魔法陣グルグル

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1994魔法陣グルグル

魔法陣グルグル

★ 3.6 / 5.0冒険コメディファンタジー
放送年1994年
フォーマットTVアニメ
話数45話
原作漫画
制作Nippon Animation

ジャムジャム大陸の小さな村ジムナには、ククリという少女が住んでいます。彼女はミグミグ族の最後の末裔です。老魔女に育てられ、部族の秘密の魔法を学びますが、ククリは良い生徒ではありません。同じ村にはナイキという少年も住んでおり、彼は厳しい親に育てられています。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

ジャムジャム大陸の小さな村に生まれたククリは、消えゆくミグミグ族の最後の末裔。老魔女に育てられ秘伝の魔法を学ぶも、どんな呪文も予想外の結果になってしまうポンコツ魔法少女だ。そんな彼女と、厳格な親に勇者修行をさせられてきた少年ナイキが出会い、魔王討伐の旅へと出発する。ドタバタと笑いに満ちた、ほのぼの冒険ファンタジー。

みどころ・魅力

① ギャグとファンタジーが絶妙に融合した唯一無二の世界観

王道RPGの構成を下敷きにしながら、随所に挟まるシュールなギャグや登場人物たちのズッコケ描写が笑いを絶やさない。真剣に魔王討伐を目指しているはずなのに、なぜかすべてがコミカルに転がっていく独特のテンポが最大の魅力だ。

② ククリの「制御不能な魔法」が生み出す予測不能な展開

ミグミグ族に伝わる秘伝の魔法陣は強力だが、ククリが使うと毎回とんでもない副作用が起きる。何が起こるかわからないハラハラ感と、その結果のシュールさがクセになる。「また暴走した!」という視聴者のリアクションも含めて楽しむ作品だ。

③ ナイキとククリの凸凹コンビが織りなすほのぼのバディ感

頼りなくも一生懸命なナイキと、天然炸裂のククリ。二人の掛け合いは1990年代ギャグアニメの王道を行くが、旅を通じて少しずつ絆が深まっていく過程には素直な温かさがある。子供の頃に見た世代だけでなく、初見でも楽しめる普遍的な面白さがある。

キャスト・声優一覧

ニケ
ニケ
メイン
›
瀧本富士子
ククリ
ククリ
メイン
›
吉田小南美
ゲイル
ゲイル
サブ
›
高木渉
ラジニ
ラジニ
サブ
›
千葉耕市
ジュジュ
ジュジュ
サブ
›
天野由梨
エナ
エナ
サブ
›
果林 萩原
モンブラン伯爵
モンブラン伯爵
サブ
›
滝口順平
ルンルン
ルンルン
サブ
›
松井菜桜子
アドバーグ・エルドル
アドバーグ・エルドル
サブ
›
緒方賢一
ギップル
ギップル
サブ
›
高乃麗
レイド
レイド
サブ
›
勝美鳥海
ナレーター
ナレーター
›
横尾まり

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スタッフ

監督中西伸彰
キャラクターデザイン加瀬政広
音楽中村暢之
美術監督千葉みどり
音響監督向山宏志
OP「1 “Magic of Love” by TOo’S (1-31)」
OP「2 “Harete Hallelujah” by Okui Aki (31-45)」
ED「風に遊ばれて」
ED「2 “Mou Tomaranai” by Slap Sticks (27-45)」

関連作品

アニメ

書籍

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

90年代にリアルタイムで見ていた記憶があるから、正確な「最初」はもはや再現不可能なのだが、配信で見直したとき、最初の5分で「ああ、これだった」ってなった。ドラクエ世代の人間なら脊髄で笑えるやつ。勇者の両親が息子を勇者として育て上げ、いざ旅立ちの日を迎えたとたんにナイキが全力で嫌がる——このオープニングの時点で、作品が何をやろうとしているかが完全に伝わる。

当時はファミコン・スーパーファミコンのRPGが子どもたちの共通言語だった。「村の外れに住んでいる変なじいさんに話しかけると何かくれる」「主人公は最初から勇者として選ばれている」そういうお約束を全部知っている前提で作られていて、見ながら「そうそうこれ」って膝を叩くシーンが序盤から連発する。2回目以降になると伏線の置き方や、キャラクターの関係性がじわじわ積み上がっていく構造も見えてくる。コメディとして完成度が高いのに、案外ちゃんと冒険もしているんだよなこれ。

「RPGの文法を全部笑い飛ばしているのに、どこかで冒険に本気になっている」という逆説

この作品を単なるRPGパロディとして片付けてしまうと、本質を見逃す。確かに表層はドラクエなどの「お約束」をメタ視点でいじり倒すギャグアニメだ。勇者は選ばれたくないし、魔法少女は術の制御が怪しいし、悪の軍団は中ボスレベルで妙に人間臭い。そこまでは分かる。

ただ見続けていると、ナイキとククリがそれぞれ「勇者」と「魔法使い」として本当に成長していく過程に、いつの間にか感情移入している自分に気づく。ギャグの文脈でしか動いていないと思っていたキャラが、決定的な場面で本気の顔を見せる。その瞬間の落差がえぐい。

