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スレイヤーズ REVOLUTION
| 放送年 | 2008年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 13話 |
| 原作 | ライトノベル |
| 制作 | J.C.STAFF |
光の剣を失ったリナとゴーリーは、代わりの武器を求めて旅を続けていた。途中、海賊をからかっていたところ、ルビナガルド王国でアメリアとゼルガディスと再会する。リナは旧友との再会を喜ぶが、そこに王国の特別捜査課検査官ウィザーが現れる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
伝説の魔道士リナ=インバースとゴーリー=マッケンジーは、光の剣を失ってもなお旅を続けていた。代わりとなる武器を探す道中、海賊たちにちょっかいを出していた二人はルビナガルド王国へと足を踏み入れ、旧友のアメリア=ウィル=テスラ=セイルーンとゼルガディス=グレイワーズと久々の再会を果たす。喜びも束の間、王国の特別捜査課検査官ウィザーが現れ、リナたちの前に新たな波乱の予感が漂い始める。
みどころ・魅力
① 14年ぶりの復活——ファン待望のオリジナルキャスト集結
1997年のシリーズ終了から約14年を経て、2008年に奇跡の復活を遂げた本作。林原めぐみ演じるリナをはじめ、オリジナルキャスト・スタッフが再集結し、往年のテンポとギャグのキレがそのまま蘇っている。当時を知るファンにとってはまさに「帰ってきた」感覚を味わえる一作だ。
② ド派手魔法とコメディのテンポが生む爽快感
リナのドラグ・スレイブを筆頭に、スレイヤーズ名物の大魔法が随所に炸裂する。戦闘シーンのスペクタクルと、その後のボケ・ツッコミが絶妙にかみ合い、重くなりすぎない軽快なテンポが持続する。笑いながら熱くなれるバランス感覚はシリーズ随一だ。
③ 新キャラ・新謎が加わる続編としての完成度
検査官ウィザーをはじめとする新登場人物が既存キャラとぶつかることで、単なる懐古に終わらない新鮮な展開が生まれる。光の剣を失ったという新たなハンデが物語のスパイスとなり、シリーズ未経験者でも楽しめる入り口の広さも魅力だ。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 渡部高志 |
|---|---|
| 音楽 | 手塚理 |
| 音響監督 | 岩浪美和 |
| OP | 林原めぐみ「Plenty of Grit」 |
| ED | 林原めぐみ「Revolution」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「スレイヤーズ」という名前は何度も通り過ぎていた。アニメを語る場でリナ・インバースという固有名詞が出るたびに、林原めぐみとセットで記憶していた。ただ本編を観たことはなかった。REVOLUTIONに手を出したのは、2008年にわざわざ12年ぶりの新シリーズを作った理由を確認したかったからで、義理を果たすつもりだったわけでも、旧作へのリスペクトからでもない。
最初の印象は「新規に優しくない」だった。リナとゴーリーの掛け合いは旧知の仲丸出しで、視聴者を既存ファンとして扱う。ところが林原めぐみの声が始まった瞬間に、妙なことが起きた。台詞の中身より先に、声のテンションだけでリナというキャラクターが伝わってくる。初見でも「ああ、こういう人か」と腑に落ちる。声優の力をここまで入口で実感したシリーズ入りは珍しかった。
強い主人公が弱体化するところから始まる、逆算のコメディファンタジー
光の剣を失ったリナが新しい武器を探す——これがREVOLUTIONの出発点だ。強い主人公をさらに強くする話ではなく、強さの根拠が欠けたところから再スタートする構造になっている。コメディファンタジーとしては逆説的な設計で、最初に気づいたとき少し驚いた。強さを前提にしたまま場を引っかき回すリナの立ち居振る舞いは変わらないのに、その足場がずれている。その微妙なバランスが、単なるギャグアニメとしてだけ観ていると見逃す部分だと思う。
