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テイルズ オブ エターニア THE ANIMATION
| 放送年 | 2001年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 13話 |
| 原作 | ゲーム |
| 制作 | Xebec |
グランドフォールと呼ばれる大惨事を防ぐため、リッドと仲間たちはインフェリアの三つの大精霊を手に入れた。ファルロス山へ向かう途中、リッドが賞金稼ぎマローンに誘拐される。一行はインフェリアから遠く離れた群島ベルカーヌへ向かうことになり、冒険の日々が続く。
作品概要・あらすじ
あらすじ
インフェリアとセレスティアという二つの世界が衝突する「グランドフォール」を防ぐため、リッドとファラ、メルディたちは三つの大精霊を集める旅に出た。大精霊を手に入れ、ファルロス山を目指す一行だったが、リッドが賞金稼ぎのマローンに誘拐されるという予期せぬ事態が発生。謎の群島・ベルカーヌへと舞台を移し、仲間との絆と笑いが詰まった波乱の冒険が続いていく。みどころ・魅力
① ゲームのノリをそのまま再現した軽快なテンポ感
PS版RPG「テイルズ オブ エターニア」の雰囲気を損なわず、コメディとアクションのバランスを巧みに映像化。ゲームファンも満足できるキャラクターの掛け合いが随所に散りばめられており、軽快なテンポで最後まで楽しめる作りになっている。② リッドとファラの賑やかすぎるコンビネーション
主人公リッドと幼なじみのファラは、常にぶつかりながらも互いを補い合うラブコメ的な関係性が見どころ。口げんかあり、ピンチあり、照れあり——二人の距離感の変化を追うだけでも十分な視聴動機になっている。③ 異世界・ベルカーヌを舞台にした群像劇的な展開
インフェリアを飛び出した一行が辿り着く群島ベルカーヌでは、新たなキャラクターや文化との出会いが次々と描かれる。世界観の広がりを感じさせる舞台設計が、単なるゲームの映像化を超えたオリジナルの魅力を生んでいる。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | うえだしげる |
|---|---|
| シリーズ構成 | 川崎ヒロユキ |
| 原案キャラデザ | いのまたむつみ |
| 音楽 | 有澤孝紀 |
| 美術監督 | 高山八大 |
| 音響監督 | 三間雅文、カシワクラツトム |
| OP | 奥井雅美「空に架ける橋」 |
| ED | 奥井雅美「I’d Love You to Touch Me」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
テイルズシリーズのアニメというだけで反応してしまうのはもう条件反射に近い。エターニアはゲームをやった記憶がある……たぶん。PSで出た2000年前後のやつだろうか、リッドを動かしながらフィールドを走り回った感触だけが残っていて、ストーリーの細部はもう靄の中だ。だから逆に、アニメとしてまっさらに見られた。
2001年という時代の空気は正直にある。作画の密度とか、テンポの設計とか、いまのテレビアニメとはちがうリズムで動いている。でも見始めてすぐ、石田彰の声でリッドが喋りだした瞬間に「ああ、これはちゃんと本気でやってるやつだ」と思った。2回目に見たときは逆に画面の隅を追うようになって、2001年の美術が意外と丁寧なことに気づいた。最初の印象よりも、じわじわ好きになるタイプの作品だ。
「世界を救う」じゃなくて「仲間と一緒に迷子になる」話
グランドフォール——世界規模の大惨事を防ぐという、テイルズ系の中でも特に大きな使命を背負った物語のはずだ。なのにこのアニメが実際に描いているのは、旅の途中でひたすらトラブルに巻き込まれ、見知らぬ土地を転々とする人たちの話である。ファルロス山に向かおうとしたら主人公が誘拐されてベルカーヌという群島に流れ着く、という序盤の展開からして「目的地に辿り着かせる気があるのか」と苦笑してしまう。
