スレイヤーズ EVOLUTION-R

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2009スレイヤーズ EVOLUTION-R

スレイヤーズ EVOLUTION-R

★ 3.5 / 5.0冒険コメディファンタジー
放送年2009年
フォーマットTVアニメ
話数13話
原作ライトノベル
制作J.C.STAFF

ポコタの国タフォラシアを封印したレゾを救うため、リナたちはヘルマスターの壺を探している。レゾは死後、自分の魂をこの壺に封じた。ゼルガディスは人間に戻るために壺を手に入れたいと考えており、ズーマはリナ・インバースを殺すことで復讐と任務遂行を企てている。リナと仲間たちにとってはまだ多くの謎が残されている。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

天才魔道士リナ・インバースと仲間たちは、かつての大賢者レゾの魂が封じられた「ヘルマスターの壺」を追って旅を続けている。ポコタの故郷タフォラシアを封印したレゾを救うため、壺の行方を追う一方、ゼルガディスは人間の体に戻る手がかりとして同じ壺を欲していた。そしてリナへの復讐を誓う謎の刺客ズーマも動き始め、旅はより危険な局面へと突入していく。

みどころ・魅力

① 笑いと緊張が交差する王道ファンタジー冒険

スレイヤーズシリーズ伝統のドタバタコメディとシリアスなバトルが絶妙なバランスで展開。リナたちのやりとりに笑いながらも、レゾの謎やズーマの脅威が物語に緊張感を与え、最後まで飽きさせない構成が魅力です。

② ゼルガディスの人間回帰という切実な動機

石像と人間の混合体であるゼルガディスが「ヘルマスターの壺」に賭ける想いは、物語に深みを与えるサブプロット。コミカルな仲間との掛け合いの中に、彼の孤独と切なさが垣間見える場面は見応えがあります。

③ 90年代から続く人気シリーズの集大成的な続編

スレイヤーズシリーズ第5期にあたる本作は、林原めぐみら豪華キャスト陣が続投。長年のファンには懐かしく、初見でも楽しめるキャラクター設計と世界観で、シリーズ入門としても適した作品です。

キャスト・声優一覧

リナ・インバース
リナ・インバース
メイン
林原めぐみ
ガウリイ・ガブリエフ
ガウリイ・ガブリエフ
メイン
松本保典
アメリア・ウィル・テスラ・セイルーン
アメリア・ウィル・テスラ・セイルーン
メイン
鈴木真仁
ゼルガディス・グレイワーズ
ゼルガディス・グレイワーズ
メイン
緑川光
グドゥザ
グドゥザ
サブ
三石琴乃
ポコタ
ポコタ
サブ
小林由美子
ゼロス
ゼロス
サブ
石田彰
フィブリゾ
フィブリゾ
サブ
伊倉一恵
サブ
田中真弓
クッピー
クッピー
サブ
加藤夏希
ズーマ
ズーマ
サブ
飛田展男
赤眼の魔王(ルビーアイ)シャブラニグドゥ,
赤眼の魔王(ルビーアイ)シャブラニグドゥ,
サブ
郷里大輔

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スタッフ

監督渡部高志
音楽手塚理
音響監督岩浪美和
OP林原めぐみ「Front Breaking」
ED林原めぐみ「砂時計」
ED林原めぐみ「JUST BEGUN」

関連作品

アニメ

書籍

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

スレイヤーズを「ちゃんと通ってきた世代」ではない。90年代リアルタイム組から微妙にズレていて、折に触れておすすめされながら「そのうち」と言い続けて20年経った。EVOLUTION-Rから入ることになったのは完全に配信の導線のせいで、なんとなく再生を押したら止まらなくなった、という典型的な経緯。最初の印象は「思ってたよりシリアスだ」だった。コメディだと聞いていたから、もっとドタバタが続くと思っていたら、序盤からポコタの封印とかヘルマスターの壺とか、普通に重い話が来る。林原めぐみの声が画面を引っ張っていく感じは想像通りで、ああこれが「リナ・インバース」か、と変な納得感があった。2回目に見ると、最初は流していた台詞のひとつひとつに別の重さが乗ってくる。

「取り戻せないもの」を抱えたまま走り続ける話

表面はファンタジーアクションのコメディで、リナたちが壺を探して走り回るロードムービー的な構造になっている。でも見続けていると、この作品が描いていることはもっとシンプルで、かつ重い話だとわかってくる。「失ったものを取り戻せるか」という問いを、キャラクターごとに別の角度から突きつけてくる。 ゼルガディスにとっての壺は「人間に戻る手段」だ。石像のような体になってから、ずっとその呪縛を引きずっている。緑川光が演じるゼルガディスのセリフには、焦りともあきらめとも取れる乾いた感情が常に混じっていて、序盤から終盤にかけて微妙に変化していく。人間に戻ることに執着しているはずなのに、仲間と行動するうちに「それが本当に優先事項か」という揺れが見えてくる。その揺れを緑川光は大声で主張せず、静かな間と抑えた声質で処理している。 ポコタはもっと直接的で、国ごと封印されてしまった民を救おうとしている。これがただの「仲間を助ける」話ではなく、「レゾという過去の怪物の行為が現在まで引きずっている」という構造になっている。死後も壺に魂を封じたレゾという存在が、現在の人たちを縛り続ける。過去は終わらない、というのがこの作品の根底にある感覚だと思う。 スレイヤーズというシリーズが長く続いてきたのは、こういうところだと思う。勢いと笑いで進みながら、その奥に「回収されなかったもの」が常に残っている。EVOLUTION-Rはそれを意識的に前面に出した作品で、シリーズの締めくくりに近い位置に置かれているのも納得がいく。リナは「考えるより先に動く」キャラクターとして描かれているが、それは無自覚な楽観主義ではなく、「考えすぎても取り戻せないものは変わらない」という経験からきている気がして、2回目に見ると全然違う重さで見えてくる。林原めぐみの声はコメディシーンでもシリアスシーンでも一本芯が通っていて、それがリナという人間の一貫性を保証している。

