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スレイヤーズRETURN
| 放送年 | 1996年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | ライトノベル |
| 制作 | J.C.STAFF |
ビアズ村の住民は、世界征服を目論むザイン機関の労働を強制されており、リナ=インバースとナーガ・ザ・サーペントを雇って侵略者を追い払おうとする。リナとナーガはビアズ下に眠るエルフの宝の話に誘われて同意するが、ザインと宝の両方から予想以上の困難に直面することになる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
世界征服を企むザイン機関に支配され、強制労働を課されたビアズ村の住民たちは、天才魔道士リナ=インバースと相棒のナーガ・ザ・サーペントを雇い、侵略者の排除を依頼する。エルフの秘宝が眠るという話に食いついたリナとナーガは快諾するが、ザイン機関の思わぬ強大さと、宝そのものが孕む謎が行く手に立ちはだかる。果たして村は救われるのか、そして伝説の宝の正体とは――。みどころ・魅力
① リナ&ナーガのコンビ漫才が炸裂する劇場版クオリティ
テレビシリーズとは異なるリナ&ナーガの二人旅フォーマットで、掛け合いのテンポと笑いの密度がさらに上がっている。90分弱に凝縮されたスピード感と、劇場版ならではの作画クオリティで、スレイヤーズ入門作としても楽しめる仕上がりとなっている。② 勧善懲悪×ドタバタの絶妙なバランス
世界征服を目論む組織という王道設定ながら、リナの豪快な魔法と欲に忠実な行動原理が物語を予想外の方向へ転がし続ける。シリアスな展開になりかけるたびにコメディが割り込む独特のテンポ感は、スレイヤーズシリーズの真髄を体感できる作品となっている。③ エルフの宝をめぐるアドベンチャー要素
単純な悪組織退治に留まらず、古代エルフの宝という謎が物語に冒険活劇としての奥行きを加えている。宝の正体が明かされる展開は、1996年当時の劇場アニメらしいスケール感とひねりを備えており、ラストまで飽きさせない構成になっている。キャスト・声優一覧
















スタッフ
| 監督 | わたなべひろし |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 吉松孝博 |
| 音楽 | 服部隆之 |
| 音響監督 | 小林克良 |
| ED | 林原めぐみ「Just Be Conscious」 |
関連作品
アニメ
書籍
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
スレイヤーズという名前は当然知っている。林原めぐみ、赤いマント、90年代ファンタジー。でもリアルタイムじゃない。先輩オタクたちが「あれは名作」と語るのを横で聞きながら、「自分の世代の話じゃないな」と棚上げしてきた作品だった。
そういう前置きのまま見た『スレイヤーズRETURN』は、思ったより素直に入れた。見始めて数分、リナとナーガのかけ合いを見ていたら「ああ、この軽さは知っている」という感覚が来た。問題の解決がやや雑で、でもテンポがいい。重い世界観でも過剰な感動要求もない。90年代ファンタジーコメディとして過不足なく完結している。これはこれで、ちゃんとした映画だと思った。
欲で動く人間のほうが、なぜかずっと信頼できる
リナ・インバースというキャラクターの面白さは、動機が一貫して不純なところにある。ビアズ村の住人から依頼を受けるのだって、「村人を助けたい」からじゃない。「エルフの宝があるらしい」という一言で即決する。正義とか使命感とかそういうものを一切まとわずに、完全に自分の損得で動く。
この映画を見ていて気づくのは、そういう人間の行動のほうが、結果としてずっと読みやすいということだ。「正義のため」という旗を掲げるキャラクターは、どこかで感情や理念に振り回されて読めなくなる。でもリナは違う。欲望に正直なぶん、行動原理がシンプルで、「この人はここでこう動く」という予測が立つ。信頼感というのは、崇高な動機から生まれるんじゃなくて、一貫した行動原理から生まれるんだなと、この90分で妙に腑に落ちた。
ナーガとの関係性もそこに絡む。ライバルで、足を引っ張り合って、でも結局同じ方向を向いている。この二人の組み合わせは「友情」とも「信頼」とも呼びにくいが、お互いの欲望がたまたまベクトルを合わせているから機能する。それは友情より正直な関係かもしれない、とも思う。
ザイン機関に強制労働させられている村人たちの話は、作品の構造として重いテーマを持っているはずなのに、リナの動機の軽さがそれを過剰にシリアスにしない。「欲で動く主人公」という設定が、物語全体のトーンを一定の温度に保つ役割を果たしている。90年代のファンタジーコメディが意外と消費期限を超えて見られるのは、そのバランス感覚の巧みさによるところが大きい。
特に刺さったシーン
終盤の戦闘シーンで、リナが本気を出す瞬間の林原めぐみの声が好きだった。普段のコメディパートでの軽いトーンから、一段階だけ鋭くなる切り替えのタイミングが絶妙で、「あ、ここから本番だ」という空気がセリフより先に伝わってくる。大塚明夫が演じるサリーナの父は出番がそれほど多くないにもかかわらず、声の重さだけで画面の質感が変わる。ああいう「声優が画を変える」経験は劇場サイズのスクリーンで見ると余計に際立つ。
笑えたのはナーガの大仰な勝利宣言のあとにあっさり状況がひっくり返るくだりで、平松晶子の演技は「自信満々のまま外す」という難しいニュアンスをきっちり成立させていた。笑いを取りにいっているのに嫌味がない。これは声の当て方の技術だと思う。
読んで見たくなったら——『スレイヤーズRETURN』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 90年代ファンタジーコメディのテンポ感が肌に合う人
- 林原めぐみのキャリアを時系列で追いたい人
- 「ちゃんとした感動より、気持ちよく終わること」を映画に求める人
- リナ・インバースというキャラクターがすでに好きな人(シリーズファンには文句なし)
- 90分以内にきっちり完結する映画が好きな人
合わない人
- シリアスな世界観や深みのあるドラマを期待して見る人
- キャラクターの背景や心理を丁寧に描いてほしい人
- スレイヤーズをまったく知らず、シリーズの文脈なしで単体作品として見る人
- 90年代作画のクオリティが気になる人
次に見るなら
魔法陣グルグル(TVアニメ)は同じ時代の空気を持つ90年代ファンタジーコメディで、テンポの軽さとRPGパロディ的な笑いのセンスがよく似ている。スレイヤーズのノリが肌に合ったなら間違いなく合う。
爆れつハンターは女性主人公(と変なパーティー編成)でザコから大物まで片っ端から倒していくスタイルが近く、コメディと戦闘の混ぜ方がスレイヤーズ劇場版と似た感触がある。こちらも90年代ファンタジーの空気感。
ロードス島戦記は真逆でシリアス寄りだが、同じ時代のファンタジー観をもう一方の極から体験できる。スレイヤーズの軽さがなぜ気持ちいいのかが、対比でより分かる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『スレイヤーズRETURN』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで配信中です。いずれのサービスも対応デバイスが豊富なため、ご自身の環境に合ったプラットフォームからすぐに視聴を始められます。リナとナーガのコンビが織りなすテンポの良いコメディと冒険を、ぜひ手軽にお楽しみください。