でもこれは欠点じゃないと思っている。この作品の核心は「使命」ではなく「移動しながら積み重なる関係性」のほうにある。グランドフォールという巨大な危機が背景にあるからこそ、その合間に挟まるコメディや仲間内のやり取りに妙なリアリティが出る。大きな不安を抱えたまま明るく振る舞う、あの感じ。ゲーム出身の作品のアニメ化としては珍しく、「ゲームの再現」より「旅そのものの質感」を優先している印象がある。
石田彰のリッドは、英雄的な主人公というより「巻き込まれ続けてもめげない人」として機能している。声に力みがなく、でも芯がある。保志総一朗が演じるキールとの掛け合いは、知性派と直感派の対比として機能していて、旅の疲労感と連帯感を同時に醸し出す。そこに林原めぐみや堀江由衣のキャラクターが加わることで、パーティのバランスが立体的になる。三石琴乃のエクスシアは、精霊という存在の距離感をうまく声で表現していて、人間側のキャラクターとの温度差が心地よかった。
「世界の危機」ものでありながら重くなりすぎないのは、この作品が根っこではロードムービーとして設計されているからだと思う。目的地よりも道中に意味がある、という構造は、テイルズというIPの本質的な魅力とも一致している。
特に刺さったシーン
序盤、リッドが賞金稼ぎに攫われてパーティが散り散りになる流れがあるのだが、そこでの仲間たちの反応がいい。焦ってもいるし、怒ってもいるし、でも不思議と絶望していない。「またこいつは」という諦めと信頼が混在したあの空気を、台詞より間と声のトーンで伝えているのが上手かった。石田彰の声は、どこか「困ったやつだけど嫌いじゃない」という感情を乗せる演技がずるいくらい巧みで、拉致された側なのになぜか憎めない絵になる。
それと群島ベルカーヌのパートで、土地の人間と小さなトラブルを経て信頼関係が生まれる場面。旅アニメの定番ではあるが、2001年の作画が持つ柔らかい線の動きがあの空気感に妙にマッチしていた。2回目に見て気づいたのは、背景美術の色使いが島特有の湿度と光を意識して描かれていること。最初は流していたところが、急に情報量を持って見えるようになる体験はやはり面白い。
読んで見たくなったら——『テイルズ オブ エターニア THE ANIMATION』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- テイルズシリーズのゲームをどれか一本でも遊んだことがある人
- 2000年代序盤のアニメの空気感に抵抗がない、むしろ懐かしいと感じる人
- 石田彰・保志総一朗・林原めぐみ・堀江由衣を声で追いかけたい人
- 重すぎない冒険ファンタジーでロードムービー的な旅が好きな人
- 世界観の大きさより仲間同士のやり取りに温度を感じたい人
合わない人
- 「世界の危機」に対して作品が真摯に向き合うことを期待している人
- 現代的な作画クオリティや演出テンポが前提になっている人
- ゲーム原作特有の「説明が多い」「固有名詞が多い」展開が苦手な人
- 全13話という短さでストーリーが完結することへの期待が高い人
次に見るなら
テイルズ オブ ファンタジア THE ANIMATIONが好きなら同じく外してはいけない。テイルズシリーズのOVAで、こちらはより原作ゲームに忠実な構成。エターニアで気に入った旅の質感は、ファンタジアでも似た感覚で楽しめる。シリーズを横断して見る価値がある。
冒険とコメディのバランスが好みならスレイヤーズも合う。1995年からの長寿シリーズで、「魔王を倒しに行くはずがひたすら騒動に巻き込まれる」構造がエターニアと近い。林原めぐみが主人公リナを演じており、声を軸にシリーズを繋げて楽しめる。
旅の仲間同士の関係性に重心を置いて見るならフルメタル・アルケミスト(2003年版)も選択肢に入れていい。世界規模の使命を背負いながら道中で人と出会い変わっていく構造は、方向性は違えど根にあるものが近い。2001年から2003年にかけての時代のアニメが持つ「手作り感のある熱量」を続けて摂取したいときに。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『テイルズ オブ エターニア THE ANIMATION』は現在、dアニメストア・DMM TV・Huluの3サービスで配信中です。ゲーム原作ファンはもちろん、王道ファンタジーとコメディが好きな方にもおすすめの作品です。お好みの配信サービスからぜひチェックしてみてください。
