またまたセイバーマリオネットJ

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1997またまたセイバーマリオネットJ

またまたセイバーマリオネットJ

★ 3.4 / 5.0アクションコメディラブコメSF
放送年1997年
フォーマットOVA
話数6話
原作その他
制作Hal Film Maker

オタルの元に戻ってきた女性型アンドロイド「マリオネット」のライム、チェリー、ブラッドベリー。ファウストの改心したマリオネット・タイガー、ルクス、パンサーもオタルたちのもとで人間らしさを学ぶため滞在することになった。謎の力を持つ七番目のマリオネット・マリンが登場。彼女たちは皆、マリオネットが感情を感じることを可能にする特別な乙女回路を持っている。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

オタルのもとに戻ってきたマリオネット・ライム、チェリー、ブラッドベリー。宿敵ファウストの改心したマリオネット・タイガー、ルクス、パンサーも加わり、にぎやかな共同生活がはじまる。そこに謎の力を持つ七番目のマリオネット・マリンが現れ、事態は新たな局面へ。感情を宿す「乙女回路」を持つ彼女たちの絆と成長を描く、大人気OVAシリーズの続編。

みどころ・魅力

① 元敵キャラも加わったにぎやかなキャラクターアンサンブル

ライム・チェリー・ブラッドベリーというおなじみのトリオに加え、かつての敵陣営タイガー・ルクス・パンサーが同居。ライバルから仲間へと変化した関係性がもたらすドタバタと温かみは、前作以上の賑やかさと感情的な厚みを生んでいる。

② 謎のマリオネット・マリンが加える新たな緊張感

六人のマリオネットに続く「七番目」として登場するマリンは、その正体と力が物語の核心に関わるキャラクター。コメディ色が強いシリーズながら、マリンの存在が適度なミステリーと緊張感を加え、最後まで引きつける展開を作り出している。

③ 乙女回路をめぐる感情成長ドラマ

「人間らしさとは何か」を問う乙女回路のテーマが、ギャグや恋愛描写と絡み合いながら丁寧に描かれる。アクションやラブコメの楽しさと並走して、アンドロイドたちが感情・絆・自己を獲得していく過程が本作最大の感動ポイントになっている。

キャスト・声優一覧

ライム
ライム
メイン
林原めぐみ
ブラッドベリー
ブラッドベリー
メイン
平松晶子
チェリー
チェリー
メイン
白鳥由里
間宮小樽
間宮小樽
メイン
今井由香
メイン
高乃麗
メイン
篠原恵美
まりん
まりん
メイン
岡本麻弥
玉三郎
玉三郎
サブ
川村万梨阿
サブ
水谷優子
サブ
折笠愛
サブ
子安武人
ゲルハルト・フォン・ファウスト
ゲルハルト・フォン・ファウスト
サブ
緑川光

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スタッフ

監督下田正美
原案キャラデザことぶきつかさ
キャラクターデザイン島村秀一
音楽
OP林原めぐみ「咲かせるぜ!度胸花」
OP今井由香「Hesitation」
ED林原めぐみ「Hesitation」
ED平松晶子「守ってあげる」
ED白鳥由里「Heart Break Down」
ED折笠愛「影になれ」
ED高野 うるら「風の詩を聞きながら」
ED林原めぐみ「I’ll Be There (Ballad Version)」

感想・評価

最初に見たとき——「またまた」というタイトルのすごい度胸

正直に言うと、タイトルを見た瞬間に笑った。「またまた」って。これが正式タイトルなのか、と。サブシリーズのOVAがいくつか出ているのは知っていたけれど、「またまたJ」「そんなに続けるつもりか」という感じで、製作側のある種の開き直りみたいなものを感じた。でも見始めたら、ちゃんとやっていた。むしろOVAの密度として、TVシリーズの雰囲気をほぼ損なわずに詰め込めている。2回目を見ると、タイガー・ルクス・パンサーがオタルたちの日常に「またまた」馴染んでいく様子が、単なる続編のお約束じゃなくて、少しずつちゃんと積み重なっているのがわかる。最初は「続きモノのサービス回」程度に思って見ていたものが、2周目では7番目のマリオネット・マリンの登場の意味が全然違う重さで来る。こういう見え方の変化があるやつは、大体「ちゃんとした話」だ。

「感情は回路で生まれるのか、回路に育てられるのか」という、答えを出さない話

このOVAの核にあるのは、乙女回路という設定をどう解釈するかという問いだ。TVシリーズで描かれてきたライムたちの「感情っぽい何か」——それは最初から組み込まれたものなのか、オタルとの関係の中で育ったものなのか。「またまたJ」はその問いに改めて別の角度から光を当てるために、マリンという7番目の存在を持ってくる。

ファウスト側のマリオネット——タイガー・ルクス・パンサーも、今作では「人間らしさを学ぶ」という目的でオタルたちのそばに置かれる。この構図が絶妙で、元々「戦闘兵器」として設計されていた彼女たちが、日常の中で少しずつ変化していく様子は、「感情とは何か」をセリフで語るのではなく、動作と表情と声でじわじわ見せてくる。

