ベルセルク 黄金時代篇Ⅲ 降臨

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2013ベルセルク 黄金時代篇Ⅲ 降臨

ベルセルク 黄金時代篇Ⅲ 降臨

★ 4.0 / 5.0アクション冒険ドラマファンタジーホラー超自然
放送年2013年
フォーマット劇場版
話数1話
原作漫画
制作Studio 4°C

ガッツが鷹の団を去ってから1年。グリフィスはミッドランド王国に反逆罪で投獄されていた。野営地でシラト率いるバキラカ暗殺者に襲撃される団。絶望的な状況の中、ガッツが旅から帰還する。「お前が全てを壊した」。グリフィスはガッツなしでは何もないと泣くキャスカとガッツが再び一つになろうとする。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

鷹の団を去ったガッツが旅立ってから1年。団長グリフィスはミッドランド王女との密会が発覚し、反逆罪として地下牢に投獄されていた。その間も鷹の団はキャスカの指揮のもと生き延びていたが、シラト率いるバキラカの暗殺者たちに急襲され絶体絶命の窮地に陥る。そこへ、長い旅から帰還したガッツが現れる。しかし、グリフィスを救出したその先に待ち受けていたのは、人間の限界を超えた圧倒的な「力」への誘惑と、決して取り返せない喪失だった。黄金時代の終焉を描く衝撃の完結編。

みどころ・魅力

① ガッツとキャスカ、二人の感情が爆発する再会シーン

1年ぶりに帰還したガッツと、グリフィスを支え続けてきたキャスカ。戦場を駆け抜ける中で積み重なった感情が一気に解放される場面は、アクションと感情描写が融合した本作の白眉。怒り・悲しみ・愛情が入り混じる複雑な心情を、映像と音楽が余すところなく表現している。

② 圧倒的な作画クオリティで描かれる蝕(エクリプス)

原作屈指の問題作として語り継がれる「蝕」のシーケンスを、劇場版スケールの映像美で完全映像化。スタジオ4℃が手がける緻密なアニメーションと、鷹山雅史による重厚な音楽が、視聴者を絶望と戦慄の世界へ引き込む。ファンタジー×ホラーの限界に挑んだ映像体験。

③ グリフィスという人物の本質に迫る核心部分

夢のためなら何を犠牲にするのか——グリフィスが下す究極の選択は、単純な悪役像では語れない人間の業と欲望を突きつける。黄金時代三部作を通じて積み上げてきた関係性がすべて収束するこの一点に、ベルセルクという作品の核心がある。三部作を見てきた視聴者ほど、衝撃は深い。

キャスト・声優一覧

グリフィス
グリフィス
メイン
›
櫻井孝宏
ガッツ
ガッツ
メイン
›
岩永洋昭
キャスカ
キャスカ
メイン
›
行成とあ
ゾッド
ゾッド
サブ
›
三宅健太
ボイド
ボイド
サブ
›
小川真司
スラン
スラン
サブ
›
沢城みゆき
ユービック
ユービック
サブ
›
茶風林
茶風林
コンラッド
コンラッド
サブ
›
小山力也
ガストン
ガストン
サブ
›
矢尾一樹
髑髏の騎士
髑髏の騎士
サブ
›
大塚明夫
ピピン
ピピン
サブ
›
貴弘藤原
リッケルト
リッケルト
サブ
›
寿美菜子

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スタッフ

監督窪岡俊之
音楽鷺巣詩郎
OP平沢進「Aria」
ED川畑要「breakthrough」
ED鷺巣詩郎「L’Avenement Closing Credits」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

「ベルセルクは原作から入るべき」という空気をずっと感じていて、あの分厚い単行本を全部読んでから見るべきだという謎の義務感だけが積み上がっていた。その結果、何年も先送りにし続けた。

1作目から順に見始めたのは半ば開き直りに近い決断で、原作未読のまま劇場版3部作の最終作『降臨』まで流れ込んだ。ガッツとグリフィスの関係に、それなりに思い入れができた状態で終盤に突入することになる。

見終わったあと、しばらく何も言えなかった。原作を読んでいる人たちが「とにかく見てみて」とだけ言う理由がわかった。これは事前に何も言えない種類の映画だ。何も言わないことが最大の親切になる、そういう作品がある。

グリフィスの夢は、ガッツにとっての呪いだった

黄金時代篇3作を通じて描かれているのは、「夢を持つ者と、その夢の道具にされる者」の話だと思っている。グリフィスには王になるという揺るぎない夢がある。その夢のために人を集め、鍛え、使う。鷹の団の仲間たちは、グリフィスにとって道具ではなかったか——という問いかけが、この3作目でとうとう形になる。

ガッツが団を去ったのは、自分だけの夢を持ちたかったからだ。誰かの夢の延長線上に存在するのではなく、自分の目的を持つ人間でいたかった。それ自体は真っ当な動機だが、グリフィスにとってその離脱は崩壊の引き金だった。「お前が全てを壊した」——グリフィスは本気でそう思っている。ガッツさえいなければ、と。

ただ逆に言えば、それだけガッツに依存していたということでもある。王になるという夢を持つ男が、たった一人の離脱でここまで変容する。強さと脆さが同居しているキャラクターとして、グリフィスには妙なリアルさがある。夢に向かって突き進む人間の輝きと、それに付き合わされる側の消耗、という構造は現実でも見覚えがある。