考えてみると、「失ったものを探す旅」という骨格は、2008年というシリーズ復活のタイミングと重なっている。90年代に完結したシリーズが12年ぶりに帰ってきた、という文脈を知って二度見したとき、リナが光の剣なしで旅を続ける姿がどこか違って見えた。武器を失ってもリナはリナのままで、仲間が集まれば話は動き出す。シリーズそのものが「失われた時間を取り戻せるか」という問いを、登場人物の旅に重ねていたように見えてしかたがない。
緑川光のゼルガディスが象徴的だ。アメリアとの再会シーンで、感動として描かせない声の温度を保ちつつ、存在感だけは確かにある。飄々としているのに芯がある、という難しい塩梅を、台詞の量に頼らずにこなしている。そこにウィザーという新キャラクターが外側から割り込んでくる構造は、既存の関係性に外圧をかけて話を動かす古典的な手法だが、コメディのリズムを壊さない範囲で機能していて、その調整が地味に巧い。
石田彰演じるゼロスがいつ画面に現れるかという問題が、後半になるほど頭を占めるようになるのは、このシリーズの隠れた楽しみ方だと思う。石田彰が演じるキャラクターには「どこまで信用していいかわからない感」がある。REVOLUTIONのゼロスはその感触を十全に使ってくる。二周目でゼロスの登場シーンだけ追いかけてみると、初見では読み流していた台詞の含みが浮き上がってきて、また観たくなる。
特に刺さったシーン
序盤の海賊絡みのシーンで、リナが完全に調子に乗っているくだりがある。強いとわかっているから無双できる——というより、強さを前提にしたまま場を引っかき回す、林原めぐみのリナがここで一番輝いていた。台詞の間や語尾のカーブが、20年以上やってきたキャラクターの自信から来ているのか声優としての地力から来ているのか判断できなくなる瞬間があって、そこが妙に好きだった。
もう一つ、飛田展男演じるズーマが絡む場面での空気の変わり方も印象に残っている。コメディのテンポで進んでいた画面が、声の質量だけで締まる。台詞の量は多くなくても「このキャラクターは笑えない側の存在だ」と伝わってくる。コメディとシリアスの境界線を声だけで引く仕事をしているシーンで、二回見ると気づくことが増えた。笑える話の中に笑えない人間を置くときの声の使い方として、参照したくなる演技だった。
読んで見たくなったら——『スレイヤーズ REVOLUTION』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 90年代コメディファンタジーのノリが好きで、そのまま2008年に帰ってきたことを面白がれる人
- 林原めぐみ・緑川光・石田彰の声を目当てに観るアンソロジー的な楽しみ方ができる人
- 主人公が最初から無敵でなくても、キャラクターの関係性でドラマが動く作品が好きな人
- 旧シリーズを観ていて、同じ顔ぶれが戻ってきたことに感慨がある人
合わない人
- 前のシリーズを観ていない状態で、世界観や人物関係の丁寧な説明を期待して視聴する人
- 一貫したシリアスな緊張感を求めている人
- コメディパートの軽さとシリアスパートのギャップが生理的に合わない人
次に見るなら
コメディとファンタジーの混合比率が好きだったなら魔法陣グルグル(2017年版)を勧める。RPG的な世界観で勇者と魔法使いが旅する構造がよく似ていて、笑いのテンポも近い。映像が綺麗なので初見でも入りやすい。
噛み合わないパーティーがなんとか旅を続ける感触が好きだったならこの素晴らしい世界に祝福を!が近い。主人公の強さが安定しないまま話が進む点もREVOLUTIONと通じていて、笑いの密度も高い。
90年代的なファンタジー世界観ごと楽しみたいなら魔法使いの嫁より、同時期のロードス島戦記を経由してスレイヤーズ旧作に戻るルートも面白い。REVOLUTIONを入り口に旧作を掘るのが、結局いちばん正しい順番かもしれない。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『スレイヤーズ REVOLUTION』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで配信中です。月額サービスを契約している方はすぐに視聴を始められます。過去シリーズも各サービスで配信されていることが多いため、まとめて振り返るにも便利です。














