名探偵コナン 犯人の犯沢さん

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2022名探偵コナン 犯人の犯沢さん

名探偵コナン 犯人の犯沢さん

★ 3.5 / 5.0コメディミステリー
放送年2022年
フォーマットTVアニメ(短編)
話数12話
原作漫画
制作TMS Entertainment

世界有数の犯罪率を誇る米花町に、謎の暗黒影が降り立つ。その目的は「ある男」を殺すこと。名探偵コナンの重要人物が主人公となり、タイツを身にまとった純粋な知性を持つ彼の名は、犯人半沢である。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

世界有数の犯罪率を誇る米花町に、謎の暗黒影が現れた。その名は犯沢さん。タイツに黒づくめのシルエットで、米花町に住む「ある男」を殺すことを目的に上京してきた純粋な知性の持ち主だ。しかし、そこは名探偵・江戸川コナンが闊歩する超難易度の街。犯人として生き延びようとする犯沢さんの奮闘と苦労を、コミカルに描いたスピンオフショートアニメ。

みどころ・魅力

① 「黒い影」が主人公という前代未聞の視点

原作コナンでは犯人を示すシルエットとして描かれる存在が、そのまま主人公に。名前も顔も「犯人」そのものというメタ的な設定が、コナンファンには笑いと新鮮な驚きをもたらす。原作への愛とリスペクトに満ちたギャグ構造が秀逸。

② 米花町の「住人目線」で見えてくる日常のシュールさ

連日事件が起きる超危険都市・米花町を、犯人側から観察するとどう見えるか。コナンたちの活躍を傍目に翻弄される犯沢さんの困惑と苦悩がコメディとして昇華されており、なじみのある舞台を全く異なる角度で楽しめる。

③ 短尺ながら密度の高いコナン愛

1話数分のショートアニメながら、原作キャラの登場・小ネタ・パロディが凝縮されている。コナンファンなら気づける小ネタが随所に散りばめられており、繰り返し視聴するほど発見がある作りになっている。

キャスト・声優一覧

犯沢
犯沢
メイン
›
蒼井翔太
ポメ太郎
ポメ太郎
サブ
›
水瀬いのり
灰原哀
灰原哀
サブ
›
林原めぐみ
毛利小五郎
毛利小五郎
サブ
›
小山力也
毛利蘭
毛利蘭
サブ
›
山崎和佳奈
江戸川コナン
江戸川コナン
サブ
›
高山みなみ
阿笠博士
阿笠博士
サブ
›
緒方賢一
鈴木園子
鈴木園子
サブ
›
松井菜桜子
リカ
リカ
サブ
›
浦和めぐみ
中森銀三
中森銀三
サブ
›
石井康嗣
小嶋元太
小嶋元太
サブ
›
高木渉
ショウタ
ショウタ
サブ
›
福西勝也

トレーラー・MV

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スタッフ

監督大地丙太郎
キャラクターデザイン千坂ふう
音楽安部純、武藤星児
美術監督中島麻由実
音響監督浦上靖之、浦上慶子
OP新浜レオン「捕まえて、今夜。」
ED倉木麻衣「Secret, voice of my heart」

関連作品

アニメ

書籍

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

「コナンのスピンオフで犯人視点」という一行だけで見始めた。コナン本編には何十年も付き合ってきたくせに、あのシルエットだけで描かれる「謎の犯人」が主役を張るとは想像もしていなくて、第1話の冒頭で思わず笑いをこぼした。

最初は「ショートアニメだしネタが尽きたら薄くなるだろう」と半信半疑だった。でも2回目に見直して気づいたのは、その構造の完成度だ。米花町という世界でもっとも危険な街の「当たり前の日常」と、「この人いつ捕まるんだろう」という視聴者の視線のズレを、短い尺で的確に笑いに変えている。本編を知れば知るほど刺さる設計になっている。

「負け確定の舞台」を生きる人間の、どうしようもない可笑しさ

この作品が描いているのはミステリーでも推理でもない。「コナン世界に存在する、絶対に勝てない側の人間の日常」という不条理コメディだ。

犯沢さんは、米花町に来た時点で詰んでいる。毛利小五郎(小山力也)がいて、江戸川コナン(高山みなみ)がいて、灰原哀(林原めぐみ)がいる。コナン世界を知っている視聴者は全員、「この人は捕まる」と知った上で見ている。そこに生まれる笑いは純粋なギャグではなく、「運命論的なおかしさ」だ。

