スレイヤーズ TRY

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1997スレイヤーズ TRY

スレイヤーズ TRY

★ 3.8 / 5.0冒険コメディファンタジー
放送年1997年
フォーマットTVアニメ
話数26話
原作ライトノベル
制作E&G Films

リナ・インバースは名声と財宝と異国の食べ物を求めて新大陸へ航海に出た。そこで彼女が見つけたのは、復讐心に燃える敵、高慢なドラゴンロードたち、そして世界滅亡から救う新たなクエストだった。ちょっとした休暇のために、彼女は何をしなければならないのか。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

最強の魔道士・リナ=インバースは、名声と財宝と珍しい食べ物を求めて未知の新大陸へと船出する。しかし待ち受けていたのは、のんびりした旅とはほど遠い現実。復讐心に燃える強敵、己の権威を笠に着る傲慢なドラゴンロードたち、そして世界の命運を左右する新たな脅威だった。「ちょっとした休暇のつもりだったのに」と嘆きながらも、リナと仲間たちは再び世界を救うクエストへと否応なく巻き込まれていく。

みどころ・魅力

① 新大陸という舞台が生み出す新鮮な世界観

前2作の舞台だった既存大陸を離れ、未知の新大陸が主な舞台となる。新たな文明・種族・神々の概念が登場し、シリーズのスケールが一気に拡大。従来のファンには新鮮な驚きを与えつつ、「スレイヤーズ」らしいコメディとバトルのテンポはそのまま健在だ。

② 傲慢なドラゴンロードたちとのぶつかり合い

本作の大きな見どころのひとつが、高慢で自己中心的なドラゴンロードたちとのやり取りだ。単純な善悪では割り切れない存在感を持つ彼らとリナの衝突は、シリーズ屈指の緊張感と笑いを同時に生み出す。権威への反骨精神が光るリナの姿が痛快だ。

③ コメディとシリアスの巧みなバランス

世界滅亡という重大なテーマを扱いながらも、リナの食欲・金欲・自己保身ぶりが絶えずコメディのガス抜きとして機能する。シリアスな展開の中に笑いが自然に織り込まれる構成はTRYでも健在で、幅広い視聴者が楽しめる絶妙なバランスが保たれている。

キャスト・声優一覧

リナ・インバース
リナ・インバース
メイン
林原めぐみ
アメリア・ウィル・テスラ・セイルーン
アメリア・ウィル・テスラ・セイルーン
メイン
鈴木真仁
ゼルガディス・グレイワーズ
ゼルガディス・グレイワーズ
メイン
緑川光
メイン
桑島法子
ガウリイ・ガブリエフ
ガウリイ・ガブリエフ
メイン
松本保典
ジラス=
ジラス=
サブ
山崎たくみ
ゼロス
ゼロス
サブ
石田彰
シーリウス
シーリウス
サブ
家中宏
サブ
稲葉実
ヴァルガーヴ
ヴァルガーヴ
サブ
高木渉
サブ

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スタッフ

監督渡部高志
シリーズ構成神坂一、高山治郎
原作神坂一
キャラクターデザインあらいずみるい、宮田奈保美
音楽手塚理
美術監督中原英統
音響監督藤野貞義
OP林原めぐみ「Breeze」
ED林原めぐみ「Don’t be Discouraged」
ED桑島法子「Somewhere」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

スレイヤーズのTRYって何期だっけ、というところから毎回始まる。第1期が1995年、NEXTが1996年、TRYが1997年——三連続で放送されたシリーズの三作目だ。リアルタイムではなく後からまとめて追いかけた口なので、最初はNEXTとTRYの境目があやふやなまま見始めた記憶がある。「あれ、新大陸に渡ってたっけ」と思ったらそれがTRYだった。舞台が変わることへの期待と、「また同じリナか」という安堵が同時にあった。林原めぐみの声が聞こえた瞬間に「ああ、これはスレイヤーズだ」と分かるあのテンションは、三期に渡って一切ブレていない。2回目に見たとき気づいたのは、そのブレなさが実はかなりの精度でコントロールされているということだった。

外の世界に出ても変わらない人間が、世界を動かす

スレイヤーズTRYが一番面白いのは、「成長物語」として読めないところだ。リナ・インバースは新大陸に渡っても、基本的に何も変わらない。食い倒れて、爆発させて、巻き込まれる。高慢なドラゴンロードたちと対峙しても、「強いのはわかった、で?」という姿勢を崩さない。 これを「キャラクターの薄さ」として読むと見誤る。TRYが提示しているのは、自分の芯が変わらないことそのものを力にするという話だ。既知の大陸の論理が通じない世界に乗り込んで、それでも「いつものやり方」で突破していく。外側のルールに適応するのではなく、外側のルールを無効化してしまう人間の話。 そこにフィリア(桑島法子)というキャラクターが加わることで、TRYの構造が鮮明になる。金竜の巫女として誇りを持ち、使命感で動く真面目な人物——つまり「外の世界のルール」を体現している存在——が、リナたちと行動を共にすることで少しずつ崩れていく。変わるのはリナではなく、リナに巻き込まれた側だ。 そしてゼロス(石田彰)の存在が、この構造に奥行きを与える。石田彰が演じるゼロスは「何を考えているか分からない」という薄気味悪さと、フラットな軽薄さが共存していて、フィリアの真剣さとぶつかり続ける。この二人のやりとりを通じて、世界の深部にある対立——古い力と新しい世界の摩擦——が浮かび上がってくる。 2回目以降に見ると、ゼロスの言動が全然違う意味を帯びてくる場面がある。最初は「また軽口を叩いている」と流していたのに、後から振り返ると「ここで既に答えが出ていた」と気づく。石田彰の声のトーンの微妙な変化が伏線として機能していて、これは声優の技術として純粋に面白い。台詞の「間」の取り方が一回目と二回目では全然聞こえ方が違う。 TRYは「スレイヤーズの三期目」という以上の何かを内包している。変わらないまま外に出ることで、逆に外の世界が変わっていく——そういう話だと整理すると、見え方が少し変わる。

