終わりのセラフ

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2015終わりのセラフ

終わりのセラフ

★ 3.6 / 5.0アクションドラマファンタジーミステリー超自然
放送年2015年
フォーマットTVアニメ
話数12話
原作漫画
制作WIT STUDIO

ある未知のウイルスによって、13歳未満の子どもを除く人類が滅亡した世界が舞台。生き残った子どもたちは吸血鬼に奴隷化される。主人公・百夜優一郎は、すべての吸血鬼を倒すほど強くなることを夢見る人間少年。彼の復讐と成長の物語が描かれる。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

謎のウイルスが猛威を振るい、13歳以上の人類がほぼ滅亡した世界。生き延びた子どもたちは地下に君臨する吸血鬼たちの奴隷として支配される。そんな中、百夜優一郎は幼馴染たちとともに脱走を試みるが、悲劇的な結末を迎える。唯一生き残った優一郎は復讐を誓い、対吸血鬼部隊「月鬼ノ組」に加入。人類存続をかけた吸血鬼との壮絶な戦いに身を投じていく。

みどころ・魅力

① 復讐と絆が交差するダークな世界観

文明崩壊後の終末的な世界を舞台に、優一郎の怒りと悲しみが物語の核を成す。吸血鬼という絶対的な敵に立ち向かう人間たちの意地と、そこで育まれる仲間との絆が重厚に描かれており、単純な善悪では割り切れない複雑な関係性が緊張感を高める。

② 優一郎とミカエラの運命的な対立構造

幼少期を共に過ごした優一郎とミカエラが、人間と吸血鬼として相対する展開は本作最大の見せ場のひとつ。敵同士でありながら互いを思い続ける二人の感情の揺れが、戦闘シーン以上の緊迫感と切なさをもたらし、物語に深みを与えている。

③ 迫力のバトルと呪鬼装備の設定

悪魔と契約することで力を得る「呪鬼」武器の設定が独特で、キャラクターごとに個性的な武器と戦闘スタイルが楽しめる。月鬼ノ組の隊員たちが吸血鬼貴族と繰り広げるスケールの大きい戦闘シーンは、アクション好きにも満足度の高い仕上がりとなっている。

キャスト・声優一覧

百夜優一郎
百夜優一郎
メイン
›
入野自由
百夜ミカエラ
百夜ミカエラ
メイン
›
小野賢章
柊シノア
柊シノア
メイン
›
早見沙織
一瀬グレン
一瀬グレン
メイン
›
中村悠一
三宮三葉
三宮三葉
メイン
›
井口裕香
君月士方
君月士方
メイン
›
石川界人
早乙女与一
早乙女与一
メイン
›
岡本信彦
十条美十
十条美十
サブ
›
嶋村侑
百夜 茜
百夜 茜
サブ
›
大地葉
柊深夜
柊深夜
サブ
›
鈴木達央
雪見時雨
雪見時雨
サブ
›
石川由依
チェス・ベル
チェス・ベル
サブ
›
古木のぞみ

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スタッフ

監督徳土大介
シリーズ構成瀬古浩司
原作鏡貴也
原案キャラデザ山本ヤマト
キャラクターデザイン門脇聡
音楽白石めぐみ、橘麻美、澤野弘之、和田貴史
音響監督鶴岡陽太
OPSawanoHiroyuki[nZk]:Gemie「X.U.」
EDSawanoHiroyuki[nZk]:Yosh「scaPEGoat」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

「吸血鬼と人類の戦い」というフレーズだけ知っていて、何年も積んでいた作品だった。2015年放送だから、リアルタイム世代の友人がやたら語るのを横で聞いていた記憶がある。ようやく重い腰を上げて見始めたら、序盤10分でかなり面食らった。

吸血鬼に支配された地下都市、子どもたちが家畜として扱われている設定——これ、思ったより容赦ないやつだ、と。「ダークファンタジー」という言葉で想像していた絵より、はるかに閉塞感がある。中村悠一さんが演じる一瀬グレンが序盤から登場するんだけど、この人の声が「信頼できる大人」と「信頼してはいけない大人」の両方に聴こえるのが絶妙で、それだけで引き込まれた。

2周目に入ると、序盤の台詞のひとつひとつが全然違って聴こえる。1回目では流していたあのシーンが、実はかなり重要な伏線だったことに気づいて、少し悔しくなる。そういう構造の作品だった。

「家族」という言葉を誰もが武器にする世界で、それでも手放せない理由

この作品を単純な「人類vs吸血鬼」のバトルものとして見ると、途中で少し物足りなくなる瞬間があるかもしれない。でも本当に描かれているのはそこじゃなくて、「誰かのために戦う」という感情が、どれだけ脆くて、どれだけ強いか、という話だと思う。

主人公の百夜優一郎は、「すべての吸血鬼を殺す」という復讐を原動力にしている。でもその復讐心の根っこにあるのは、失った「家族」への執着だ。血のつながりはない。地下の施設で偶然一緒に生き延びた子どもたちが、彼にとっての家族だった。そしてその家族を失ったことが、彼の全部を動かしている。

