かつて神だった獣たちへ

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2019かつて神だった獣たちへ

かつて神だった獣たちへ

★ 3.0 / 5.0アクションドラマファンタジーミステリー超自然
放送年2019年
フォーマットTVアニメ
話数12話
原作漫画
制作MAPPA

長く続いた南北戦争で、劣勢の北軍は暗黒魔法を使い、インカーネイトという怪物兵士を生み出した。戦争終結後、これらの聖獣は平和な社会で生きるか、ビーストハンターに殺されるかの選択を迫られる。インカーネイトの娘ナンシー・シャール・バンクロフトはハンターを狩る側に回ることを決める。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

長く続いた南北戦争の末期、劣勢に立たされた北軍は禁断の暗黒魔法によって「インカーネイト」と呼ばれる人外の力を持つ兵士たちを生み出した。彼らは戦争を勝利へ導いたが、平和が訪れた世界では制御を失い、人々を脅かす存在となってしまう。やがて聖獣たちを狩る「ビーストハンター」が現れ、かつての英雄たちは討たれる運命をたどっていく。インカーネイトに縁を持つ少女ナンシー・シャール・バンクロフトは、自らの信念に従い、聖獣たちをめぐる旅へと足を踏み入れていく。神となった獣たちの哀しみと、それを見届ける者の物語が静かに幕を開ける。

みどころ・魅力

① 神話と西部劇が融合した独自の世界観

南北戦争を思わせる戦後の荒廃した世界を舞台に、暗黒魔法で生まれた聖獣たちが点在する独特の設定が魅力です。重厚なダークファンタジーと西部劇的な空気感が混ざり合い、一話ごとに異なる聖獣のドラマが描かれることで、神話のような寓話性と切なさが全編を貫いています。

② 一話完結で胸に迫る聖獣たちの悲哀

かつて戦場で英雄だった聖獣が、平和な世界では化け物として狩られる——その避けられない悲劇が毎話丁寧に描かれます。人として生きたい願いと獣としての宿命のあいだで揺れる姿は哀しくも美しく、ただのアクションでは終わらない深いドラマ性が見る者の心を掴みます。

③ 真実へと近づくミステリー的な構成

聖獣を狩る者と狩られる者、その背後に隠された戦争の真実が物語を進めるごとに少しずつ明らかになっていきます。なぜ彼らは生み出されたのか、誰が裏で糸を引いていたのか——謎を追う展開がミステリーとしての緊張感を生み、終盤に向けて加速していくストーリーから目が離せません。

キャスト・声優一覧

ナンシー・シャール・バンクロフト
ナンシー・シャール・バンクロフト
メイン
加隈亜衣
ハンク
ハンク
メイン
小西克幸
クロード
クロード
サブ
石川界人
エレイン
エレイン
サブ
能登麻美子
ケイン・マッドハウス
ケイン・マッドハウス
サブ
中村悠一
エリザベス
エリザベス
サブ
坂本真綾
ミリエリア
ミリエリア
サブ
市ノ瀬加那
ライザ
ライザ
サブ
日笠陽子

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スタッフ

監督宍戸淳
シリーズ構成村越繁
キャラクターデザイン新沼大祐
音楽池頼広
美術監督森川裕史
音響監督小泉紀介
OPまふまふ「サクリファイス」
EDげろ 「HHOOWWLL」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

正直に言うと、タイトルだけで再生ボタンを押した。「かつて神だった獣たちへ」——この字面のかっこよさに対して、中身がどんな話なのかはまったく知らないまま見始めた。てっきり神話っぽいファンタジーだろうと身構えていたら、出てきたのは南北戦争の終わったあとの、煤けて湿った世界だった。最初の数話は「思っていたのと違う」が先に立って、ぼんやり眺めていた記憶がある。ところが2回目に見たとき、序盤の静かなシーンの台詞ひとつひとつが、後半の展開を全部知っている前提で書かれていたことに気づいて、背筋が冷えた。派手な戦闘より、戦いが終わったあとの「で、どうするの」を描く話だと分かってから、この作品の見え方がまるごと変わった。

