サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER

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2001サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER

サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER

★ 3.5 / 5.0アクション冒険メカSF
放送年2001年
フォーマットTVアニメ
話数51話
原作漫画
制作Vistec Entertainment

サイボーグ009 黒幽霊という悪のテロ組織に集められた9体の実験用サイボーグ(男性8体、女性1体)の物語である。ある科学者の助けを借りた9体のサイボーグは、黒幽霊の支配に反抗する。黒幽霊は報復として、最初の9体を破壊するためにさらに多くのサイボーグを送り、世界中で破壊活動を行う。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

悪の秘密結社「黒幽霊(ブラック・ゴースト)」によって改造された9人のサイボーグたちが、組織の支配に反旗を翻す物語。国籍も境遇も異なる男女9人は、一人の科学者の助けを借りて脱走に成功。しかし黒幽霊は執拗に追跡し、新たなサイボーグ兵器を次々と投入して世界各地で破壊活動を展開する。仲間との絆と人間としての心を胸に、009こと島村ジョーたちは人類の平和のために戦い続ける。

みどころ・魅力

① 石ノ森章太郎の原点が2001年版でよみがえる

石ノ森章太郎の代表作を、現代的な作画クオリティでリメイクした本作。原作の世界観・キャラクター設定を忠実に踏襲しつつ、全51話のボリュームで丁寧に描かれる。往年のファンも初見の視聴者も入りやすい構成で、日本特撮・SF漫画の源流に触れられる貴重な機会となっている。

② 国際色豊かな9人のキャラクター描写

ロシア、アメリカ、フランス、中国など異なる国籍・背景を持つ9人が個性を持って描かれる。それぞれの過去や葛藤が丁寧に掘り下げられており、チームとして絆が育まれていく過程はシリーズの大きな醍醐味。キャラクターへの感情移入のしやすさが、長丁場の視聴を支えてくれる。

③ 人間とサイボーグの間で揺れるアイデンティティ

「人間であることとは何か」というテーマが全編を通じて問われ続ける。超人的な力を得た代わりに人間らしさを失うことへの恐怖と向き合うキャラクターたちの苦悩は、SFアクションの枠を超えた普遍的なドラマを生み出している。

キャスト・声優一覧

島村ジョー
島村ジョー
メイン
›
櫻井孝宏
フランソワーズ·アルヌール
フランソワーズ·アルヌール
メイン
›
ゆきのさつき
ジェット·リンク
ジェット·リンク
メイン
›
森久保祥太郎
グレート·ブリテン
グレート·ブリテン
メイン
›
チョー
チョー
イワン·ウイスキー
イワン·ウイスキー
メイン
›
植田佳奈
張々湖
張々湖
メイン
›
茶風林
茶風林
アルベルト・ハインリヒ
アルベルト・ハインリヒ
メイン
›
飛田展男
ジェロニモ·ジュニア
ジェロニモ·ジュニア
メイン
›
大塚明夫
ピュンマ
ピュンマ
メイン
›
岩田光央
アイザック・ギルモア
アイザック・ギルモア
サブ
›
麦人
麦人
サブ
›
紗ゆり
紗ゆり
ローザ
ローザ
サブ
›
沢海陽子

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スタッフ

監督川越淳
キャラクターデザイン紺野直幸
音楽松尾早人
音響監督岩浪美和
OPグローブ「What’s the Justice?」
EDグローブ「Genesis of Next」
EDグローブ「Starting From Here」
EDフェイレイ「I do」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

サイボーグ009、という名前はずっと知っていた。石ノ森章太郎、黒幽霊、09番——断片的な知識だけあって、なぜか何年も後回しにしてきた。「歴史的に重要な作品だとはわかっている」という状態のまま放置していたやつだ。いつかの宿題みたいなものとして。

2001年版を見始めたのは、正直「とりあえず入門用に」くらいの気持ちだった。それが第1話を見終わった時点で、完全に舐めていたことを悟る。「兵器として作られた人間が、自分の意志で逃げる」というたった1話の筋が、こんなに重くなるとは思っていなかった。2回目に見たとき気づいたのは、あの「脱走」の場面の静けさだ——怒号でも爆発でもなく、ただ走っている。その選択の重さが、初見のときは全然わかっていなかった。

「兵器」として生まれた者が、それでも人間であることを選び続ける話

黒幽霊は武器商人だ。彼らにとってサイボーグたちは製品であり資産であり、最終的には消耗品だ。009(島村ジョー)をはじめとした9人は、「自分の意志で戦うために作られた」のではなく、「組織の目的を達成するための機械」として設計されている。

だからこそ、彼らが自分の意志で戦うことを選んだとき——その逆説が、この作品の芯になる。

2001年のこのアニメが面白いのは、石ノ森章太郎が1960年代に描いたテーマをほとんどそのままの重量で持ち込んでいるところだ。冷戦的な文脈こそ薄れているが、「組織が個人を道具として使う」という構造は、むしろ21世紀になって更新されている。

