聖女の魔力は万能です

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2021聖女の魔力は万能です

聖女の魔力は万能です

★ 3.5 / 5.0ファンタジーラブコメ日常系
放送年2021年
フォーマットTVアニメ
話数12話
原作ライトノベル
制作diomedéa

過労気味の女性が異世界に召喚されたのは、理想の悠閒な生活を求めてのこと。セイは魔法学院で魔法や薬学を学び、人々を助けることに喜びを感じていた。しかし彼女の魔力が万能になるにつれ、低い身分を保つことが困難になってしまう。セイは本当にこのファンタジー世界に隠れていられるのか。彼女はそう願っている。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

過労に疲れ果てた20代のOL・セイは、ある夜突然異世界に「聖女」として召喚される。しかし召喚の場に現れたのは2人。王子に聖女と認定されなかったセイは自由の身となり、王宮付きの薬用植物研究所に居場所を見つける。薬学と魔法を学びながら穏やかな日々を送るセイだったが、彼女の魔力は規格外の強さで人々を癒し続け、「本物の聖女」としての噂が広がっていく。静かに暮らしたいだけなのに、実力が彼女を放っておかない——愛らしいラブコメと丁寧な世界観が心地よいほっこり異世界ファンタジー。

みどころ・魅力

① 「無自覚最強」ヒロインのほっこりする日常

セイは自分が特別だと気づかないまま、薬を調合し魔法を磨き、ただ楽しいから続ける。その姿が視聴者にはじれったくも愛おしく映る。無双系でありながら戦闘より研究・料理・人助けが中心という珍しい構成が、落ち着いた心地よさを生んでいる。

② 王立魔法団長ハワードとのじれったい恋模様

クールで口下手なイケメン団長アルバートと、鈍感なセイの距離感がじりじりと縮まるラブコメ展開が見どころ。押しつけがましくなく、でも確実に深まる二人の関係は「早く進展してほしい」と思わせる絶妙なテンポで描かれる。

③ 丁寧に積み上げられた世界観と魔法・薬学の設定

異世界転移ものにありがちな雑なご都合主義が少なく、薬草や魔法陣の知識がストーリーに自然に絡む。研究所の仲間たちとの日常描写も細かく、「この世界に住みたい」と思わせる生活感が魅力。テンポよりも雰囲気を大切にした作りが心地よい。

キャスト・声優一覧

アルベルト・ホーク
アルベルト・ホーク
メイン
›
櫻井孝宏
ヨハン・ヴァルデック
ヨハン・ヴァルデック
メイン
›
江口拓也
ユーリ・ドレヴェス
ユーリ・ドレヴェス
メイン
›
小林裕介
小鳥遊聖
小鳥遊聖
メイン
›
石川由依
ジュード
ジュード
メイン
›
八代拓
エリザベス・アシュレイ
エリザベス・アシュレイ
サブ
›
上田麗奈
レオンハルト
レオンハルト
サブ
›
日野聡
ジークフリート・スランタニア
ジークフリート・スランタニア
サブ
›
山野井仁
コリンナ
コリンナ
サブ
›
小山茉美
レイン・スランタニア
レイン・スランタニア
サブ
›
市川蒼
ニコル・アードラー
ニコル・アードラー
サブ
›
高野麻里佳
ダミアン・ゴルツ
ダミアン・ゴルツ
サブ
›
石谷春貴

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スタッフ

監督井畑翔太
シリーズ構成渡航
原作橘由華
原案キャラデザ珠梨やすゆき
キャラクターデザイン石川雅一
音楽黒田賢一
美術監督豊﨑雄大
音響監督立石弥生
OP結城アイラ「Blessing」
EDナウ・オン・エアー「Page for Tomorrow」
ED結城アイラ「Pray」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

「聖女もの」というジャンル自体はもう食傷気味だ、と思いながら見始めた。召喚された女の子が無自覚チートで無双して、男たちが騒ぎ立てる。そういう話だろうという先入観があった。2021年春クールの配信一覧で見つけて、まあ作画きれいだしとりあえず1話だけ——というやつ。

ところが主人公のセイが、全然そういうキャラじゃなかった。過労で召喚されたくせに召喚先でもせっせと働いて、でも騒がれると面倒くさそうにしている。承認欲求が薄い。無双しても浮かれない。この落ち着き方、久しぶりに見た。2周目で気づいたのは、セイの「静かさ」が単なるキャラ設定ではなく、物語全体のトーンを規定しているということで——ここが丁寧に作られているかどうかで、この手の作品は全然変わってくる。

「評価されたくない人間」が、どうしても評価される話

この作品の核心は、チートでも聖女でもなく、「静かに暮らしたいのに静かに暮らせない人間」の話だと思っている。

セイが求めているのはシンプルだ。過労続きの前の世界からエスケープして、魔法の勉強をして、薬草の研究をして、適当に過ごしたい。承認も地位も名誉もいらない。聖女として崇められることへの感情は、驚きでも喜びでもなく、どこか「また仕事が増えた」に近い。

現代の過労女性が異世界に飛んでも、結局は「優秀さを隠せない問題」に引きずられる。これは笑えるような笑えないような話で、現実でも似たことが起きる。「目立ちたくないのに仕事ができるせいで目立つ」という状況は、特定の職場で生きている人間にはかなりリアルに刺さる。ファンタジーの衣をまとっているが、テーマとしてはかなり地に足が着いている。