戦争が終わったあとも、戦争のなかで生きている獣たちの話

この作品は、化け物が暴れるダークファンタジーの皮をかぶった、ものすごく地味で重い話だ。北軍は劣勢を覆すために暗黒魔法でインカーネイト——人間を化け物に変えた兵士——を造り出した。問題はそこじゃない。問題は、戦争が終わってしまったことのほうにある。勝った国にとって、用が済んだ兵器ほど扱いに困るものはない。人の姿を捨ててまで国に尽くした獣たちは、平和になった社会で「危険物」として処分されるか、人としてのふりを続けて静かに壊れていくかの二択を迫られる。これは復讐譚でも怪物退治でもなくて、終わった戦争を一人ひとりが個人で背負い続ける話だ。ハンクが、正気を失っていく仲間を自分の手で討つために旅をしているという構図そのものが、もうしんどい。彼は加害者で被害者で、たぶん誰よりも先に壊れることを自分で分かっている。そこにナンシーという、討たれた側の遺族が絡んでくる。彼女の憎しみは正しい。でもその正しさが、ハンクの背負っているものの前では一度宙吊りになる。誰も間違っていないのに、誰も救われない。戦争映画でよく言われる「銃を置いても戦争は終わらない」を、化け物という装置を使ってここまで個人の体温で描いた作品はそう多くない。1回目は化け物バトルとして見て、2回目は戦後処理の物語として見た。たぶん3回目は、ただ登場人物の誰かに感情移入して泣くために見ると思う。

特に刺さったシーン

刺さるのは戦闘の見せ場じゃなくて、討つ前の「間」だ。小西克幸が演じるハンクの声が、序盤はあくまで穏やかで、淡々としている。その淡々が逆にこわい。仲間だった獣と対峙する場面で、彼が一瞬だけ声のトーンを落とすところがあって、そこで初めて「ああ、この人はこれを何度もやってきたんだ」と分かる。叫ばないからこそ効く芝居で、思わず巻き戻した。ナンシーまわりも容赦がない。憎しみで来た人間が、相手の事情を知ってしまったあとの、どう感情を置けばいいか分からない顔。あの宙ぶらりんの表情を、終盤の展開まで引っぱり続けるのがうまい。中村悠一が要所で見せる低い芝居や、日笠陽子能登麻美子あたりの脇の声が、世界の湿度をぐっと上げてくる。化け物のデザインそのものより、それを討つ側の人間の表情のほうがよほど怪物的に見える瞬間が、何度もあった。

読んで見たくなったら——『かつて神だった獣たちへ』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 戦争そのものより「終わったあと」を描く話が好きな人
  • 誰も悪くないのに誰も救われない、後味の苦い物語に耐性がある人
  • 叫ぶ芝居より、声を落とす芝居のうまさに気づける人
  • タイトルの語感だけで作品を選んでしまう癖がある人(仲間だ)

合わない人

  • 派手な必殺技と爽快なバトルを毎話期待している人
  • 主人公が分かりやすく正しくて、最後にスッキリ勝つ話が見たい人
  • 暗い基調と重いテーマが続くのが純粋にしんどい人

次に見るなら

戦いのあとに残された者の話、という軸でいくつか。暴力をふるった人間が、平穏のなかでそれをどう抱えるかを描くヴィンランド・サガは、復讐から始まって「その先」へ進む構造が近い。終わったあとの罪の引きずり方が好きなら確実に刺さる。国家のために兵器にされた者たちの悲劇という意味では鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST。戦争と人体への代償というテーマが重なり、軍人たちの後悔の描き方が響く。元兵士たちが戦後を生き直そうとする物語ならゴールデンカムイもおすすめで、トーンは違うけれど「戦争で壊れた人間の再生」という核は同じ場所にある。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
「かつて神だった獣たちへ」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVで視聴することができます。いずれも見放題対象として配信されているため、ダークファンタジーの世界観をじっくり楽しみたい方はお好みのサービスを選べます。無料お試し期間を活用すれば、初めての方でも気軽に作品の世界に触れられます。

よくある質問

Q. 「かつて神だった獣たちへ」はどこで配信されていますか?
A. dアニメストア、U-NEXT、DMM TVの3つのサービスで視聴可能です。いずれも見放題対象として配信されているため、加入中のサービスがあればすぐに楽しめます。
Q. どんなジャンルの作品ですか?
A. アクションとドラマを軸に、ファンタジーやミステリー、超自然的な要素が融合したダークファンタジー作品です。聖獣たちの悲哀を描く重厚な物語が特徴となっています。
Q. いつ放送されたアニメですか?
A. 2019年に放送されたTVアニメです。マンガを原作とした作品で、放送から時間が経った現在も各配信サービスでじっくり楽しむことができます。
Q. アクションが苦手でも楽しめますか?
A. 戦闘シーンもありますが、本作の中心は聖獣たちの切ないドラマや戦争の真実をめぐるミステリーです。物語や世界観を重視する方にもおすすめできる作品です。

まとめ

「かつて神だった獣たちへ」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVで視聴することができます。いずれも見放題対象として配信されているため、ダークファンタジーの世界観をじっくり楽しみたい方はお好みのサービスを選べます。無料お試し期間を活用すれば、初めての方でも気軽に作品の世界に触れられます。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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