それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ

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1996それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ

それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ

★ 2.9 / 5.0冒険コメディSF
放送年1996年
フォーマットOVA
話数3話
原作その他
制作J.C.STAFF

猫目の15歳少女・山本洋子は、ビデオゲームとポッキーを愛する。アーケードシューティングの才能を買われ、ローソンに採用され、千年後の未来へ。プロトタイプ宇宙船TA-29のパイロットとなる。綾野エリザベス白方院、美堂円子、加狩屋桃実とともにテラン・チームを率い、ルージュとの戦いに挑む。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

猫目の15歳少女・山本洋子は、ビデオゲームとポッキーをこよなく愛する普通の女の子。しかし、アーケードシューティングゲームで見せた驚異的な才能を買われ、謎の企業「ローソン」にスカウトされる。気づけば千年後の未来へ飛ばされ、プロトタイプ宇宙船TA-29のパイロットとして戦場に立つことに。綾野エリザベス白方院、美堂円子、加狩屋桃実ら個性豊かな仲間とともに「テラン・チーム」を結成し、謎の敵勢力・ルージュに挑む宇宙冒険活劇が幕を開ける。

みどころ・魅力

① ゲームオタク少女がパイロットになるトンデモ設定の痛快さ

アーケードゲームの腕前だけで未来の宇宙軍にスカウトされるという、ツッコミどころ満載の設定がこの作品の核心。深刻になりすぎず、SF・コメディのバランスを軽快に保つテンポの良さが、1996年のOVAとは思えないほどテンションを維持し続ける。

② 個性派ヒロイン4人が織りなすチームワーク

主人公の山本洋子を筆頭に、育ちの良さそうな綾野エリザベス、クールな美堂円子、天真爛漫な加狩屋桃実と、対照的なキャラクターが集結。ぶつかり合いながらも絆を深めていく関係性の変化が、バトル以上に見応えのある見せ場となっている。

③ 90年代SF美少女アニメならではの疾走感あるスペースバトル

プロトタイプ宇宙船を駆って繰り広げられる宙域戦闘シーンは、当時の作画技術を活かした躍動感あふれる演出が特徴。コメディタッチの日常パートと緊張感のある戦闘パートのメリハリが、OVA作品としての完成度を高めている。

キャスト・声優一覧

御堂まどか
御堂まどか
メイン
›
林原めぐみ
白鳳院綾乃伊麗莎白
白鳳院綾乃伊麗莎白
メイン
›
宮村優子
山本洋子
山本洋子
メイン
›
高山みなみ
松明屋紅葉
松明屋紅葉
メイン
›
新山志保
メオ・ニスのロート
メオ・ニスのロート
サブ
›
かないみか
メオ・ニスのルブルム
メオ・ニスのルブルム
サブ
›
ゆかな
カーティス・ローソン
カーティス・ローソン
サブ
›
松本保典
メオ・ニスのエリュトロン
メオ・ニスのエリュトロン
サブ
›
鈴木真仁
ゼナ・リオン
ゼナ・リオン
サブ
›
勝生真沙子
メオ・ニスのルージュ
メオ・ニスのルージュ
サブ
›
玉川砂記子

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スタッフ

監督新房昭之
キャラクターデザイン中澤一登
ED奥井雅美「Shake It」
ED奥井雅美「スーパーイントロ付きSTAGE3バージョン」

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

タイトルだけは知ってた。というか、90年代OVAを掘っていると必ずどこかで名前が出てくる作品というのがあって、これがそのひとつだった。「あ、これ見たことあるかも」とずっと思っていたけど、実際に確認したら記憶の中の映像はたぶん別の作品だった。そういう類の作品。

念のため補足すると、これは1996年のOVA。後に1999年にTV版が作られているので、そちらを先に見た人にとってはOVAが「原型」にあたる。TV版のほうが整理されていてとっつきやすいが、こちらのOVAは粗削りな分だけキャラクターの輪郭が早い段階からはっきり出ている印象がある。

で、改めて最初から見ると——思ったより真面目にやってる、というのが第一印象だった。タイトルの語感と「ポッキーが好きな女の子がゲームの腕前で未来に召喚される」というあらすじから、もっとコメディ全振りを想像していた。確かに軽いしテンポも速い。でも宇宙戦争の文脈でちゃんと緊張感を作ろうとしている部分があって、2回目を見たときにそのバランスの意図が少し見えてきた。高山みなみの山本洋子、最初は「元気な主人公」で処理してしまうんだけど、見返すと感情の出し方に細かい段差があって、序盤と終盤で声の置き方が変わっている。

「何でもない才能」が時代を越えて本物になる、という1996年の夢

この作品のジャンル分けはSFコメディだけど、本質的にはある種の「才能発見譚」だと思っている。山本洋子のゲームの腕前は、1996年の現代では「アーケードが上手い女子中学生」でしかない。それが1000年後の未来では宇宙船のパイロット適性として換算され、招集される。

これは単純な「強くてニューゲーム」ではなくて、「あなたの得意なことはここで役に立つ」という物語だ。90年代前半から中盤にかけて、この構造のフィクションが日本で大量に作られた理由のひとつに、「自分の居場所が今ここじゃないかもしれない」という感覚があったと思う。「ゲームセンターに入り浸っている自分」が報われる場所を夢想するような何かが、あの時代のサブカルチャーには確かにあった。異世界転移ものの先祖として読むより、そっちの文脈で見るほうが刺さる。