林原めぐみのライムはいつ聞いても「感情が先走ってしまう存在」として機能している。あの声の使い方——テンションが高いのに芯にある切実さが消えない感じ——は、乙女回路というフィクション設定をぎりぎりのところで「でも本物かもしれない」と思わせる力がある。緑川光のゲルハルト・フォン・ファウストは、今作でも知性的な冷静さの中に揺らぎを持たせていて、「マリオネットに感情が生まれることへの複雑な眼差し」を体現している。

マリンの存在は、この作品が単なる「またまた楽しいドタバタ」に留まらない理由だ。7番目という数字、謎めいた力、そしてライムたちと同じ乙女回路を持ちながら異なる在り方をしている彼女は、「感情が生まれる条件とは何か」という問いを物語の外側から突きつけてくる。作品はその答えを出さない。出さないまま、見る人に委ねて終わる。それがこのOVAの正直なところだと思う。

特に刺さったシーン

タイガー・ルクス・パンサーが「人間らしさを学ぶ」という名目でオタルたちの日常に混じっていくくだりで、どう考えても邪魔なはずの場面が、なぜか微妙に空気として成立してしまっているところが好きだ。篠原恵美のキャラクターが持つ奇妙な存在感——どこか生真面目すぎて空回りする感じ——が笑いとして機能しながら、「でもこの子は本当に学ぼうとしているんだな」というのがちゃんと伝わってくる。

林原めぐみのライムが「またまた」感情的に突っ走る場面では、2回目以降に「あ、この時点でライムはマリンのことを感覚的に察していたんだ」と気づいて、少し立ち止まった。最初は賑やかな場面として流していたのに、見え方が完全に変わる。折笠愛の繊細な声の使い方が、そういう「後から気づく層」を丁寧に仕込んでいるのもあって、OVAとしての情報密度が思ったよりずっと高い。子安武人の重厚な存在感は相変わらず場面を締める錨として機能していて、出てくるだけでシーンのトーンが変わる。

読んで見たくなったら——『またまたセイバーマリオネットJ』はDMM TVで視聴できる(14日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • セイバーマリオネットJのTVシリーズを最後まで見ていて、「もう少しあの世界にいたい」と思った人
  • 90年代ラブコメSFアニメの様式美——ドタバタの中に感情的な核がある構造——を愛している人
  • 林原めぐみ緑川光子安武人の声をちゃんと聞ける作品を探している人
  • 「アンドロイドと感情」というテーマをセリフで説明されるより、空気感で受け取りたい人

合わない人

  • TVシリーズ未視聴でいきなり見ようとしている人(人間関係の前提がほぼ説明されない)
  • 1話完結や自己完結したストーリーを求めている人(あくまでTVシリーズの補完・延長として機能している)
  • 作画クオリティに現代的な基準を持ち込んでしまう人(1997年のOVAとしての文脈が必要)

次に見るなら

テンキュー!テンキュー!爆れつハンターなど、同時期の90年代ラブコメSF路線が好きならバトルアスリーテス 大運動会もおすすめ。「女性キャラクターたちが競い合いながら成長する」という構造が似ていて、アクションとコメディのバランス感覚に共通するものがある。こちらもOVAとして密度が高い。

「アンドロイドが感情を獲得していく」というテーマ面で刺さったならアームズ・バードより先にアイドルマスター ゼノグロシアに行くのも手だが、まずはチョびっツが最短距離だと思う。CLAMPのキャラクター解釈の違いはあれど、「人型機械と感情」という問いを真正面から扱っていて、セイバーマリオネットJで育った感覚で見ると、より深く響く部分がある。

90年代SF群像劇として引き続き掘るなら万能文化猫娘も面白い。時代の空気感が近く、キャラクターと感情の関係を軽いタッチで描きながら、どこかに重さを残すやり方が似ている。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア×¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

『またまたセイバーマリオネットJ』はDMM TVで配信中です。1990年代を代表するロボット×ラブコメOVAの続編として、前作ファンはもちろん初見の方にも楽しめる仕上がりです。懐かしのキャラクターたちと新たな仲間・マリンの活躍を、ぜひDMM TVでご覧ください。

よくある質問

Q. 前作「セイバーマリオネットJ」を見ていなくても楽しめますか?
A. 基本的なキャラクター関係は前作から続いているため、前作を先に視聴することをおすすめします。ただし本作単体でも人間関係の把握はしやすく、ギャグや感情ドラマは十分に楽しめます。
Q. 何話構成ですか?
A. 全6話のOVA作品です。1話あたりの尺がコンパクトにまとまっており、一気見しやすい構成になっています。
Q. どんな雰囲気の作品ですか?
A. ドタバタコメディとラブコメを軸にしながら、SFとアクションが融合した作風です。笑いあり感動ありのバランスが良く、1990年代アニメ特有の明るいエネルギーに満ちた作品です。
Q. マリンは前作にも登場しましたか?
A. マリンは本作で初登場するキャラクターです。前作の六人とは異なる謎めいた存在として登場し、物語に新たな展開をもたらします。彼女の正体も見どころのひとつです。

まとめ

『またまたセイバーマリオネットJ』はDMM TVで配信中です。1990年代を代表するロボット×ラブコメOVAの続編として、前作ファンはもちろん初見の方にも楽しめる仕上がりです。懐かしのキャラクターたちと新たな仲間・マリンの活躍を、ぜひDMM TVでご覧ください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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