面白いのは、この作品が「家族的な絆」をポジティブなものとして描くだけでなく、その絆がいかに人を縛り、利用されやすいかも同時に描いていること。組織に属すれば、誰かが「仲間のために」という言葉を使って動かしてくる。個人の復讐心も、集団の論理も、結局は「大切な誰か」への感情を燃料にしている。

早見沙織さん演じる柊シノアは、この構図をよく体現しているキャラクターで、組織への忠誠と個人の感情の間で揺れる演技のニュアンスがかなり細かい。台詞の表面だけ聴いていると見落とす部分が、声のトーンにちゃんと入っている。シノアの声が「強がっている」か「本当に信じている」かで、場面の読み方がまるで変わってくる。

「家族」という言葉を、誰もが都合よく使う世界の中で、それでも優一郎が手放せないのはなぜか。その答えが、この作品のいちばん核心にある気がする。理屈じゃないし、正しくもないかもしれない。それでいい、という話だと思っている。正しさより先に感情が動いてしまう人間の話として、妙に刺さる。

特に刺さったシーン

序盤、まだ希望があった頃の地下のシーン。あそこで交わされる会話が、後の展開を知った上で見ると本当につらい。当時の子どもたちには「逃げられる」という信念があって、その無邪気さが眩しいぶん、結末と対比されたときのダメージが大きい。初見では「いい話だな」で流せるシーンが、2回目は直視できなくなる。

終盤、旧い繋がりと現在の立場がぶつかる対決シーン。ここで岡本信彦さん(早乙女与一役)の演技がかなり好きで、軽薄に見えていたキャラクターの内側が急に見えてくる瞬間がある。ああ、この人ずっとこれを抱えていたのか、と気づかされる。石川界人さんの君月士方も、無口に見えて台詞の間の取り方に情報量が多い。この二人がフレームに入るシーンは、台詞より間の方が雄弁だったりする。

井口裕香さんの三宮三葉は、声の柔らかさと状況の過酷さのギャップがきつくて、それがちょうどいい。この声で、このセリフを言わせるのか、という組み合わせ。思わず巻き戻した。

読んで見たくなったら——『終わりのセラフ』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 「人類vs○○」の構図より、その中での人間関係の方が気になるタイプ
  • 主人公が感情的で衝動的でも許せる。むしろそっちの方がリアルだと思える人
  • 組織・忠誠・裏切りといったテーマが好き(進撃の巨人が合った人には刺さりやすい)
  • 中村悠一・早見沙織のコンビの演技を聴くだけでペイできる

合わない人

  • バトルシーンのカタルシスを主軸に楽しみたい人(アクションの密度はそこまで高くない)
  • 主人公が感情で動くたびにストレスが溜まるタイプ(優一郎は割と毎回そういう選択をする)
  • 1クールで全部きれいに終わってほしい人(続きがある構造なので、途中で終わった感は残る)

次に見るなら

進撃の巨人が好きなら迷わず。人類が閉じ込められた世界で圧倒的な存在と戦うという構図が近く、組織の内側に潜む陰謀という要素も共通している。終わりのセラフで「組織の裏側」に引っかかりを覚えた人なら、さらに深くハマる。

家族を失った少年が悪に復讐するという骨格で選ぶなら鬼滅の刃。感情の動かし方が似ていて、「誰かのために強くなる」という原動力の描き方が近い。絵柄と温度感の好みで選んでいい。

「信頼と裏切り」という軸で選ぶならコードギアス。頭脳戦の比重が増すが、「何のために戦うか」という問いへの向き合い方が近く、主人公の感情的な判断が物語を動かす点も共通している。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『終わりのセラフ』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluの4サービスで配信中です。月額サービスへ加入済みであれば追加料金なしで視聴できるため、気軽に試せる環境が整っています。複数のサービスで配信されているので、普段使いのプラットフォームからすぐに視聴を始められます。

よくある質問

Q. 『終わりのセラフ』は何クールありますか?
A. 2015年に第1クール(第1期)と第2クール(名古屋決戦編)が放送されており、合計24話構成です。続編となる『終わりのセラフ 月鬼ノ組篇』も制作が発表されています。
Q. 原作漫画との違いはありますか?
A. アニメは原作漫画(山本ヤマト作画・鏡貴也原作)の序盤〜中盤をベースにしており、大筋の流れはほぼ同じです。一部のエピソードや心理描写は漫画のほうが詳しく描かれています。
Q. どのサービスで視聴できますか?
A. dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluの4サービスで配信中です。各サービスとも無料トライアル期間を提供している場合があるため、公式サイトで最新情報を確認してみてください。
Q. グロ・残酷描写はどの程度ありますか?
A. 戦闘シーンや悲劇的な展開は多いですが、過度に露骨なグロ表現は抑えられています。ダークファンタジー・バトルものとして一般的な水準で、中高生以上であれば問題なく楽しめる内容です。

まとめ

『終わりのセラフ』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluの4サービスで配信中です。月額サービスへ加入済みであれば追加料金なしで視聴できるため、気軽に試せる環境が整っています。複数のサービスで配信されているので、普段使いのプラットフォームからすぐに視聴を始められます。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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