アルベルト・ホーク役の櫻井孝宏は、この作品では「感情を出さないことで感情を表現する」演技をしていて、セイへの関心が声に滲むタイミングが絶妙に遅い。台詞の行間が広い作品だからこそ、こういう演技が生きる。2周目だと序盤から「あ、もうこの人セイのこと気になってるな」という読み取りが可能で、1周目と全然ちがう顔を見せてくれる。

ユーリ・ドレヴェス役の小林裕介は、明るさの中にちゃんと誠実さがあって、単なる騒がしい脇役になっていない。江口拓也が演じるヨハンも、話数が進むにつれて存在感が変化していくのが面白い。メインキャストが総じて「うるさくない」演技をしているのが、作品のトーンを守っている。

「聖女もの」というジャンルが持ちやすい「俺が守る」系のうるさい男キャラへの依存を、この作品はかなり意識的に避けている。セイ自身が解決する場面でちゃんとセイに解決させる。その積み重ねが、2クールぶんの静かな満足感になっている。

特に刺さったシーン

序盤、セイが薬学の知識を活かして薬草の効能を実証していく場面群が好きだ。「聖女かどうか」という周囲の騒ぎとは別軸で、セイが自分の興味を純粋に追いかけている時間。ここだけ、異世界転生の「無双パート」ではなく「好きなことをやっている人間の顔」が出てくる。

上田麗奈が演じるエリザベスとのやり取りも見どころで、序盤の上田さんの抑えた演技が、関係性の変化につれてどう変わっていくかをじっくり追える。日野聡のレオンハルトは、声の芝居だけで「この人は表裏がない」ということが伝わってくる作りになっていて、信頼できる脇役の手本みたいなキャラだった。

中盤以降の魔物討伐パートで、セイが自分でも制御しきれない規模の魔力を使う場面——あそこは「落ち着いた人間が落ち着いていられなくなる瞬間」として機能していて、全体的におとなしい作品の中でかなり目が覚める。ここで思わず止めて、少し前に戻った。

読んで見たくなったら——『聖女の魔力は万能です』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 「静かで有能な主人公」が好きな人。感情的に騒がない女性主人公はまだまだ少ない
  • ファンタジー×日常系の組み合わせが好きな人。魔法学院生活のテクスチャーが丁寧
  • 過労や職場疲弊の経験があって、「何もしたくない欲望」に共感できる人
  • 恋愛が徐々に育っていく過程を、急かされずに見たい人

合わない人

  • 派手なバトルや大きな感情の起伏を期待して見ると物足りない。ジャンルが違う
  • 1クールで完結しない展開に慣れていない人。物語は途中で終わっている
  • 「聖女ものはもうお腹いっぱい」という人には、差別化ポイントを説明しづらい

次に見るなら

セイの「落ち着いた有能さ」に共鳴したなら、薬屋のひとりごとはほぼ確実に合う。後宮という閉じた世界で、感情より観察を優先する主人公が問題を解いていく構造が似ている。ファンタジー色よりミステリー色が強くなるが、主人公の「静かな強さ」という軸は共通している。

異世界転生×恋愛の「じわじわ育つ」感が好きだったなら、私の幸せな結婚も視野に入る。こちらはもっとシリアスで重いが、ヒロインが自分の価値を段階的に発見していく過程の丁寧さが似ている。作画と音楽の質が高く、雰囲気重視で見られる作品。

もう少し軽くコメディ寄りに振りたいなら、乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…が選択肢になる。主人公の「周囲の空気を読まない明るさ」が、聖女もの特有の「無自覚チート」とは違う方向で機能しているのが面白い。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『聖女の魔力は万能です』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Netflix・Huluで視聴可能です。主要な配信サービスに幅広く対応しているため、すでに契約しているサービスからすぐに視聴を始められます。ゆったりしたペースで楽しめる作品なので、疲れた日の夜にひとりでじっくり観るのにぴったりです。

よくある質問

Q. 『聖女の魔力は万能です』はどこで見られますか?
A. dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Netflix・Huluで配信中です。複数のサービスで視聴できるので、すでに利用中のサービスから手軽に視聴を始めることができます。
Q. 原作は漫画ですか?小説ですか?
A. 元々は橘由華によるWeb小説が原作で、その後コミカライズもされています。アニメはどちらを読んでいなくても楽しめますが、原作小説やコミック版もあわせて読むとより深く世界観を楽しめます。
Q. バトルシーンが多いアニメですか?戦闘が苦手でも楽しめますか?
A. バトルよりも日常・研究・恋愛が中心の穏やかな作品です。戦闘描写は最小限で、薬学や魔法を使った癒し系の展開が多いため、激しいアクションが苦手な方にも安心して楽しんでいただけます。
Q. 2期はありますか?
A. 2023年に第2期が放送されました。1期でセイとアルバートの関係性が気になった方は、ぜひ続けて2期も視聴してみてください。配信サービスでは1期・2期ともに視聴可能です。

まとめ

『聖女の魔力は万能です』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Netflix・Huluで視聴可能です。主要な配信サービスに幅広く対応しているため、すでに契約しているサービスからすぐに視聴を始められます。ゆったりしたペースで楽しめる作品なので、疲れた日の夜にひとりでじっくり観るのにぴったりです。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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