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名探偵コナン 世紀末の魔術師
| 放送年 | 1999年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | TMS Entertainment |
怪盗キッドが、大阪で保管されているロシア帝国のイースターエッグを盗むと警察に予告する。ライバルを追うコナンは、単なる盗難事件ではなく、より複雑な事件の背後にあることを発見する。
作品概要・あらすじ
あらすじ
怪盗キッドが、大阪で保管されているロシア帝国の秘宝「インペリアル・イースターエッグ(メモリーズ・エッグ)」を盗むという予告状を送りつけてきました。ライバルの出現にコナンも捜査へと乗り出しますが、事件はキッドによる単なる宝石泥棒にとどまらず、エッグに隠された百年前の悲恋と、それを巡って暗躍する狙撃手の存在が絡み合う、より複雑な様相を見せ始めます。歴史のロマンと連続する事件の謎が交錯するなか、コナンは真実へとたどり着けるのでしょうか。みどころ・魅力
① 怪盗キッドが本格復活、コナンとの頭脳戦
劇場版では2作目にして登場する怪盗キッドが、本作で物語の中心へ。予告状をめぐる神出鬼没のトリックと変装、そしてコナンとの一筋縄ではいかない化かし合いが全編にわたって展開され、ライバル対決ならではの緊張感とスリルを存分に味わえます。② 史実とロマンが薫る「イースターエッグ」の謎
ロシア帝国の秘宝に秘められた百年越しの悲恋という、壮大な歴史ロマンが物語の核に据えられています。宝石の輝きの裏に隠された人々の想いが少しずつ解き明かされていく構成は、ミステリーでありながら切なさと余韻を残します。③ 緊迫のクライマックスとアクション
狙撃手による命を狙う展開や、終盤の航空機を舞台にした手に汗握るシークエンスなど、シリーズ屈指のスケールと緊迫感を誇るクライマックスが見どころ。冒険活劇としての爽快さとミステリーの解決が一気に押し寄せます。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | こだま兼嗣 |
|---|---|
| 音楽 | 大野克夫 |
| 美術監督 | 渋谷幸弘 |
| 音響監督 | 小林克良 |
| ED | B’z「One」 |
関連作品
アニメ
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
コナンの劇場版で一本だけ挙げろと言われると、だいたい誰かがこのタイトルを出してくる。名作扱いされているのは前から知っていて、知っているからこそ後回しにしていた。期待値だけ膨らんだ作品をわざわざ崩しにいく勇気が出なかった、というのが正直なところ。それでも腰を上げて見たら、冒頭からいきなり百年前のロシアに連れていかれて面食らった。子ども向けのワクワク探偵もの、くらいの構えで再生ボタンを押したのに、最初の数分の空気がやけに重い。これは思っていたのと違うぞ、と座り直した。怪盗キッドが出てくると聞いていたから派手な泥棒劇を想像していたのに、実際に転がっているのは一族の悲劇と、百年越しの記憶の話だった。第一印象は「ずいぶん背伸びした一本だな」。もちろん褒めている。
百年前の悲劇と、卵に託された記憶の話
この映画、表向きは怪盗キッドが帝政ロシアのイースターエッグを狙う盗難劇だ。でも何度か反芻するうちに、盗む盗まれるの攻防はあくまで入口で、本当に描かれているのは「百年をまたいで受け継がれてしまう記憶」のほうだと思うようになった。タイトルの世紀末は、公開当時の1999年という世紀末であると同時に、卵が生まれた帝政ロシアの終わりでもある。ひとつの王朝が暴力的に幕を下ろした瞬間と、その残響をいまだに引きずる人間たち。コナンの映画でここまで歴史の血の匂いを持ち込んだ例は珍しい。
卵は単なるお宝じゃない。誰かが誰かを想った証拠で、その想いが何世代も後の事件の引き金になる。守りたかったものが、時間を経て呪いみたいに作用してしまう——その皮肉が話の芯に通っている。だから犯人が分かっても、すっきり爽快とはいかない。むしろ、ここまでして遺したかったものは何だったんだろう、と尾を引く。
推理パートのギミックはもちろん面白い。けれどこの一本を名作と呼びたくなる理由は、トリックの巧さより、「記憶は誰かを救うのか、縛るのか」という問いを子ども向けの皮で包んで差し出してきたところにある。怪盗ものの軽やかさと、王朝の終わりの重さ。本来なら噛み合わない二つを、一個の卵が無理やり繋いでいる。その強引さごと好きだ。
特に刺さったシーン
終盤、ある人物が死を覚悟する場面でやられた。状況だけ言えば絶体絶命で、子ども向け映画の文法なら当然助かるとわかっているのに、その手前で漏れる声の震えが本物すぎる。灰原哀の、諦めと意地が同居したあの一瞬。林原めぐみは灰原という役を、強がりの下に氷を一枚仕込んだような声で演じていて、ここぞの場面でその氷がわずかに溶ける。台詞そのものより、息の吐き方ひとつで覚悟を見せてくる。見返すたび、毎回ここで呼吸を止めている自分がいる。
対照的に好きなのが、序盤で怪盗キッドが場をさらっていくくだり。高山みなみのコナンが理詰めで追い詰めようとするほど、相手は涼しい顔でステップを踏んでみせる。追う側と逃げる側の体温差が気持ちいい。探偵団の元太たちが緊張感のど真ん中で妙に呑気なのも、高木渉や大谷育江の声がいるとちゃんと「子どもの映画」として地に足がつく。重い話を重いまま終わらせない、あの緩急の付け方がうまい。
読んで見たくなったら——『名探偵コナン 世紀末の魔術師』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- コナン映画の中でも、推理の切れ味より背景のドラマと重さで殴ってくる一本が見たい人
- 怪盗キッドの登場回が好きで、追う者と逃げる者の駆け引きにニヤニヤできる人
- 灰原哀の、強がりの下にある芯の強さに弱い人
合わない人
- とにかく派手なアクションとスケールの大きい爆発を浴びたい人。この一本はもっと内向き
- 歴史の暗い導入で気分を重くしたくない、最後まで軽い気持ちで走り抜けたい人
- シリーズの予習なしに、キャラ同士の関係をすぐ飲み込みたい人
次に見るなら
まじっく快斗1412は、ここで場をさらっていく怪盗キッドの素顔を追ったシリーズ。あの飄々とした泥棒がどんな事情で夜の街に立っているのか、彼の軽さの裏側が見たくなったらこっち。キッドにやられた人ほど刺さる。
大きな事件の重さで殴られたいなら名探偵コナン 天国へのカウントダウン。スケールと緊張感が段違いで、コナン映画のスペクタクル面を浴びたいときの定番。世紀末の魔術師の内向きな余韻とは別ベクトルの満腹感がある。
怪盗そのものの優雅さに惹かれたならルパン三世 カリオストロの城。盗む者の美学と、その奥にあるほろ苦い過去という組み合わせは、卵をめぐるこの映画と地続きだ。古いのに少しも古びない。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ | |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「名探偵コナン 世紀末の魔術師」は、ABEMA、U-NEXT、Amazonプライムビデオ、DMM TV、Netflix、Hulu、Disney+という主要な動画配信サービスで視聴できます。複数のサービスで配信されているため、ご自身が普段お使いのサービスや、無料体験期間を活用してお得に楽しめます。怪盗キッドとの初めての本格対決を、ぜひお好みの環境でご覧ください。





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