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キャッ党忍伝てやんでえ
| 放送年 | 1990年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 54話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Tatsunoko Production |
リトルトウキョーという日本風の村を舞台に、ピザキャッツがピザ店を営んでいる。様々な動物が暮らすこの村の公式な統治者は皇帝だが、彼が正気を失ったため評議会が村の運営を担っている。評議会メンバーの一人シーモア”ビッグ”チーズは、秘かに村の支配権を奪取することを望んでいる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
日本風の街「リトルトウキョー」を舞台に、擬人化された動物たちが暮らす近未来コメディ。ピザ店を営みながら平和を守る三人の戦士「ピザキャッツ」が、街の支配を企む評議会員ビッグ・チーズの野望に立ち向かう。皇帝が機能不全に陥った街で、個性豊かなキャラクターたちがドタバタ騒動を繰り広げながら悪と戦うハイテンション・アクションコメディ。忍者・ロボット・時代劇の要素が独特のセンスで混在する、唯一無二の世界観が魅力の作品だ。みどころ・魅力
① 和風SFとギャグが融合した唯一無二の世界観
江戸時代風の街並みにハイテクメカが溶け込む奇抜な設定が最大の個性。忍者猫がピザを届けながら巨大ロボットで戦うという荒唐無稽な設定をまっすぐ突き進む姿勢が、独特の爽快感と中毒性を生み出している。見れば見るほどこの世界に引き込まれる。② テンポ抜群のドタバタコメディと痛快アクション
悪役ビッグ・チーズの間抜けな計画と、ピザキャッツの豪快な撃退劇が毎話繰り返されるテンポの良さが心地よい。ギャグとアクションのバランスが絶妙で、子どもから大人まで飽きさせない展開が続く。90年代アニメらしいスピード感が全編に溢れている。③ 個性が立ちまくるキャラクター陣の魅力
主人公のスカシー・チーズをはじめ、三者三様の個性を持つピザキャッツのメンバーが見どころ。敵キャラのビッグ・チーズも憎めない愛嬌があり、街の住人含めて全員が魅力的。キャラクター愛で語れる作品で、当時夢中になった視聴者が今も多い理由がよくわかる。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| OP | 矢澤 麗奈「Otto Dokkoi Nihon Bare」 |
|---|---|
| ED | 矢澤 麗奈「To Be Yourself」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
まずタイトルが読めなかった。「キャッ党忍伝てやんでえ」、一発で読める人間がこの世に何人いるんだろうと今でも思う。猫、忍者、ピザ屋、江戸風の村、そこに巨大ロボットと陰謀。要素を並べると完全に意味不明で、そこがむしろ引っかかりになった。
1990年のアニメだから映像は当然それなりに古い。でも見始めて数話で気づいた。これ、ちゃんと面白い。ギャグのテンポが独特で、悪役のシーモア・チーズがまた妙に愛嬌があって憎めない。皇帝が正気を失って評議会が実権を握っているという設定の可笑しさを、作り手が本気で楽しんでいるのが伝わってくる。2回目に見たときは、ヤッ太郎たちのやりとりの細かさに気づいて、また違う笑い方をしていた。
ツッコミ不在の世界で、それでも真剣にやる話
この作品を単純なドタバタ子供向けコメディだと思って見ると、途中で少し首をかしげる瞬間が来る。笑えるのに、どこか妙に真剣なのだ。
リトルトウキョーという村は、統治者が壊れている。本来権力を持つはずの皇帝は機能しておらず、評議会という建前の組織が動いていて、その一員であるビッグ・チーズが影で支配権を狙っている。完全に機能不全の社会構造だ。そこに「ピザ屋を経営しながら街を守る」というポジションで存在するのがピザキャッツで、彼らには国家権力も正式な後ろ盾もない。それでもやる。なぜかは特に深掘りされない。そういうものだから、という感じで進んでいく。
この「ツッコミが機能しない世界でも、主人公たちだけは真剣にやっている」という構造が、見ているうちにじわじわ効いてくる。ギャグとして笑えるのに、笑ったあとになんか残るもの、というか。山口勝平のヤッ太郎はその核心にいるキャラで、真剣になればなるほどどこかズレているという絶妙な演じ方をしている。228本のキャリアを持つ声優が、力の抜き方まで計算してやっていると感じる瞬間が何度かあった。
子安武人のネッキも同様で、どこか飄々としていながら要所でのタイミングが絶妙にうまい。この人が出ているアニメは386本あるのに、やっぱりその都度キャラとして成立しているのが不思議だと思う。折笠愛のプルルンは、作品のトーンを一瞬で変えられる声を持っていて、場が乱れかけたときの安定剤みたいな役割を静かに果たしていた。
ちゃんと真剣にやること。それをギャグのフォーマットに包んでいる。これが1990年に作られた理由とか意図は知らないけど、見終わったあとに不思議と清々しい気分になる作品だった。
特に刺さったシーン
終盤の、ピザキャッツが追い詰められた状況でそれでも出撃する流れのくだりが好きだった。状況の説明も悪役の計画もだいたいめちゃくちゃで、ツッコもうと思えばいくらでもツッコめる。でもそこで速水奨のプリンスが声を張るタイミングが来ると、妙に空気が引き締まる。普段ちょっと気障な芝居をしているキャラが、ここだけは地に足をつけてしゃべる、その落差が効いていた。176本出演のキャリアが出るというか、抑揚の使い方が巧くて、コメディの中のシリアスシーンを成立させていた。
高木渉のゴットンも要所で笑いを支えていて、序盤の作戦説明シーンで延々とボケとツッコミのループに入るくだり、声だけで何度も聞き返してしまった。
読んで見たくなったら——『キャッ党忍伝てやんでえ』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 90年代アニメの「勢いとノリで押し切る」テンポが好きな人
- 山口勝平・子安武人の初期キャリアを掘りたいヴォイスオタク
- 設定や世界観の整合性よりも「面白いかどうか」で作品を選ぶ人
- 江戸×SF×忍者×ピザというカオスな組み合わせを普通に受け入れられる人
合わない人
- ストーリーの論理的な一貫性を重視する人
- 映像クオリティに一定水準を求める人(1990年作品なりの作画)
- ギャグのテンポが古めかしく感じると乗れない人
- 「とりあえず1話で判断したい」タイプ(序盤の世界観説明が独特でとっつきにくい)
次に見るなら
忍者戦士飛影は同時期の忍者×SF路線で、こちらはよりシリアス寄り。てやんでえのカオスな設定を笑いながら楽しんだあと、同ジャンルの「真剣版」としてちょうどよい振れ幅の対比になる。
とんでも戦士ムテキングは主人公のトボけた雰囲気とドタバタアクションの温度感が近い。こちらも「なんかよくわからないけど楽しい」という体験を正面から提供してくれるタイプの作品で、てやんでえが合った人には抵抗なく入れるはず。
絶対無敵ライジンオーは子供たちが街を守るという構造とコメディ×ロボというフォーマットが共鳴する。シリーズ中でも笑いとシリアスのバランスが取れた作品で、てやんでえ的な「真剣なのにどこかズレている」という感触を持っている人には自然につながる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『キャッ党忍伝てやんでえ』は現在、dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TVで配信中です。複数の主要サービスに対応しているため、すでに加入しているサービスからすぐに視聴を始められます。90年代のユニークな世界観をぜひ手軽に楽しんでみてください。
