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ストライクウィッチーズ
| 放送年 | 2007年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | オリジナル |
1940年代、地球は「ネウロイ」と呼ばれる異星人勢力の攻撃を受け、壊滅的な被害を受ける。しかし一人の男が、魔力を増幅させ飛行を可能にする対ネウロイ兵器「ストライカーユニット」の開発に成功する。この機械装置は魔女の「箒」のような役割を果たす。
作品概要・あらすじ
あらすじ
1940年代、謎の異星人兵器「ネウロイ」が世界各地に出現し、人類は壊滅的な侵略を受けていた。この脅威に対抗するため開発されたのが、魔女の力を増幅して空中戦闘を可能にする「ストライカーユニット」。各国から選ばれた魔女たちが、人類の未来をかけてネウロイに立ち向かう──その戦いの始まりを描いた1話完結のOVA作品。みどころ・魅力
① 架空の第二次大戦世界とミリタリー考証の融合
実在の戦闘機や軍用機をモチーフにしたストライカーユニットのデザインが見どころ。各国の実在機体をベースにした設定は、ミリタリーファンも楽しめる精度で作り込まれており、架空歴史世界の説得力を高めている。② 個性豊かな魔女たちのキャラクター性
各国を代表する魔女たちはそれぞれ異なる能力・性格・背景を持ち、OVAながら短い尺の中でキャラクターの個性が際立っている。シリーズ本編への入口としても、キャラクターを知る上でも見応えがある。③ 空中戦アクションのスピード感と迫力
ストライカーユニットを装着した魔女たちが繰り広げる空中戦は、スピード感と派手な魔法エフェクトが融合した見ごたえある映像に仕上がっている。後のTVシリーズへ続くアクション演出の原点として、シリーズファンにも重要な1作。キャスト・声優一覧










スタッフ
| 監督 | 杉島邦久 |
|---|---|
| 原案キャラデザ | 島田フミカネ |
| 音楽 | 長岡成貢 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「名前は知っている、でもちゃんと見たことはない」という距離感で何年も過ごしてきた作品だった。ノーパンで空を飛ぶ少女たちが異星人と戦う、というざっくりした情報だけで「なんとなく把握している気」になっていたやつ。実際に見たのは知人に半ば押しつけられた形で、最初の数分は正直「これが問題作と呼ばれるやつか」という確認作業の気分だった。
ところが見ていると、意外にちゃんと見られる。尺が短いのもあって「終わる前に終わった」感覚で、気がつくと2回目を再生していた。2回目に見たのはTVシリーズを全部追った後で、そうなるとこのOVAが「試作品」であることがよくわかる——キャラクターはまだ荒削りで、TVシリーズで磨かれる前の顔をしている。その荒削りさが、不思議とちゃんと面白い。
なお、このOVAはTVシリーズ(2008年〜)の前日譚・パイロット版にあたる。単独でも一応見られるが、TVシリーズ未見で入るより、シリーズを追ってから「原点確認」として見るほうが間違いなく楽しめる。
「強い少女」を「無防備に見せる」という奇妙な取引の上に成立している
ストライクウィッチーズという作品の核心を一言で言うと、「強さ」と「無防備さ」を同じキャラクターに同時に乗せることで成立している、という話になる。
彼女たちは強い。空を飛び、魔力でネウロイを撃墜し、仲間を庇って傷つく。宮藤芳佳(福圓美里)の「誰かを助けたい」という一本気な声には、安い正義感ではない重さがある。指揮官として部隊を束ねる坂本美緒(千葉紗子)のパートにも、キャラクターとしての筋が通っている。にもかかわらず、彼女たちはずっとノーパンで戦闘している。
これを「矛盾」と見るか「設計」と見るかで、この作品の評価が変わる。視聴者は「強くて魅力的な少女たち」を見せてもらう代わりに、視覚的な「露出」を受け取る——その交換条件が最初から明示されているのが、このジャンルのルールだ。嫌いな人は冒頭で離脱するし、そこを通過した人は意外にちゃんとドラマを追っている。OVAという短い尺が、この「取引」を凝縮して提示することで「これが好きか嫌いか」を素早く判断させる機能を果たしている。