コメディRPGものの先駆けとして語られることが多い作品だが、実はパロディとして成立しているのは「RPGそのものへの愛情」が土台にあるからで、愛のないパロディは単なる悪口になる。この作品にはRPGを愛しているオタクが作った、という体温がある。悪役のアドバーグ・エルドル(緒方賢一)が一貫して「それっぽい」悪役の台詞を真顔で言い続けるのも、緒方賢一の芸の幅あってのことで、笑いながら妙な安心感がある。ベテランが真顔でやり切ることで初めてギャグが成立するという構造を、声優陣がちゃんと理解して演じている。

ジュジュ(天野由梨)やルンルン(松井菜桜子)といった道中で出会うキャラクターも、それぞれ一本芯が通っていて、単なるギャグ要員に終わっていない。これが1994年という時代にすでに出来ていたことが、今見ると驚きに感じる。

特に刺さったシーン

ククリが魔法を使うたびにコントロールが効かなくなって、本人も結果を予測できないままとんでもないものが出てくる——あの繰り返しのパターンが地味に好きだった。笑いの構造としてはほぼ同じなのに、何度見ても笑えるのは、ククリの困り顔と、周囲のリアクションのタイミングが毎回丁寧に作られているからだと思う。

あとは、ゲイル(高木渉)が絡む場面全般。高木渉はコメディのテンポ感に本当に信頼がおけるというか、セリフの抜き方・溜め方が計算されていて、笑いを引き出すタイミングが毎回きっちり決まってくる。後年にいろいろな作品で見ることになるキャラクターとしての文脈を知った上で見ると、「ここで既にこの芸風が完成していたのか」という感慨もある。

ギップル(高乃麗)が特定の場面で見せる「妙にシリアスな瞬間」も好き。コメディパートとの落差が激しい分、真顔になる瞬間の引力が強い。ああいう役のやり方を丁寧に作れる現場だったんだなと思う。

読んで見たくなったら——『魔法陣グルグル』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • ファミコン・スーパーファミコン世代で、ドラクエやFFを遊んでいた人
  • 90年代アニメのテンポ感・作画のノリに抵抗がない人
  • キャラクターの成長をギャグの文脈の中でじんわり受け取れる人
  • 声優の演技の「芸」の部分を楽しめる人
  • 「懐かしさ」ではなく「当時の空気感」として見られる人

合わない人

  • ドラクエなどのRPGに触れたことがなく、元ネタの文法を知らない人
  • 90年代特有の作画・演出リズムが気になる人
  • 話の展開よりキャラの絡みがメインのコメディが苦手な人
  • 現代の異世界転生ものに慣れすぎて、旧来のファンタジー設定に乗り切れない人

次に見るなら

同じ90年代のコメディファンタジーとして、スレイヤーズは外せない。こちらはギャグ要素よりも主人公リナの個性で引っ張るタイプで、ファンタジー世界の「ツッコミ不在」なノリが魔法陣グルグルと通じている。バブル以降の時代感をアニメで味わいたいなら同時期に見るのがいい。

現代のRPGパロディとして見るならこの素晴らしい世界に祝福を!が最も近い後継者だと思う。ダメ勇者とポンコツ仲間の組み合わせ、メタ視点のギャグ、冒険しているようでしていない感じ——構造的な類似が多い。魔法陣グルグルを見た後に見ると、「ここまで来たか」という感慨がある。

テンションを落として純粋にRPGファンタジーを楽しみたいならロードス島戦記(OVA版)。90年代の水準で「まじめなファンタジー」がどこまで行けたかを確認できる。グルグルとの対比として見ると、どちらも同時代の産物だと実感できる。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
魔法陣グルグル(1994年版)は、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで視聴できます。月額サービスに加入している方はすぐに全話視聴を始められます。懐かしのギャグファンタジーをこの機会にぜひチェックしてみてください。

よくある質問

Q. 魔法陣グルグルはどんなジャンルのアニメですか?
A. 冒険・コメディ・ファンタジーの3要素が混ざったギャグアニメです。RPG風の世界観で魔王討伐の旅を描きながら、随所にシュールな笑いが挟まる独特のテイストが特徴です。
Q. 1994年版と2017年版の違いは何ですか?
A. 2017年版は原作により忠実なリメイクで、作画クオリティも現代水準です。1994年版はアレンジが強めで独自の雰囲気がありますが、どちらも原作の魅力を楽しめます。初めて見るなら2017年版、懐かしさを求めるなら1994年版がおすすめです。
Q. 子供でも楽しめますか?
A. はい、全年齢向けのコメディファンタジーです。暴力表現や過激な描写はほぼなく、親子でも安心して視聴できます。ギャグのテンポが軽快なので、アニメ初心者の方にも入りやすい作品です。
Q. 全何話ありますか?
A. 1994年版は全45話です。1話あたり約24分なので、週末にまとめて見ても楽しめるボリュームです。dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで全話配信中です。

まとめ

魔法陣グルグル(1994年版)は、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで視聴できます。月額サービスに加入している方はすぐに全話視聴を始められます。懐かしのギャグファンタジーをこの機会にぜひチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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