ベルセルク

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2016ベルセルク

ベルセルク

★ 2.8 / 5.0アクション冒険ドラマファンタジーホラー超自然
放送年2016年
フォーマットTVアニメ
話数12話
原作漫画
制作Millepensee

心に燃える炎に突き動かされた黒い剣士ガッツは、果てしない復讐の旅を続ける。彼の前に立ちはだかるのは、凶悪な盗賊、狂気の悪霊、神の子ども。命を削りながらも、ガッツは人間の身体と剣だけで、非人間的な力を持つ敵と戦い続ける。彼の行き着く先にあるものは何か。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

全身に傷を持つ黒い剣士・ガッツは、巨大な斬馬刀を背負い、暗黒の世界を独りゆく。彼の胸に宿るのは、かつての仲間への激しい憎悪と、決して消えない怒りの炎。凶悪な盗賊や狂気の悪霊、人智を超えた神の使いたちが次々と行く手を阻むが、ガッツは人間としての肉体と一本の剣だけを武器に、圧倒的な力の差を乗り越えて戦い続ける。果てしない復讐の旅の先に、彼が見出すものとは何か。三浦建太郎の伝説的ダークファンタジーを映像化した問題作。

みどころ・魅力

① 圧倒的な絶望感と「それでも進む」ガッツの意志

本作の核心は、人間が超常の力に蹂躙される理不尽な世界観にある。ガッツは何度倒されても立ち上がり、傷を重ねながら前へ進む。その姿は単純な「強さ」ではなく、怒りと悲しみが混ざり合った人間的な執念であり、見る者の感情を強烈に揺さぶる。

② 原作の雰囲気を引き継ぐ濃密なダークファンタジー世界

三浦建太郎の原作漫画が持つ中世ヨーロッパ風の退廃的な世界観を、映像として体験できる貴重な作品。怪異・悪霊・腐敗した人間社会が混在する重厚な設定は、他のファンタジーアニメとは一線を画す密度を持っている。

③ 容赦ない暴力描写と、その先にある人間ドラマ

グロテスクな戦闘描写は単なる刺激ではなく、ガッツが背負う過去の重さの表現でもある。凄惨な場面の連続の中に、キャラクターの内面と人間関係が丁寧に描かれており、ダークな世界観の中にドラマとしての深みがある。

キャスト・声優一覧

ガッツ
ガッツ
メイン
岩永洋昭
イシドロ
イシドロ
メイン
下野紘
パック
パック
メイン
水原薫
キャスカ
キャスカ
メイン
行成とあ
リッケルト
リッケルト
サブ
寿美菜子
ファルネーゼ・ド・ヴァンディミオン
ファルネーゼ・ド・ヴァンディミオン
サブ
日笠陽子
シールケ
シールケ
サブ
斎藤千和
ニーナ
ニーナ
サブ
高森奈津美
ゾッド
ゾッド
サブ
髑髏の騎士
髑髏の騎士
サブ
大塚明夫
アザン
アザン
サブ
安元洋貴
フローラ
フローラ
サブ

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スタッフ

監督板垣伸
シリーズ構成深見真
キャラクターデザイン阿部恒
音楽鷺巣詩郎
OP9mm Parabellum Bullet「Inferno」
EDやなぎなぎ「瞑目の彼方」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——「グリフィスが許せない」という言葉が怖くて、ずっと避けていた

長いこと積んでいた。というより、意識的に避けていた。SNSやオタク仲間の感想を見るたびに「グリフィスが許せない」「あのシーンで泣いた」「ベルセルクはトラウマ」という言葉が飛び込んできて、そのたびに「今じゃないな」と棚に戻していた。

怖かったのだ、正直に言うと。キャラクターへの怒りや悲しみが、見た後も消えないタイプの作品があることは知っている。ガッツの黒い剣士姿がビジュアルとして刺さっていたからこそ、余計に踏み込めなかった。

実際に見始めたら、序盤からわかった。これは「見終わった後の自分」を変えにくるやつだと。2016年版はCGアニメーションの質感についてよく言われるが、それよりも、世界の重さ——泥と血と絶望の匂い——が画面から染み出してくる感覚のほうが先に来た。2回目に見たとき気づいたのは、そのCGのカクつきすら、ガッツの世界の「滑らかじゃなさ」と合っていたこと。これは意図だったのか偶然だったのか、今でもわからない。

人間が「人間のまま」であることを選ぶ、という話

ベルセルクをダークファンタジーとして消費するのは簡単だ。でもこの作品の核心は、そこじゃない。

ガッツは超人的な力を持っているが、あくまでも「人間」だ。使徒でも使徒の血縁でもなく、鉄の義手と大剣と肉体だけで化け物と戦う。その非効率さ、合理性のなさが、この作品の全てを決定している。なぜ逃げないのか。なぜ諦めないのか。外から見れば狂気に映るその執着が、ガッツにとっては「人間であること」の証明なのだと思う。

2016年版が描く旅は、そのガッツに仲間が集まっていく過程でもある。シールケ(斎藤千和)の声が持つ、賢さと年齢不相応な孤独感の混在——あの演技が、この「人間の側にいることを選ぶ者たちの物語」をひとつ上の層に引き上げている。魔法を使えるのに、人間の世界で生きることを選んだ少女の声として、ああいう質感が来るとは思っていなかった。

