをしない。その選択が、この作品の温度をずっと一定に保っている。

読んで見たくなったら——『ACCA 13区監察課』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

合う人

  • 「何も起きていないのに何かが進んでいる」という構造が好きな人
  • 世界観の設計が丁寧な作品を探している人(各区の文化設定が細かい)
  • 2周目で別の作品になるタイプの構成が好きな人
  • キャラクターが大声を出さず、感情をあまり表に出さない作品が好きな人
  • 音楽と美術から先に入れる人

合わない人

  • 1話で「何かが起きること」を期待する人。3話まで待てないなら向かない
  • 主人公に感情移入して引っ張ってもらいたい人。ジャンは基本的に読めない
  • アクションや戦闘で盛り上がるタイプの政治ものを想定している人
  • 各区のエピソードに散漫さを感じてしまう人(人によっては寄り道に見える)

次に見るなら

ジョーカー・ゲーム——1930年代の日本を舞台にしたスパイもの。こちらもほぼ全員が「何を考えているかわからない」人物で構成されていて、感情ではなく知略で話が動く。ACCA同様、台詞より沈黙のほうが情報量が多い作品。スパイの矜持という妙な美学が好きなら刺さる。

91 Days——禁酒法時代のアメリカを舞台にした復讐劇。こちらはACCAより感情の振れ幅があるが、「目的のために感情を抑えて動く主人公」という点で共通する。雰囲気の渋さと、じわじわ進む構成が好きな人に向く。

バッカーノ!——同じく複数の視点・複数の区画(こちらは時代)が交差する構成。ACCA的な「世界の広さを感じさせる群像劇」が好きなら、テンポは全然違うがこちらも楽しめる。混沌としているように見えて最後に収束する気持ちよさがある。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

『ACCA 13区監察課』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで配信中です。全13話とコンパクトにまとまっており、週末一気見にも最適な作品です。政治サスペンスが好きな方にはぜひおすすめしたい一本です。

『ACCA 13区監察課』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで配信中です。全13話とコンパクトにまとまっており、週末一気見にも最適な作品です。政治サスペンスが好きな方にはぜひおすすめしたい一本です。

よくある質問

Q. ACCA 13区監察課はどこで見られますか?
A. dアニメストア、U-NEXT、DMM TVで配信中です。各サービスの登録・無料期間を活用してお試しください。
Q. 何話まであるの?長い?
A. 全13話です。1話あたり約24分なので、合計約5時間とコンパクト。週末に一気見しやすい作品です。
Q. 原作はある?アニメから入っても大丈夫?
A. 原作は『ACCA13区監察課』(オノ・ナツメ著)のコミックです。アニメは原作をほぼ忠実に映像化しており、アニメから入っても問題なく楽しめます。
Q. アクション要素は少ない?どんな人に向いている?
A. アクションはほぼなく、会話と雰囲気で進む大人向けの政治ドラマです。じっくり考察しながら見たい方や、独特の世界観が好きな方に特におすすめです。

まとめ

『ACCA 13区監察課』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで配信中です。全13話とコンパクトにまとまっており、週末一気見にも最適な作品です。政治サスペンスが好きな方にはぜひおすすめしたい一本です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

目次