この作品の終盤で起きることは、その構造が最悪の形で結実した結果だ。グリフィスは夢のために全てを差し出す。仲間であっても、友であっても、過去に積み上げた信頼であっても。なぜこうなったのかと思いながら見るが、実は1作目からその種はずっと蒔かれていた。2度目に見ると、グリフィスの視線の動き方、笑い方、判断の仕方が、全部違って見える。最初に見たときには「カリスマあるリーダー」として映っていたものが、別の輪郭を帯びてくる。

これを単純な裏切り者の話として片付けるのは、何かを取り逃している気がする。「夢と友情は両立するか」という問いに対して、この作品は「する人間もいるが、しない人間もいる」と静かに答えている。グリフィスはその「しない」側に属していた。それを知ったとき、ガッツは何を思ったのか。そこにこの映画の核心がある。

特に刺さったシーン

終盤の「蝕」と呼ばれるシーン全体は、映像と音が同時に圧力として押し寄せてくる異様な密度だった。劇場のスクリーンと音響で体験していたら、また違う重さがあっただろうと想像する。ああいう「観客に何かを刻みつけようとしている」設計の映像は、配信の画面でそのまま流しているとたまに目が逃げる。

ただ個人的にもっと引っかかったのは、その直前——ガッツとキャスカが静かに寄り添うあのシーンだった。言葉より先に体が動く、あの静けさ。直後に何が起きるかを知って2度目に見ると、意味が完全に変わる。穏やかさが穏やかさとして存在できる、最後の瞬間として見てしまう。

声優の演技でいうと、櫻井孝宏のグリフィスが難しい役を一貫してやっていた。高貴さとどこか空洞感が同居している声で、感情を抑えているのか最初からなかったのか判断しにくい演じ方をしている。沢城みゆきのスランは出番こそ短いが、人間の苦しみを面白がっている存在の質感を声だけで成立させていて、画面に映る前から空気がおかしくなる。大塚明夫の髑髏の騎士は、あの絶望的な状況の中で唯一「外側から見ている者」の声として機能していた。低く、乾いていて、感情移入を許さない。

読んで見たくなったら——『ベルセルク 黄金時代篇Ⅲ 降臨』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

向いている人

  • 救いのない展開も含めて作品の一部として受け取れる人
  • キャラクターの関係性や動機を丁寧に追うのが好きな人
  • 1作目・2作目を見てグリフィスとガッツの関係が気になっている人(そのまま続けてほしい)
  • 声優の演技を軸に作品を楽しめる人
  • 原作未読でも入れるか不安な人——未読でも3部作を順番に見れば問題ない

向いていない人

  • グロテスクな暴力描写・性的暴力描写が苦手な人(これは本当に強度が高い。事前に調べてから判断してほしい)
  • 後味のよい結末を必要としている人
  • 1作目を飛ばしてここから見ようとしている人
  • 「続きが気になって仕方ない」状態を引きずりたくない人——原作は作者の逝去により未完のまま止まっている。それを知った上で入ること

次に見るなら

ヴィンランド・サガ——北欧を舞台にした復讐と贖罪の物語。暴力と強さを軸に置きながら「なぜ戦うのか」という問いを中心に据えている点でベルセルクと共鳴する。1期と2期で全く異なる顔を見せる構成も面白い。同じ重さのものを続けて見たい人向け。

進撃の巨人——スケールが大きく、終盤に向けて明かされる構造の重さがベルセルクと似た読後感を持つ。「誰かの夢が誰かの地獄になる」という構図が直接的に響く。4期まで通して見て初めて完結する。

十二国記——ダークさの方向性は違うが、権力・運命・選択というテーマで深く潜れる作品として。ファンタジーの枠の中で人間を丁寧に描く、静かな重さがある。ベルセルクの後に気持ちを落ち着けたい場合にも向いている。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

『ベルセルク 黄金時代篇Ⅲ 降臨』はdアニメストアで視聴可能です。三部作の締めくくりとなる本作は、第一作・第二作を続けて観てから視聴することで最大限の没入感を得られます。衝撃的な結末を含む作品のため、覚悟を持って臨んでください。

よくある質問

Q. ベルセルク 黄金時代篇Ⅲはどこで見られますか?
A. dアニメストアで配信中です。三部作すべて配信されているため、第一作「覇王の卵」から順番に視聴することをおすすめします。
Q. 原作漫画やTVアニメを見ていないと楽しめませんか?
A. 黄金時代篇三部作を第一作から順に視聴すれば、本作単体でも十分楽しめます。ただし原作・旧TVアニメ既読者はより深く楽しめる構成になっています。
Q. グロテスクな描写はありますか?
A. あります。クライマックスの「蝕」シーンは暴力・性的・ホラー描写を含む非常に強烈な内容です。視聴に際しては注意が必要で、耐性のない方はご留意ください。
Q. この映画の後、続きはありますか?
A. 黄金時代篇三部作はここで完結します。その後の物語はTVアニメ版(2016年・2017年)や原作漫画で描かれており、本作のラストから続く「断罪篇」以降のストーリーを追うことができます。

まとめ

『ベルセルク 黄金時代篇Ⅲ 降臨』はdアニメストアで視聴可能です。三部作の締めくくりとなる本作は、第一作・第二作を続けて観てから視聴することで最大限の没入感を得られます。衝撃的な結末を含む作品のため、覚悟を持って臨んでください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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