ヴィンランド・サガ

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2019ヴィンランド・サガ

ヴィンランド・サガ

★ 4.3 / 5.0アクション冒険ドラマ
放送年2019年
フォーマットTVアニメ
話数24話
原作漫画
制作WIT STUDIO

トールフィンはヴァイキングの偉大な戦士の息子だが、傭兵隊長アシェラッドに父を戦いで殺される。復讐を誓ったトールフィンはアシェラッドに決闘を挑むため、彼の部隊に加わる。やがてトールフィンはイングランドの王位をめぐる戦争の中に巻き込まれていく。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

ヴァイキングの英雄を父に持つ少年トールフィンは、傭兵隊長アシェラッドに父を殺され、復讐を誓う。父の仇と決闘するため、その部隊に身を置きながら戦場を渡り歩く日々。やがてイングランドをめぐる王位争いに巻き込まれ、トールフィンは戦と憎しみの中で自らの生き方と向き合っていく。幸村誠の同名漫画を原作とした、北欧を舞台にした壮大な歴史叙事詩。

みどころ・魅力

① 圧倒的なスケールで描かれる北欧ヴァイキングの世界

1000年前のヴァイキング時代を舞台に、イングランド遠征や北欧の戦場をリアルに再現。激しい剣戟アクションと重厚な時代考証が生み出す世界観は、他の歴史アニメとは一線を画す没入感を与える。

② 復讐と成長が交錯する主人公の内面ドラマ

憎しみだけを燃料に生きるトールフィンが、戦いを重ねるなかで何を失い何を得るのかが丁寧に描かれる。少年から戦士への変貌と、その先にある問いかけが物語の核心を成している。

③ 強烈な個性を持つキャラクターたちの人間模様

カリスマ的な知略家アシェラッド、善性と王としての使命の狭間で揺れるアシェラッド配下の面々など、敵味方を問わず造形の深いキャラクターが物語を引き締め、単純な善悪に収まらない群像劇を生み出している。

キャスト・声優一覧

トルフィン・カルルセヴニ
トルフィン・カルルセヴニ
メイン
›
上村祐翔
アシェラッド
アシェラッド
メイン
›
内田直哉
クヌート
クヌート
メイン
›
小野賢章
ラグナル
ラグナル
サブ
›
浦山迅
アトリ
アトリ
サブ
›
高橋伸也
トーレ
トーレ
サブ
›
最上嗣生
モード
モード
サブ
›
丹羽正人
トールズ・スノーレソン
トールズ・スノーレソン
サブ
›
松田健一郎
ユルヴァ
ユルヴァ
サブ
›
生天目仁美
ゴルム
ゴルム
サブ
›
宮澤正
ハーコン
ハーコン
サブ
›
長谷川芳明
ビョルン
ビョルン
サブ
›
安元洋貴

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スタッフ

監督籔田修平
シリーズ構成瀬古浩司
キャラクターデザイン阿比留隆彦
音楽やまだ豊
美術監督竹田悠介
音響監督はたしょうじ
OPサヴァイヴ・セッド・ザ・プロフェット「MUKANJYO」
OPマン・ウィズ・ア・ミッション「Dark Crow」
EDエメ「Torches」
EDミレイ「Drown」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

「バイキングが主人公のアニメ」という情報だけで食指が動いた。北欧神話とか中世ヨーロッパ史とか、そういうジャンルのアニメはほとんどなかったから。最初の数話は正直、少年漫画的な復讐劇だと思って見ていた。父親を殺されて、復讐を誓って——ありきたりといえばありきたりの入口。

ところが話が進むにつれて、そのありきたりさを意図的に積み上げていたことに気づく。2回目に見返したとき、序盤のトールフィンの目の死んだ感じが、ただの演出じゃなくて「復讐しか残っていない人間の目」としてちゃんと機能していたと分かった。上村祐翔の声が、ほぼ感情を抜いた芝居をしているのも、そのころようやく腑に落ちた。

「本当の戦士に敵はいない」——暴力で始まり、暴力を手放すまでの話

ヴィンランド・サガは復讐譚ではない。復讐をずっと描いているように見えて、実はその復讐の空虚さをひたすら積み上げる構造になっている。トールフィンは敵を倒すたびに何も得られず、決闘に勝つたびに目的を先送りにされ続ける。あの単調なくり返しは、たぶん意図的だ。

作中で何度か繰り返されるトールズの言葉——「本当の戦士には敵がいない」——が最終的に何を意味するのか、1期を見終わった段階では正直ピンとこなかった。2期の農耕パートで初めて、その言葉の重さが分かる仕組みになっている。