特に刺さったシーン

ズーマがリナへの復讐と任務遂行の両方を抱えながら動いているシーン群が、飛田展男の声もあって妙な迫力を持っている。敵側に「やらなければならない理由」がちゃんとある書き方で、ただの強敵として処理されていない。こういうキャラクターの造形は90年代〜2000年代初期の空気を引き継いでいると感じられて、現代アニメにはない手触りがある。 三石琴乃が演じるグドゥザが画面に出てくる場面は、情報量が増える代わりに空気が変わる。あの声は「事態が動いている」感をキャラクターの存在感だけで伝えられる。 石田彰演じるゼロスは、このシリーズを追ってきたファンにとって複雑な存在のはずで、飄々とした立ち回りの裏に何があるのか読めないまま話が進む緊張感がある。序盤では表情が読めないのに、終盤でその「読めなさ」の意味が変わってくる。あのギャップがあるからこそ石田彰のキャスティングが機能している、と2回目で改めて思った。最初に見たときは単に「つかみどころがない人」としか処理していなかった部分が、全部見終わってから遡ると全然違うものになっている。

読んで見たくなったら——『スレイヤーズ EVOLUTION-R』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • スレイヤーズを途中から、または逆順で追っていて「まだ見ていないシーズンを回収したい」という人
  • 90年代〜00年代ファンタジーアニメの空気感が好きで、現代アニメとの温度差を逆に楽しめる人
  • 林原めぐみ緑川光石田彰の演技をまとめて摂取したい人(それだけで見る理由になる)
  • コメディだと思って見始めたら途中でシリアスな話に引き込まれるのが好きな人
  • 敵キャラに「それなりの理由」がある作品が好きな人

合わない人

  • 前シリーズを見ていない状態でEVOLUTION-Rから入ると、人間関係と世界観の前提がわからず置いてけぼりになりやすい
  • テンポが現代アニメより遅く感じる場面があり、それを味と思えない人
  • コメディ要素とシリアス展開が交互に来る構成が苦手な人(どちらかに振り切った作品が好きな人)

次に見るなら

魔法騎士レイアース(1994年)は、少女向けファンタジーの皮を被りながら「使命と喪失」を真正面から描いた作品で、スレイヤーズのシリアス面が気に入ったなら90年代のもう一本として並べて見る価値がある。終盤の展開は初見だと完全に想定外の場所へ行くので、「コメディ寄りで始まって途中から重くなる」構造が好きな人には特に刺さる。 この素晴らしい世界に祝福を!はスレイヤーズのDNAがかなり入っている作品で、主人公パーティのポンコツ加減と世界観の厚みのバランスが明らかに系譜上にある。ギャグの密度が高くシリアスとの落差も大きいので、EVOLUTION-Rのノリが合った人ならすんなり入れると思う。 90年代から離れてシリアス寄りで探すならテイルズ オブ ゼスティリア ザ クロスあたりが「仲間との旅と、取り戻せないもの」という軸で近い。ただしこちらは全体的に重め。スレイヤーズの軽快さに慣れた後に見ると、同じファンタジーでも全然違う手触りだとわかる。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

『スレイヤーズ EVOLUTION-R』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで視聴できます。月額サービスを契約中の方はすぐに全話視聴が可能です。まずは各サービスの無料体験期間を活用してみてください。

よくある質問

Q. スレイヤーズ EVOLUTION-Rはシリーズ何作目ですか?
A. 1995年放送の第1期から数えてシリーズ第5期にあたります。第4期「スレイヤーズ REVOLUTION」の直接続編のため、先にREVOLUTIONを視聴してから本作を楽しむのがおすすめです。
Q. 本作から見始めても楽しめますか?
A. キャラクターや世界観はある程度楽しめますが、前作REVOLUTION(第4期)からの続きとなるため、物語の背景を理解するためにも第4期から視聴することをおすすめします。
Q. 何話構成ですか?
A. 全13話構成です。1話あたり約24分のため、一気見しても約5時間で完走できます。週末のまとめ視聴にもちょうど良いボリュームです。
Q. ファミリーで楽しめる作品ですか?
A. コメディ要素が強く過激な描写も少ないため、お子さんから大人まで幅広い層で楽しめる作品です。ファンタジー冒険好きなお子さんへの入門作としてもおすすめできます。

まとめ

『スレイヤーズ EVOLUTION-R』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで視聴できます。月額サービスを契約中の方はすぐに全話視聴が可能です。まずは各サービスの無料体験期間を活用してみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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