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2020

ブレーカーズ
★ 2.9 / 5.0スポーツ
| 放送年 | 2020年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ(短編) |
| 話数 | 16話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | ALBACROW |
このアニメは、社会的に孤立したスポーツ科学者・成田蓮と出会うパラアスリートたちを中心に展開する。車椅子バスケットボール、陸上競技と走高跳、ゴールボール、パラリンピック水泳という4つの異なるスポーツについての4つのストーリーで構成されている。
目次
作品概要・あらすじ
あらすじ
社会的に孤立したスポーツ科学者・成田蓮のもとに、さまざまな事情を抱えたパラアスリートたちが集まる。車椅子バスケットボール、陸上競技と走高跳、ゴールボール、パラリンピック水泳という4つの競技を舞台に、4つの独立したストーリーが展開する。競技と向き合う選手たちの姿を通じて、スポーツが持つ力と人と人のつながりを描く短編アニメ作品。みどころ・魅力
① 4競技4ストーリーのオムニバス構成
車椅子バスケ・陸上・ゴールボール・水泳と、普段なかなか触れる機会のないパラスポーツを1作品で横断して知ることができる。短編ならではのテンポよい展開で、各競技の魅力がコンパクトにまとめられている。② パラスポーツの競技性をリアルに描写
競技ルールや選手の身体的特性を踏まえた描写が盛り込まれており、エンターテインメントとしてだけでなく、パラスポーツへの理解を深めるきっかけとしても機能する。障害の有無にかかわらず伝わるアスリートの熱量が見どころ。③ スポーツ科学者という異色の視点
主軸となる成田蓮というキャラクターを通じて、選手を「外側から支える人間」の目線が加わる。アスリートの内面だけでなく、科学的サポートや人間関係の機微が物語に奥行きをもたらしている。キャスト・声優一覧

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スタッフ
| 音楽 | BugLug |
|---|---|
| ED | バグラグ「SUPER HERO」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「ブレーカーズ」というタイトルと2020年というタイミングから、最初は東京パラリンピックの機運に乗った啓発系コンテンツだろうと思って正直あまり期待せずに再生した。パラスポーツ×短編アニメという組み合わせが、どうしても「社会的な意義を打ち出すためのもの」に見えてしまって。 でも序盤から、そういう雰囲気とは少し違った。主人公・成田蓮がスポーツ科学者でありながら「社会的に孤立している」という設定が、単なる善意の物語に終わらない気配を漂わせていた。三木眞一郎さんの声が、蓮のどこか乾いた距離感を静かに体現していて、それで最後まで観ることにした。「役に立つ」という言葉の外側で、人はやっと動き出す
パラスポーツを題材にしたアニメというと、障害を乗り越えて活躍する選手たちの姿を描く——そういう構造を想像しがちだ。でもこの作品の核心は、もう少し違うところにある。 成田蓮はスポーツ科学者として選手たちの傍にいるが、彼自身は「提供する側」として社会から孤立している。車椅子バスケットボール、走高跳、ゴールボール、パラ水泳という4つの競技に4人の選手が存在するが、共通しているのは「競技そのものが彼らの言語になっている」ということだ。言葉にならない何かを、身体とフィールドで表現している。 蓮がそれぞれの選手と接していく中で浮かび上がるのは、「役に立つか立たないか」という社会的な価値軸から外れたところで人間が動き出す瞬間の話だ。パラアスリートは「感動を与えるために競技している」わけじゃない。ゴールボールのタマ——玉川砂記子さんが声を当てていて、その静けさの中に芯があるような演技が印象的だった——が競技に向かう動機の描き方は、そういう「消費されない意志」みたいなものを感じさせる。 三宅健太さんが演じる成田健との関係も、単純な対立や和解の物語ではなく、互いの孤立の形が少しずつ輪郭を見せていくような構造になっている。TV短編という尺の短さが、逆にそういうテーマをそぎ落として見せている感じがあって、長編だったら説明過多になっていたかもしれない。「謎の作品」というのは、観た人がなかなか口をそろえて言う言葉で、それが褒め言葉になるか困惑になるかはたぶん観る人次第だ。特に刺さったシーン
エミ(上田麗奈さん)が登場する陸上競技パートが一番記憶に残っている。上田麗奈さんは声に独特の「揺れ」があって、感情が爆発する瞬間よりも何かを抑えているような間のほうがずっと効いてくる人だと思っているんだけど、このパートでまさにそれが出ていた。 走高跳という競技の特性——助走、踏切、跳躍という一連の動作の中に選手の内側のものが全部詰まっている——を短尺のアニメでどう映像化するかという点でも、演出の工夫を感じた。競技描写に手を抜いていないのは明らかで、そういう「ちゃんと競技をリスペクトしている」感触がなければこのテーマは嘘になる。 ゴールボールのシーンは音を頼りに動く競技の特性が映像に活かされていて、2回目に観たときは演出意図が分かってきて別の見方ができた。初見では「なんか静かだな」と思っていた部分が、実は意図的な設計だったと気づくやつ。読んで見たくなったら——サブスク配信はなし。TSUTAYA DISCASの30日間無料トライアルでレンタル代ゼロで見れる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- パラスポーツに関心があって、競技そのものを真剣に描いた作品を探している人
- 三木眞一郎・上田麗奈・玉川砂記子などの演技を短編の濃度で味わいたい人
- 「感動ポルノ」的な障害者スポーツ描写に辟易していて、もう少し静かで誠実な視点の作品が見たい人
- TV短編アニメのコンパクトな物語構造が好きな人
合わない人
- 1クールかけてキャラクターに感情移入する視聴体験を求めている人(短編4話完結なので深掘りは限られる)
- 試合の勝負の緊張感や熱量を求めている人
- 配信で気軽に観たい人(現時点ではTSUTAYA DISCASの宅配レンタルかAmazon DVDのみでの視聴になる)
次に見るなら
リアル(浦沢直樹原作のOVA)——車椅子バスケを題材にした作品で、競技と人間の内面を正面から描く。ブレーカーズの「競技が言語になる」感覚に近いものを長尺で堪能できる。短編との落差が逆に面白い。 メダリスト——フィギュアスケートを題材にしたアニメで、競技への向き合い方をまっすぐに描いている。「役に立つか立たないか」という軸から外れたところで人が動き出す瞬間、という意味でブレーカーズと通底するものがある。 ユーリ!!! on ICE——スポーツと感情の描き方が繊細で、ジャンル的な感動の消費をしない姿勢がブレーカーズと共鳴する。競技描写への真摯さという点でも近いものがある。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
現在、『ブレーカーズ』は公式配信サービスでの配信は確認されていません。視聴の際は、DVDやBlu-rayなどのパッケージメディアをご確認ください。パラスポーツに関心のある方はもちろん、短編アニメとして気軽に楽しめる作品です。