もう一つ面白いのが、第二次世界大戦の実在のエースパイロットをモデルにしたキャラクター設定だ。ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ(田中理恵)やペリーヌ・クロステルマン(沢城みゆき)には、実在の人物・航空機・部隊名への目配せが重ねられている。史実の重さと萌えキャラが同じ地平に並んだとき、どちらかが冗談になりそうなものだが、意外とどちらも冗談になっていない。それがこの作品の不思議なところで、問題作扱いされながら今もコアなファン層を持ち続けている理由の一端だと思う。
このOVAに限って言えば、「洗練される前の試作」という位置づけが逆に剥き出しの面白さを作っている。TVシリーズを知った上で見ると、ここから何が削られ、何が残ったかが見えてきて、それだけで一本の分析になる。
特に刺さったシーン
戦闘よりも、沢城みゆきのペリーヌが台詞を発した瞬間の方が印象に残っている。フランス貴族という設定を持つキャラクターで、プライドと実力が拮抗する難しい役どころなのだが、沢城みゆきは声の一本一本で「気位の高さ」と「脆さの気配」を同時に乗せてくる。出演作385本というキャリアが伊達ではないのは、こういう「キャラクターを立てる精度」が違うからだ。台詞の語尾の処理一つで貴族的な矜持とほんの少しの動揺が読めて、そこだけで見る価値があった。
あとは序盤の飛行シーン。設定上「魔力で飛ぶ」ので物理の縛りがない分、動線設計が雑になりがちなのだが、「誰がどこにいて何をしているか」の空間把握が崩れない作りになっている。2007年という制作年を考えると、これは素直に評価できる。名塚佳織のリネット・ビショップがその場面でまだ背景的な扱いなのに、声でちゃんと存在を主張しているのも地味に気になった。
読んで見たくなったら——『ストライクウィッチーズ』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 萌えと軍事ネタが同じ画面に共存することを自然に受け入れられる人
- TVシリーズを全部見た上で「パイロット版」を確認したい既存ファン
- 沢城みゆき・田中理恵・福圓美里など実力派声優の演技を短い尺で楽しみたい人
- 2000年代後半の萌えアクションジャンルの歴史的な立ち位置に興味がある人
合わない人
- 露出描写に拒否反応がある人(そこは全編通じて変わらないので、最初のカットで判断してほしい)
- TVシリーズ未見でOVAから入ろうとしている人(キャラクターへの入口として尺が足りない)
- 人間ドラマや関係性の掘り下げを期待している人(OVAの尺ではそこまで届かない)
- 作画クオリティに厳しい人(2007年水準なので、そこは割り引いて見る必要がある)
次に見るなら
このOVAが面白かったなら、まずストライクウィッチーズ(TVシリーズ・2008年)へ。OVAで荒削りだったキャラクター・戦闘・ドラマのすべてが整備されていて、「試作品を本番にするとこうなる」が一目でわかる。シリーズの本体はこちら。
「軍事×少女キャラクター」の組み合わせで別の切り口も試したいならガールズ&パンツァー。戦車道という設定で露出要素はほぼなく、戦術描写とキャラクターの掛け合いに振り切った作品。ストライクウィッチーズの「ミリタリー的なリアリティとキャラクター消費の融合」が好きだった人に、比較対象として見る価値がある。
同じ世界観の続きが気になるならブレイブウィッチーズ(2016年)。ストライクウィッチーズの別部隊を主人公にしたスピンオフで、世界設定や戦闘スタイルはそのままに、新しいキャラクターたちの話になる。シリーズのファンが「もっと見たい」になったときの選択肢として最初に来るやつ。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
ストライクウィッチーズ(OVA)は、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluで視聴できます。主要な配信サービスで幅広く配信されているため、ご利用中のサービスからすぐに視聴を始められます。TVシリーズ視聴前の予習としても、OVA単体での鑑賞としても気軽に楽しめる環境が整っています。