面白いのは、犯沢さんが決して馬鹿ではないという点だ。純粋な知性を持ち、状況を冷静に分析し、どうにか生き延びようとする。でもどう転んでも、あの町の引力には勝てない。「正しく動いているのに世界の設定が許してくれない人間」のユーモアがあって、社会人が日々うっすら感じているあの閉塞感と妙に共鳴する。

水瀬いのりが声を当てるポメ太郎というキャラクターも、その「ゆるさ」の核にある。コナン本編が持つ重厚な事件解決の文法を、ことごとく外側からひっくり返すように機能している。単なるパロディとして消費することもできる。でも本質は「ジャンルの文法を知っている人間が、その文法の外側から笑う」批評性にある。コナンを長く見てきた人間が「あ、ここか」とニヤリとするための作品だ。

特に刺さったシーン

序盤、犯沢さんが米花町の日常にどうにか溶け込もうとするくだりが好きだ。高木渉が演じる元太のような賑やかなキャラクターたちが周囲にいる中で、犯沢さんだけが異様なほど「普通に見せようとしている」。その必死さと、どこからどう見ても怪しいビジュアルのギャップが、声だけで成立しているのが面白い。

コナン(高山みなみ)が画面に映るたびに犯沢さんの反応が毎回過剰になるのも笑える。高山みなみの声は本編でもコナンそのものだから、スピンオフにあの声が聞こえてきた瞬間に「あ、終わった」という空気が流れる。視聴者と犯沢さんが同じタイミングで同じ絶望を共有する構造が、短い尺の中で何度も繰り返される。2周目はそのタイミングを待ちながら見ていた。

読んで見たくなったら——『名探偵コナン 犯人の犯沢さん』はNetflixで視聴できる。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 名探偵コナン本編をある程度見ていて、米花町の異常な犯罪率を笑えるくらいには距離を置いて楽しめる人
  • 「主人公以外の視点」から物語を再解釈するタイプのスピンオフが好きな人
  • ショートアニメのテンポ感でサクッと笑いを消費したい人
  • 不条理コメディが体質に合っている人

合わない人

  • コナン本編をほぼ見ていない人(元ネタがわからないと笑いが半減する)
  • ちゃんとした推理・謎解きを期待している人(そういう作品ではない)
  • ショートアニメの尺の短さが物足りないと感じるタイプ

次に見るなら

「負け側」の視点でジャンルを再解釈するコメディという文脈なら、はたらく魔王さま!が外せない。魔王が現代社会でアルバイトするという設定の滑稽さが、犯沢さんが米花町で生き延びようとするそれと重なる。コメディのテンポ感も近い。

「背景キャラクターが主役になる」路線で見るならモブサイコ100も面白い。「普通に生きたいだけなのに世界が放っておかない人間」という構図が犯沢さんと地続きで、こちらはドラマもしっかりある。

元ネタを知っているほど面白くなる構造という意味ではポプテピピックも試してみる価値がある。笑いの角度はまったく違うが、「ジャンルの外側から笑う」スタンスは近い。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア×¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『名探偵コナン 犯人の犯沢さん』はNetflixで配信中です。コナン原作のファンはもちろん、スピンオフからシリーズに入りたい方にも入口として楽しめる作品です。短尺アニメのため一気見もしやすく、隙間時間にさくっと楽しめます。

よくある質問

Q. 原作の名探偵コナンを知らなくても楽しめますか?
A. 基本的なギャグは楽しめますが、コナンの登場人物や世界観を知っているとより多くのネタに気づけます。原作未視聴の方にとってはコナン入門のきっかけにもなる作品です。
Q. 何話構成ですか?1話どのくらいの長さですか?
A. 本作はショートアニメ形式で、1話あたり数分程度の短尺構成です。全話まとめても短時間で視聴できるため、忙しい方でも気軽に楽しめます。
Q. 犯沢さんはなぜタイツを履いているのですか?
A. 原作コナンで犯人を示すシルエット表現をそのままキャラクターデザインに落とし込んだためです。全身黒づくめ+タイツというビジュアルが「犯人らしさ」を象徴するギャグの核になっています。
Q. Netflixのどのプランで視聴できますか?
A. Netflixに加入していれば視聴可能です。プランの詳細や配信地域の変更はNetflix公式サイトでご確認ください。

まとめ

『名探偵コナン 犯人の犯沢さん』はNetflixで配信中です。コナン原作のファンはもちろん、スピンオフからシリーズに入りたい方にも入口として楽しめる作品です。短尺アニメのため一気見もしやすく、隙間時間にさくっと楽しめます。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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