※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

いなり、こんこん、恋いろは。いなり、コンコン、蝉しぐれ。
| 放送年 | 2014年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Production IMS |
限定版マンガ第8巻に同梱された未放映OVAです。このエピソードは、イナリとコンの行動を中心に展開します。
作品概要・あらすじ
あらすじ
本作は、限定版コミックス第8巻に同梱された未放映OVA作品です。主人公・伏見いなりと、神の使いである白狐・コンが繰り広げる、ほのぼのとした日常と少し不思議な出来事を描いたエピソードです。二人の心温まるやりとりを中心に、原作ならではの穏やかな世界観と蝉の鳴く夏の情景が印象的に描かれています。
みどころ・魅力
① いなりとコンの絆が凝縮された特別エピソード
TVシリーズでは描ききれなかった、いなりとコンの日常のひとコマを丁寧に描いたOVA限定エピソード。ふたりの自然なやりとりと揺るぎない信頼関係が、短い尺の中にぎゅっと詰め込まれています。
② 夏の情景と「蝉しぐれ」が生む独特の雰囲気
タイトルにも冠された「蝉しぐれ」という言葉が示す通り、夏の京都を思わせる情緒的な雰囲気が全編に漂います。コメディの中にもしっとりとした夏の空気感が描かれており、一味違う作品の表情を楽しめます。
③ 原作ファンへのご褒美的な映像化
限定版コミックスにのみ同梱された、いわばファン向けの特別映像作品。TVシリーズを楽しんだ視聴者にとっては、大切なキャラクターたちとの再会を噛みしめられる、贈り物のような一本です。
キャスト・声優一覧




















スタッフ
| OP | May’n「今日に恋色」 |
|---|---|
| ED | 坂本真綾「SAVED.」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「いなり、こんこん」のOVAと聞いて、まず確認したのがTVシリーズとの関係だった。これはマンガ第8巻の限定版に同梱された未放映エピソードで、TVシリーズの補完というよりは「ファン向けのおまけ」という位置づけに近い。本編を全部追った人間が手を伸ばすもの、という感じ。だからサブタイトルの「蝉しぐれ」という字面を見た瞬間、「ああ、夏の話か」とわかる。蝉の声ってあの作品の空気に合ってる——伏見稲荷の朱い鳥居の間から聞こえてきそうだし、いなりとコンがどこかぼんやり歩いてそうな夏の昼間が想像できる。最初に再生したとき、本当にそういう空気の話だったので妙な満足感があった。こういう「ファン向けのご褒美枠」は変に風呂敷を広げないところが正解だと思う。
「そこにいる」という確かさ——コンといなりが共有した、言葉にならない夏
「いなり、こんこん」という作品を貫いているのは、端的に言えば「居場所の話」だ。TVシリーズで描かれていたのは、いなりが稲荷の神様・宇迦之御魂神から変化の力を借りながら、自分の居場所を少しずつ確かめていく過程だった。宇迦之御魂神を演じた桑島法子さんの声が、あの作品の「神様でありながら孤独な存在」という微妙なラインをうまく保っていて、単なる優しい神様にならずにすんでいたのが印象的だった。
このOVAでフォーカスされるのはいなりとコンの関係だ。コンは神様の使いで、人の言葉を話せる狐。TVシリーズを通じて二人の間には説明しにくい信頼が育っていて、このエピソードはそれを「夏」という季節の中で切り取っている。蝉しぐれというタイトルが示すとおり、大事なことが起きるわけじゃない。でも、大事なことが起きないからこそ見えてくるものがある——二人が並んで何かを見ている、その「並んでいる事実」そのものが、この話の核心だと思う。
大空直美さんが演じるいなりは、TVシリーズでも感情の振り幅が大きいキャラクターだったけれど、OVAでは少し落ち着いた空気がある。焦らなくていい夏休み的な時間の流れ、という感じ。大年神役の子安武人さんが出てくると場の重力が変わる——あの声で神様をやられると「ああ、この世界は普通の日常じゃない」という感覚がちゃんと戻ってくる。それが心地いい。
このOVAが単なるファンサービスを超えているとすれば、「いなりとコンが一緒にいる理由を改めて問わない」という選択にある。TVシリーズで散々問われたその関係が、ここでは自明のものとして扱われている。問わなくていい段階まで来た二人を見せる話——それが「蝉しぐれ」という夏のエピソードの正体だと思う。
特に刺さったシーン
終盤、いなりとコンが並んで夏の景色をただ見ているシーンがある。台詞がほぼない。あの間の取り方が好きで、2回目に見たときのほうが刺さった。1回目は「何も起きないな」と思って流しかけたのだけど、2回目で気づいたのは、あの静けさがこの二人の関係をそのまま表しているということだった。言葉にしなくていい、説明しなくていい。蝉の声が画面を満たしているだけで、それで十分という判断。
野水伊織さんの朱美が出てくるシーンは、TVシリーズ同様に少し空気を軽くしてくれる役割を担っていて、あのコントラストがうまく機能していた。上田燿司さんの燈日は出番こそ少ないが、声を聞くと「ああ、いなりの兄ちゃんだ」と即座に世界観が引き戻される——キャラクターが声と完全に一致しているという意味で、キャスティングの精度が高い。
読んで見たくなったら——『いなり、こんこん、恋いろは。いなり、コンコン、蝉しぐれ。』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- TVシリーズを全話見ていて、いなりとコンの関係に愛着がある人
- 「何も起きない夏」を描いた話が好きな人(日常系の文脈で楽しめる人)
- 桑島法子さんや子安武人さんの声で神様キャラを見ると無条件に安心する人
- 伏見稲荷・京都の空気感が好きな人
合わない人
- TVシリーズ未視聴で単体から入ろうとしている人(文脈なしでは刺さらない)
- OVAにも事件や大きな感情の動きを期待している人
- 30分以内のエピソードに物語的な完結を求める人
次に見るなら
いなり、こんこん、恋いろは。(TVシリーズ)——当然だけど、OVAを見るならまずこっちが先。いなりとコンの関係がどう育ったかを知らないと、OVAの「何も言わなくていい二人」の意味が半分しかわからない。全11話、京都・伏見稲荷を舞台にした恋と神様の話。
神様はじめました——土地神になった女子高生と人間嫌いの妖狐という組み合わせで、「いなり、こんこん」と同じくヒロインと神使的な男の子の関係を軸にした作品。こちらのほうが恋愛成分が強いが、神社・神様・妖狐という世界観が好きな人にはそのまま刺さる。
夏目友人帳——妖怪と人間の間で生きる主人公と、彼の周りの「普通じゃないもの」との関係性を丁寧に描いた作品。「説明しない静けさ」「人間と異形の信頼」という点で、「蝉しぐれ」が好きだった人の感性と合う可能性が高い。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『いなり、こんこん、恋いろは。いなり、コンコン、蝉しぐれ。』は、dアニメストアで視聴できます。TVシリーズ本編とあわせて楽しめる特別なエピソードですので、ファンの方はぜひdアニメストアでチェックしてみてください。