9人はそれぞれ国籍も背景も違う。001のイワン・ウィスキーは赤ちゃんのまま改造された天才(植田佳奈の、あの無機質な中に何かを宿す声は独特だ)、002のジェット・リンクはニューヨーク出身の反骨心を持つ男(森久保祥太郎の荒々しさの中に滲む情の厚さが効いている)、003のフランソワーズ・アルヌールはパリ出身の女性(ゆきのさつきの、テレパシーで「感じ取った瞬間」の間の演技が好きだった)。この多様性は1960年代当時の「反戦メッセージ」として機能していたはずなのに、今見ても刺さる。彼らは国家の代表でも組織の駒でもなく、ただ人間として戦っている。

009の加速装置——あの演出、2回目に見たとき少し怖くなった。「時間が止まった世界で自分だけが動ける」ということは、誰にも追いつけない、ということでもある。速すぎて誰にも理解されない孤独が、あの映像の裏にある。戦闘シーンとして見ていると爽快なのに、よく考えると相当しんどい能力だ。

人間として生まれ直した彼らが、それでも人間として死ぬことができるかどうか——その問いは、2001年制作にもかかわらずちっとも古びていない。むしろ、何かに回収されそうになる感覚が当たり前になった今のほうが、刺さり方が鋭くなっている気すらする。

特に刺さったシーン

009を演じる櫻井孝宏の声が、序盤の「戸惑い」から中盤以降の「覚悟」へ変化していく流れがよかった。意図した演技なのか収録順の自然な推移なのかはわからないけれど、島村ジョーの成長が声のトーンだけで伝わってくる。特に、仲間が危機に陥ったときの独り言のような短い台詞——「行かなければ」くらいのサイズの言葉なのに、何かを押し殺しているものが乗っていて、思わず手が止まった。

大塚明夫演じるジェロニモ・ジュニアは、出番が少ない回でも存在感がある。あの低音と落ち着きは、戦闘シーンより「静かに佇んでいる場面」で光るタイプだ。終盤の展開でジェロニモが動く場面は、声の温度だけで状況の重さが変わる感じがあって、改めてすごいと思った。森久保祥太郎のジェットとは対照的で、そのコントラストも計算されているんだろうと思う。

ゆきのさつきのフランソワーズは、テレパシーという特性上「言葉より前に何かを感じ取る」演技が多い。あの間の作り方が好きで、ちょっとずるいと思いながら見ていた。

読んで見たくなったら——『サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 石ノ森章太郎の名前を聞いて、何かが反応する人
  • 「人間とは何か」系のSFテーマが好きで、古典的なアプローチで語られることに抵抗がない人
  • 00年代初期アニメの作画・演出スタイルに懐かしさを感じる世代、または逆に新鮮に見える世代
  • 豪華声優陣のキャリア中期の演技を掘りたい人(櫻井孝宏・大塚明夫・森久保祥太郎・ゆきのさつき・植田佳奈)
  • 51話でも全部見たい派。長編を完走することに快感を感じる人

合わない人

  • 現代アニメのテンポに慣れていて、序盤の助走の長さに耐えられない人
  • 話数を見た瞬間に51話で引いてしまう人
  • アクションシーンの比率を高めに期待してしまう人(実際はドラマ・テーマの比重が大きい)
  • キャラクターデザインの時代感がどうしても入口になってしまう人

次に見るなら

プラネテスは009とは真逆のアプローチで「大きな組織に回収されそうになる個人」を描いている。宇宙を舞台にしたリアリズム路線で、時代もトーンも違うが、「組織の論理に抗う人間」という芯は009と地続きだ。009が好きなら、このしんどさも刺さるはず。

銀河英雄伝説(Die Neue These)は規模が政治・軍事のスケールに跳ね上がるが、「正義のために戦うとはどういうことか」という問いは009と重なる。こちらは組織の内側から変えようとする人間の話でもあるので、黒幽霊に対抗する009たちとは別の角度でテーマが展開される。

タイガー&バニーは設定こそ全然違うが、「企業に管理されたヒーローが自分の意志を取り戻す」という構造が009と似ている。テンポは現代的で見やすく、009で「組織と個人」のテーマが好きになったなら入りやすい。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER』は、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで配信中です。いずれも月額サービスで見放題対象となっているため、全51話をじっくり視聴したい方でも安心して楽しめます。まずは各サービスの無料期間を活用して視聴を始めてみてください。

よくある質問

Q. サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIERはどこで見られますか?
A. dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで配信中です。いずれも見放題プランで視聴できますので、すでに契約中のサービスがあればすぐに楽しめます。
Q. 原作漫画や旧作アニメを知らなくても楽しめますか?
A. 問題なく楽しめます。2001年版はキャラクターの背景から丁寧に描かれるため、原作・旧作の予備知識がなくても物語についていきやすい構成になっています。
Q. 全何話ですか?子どもと一緒に見ても大丈夫ですか?
A. 全51話です。暴力・戦闘描写はありますが過激ではなく、小学校高学年以上のお子さんとの視聴に適した内容です。家族で楽しめる王道SFアクションとして親しまれています。
Q. 1990年代の旧作との違いは何ですか?
A. 2001年版は作画が大幅にリニューアルされ、演出やBGMも現代的になっています。ストーリーは原作に忠実な部分が多く、旧作経験者にとっても新鮮な視聴体験が得られます。

まとめ

『サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER』は、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで配信中です。いずれも月額サービスで見放題対象となっているため、全51話をじっくり視聴したい方でも安心して楽しめます。まずは各サービスの無料期間を活用して視聴を始めてみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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