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2002

名探偵コナン 16人の容疑者!?
★ 3.5 / 5.0冒険ミステリー
| 放送年 | 2002年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | TMS Entertainment |
検査官白鳥の新しい別荘の完成を祝うため、一同は彼のワインコレクションが置かれている別荘に招待される。
目次
作品概要・あらすじ
あらすじ
警視庁の検察官・白鳥任三郎の新しい別荘が完成し、コナンたちはお祝いのパーティーへ招待される。別荘には白鳥自慢のワインコレクションが保管されており、集まった面々は和やかなひとときを過ごすはずだった。しかし、その夜、一同が揃う中で事件が発生。白鳥の別荘に集まった16人全員が容疑者となる密室状況の中、コナンの推理が始まる。みどころ・魅力
① 16人全員が容疑者という緊張の密室劇
招待客全員が容疑者となる異例の状況設定が本作最大の魅力です。逃げ場のない別荘という閉鎖空間で、誰もが疑わしく見えてくる心理的な緊張感はOVAならではのコンパクトな構成で丁寧に描かれており、ミステリーファンを最後まで引きつけます。② 白鳥刑事をフィーチャーしたレアな作品
普段は脇役として活躍する白鳥刑事が物語の中心に置かれた珍しい一作です。彼の別荘・ワインコレクションといったプライベートな側面が掘り下げられており、キャラクターへの理解が深まるファンサービス要素も豊富です。③ 短編ながら完結した本格推理を楽しめる
OVAという30分前後の尺の中に、伏線・容疑者の絞り込み・コナンによる鮮やかな推理披露が過不足なく収まっています。シリーズ未視聴の方でも単独で楽しめる構成になっており、名探偵コナン入門としても適した作品です。キャスト・声優一覧

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スタッフ
| 監督 | 山本泰一郎 |
|---|---|
| 美術監督 | 光元博行 |
| 音響監督 | 小林克良 |
| ED | 倉木麻衣「Winter Bells」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
コナンのOVAを順番に追いかけていたら、これが出てきた。調べたら2002年のゲーム同梱版で、配信は現状どこにもない。仕方なくAmazonでDVDを探した——というのが正直な入手経緯だ。 「16人の容疑者」というタイトルから、クローズドサークルものだとすぐわかった。白鳥の別荘でワインパーティー、招かれた全員が容疑者になる。コナンシリーズの中で白鳥がここまで前に出てくるエピソードは珍しく、最初は少し戸惑った。でも、それが逆に新鮮だった。 2回目に見ると、序盤のワインを巡る会話の中にすでに伏線が埋まっていることに気づく。1回目はコナンと一緒に状況を飲み込むだけで精一杯だったのに。OVAという尺の制限が、ミステリとしての密度をむしろ高めている。ゲーム同梱版という出自を抜きにしても、単体で成立している。白鳥という「顔のある警官」が、初めて主役になる話
コナンシリーズにおける白鳥任三郎というキャラクターは、長らく「美和子ちゃんが好きな警部補」という役割で記憶されてきた。あるいは高木とのコンビ、捜査会議での立ち位置。でもこのOVAは、白鳥が「自分の空間を持つ人間」として描かれる珍しい作品だ。 別荘。ワインコレクション。招待した客たち。これだけで、白鳥の私生活の輪郭が見えてくる。警察官としての顔ではなく、趣味と交友関係を持つ個人としての白鳥——そのギャップが、事件が起きたときの緊張感を倍増させる。 16人という数字は、単なる「大勢いる」という意味以上のものがある。誰もが顔見知りで、全員が善意でそこにいるはずで、それでも誰かが嘘をついている。この構造はクローズドサークルミステリの王道だが、コナンシリーズの文法で料理されると、コナン(高山みなみさんの声が普段より少し低めに聞こえる気がした)が一人一人を観察する目線が、より鋭く感じられる。 井上和彦さんが演じる白鳥の、「招待主として責任を感じている」という微妙なテンションが、このOVA全体のトーンを決定している。普段の捜査現場での白鳥とは少し違う、追い詰められた表情の演技が見どころの一つ。 「この作品が描いているのは、信頼していた人間関係の中に毒が混じっている恐怖だ」と2回目の視聴で確信した。白鳥が丹精込めたワインコレクションがある別荘で、彼の友人たちの誰かが嘘をついている——その構造の意地悪さが、このOVAを単なる「尺が短い劇場版もどき」ではなく、シリーズの中の異質なエピソードにしている。特に刺さったシーン
終盤、コナンが推理を展開し始める場面。16人全員の前での「説明」なのに、白鳥が招待主として立っていることで、空気がいつもの「犯人当て」とは微妙に異なる。高山みなみさんの、あの「ちょっと急かしているような」語りのテンポが、閉鎖空間の息苦しさとかみ合って、画面から目が離せなくなる。 もう一か所は、灰原が序盤の会話で一言だけ刺さることを言う場面。林原めぐみさんの、あの独特の間の取り方——言葉を少し置いてから落とす、あの癖——がここでも機能している。セリフの内容というより「置き方」が情報を持っている。このあたりはシリーズを通じて見ていないと気づきにくい部分だと思う。 高木(高木渉さん)が珍しく白鳥とほぼ同じ目線の場面で動く場面もあって、普段の「コンビ」とは違う関係性が垣間見える。光彦(大谷育江さん)も小さいながらちゃんと出番がある。メインキャスト全員に役割が与えられているのはOVAとしての誠実さを感じる。読んで見たくなったら——サブスク配信はなし。Amazonで購入できる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- コナンシリーズを一通り見ていて、白鳥・高木コンビが好きな人
- クローズドサークルもの(嵐の山荘、孤島の殺人)が好きな人
- 30分前後で完結するテンポよいミステリが見たい人
- シリーズのOVAを全部追いたいコレクター気質の人
合わない人
- コナンを見たことがなく、これが初見になる人(登場人物の関係性がわからないと情報量が半分以下になる)
- 配信で見たい人(現状、DVD購入かレンタルしか手段がない)
- 劇場版レベルのスケールとアクションを期待している人
次に見るなら
名探偵コナン 時計じかけの摩天楼——劇場版1作目。OVAで白鳥・高木コンビに触れたあとに見ると、シリーズの「劇場版の重さ」との違いが面白く感じられる。コナンをOVAから入った人が次に見るべき基準点として機能する。 名探偵コナン 瞳の中の暗殺者——劇場版4作目で、灰原哀がクローズアップされる一本。林原めぐみさんの演技がシリーズ全体で最も強度を発揮していると個人的に思っている作品。「16人の容疑者」で灰原の存在感に気づいた人は特に。 金田一少年の事件簿——クローズドサークル・ミステリの「嵐の山荘もの」が好きならこちらも。コナンとはキャラクターのトーンが異なるが、密室・閉鎖空間・関係者多数という構造が刺さった人には相性がいい。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
現在、本作は公式の配信サービスでの取り扱いはありません。視聴にはDVDやBlu-rayなどのパッケージ作品をご利用いただく形になります。コナンのOVAシリーズはレンタルショップや中古販売でも入手しやすいため、ぜひチェックしてみてください。