ファルネーゼ(日笠陽子)の変化も見逃せない。彼女は信仰という「力の代替物」に依存していた人間で、それを剥ぎ取られた後に何が残るかを見せられる。日笠陽子の演技はここで、強さと脆さを切り替えるのではなく、同時に存在させている。ああいう難度の高い仕事を、セリフの密度が高くない場面でやってのけるのが怖い。

対比として機能しているのが、人間性を「手放した」側の存在だ。グリフィスが許せないと多くの人が言う。その怒りは正しい。でも同時に、なぜ彼があの選択をしたのかを考えると、ある種の納得感と吐き気が同時に来る。夢のために人間を止めた男と、人間であることに固執し続ける男。この対比がベルセルクの背骨であり、どちらにも感情移入できてしまう構造が、この作品を単なる「勧善懲悪の物語」から遠ざけている。

髑髏の騎士(大塚明夫)が画面に現れるたびに、場の空気が変わる。大塚明夫の声は「歴史の重さ」を声帯で表現できる数少ない俳優のひとりで、短い出番の中に「ガッツより先に、もっと長く戦ってきた者」の気配を滲ませる。あの声があるだけで、世界の奥行きが倍になる。

特に刺さったシーン

終盤、ガッツが限界を超えて動き続けるシーンで、アザン(安元洋貴)が出てくる場面がある。安元洋貴の声は基本的に「大きな存在感」に使われることが多いが、ここでのアザンは正義と力と鈍さが混在した人物で、その複雑さをセリフの少ない場面でも維持している。正しいことを言っているのに腹が立つ、というキャラクターの難しさを、声の質感だけで成立させていた。

それと、序盤でイシドロ(下野紘)がガッツに憧れ始めるくだり。下野紘がやると、この子どもっぽい英雄崇拝が軽くならない。「強くなりたい」という感情の純粋さと、その先に待っているものへの無知——それが声の中に共存している。後からここを見返すと、かなりきつい。

「ここで声が出なくなった」という瞬間が複数ある作品は多くないが、ベルセルクはそのひとつだった。画面を止めて、少し休んで、続きを見た。そういう見方をすることになるとは、見始める前は思っていなかった。

読んで見たくなったら——『ベルセルク』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さると思う人:

  • 「主人公が強くなっていく話」より「強くても世界は残酷である話」が好きな人
  • キャラクターの感情の機微を声優の演技で読み取るのが好きな人
  • 原作漫画をすでに読んでいて、アニメでの解釈・演技を確かめたい人
  • 重い話を見た後に何かが残る感覚を求めている人
  • 中世ヨーロッパ的な世界観の重厚さが好きな人

合わない可能性が高い人:

  • 暴力・残酷描写が苦手な人(これは本当に、合わない)
  • ストレスなく見られるエンタメを求めているとき
  • 2016年版CGアニメーションの質感がどうしても受け入れられない人(序盤は特に気になりやすい)
  • 「報われる結末」を前提に見たい人
  • 感情的なダメージが残る作品を意図的に避けているとき

次に見るなら

ヴィンランド・サガ——北欧を舞台にした、復讐と人間性の話。ベルセルクと同じく「強さとは何か」を問い続ける構造を持ちながら、主人公の変化の描き方が対照的。ガッツの旅を見た後だと、トルフィンの辿る道が別の角度で刺さる。

進撃の巨人——人間対怪物という構図の裏に、もっと深い絶望と選択が積み重なっていく。ベルセルクで「人間のまま戦うことの意味」に向き合った後、この作品の問いと重ねると見え方が変わる。

鬼滅の刃——ベルセルクと比べると救いの角度が全然違うが、「人外の力に対して人間の側で戦う」という構造の共鳴がある。ベルセルクで疲れた後に見ると、炭治郎の在り方がただの優しさではなく「選択」として映る。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

ベルセルク(2016年版)は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで配信中です。いずれも月額サブスクリプションで視聴できるため、加入済みのサービスからすぐに視聴を始められます。まずは第1話から、ガッツの絶望と怒りの旅に触れてみてください。

よくある質問

Q. ベルセルク(2016)はどこで視聴できますか?
A. dアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで配信されています。いずれも月額プランへの加入が必要ですが、無料トライアル期間中に視聴することも可能です。
Q. 原作漫画を読んでいなくても楽しめますか?
A. 楽しめますが、原作の「黄金時代篇」に相当する前日譚を先に知っておくと、ガッツの境遇や憎悪の背景がより深く理解できます。2012年公開の劇場版三部作を先に観ることをおすすめします。
Q. グロ・ホラー描写はどの程度ありますか?
A. 血や暴力描写、悪霊・グロテスクなクリーチャーの描写が多く含まれます。刺激の強い映像が苦手な方には向きませんが、ダークファンタジーに慣れている方なら世界観の一部として受け入れやすい内容です。
Q. 2016年版と2017年版は別物ですか?
A. はい、2016年版(第1期)と2017年版(第2期)は連続したシリーズです。同じ制作チームによる続編にあたるため、2016年版を見終えたらそのまま2017年版へ進むと物語の続きを楽しめます。

まとめ

ベルセルク(2016年版)は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで配信中です。いずれも月額サブスクリプションで視聴できるため、加入済みのサービスからすぐに視聴を始められます。まずは第1話から、ガッツの絶望と怒りの旅に触れてみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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