2期は賛否があるのは知っている。戦闘シーンがほぼなくなって、農場で土を耕す話になる。でも俺はあのパートが嫌いじゃなかった。むしろ必要だったと思う。1期でずっと「殺す側」として描かれてきたトールフィンが、初めて「何かを育てる側」に回る。暴力から降りることが、どれだけ能動的な選択かを、あのパートは正面から描いていた。

農耕パートのトールフィンの声が、1期と明確に変わっているのも聴きどころだ。上村祐翔が、感情の抑揚を少しずつ取り戻していく演技をしていて、それが物語の変化と完全にシンクロしている。「暴力を手放した人間の声」ってこういうものかと思った。

クヌートの変化も見どころで、小野賢章が演じる繊細な皇子が権力の論理に飲まれていく過程は、トールフィンの変化と対比として機能している。どちらも「父の影響下にある息子」として描かれながら、まったく違う結末に向かう。

特に刺さったシーン

1期終盤のアシェラッドに関わる展開は、何度見ても構えてしまう。あの場面でのアシェラッドの選択が、それまでの彼の言動を全部回収する形になっている。悪役として出てきたはずの人物が、終盤でこんな動き方をするとは1話時点では想像もしていなかった。

安元洋貴のビョルン——豪快で粗暴に見えて、アシェラッドへの忠義が一本筋として通っているキャラクター——の最期の場面も、思ったより引きずった。「こいつがいなくなるのか」という喪失感は、あの声があってこそだと思う。

生天目仁美のユルヴァは出番こそ多くないが、出てくるたびに空気が変わる。あの声の存在感は、場面全体の重心を動かすタイプの演技で、2期でも数シーン、セリフよりも「間」で語るような芝居をしていた。

読んで見たくなったら——『ヴィンランド・サガ』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 中世ヨーロッパ・北欧史に少しでも興味がある
  • 少年漫画的な「強くなる主人公」より、「変わっていく主人公」が好き
  • 1クールで完結しない、長いスパンの物語に耐性がある
  • 声優の演技の細部を拾いながら見るタイプ
  • 「戦争・暴力の意味」みたいなテーマを重くなりすぎずに消化したい

合わない人

  • 毎話カタルシスのある展開を求めている(特に2期は長い)
  • バトルアニメとして見ようとしている(期待値を外される)
  • 農耕・農業描写が延々続くパートに耐えられない
  • 主人公に感情移入しやすい人物像を求めている(序盤のトールフィンは意図的に感情が薄い)

次に見るなら

ベルセルク(1997年版)は、暴力と復讐と宿命という軸が近い。中世ヨーロッパ的な世界観と「父性への反発」というテーマも重なる部分が多い。ヴィンランド・サガのダークさが肌に合ったなら、こちらも高確率で刺さる。

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…ではなく——平家物語(2021年)は、戦の中で「何のために戦うか」を問い続ける構造がヴィンランド・サガと似ている。派手さはないが、1話ごとの密度が高く、声優陣の仕事量がすごい。

キングダムは同じ「戦場で育つ少年」フォーマットでも、成長・覇権指向が強い対比として面白い。ヴィンランド・サガが「暴力から降りる話」なら、キングダムは「暴力を極める話」で、どちらが好きかで自分の好みが分かる。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

「ヴィンランド・サガ」は現在、dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TV・Netflix・Huluの主要6サービスで配信中です。サブスクに加入済みであれば追加料金なしで視聴できる環境が整っており、自分のペースで一気見しやすい作品です。まだ観ていない方は、ぜひこの機会にチェックしてみてください。

よくある質問

Q. ヴィンランド・サガはNetflixで観られますか?
A. はい、Netflixで配信中です。dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TV・Huluでも視聴可能なので、すでに加入しているサービスからすぐに観られます。
Q. 原作漫画は完結していますか?
A. 原作漫画(幸村誠/講談社)は連載中です。アニメはシーズン2まで放送されており、それぞれ原作の異なる章をカバーしています。
Q. アニメはシーズン1から観る必要がありますか?
A. はい、シーズン1から順番に視聴することを強くおすすめします。キャラクターの背景や人間関係がシーズン2の感動に直結するため、話の流れをつかんでから進む方が作品を深く楽しめます。
Q. グロ・暴力描写は強いですか?
A. ヴァイキングの戦闘を描くため、戦場シーンや剣戟の描写はリアルで激しい場面があります。ただしアニメ版は原作より抑えめで、ストーリーやキャラクターの深みを重視した演出がなされています。

まとめ

「ヴィンランド・サガ」は現在、dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TV・Netflix・Huluの主要6サービスで配信中です。サブスクに加入済みであれば追加料金なしで視聴できる環境が整っており、自分のペースで一気見しやすい作品です。まだ観ていない方は、ぜひこの機会にチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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