林原めぐみが演じる御堂まどかが、そのカウンターとして機能しているのが面白い。まどかは「未来側」の人間で、洋子を招集した側だ。林原めぐみはこういう「クールで状況を把握している側の女性キャラ」を演じさせると本当に地力が出る役者で、台詞の間の取り方ひとつで情報量が変わる。287本の出演歴を積んできた人の、90年代中盤の仕事を聴くとそれがよくわかる。

対するルージュ勢、ゆかなが演じるルブルムとかないみかが演じるロートの掛け合いは、今見ると豪華な布陣だったなと思う。単純な悪役対善玉に落とさない部分があって、「戦う理由が違う者同士が宇宙でぶつかる」という90年代SFアニメの定番文法を踏んでいる。松本保典が演じるローソンも、「説明しているようで実は感情が乗っている」台詞回しが、この作品のトーンをちょうどいい温度に保っていた。

特に刺さったシーン

序盤、洋子がTA-29のコックピットに初めて乗り込む場面。ここで少し前のめりになった。ゲームのコントローラーを握る感覚と宇宙船の操縦インターフェースが、本人の感覚として地続きになっている演出があって、「ああ、この作品はちゃんとそこをやるんだ」と思った。

ゲームと現実の接続を安直にやると「何でもあり」になるんだけど、この場面はTA-29が「プロトタイプ」であることと、洋子の適性がゲーム由来であることを同時に示している。つまりお互いに「完成品ではない」という状態で接続されている。松本保典・ローソンがその橋渡しをしているんだけど、この役者の抑制の効いた演技がここで効いてくる。

それと、チームで戦う場面で洋子・まどか・エリザベス・桃実の4人のやり取りが重なるところ。全員が「自分のゲームをやっている」状態で、それがたまたま噛み合う瞬間がある。意図してチームワークを発揮しているわけじゃないのに機能している——というのが90年代アニメの群像劇の良い部分で、この作品もそれをちゃんとやっていた。高山みなみが洋子として弾けるのもここが一番気持ちいい。

読んで見たくなったら——『それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 90年代OVAの質感——セル画の色彩、BGMの使い方、テンポ感——をそれ自体として楽しめる人
  • 「ゲームが上手い→別の世界で役に立つ」というざっくりした設定に乗れる人
  • 林原めぐみ・高山みなみの90年代中盤の仕事を追っているコレクター的なファン
  • 宇宙モノだけど設定の重さよりキャラクターの掛け合いを優先して見たい人
  • TV版を見ていて、原型がどんなものか気になった人

合わない人

  • SF設定に整合性と論理的な積み重ねを求める人(世界観の説明はそこまで丁寧ではない)
  • 90年代OVAのテンポ——現代アニメより間が長く、情報密度の波がある——に慣れていない人
  • コメディが前景化している時間帯と緊張感のある戦闘が交互に来るムラを苦手とする人
  • エピソード間で作画のクオリティにばらつきがあることが気になる人

次に見るなら

天地無用!が好きなら、「女性キャラが多いSFコメディ」という構造は直接的に近い。天地は宇宙から地球へ来るなら、こちらは地球から未来へ行く。同じ90年代OVAの対になる作品として見ると、時代の空気の共通点と違いが見えてくる。

魔法騎士レイアースは「現代の少女たちが別世界に召喚されて戦う」という構造で直接的に重なる。TVシリーズなので規模感は違うが、「なぜ私が選ばれたのか」という問いへの答え方の違いが比較として面白い。こちらも高山みなみが主要キャストで、同時代の声優の仕事として聴き比べる楽しみもある。

爆れつハンターも同じ時代のコメディSF寄り作品で、「強い女性キャラが複数いてコメディも戦闘もやる」という文法が共通している。シリアスとギャグの切り替えの荒っぽさも含めて90年代OVAの質感を楽しむなら一緒に見て損はない。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ』は、dアニメストアおよびDMM TVで視聴できます。どちらのサービスも幅広いアニメラインナップを備えており、本作のような90年代OVA作品もしっかりカバーされています。お好みのサービスで気軽にお楽しみください。

よくある質問

Q. 『それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ』はどんな作品ですか?
A. 1996年制作のSFコメディOVAです。ゲームオタクの15歳少女が未来の宇宙軍にスカウトされ、仲間たちと宇宙船で戦う痛快な冒険活劇です。軽快なテンポと個性的なキャラクターが魅力です。
Q. どこで視聴できますか?
A. dアニメストアとDMM TVで配信されています。両サービスともアニメ専門の充実したラインナップを持つため、他の作品とあわせて楽しむのにも便利です。
Q. OVAは何話ありますか?
A. 本作はOVA形式で制作されており、1996年から複数巻が順次リリースされました。各エピソードが独立したテンポでまとまっているため、まとめ視聴にも向いています。
Q. 子ども向けですか?大人でも楽しめますか?
A. 90年代らしい明るいSFコメディ路線で、幅広い年代が楽しめます。当時リアルタイムで視聴していた世代には懐かしさを、はじめて触れる方にもテンポよく楽しめる作品です。

まとめ

『それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ』は、dアニメストアおよびDMM TVで視聴できます。どちらのサービスも幅広いアニメラインナップを備えており、本作のような90年代OVA作品もしっかりカバーされています。お好みのサービスで気軽にお楽しみください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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