特に刺さったシーン

ゼロスとフィリアの言い争いは、本筋とは別に眺めていられる。石田彰のゼロスは「挑発しているのか、本気なのか、全部芝居なのか」が全部曖昧なまま発声されていて、フィリア(桑島法子)の「怒りたいのに品を保とうとしている」演技と噛み合わさると、ほとんど漫才として機能する。桑島法子が「怒り」を出しながら「巫女としての矜持」を絶対に手放さないという芝居の二重構造が、声だけで伝わってくる。 終盤でゼロスの立ち位置が変化するくだりは、最初に見たとき「そういう展開なんだ」と受け取ったが、2回目では「ここからもうずっとそうだったんだ」と全然違う場所で止まった。石田彰が前半から仕込んでいた「わずかに何かが違う瞬間」を、後から拾いに行く体験ができる。 リナが新大陸の料理に目を輝かせるシーンは笑えるが、林原めぐみの「食に対するテンション」の解像度が三期に渡って一貫していることへの安心感もある。シリーズ全体で積み上げたキャラクターの厚みを、ここで回収している感じがある。

読んで見たくなったら——『スレイヤーズ TRY』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • スレイヤーズ第1期・NEXTをすでに見ていて、リナというキャラクターに愛着がある
  • 90年代ファンタジーアニメのテンポ・ギャグのタイミング・作画の質感が好き
  • 石田彰林原めぐみ緑川光の全盛期を声でたどりたいオタク
  • コメディと世界規模の危機が同居しているノリを受け入れられる人
  • 「主人公が成長しない」ことがむしろ気持ちいいと感じるタイプ

合わない人

  • 第1期・NEXTを飛ばしてTRYから入ろうとしている(キャラへの愛着がないと薄い)
  • 一貫したシリアスな展開を追いたい視聴者(コメディ比率が高くテンポが独特)
  • 現代の作画・演出基準をそのまま持ち込む層(1997年のアニメとして見る必要がある)
  • 主人公の明確な成長弧を期待している人(リナは芯が変わらない)

次に見るなら

魔法陣グルグル(1994年)は、スレイヤーズと同じ時代のファンタジーコメディとして空気感が最も近い。勇者と魔法少女のコンビが旅をするノリ、笑えるが世界観はちゃんと機能しているバランス——TRYを楽しんだなら自然に入れる一本。 魔術士オーフェン(1998年)は、スレイヤーズTRYの翌年に始まったファンタジーアニメで、時代感がほぼ同じ。コメディ色は薄くシリアス寄りだが、90年代の「剣と魔法の世界観」が好きならここに続けやすい。緑川光がまたも重要な役で出てくる。 スレイヤーズ REVOLUTION(2008年)は同シリーズの4期にあたる。間が10年以上空いているが、林原めぐみ・緑川光をはじめとした主要キャストがそのまま戻ってきていて、「あの声でまたやっている」という体験そのものが見どころになっている。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

『スレイヤーズ TRY』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで視聴できます。サブスクに加入済みであれば追加料金なしで楽しめるため、気軽に視聴を始められます。新大陸を舞台にスケールアップした冒険を、ぜひお好みのサービスでお楽しみください。

よくある質問

Q. スレイヤーズ TRYは前作を見ていなくても楽しめますか?
A. 第1作・NEXTを見ておくとキャラクターの関係性や世界観をより深く楽しめます。ただし本作から視聴しても基本的なストーリーは追えるため、まずは気軽に試してみることをおすすめします。
Q. 全何話ですか?
A. 全26話です。1997年放送の1クール×2クール構成で、テンポよく完結しています。前2作と同じ話数なので、シリーズ通して見る場合も視聴計画が立てやすいです。
Q. どのサービスで視聴できますか?
A. dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで配信中です。各サービスとも月額サブスクで見放題対象となっており、無料トライアルを活用することで無料視聴できる場合もあります。
Q. スレイヤーズシリーズの中でTRYはどんな位置づけですか?
A. 第1作・NEXTに続くTVアニメ第3弾で、シリーズ完結編にあたります。新大陸という新舞台でスケールが拡大し、リナたちの物語がひとつの区切りを迎えます。シリーズファンが最終章として楽しめる作品です。

まとめ

『スレイヤーズ TRY』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで視聴できます。サブスクに加入済みであれば追加料金なしで楽しめるため、気軽に視聴を始められます。新大陸を舞台にスケールアップした冒険を、ぜひお好みのサービスでお楽しみください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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