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スレイヤーズえくせれんと
| 放送年 | 1998年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 3話 |
| 原作 | ライトノベル |
| 制作 | J.C.STAFF |
ナーガが酒場に火をつけてリナの注意を引き、町民たちは迷宮に迷った村人たちの救出で弁償するよう要求する。その後、わがままなシレーネ・フィッツマイアーを保護しても利益がないと気づいたリナは、彼女に教訓を与えるため誘拐を企む。しかし彼女は誤った誘拐犯に引き渡してしまう。そして正装ファッションデザイナーのタチャナ・デイワードと中性的な衣料品が…
作品概要・あらすじ
あらすじ
天才魔道士のリナ=インバースと、その相棒ナーガ=ザ=サーペントが繰り広げるドタバタ冒険コメディ。ナーガが酒場に火をつけてリナを困らせる騒動から始まり、わがままなお嬢様の護衛依頼、個性派ファッションデザイナーとの珍騒動など、3つのエピソードで構成される。リナの機転と豪快な魔法、ナーガの自信過剰なキャラクターが生み出すテンポよいギャグが全編にわたって展開される。みどころ・魅力
① リナ×ナーガの凸凹コンビが生む爆笑テンポ
真逆の性格を持つ二人のやり取りがこのシリーズ最大の魅力。リナのシビアな現実主義とナーガの大仰な自己陶酔がぶつかるたびに笑いが生まれ、テンポよく畳み掛けるギャグはスレイヤーズシリーズのコメディ路線を凝縮した形で楽しめる。② 短編集ならではの軽快なノリ
OVAの短編オムニバス形式により、1話完結の気軽さで視聴できる。本編シリーズほどシリアスな展開はなく、純粋に笑いを楽しめる構成が特徴。アニメ入門としても、シリーズファンの箸休めとしても最適な作品に仕上がっている。③ 1990年代ファンタジーアニメの空気感
1998年当時の作画・演出・音楽が時代の空気をそのまま封じ込めており、当時を知るファンには懐かしく、初見の視聴者にはレトロなアニメ文化の魅力として映る。林原めぐみ・瀧本富士子の安定した演技もシリーズ通してのファン必見ポイント。キャスト・声優一覧














スタッフ
| 監督 | わたなべひろし |
|---|---|
| 原作 | 神坂一 |
| キャラクターデザイン | 阿蒜晃士 |
| 音楽 | 服部隆之 |
| 美術監督 | 吉原俊一郎 |
| 音響監督 | 小林克良 |
| ED | 奥井雅美「Never Die」 |
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書籍
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
スレイヤーズのOVAと言えばいくつかシリーズがあって、「えくせれんと」はずっと後回しにしていた。理由は単純で、リナが主役じゃないから。ナーガがメインのOVAだと知って、「あの高笑いのキャラを1時間以上追うのか……」と正直腰が引けていた。
実際に見てみると、これが想定と少し違う。TVシリーズの前日談的な位置づけで、リナとナーガが出会って旅をしている時期の話——つまりナーガがなぜ消えたのかを知っている状態で見ると、この二人の関係がほんのり違って見えてくる。コメディとして機能しながら、見方によっては切ない。2回目に見たとき、それがじわじわ来た。
「得にならないことをやめられない」二人の話
この作品を単純なギャグOVAとして見ると、確かにそれで完結する。迷宮に迷い込んだ村人を助ける羽目になったり、わがままなお嬢様の誘拐を企んで別の誘拐犯に引き渡してしまったり、奇妙なファッションデザイナーの話に巻き込まれたり——ストーリーの骨格はコメディの教科書通りだ。
ただ、見ていくと気になるのがリナとナーガの関係性の構造だ。リナは損得計算が明快で、儲けにならないなら動かないと口では言う。ナーガは自己顕示欲の塊で、目立ちたいから行動する。二人とも、傍から見ると「一緒にいる理由がない」。それなのにいる。
酒場に火をつけてリナの注意を引こうとするナーガの行動は、コメディとして処理されているけれど、それって相手に自分を見てほしいということだ。久川綾が演じるタチアナのような、あの中性的で飄々としたキャラクターが差し挟まれると、「外見と中身、どちらが本当の自分か」というニュアンスがほんの少し漂う——深読みしすぎかもしれないが、1998年のOVAにしてはやけに現代的なテーマを触っている気がする。
林原めぐみのリナはいつも通り切れ味がある。ただ「えくせれんと」では、ナーガに振り回される側に回る場面が多くて、その微妙な立ち位置が面白い。リナが本気を出せば全部解決できるのに、そうしない。それが二人の均衡を保っている。「得にならないことをやめられない」というより、「やめる理由を見つけられない」と言ったほうが正確かもしれない。
特に刺さったシーン
タチアナのエピソードが一番印象に残った。速水奨が演じるシュタインドルフのような、重厚感のある声が絡むと急に画面が締まる。コメディパートに突然こういうキャラが入ってくるバランスの崩し方が、スレイヤーズシリーズ全体の持ち味だと思う。
三木眞一郎のアルフォンスは出番こそ限られているが、ああいう「実はちゃんとしてる脇役」がいると話が締まる。飯塚雅弓のマーティも、コメディ的な役どころなのにどこかリアルで、あの時代の深夜アニメっぽさがある。
個人的に刺さったのは、誘拐を企てたリナが「間違った誘拐犯に引き渡してしまった」と気づく場面。このズレの笑いが、スレイヤーズらしいというか——計算高いリナが自分のミスを認める一瞬の間が、妙にリアルだった。林原めぐみの「あ、しまった」みたいなトーンの出し方はやっぱり巧い。
読んで見たくなったら——『スレイヤーズえくせれんと』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- TVシリーズのスレイヤーズをひと通り見た人(前日談として見ると解像度が上がる)
- ナーガというキャラクターの、あの自己顕示欲の暴力性に笑える人
- 1990年代後半のファンタジーコメディアニメの空気感に懐かしさを感じる人
- 林原めぐみ・久川綾・速水奨ら、90年代声優陣の演技を改めて聞きたい人
- 軽い気持ちで見られる30〜40分のOVAを探している人
合わない人
- スレイヤーズを未見でいきなり見ようとしている人(キャラの面白みが半減する)
- リナ主役のシリアス展開を期待している人
- ナーガの高笑いが生理的に無理な人(それが主軸なので逃げ場がない)
- 話のスケールが大きくないとOVAとして満足できない人
次に見るなら
スレイヤーズSPECIAL——同じくリナとナーガの掛け合いを軸にしたOVAシリーズ。「えくせれんと」と世界観を共有しており、こちらも短編コメディとして楽しめる。先にこちらを見た人が「えくせれんと」に来ると、二人の関係性の微妙な温度差がより面白く感じられる。
魔法遣いに大切なこと——同年代のファンタジー系OVA・TVアニメで、女性主人公が不器用に人と関わりながら進む話。「えくせれんと」ほどコメディ全振りではないが、テンポの緩さや日常の質感が似ていて、90年代アニメの空気が好きなら続けて見やすい。
十二国記——世界観の重さは全然違うが、「女が自分の欲求に正直に生きる」という軸が共通している。スレイヤーズのリナ・ナーガのキャラクターに惹かれた人が次のステップとして見ると、同じ時代に何が作られていたかの輪郭がくっきりする。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『スレイヤーズえくせれんと』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで配信されています。月額サービスに加入していれば追加料金なしで視聴できるため、まずは使い慣れたサービスからチェックしてみてください。リナとナーガの軽快なコンビプレイを手軽に楽しめる環境が整っています。












