BASTARD!! -暗黒の破壊神- 地獄の鎮魂歌編

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2023BASTARD!! -暗黒の破壊神- 地獄の鎮魂歌編

BASTARD!! -暗黒の破壊神- 地獄の鎮魂歌編

★ 3.5 / 5.0アクション冒険コメディセクシーファンタジー
放送年2023年
フォーマットONA
話数15話
原作漫画
制作LIDENFILMS

メタリカーナ城の陥落とダーク・シュナイダーの敗北後、カル・スーは魔法将軍たちの助力を得て、中央メタリオン大陸で恐怖の支配を続ける。ダーク・シュナイダーの封印が解かれ、再び世界の運命が揺るがされようとしていた。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

メタリカーナ城の陥落とダーク・シュナイダーの敗北を経て、魔の手は中央メタリオン大陸全土へと広がっていく。カル・スーは魔法将軍たちを率い、人々の上に恐怖の支配を敷き続けていた。そんな絶望的な状況のなか、封印されていたダーク・シュナイダーが再び解き放たれる。世界の命運をめぐる戦いは、さらなる激しさを増して幕を開ける。

みどころ・魅力

① カル・スーとの因縁が深まる激戦

前シーズンで明かされた因縁をそのままに、カル・スーと魔法将軍たちが強力な敵として立ちはだかる。単なるパワーアップではなく、各キャラクターの目的や葛藤が戦闘に絡む構成で、アクションの密度とドラマ性が同時に高まっている。

② 原作の退廃的な世界観をNetflix規格で再現

80〜90年代のダーク・ファンタジー漫画が原作ならではの、ハードロック的な退廃美とダークな美術設計が継続。Netflixのハイクオリティな映像制作とアニメーション技術によって、原作ファンにも新規視聴者にも訴求する映像体験に仕上がっている。

③ ダーク・シュナイダーの圧倒的な存在感と笑い

傍若無人なふるまいと桁外れの魔力を持つ主人公の魅力は本作でも健在。シリアスな展開の合間に差し込まれるコメディ要素とのギャップが絶妙で、重くなりすぎない独特のテンポ感が本シリーズの大きな個性となっている。

キャスト・声優一覧

ダーク・シュナイダー
ダーク・シュナイダー
メイン
谷山紀章
ティア・ノート・ヨーコ
ティア・ノート・ヨーコ
メイン
楠木ともり
シーラ・トェル・メタ=リカーナ
シーラ・トェル・メタ=リカーナ
サブ
東山奈央
カル=ス
カル=ス
サブ
小野賢章
ガラ
ガラ
サブ
安元洋貴
アーシェス・ネイ
アーシェス・ネイ
サブ
日笠陽子
カイ・ハーン
カイ・ハーン
サブ
伊藤静
アビゲイル
アビゲイル
サブ
杉田智和
ダイ=アモン
ダイ=アモン
サブ
子安武人
ラーズ
ラーズ
サブ
松岡禎丞
シーン・ハリ
シーン・ハリ
サブ
小澤亜李
ルーシェ・レンレン
ルーシェ・レンレン
サブ
伊藤かな恵

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スタッフ

監督尾崎隆晴
シリーズ構成黒田洋介
キャラクターデザイン小野早香
音楽高梨康治
美術監督井上一宏
音響監督蝦名恭範
OP「NEW DAWN」
EDチエル「La Muse perdue」
EDティエル「Disappear」
EDコールドレイン「NEW DAWN」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

1期を飛ばして、気づいたら地獄の鎮魂歌編がNetflixに来ていた。「なんか昔の漫画原作のやつ」という知識だけで再生ボタンを押したので、最初の5分で「追いかけるやつだ」とはならなかった。むしろ逆で、登場人物の名前と関係性の把握が追いつかないまま、ただ映像の密度に流されていた。

ダーク・シュナイダーというキャラクターは、説明なしで見ても成立する。強い、女好き、口が悪い、それだけだ。こういうシンプルな暴力性は、2023年のONAとしてはかなり珍しいし、Netflixという場所でこのテンションで出てきたことに、奇妙な居心地のよさがあった。原作は1980年代末から続いている。その文脈を知らなくても、「時代を経て生き残ってきた何かだ」という重さは伝わってくる。2周目に入ってから、最初にわからなかった人間関係が急に面白くなった。

力と破廉恥は最強の組み合わせ——「正しくない主人公」が令和のONAで許されている理由

BASTARD!!を「懐古枠のONA」として見るのは、少し的外れだと思っている。

地獄の鎮魂歌編が描いているのは、「強さ」の純粋な暴力性だ。ダーク・シュナイダーは反省しないし、成長もしない。弱者を助けるときも、本人の意向と一致しているときだけで、ヒロインへの態度は現代の倫理観でほぼすべてのシーンが引っかかる。それでもこの作品が機能するのは、その暴力性が「嘘をついていない」からだと思う。ダーク・シュナイダーは自分を正当化しない。強いから好き勝手やる、それだけだ。

カル・スーとの対立も、正義対悪という構図では描かれていない。力の方向性の違いとして置かれていて、そこに道徳的な判定が入らない。カイ・ハーン役の伊藤静が演じるストイックさと、ダーク・シュナイダーの破廉恥さの対比が、この作品の軸になっている。2つの「強さ」を並べることで、「何を選ぶか」ではなく「選ばなかったものを見る」という体験になっている。

魔法将軍たちの描写も興味深い。ダイ=アモン役の子安武人が声をあてることで、重厚さとどこか芝居がかった余裕が同居している。子安さんの声は「大物感」と「余裕」を同時に出せる数少ない声質で、このキャラクターを成立させるのに不可欠だった。日笠陽子演じるアーシェス・ネイも、地獄の鎮魂歌編では見せ場が多い。声優と夜あそびでのMCとしての印象が強い人が、ここまでシリアスな芝居を積み重ねているのは、聴いていてあらためて気づかされるものがある。感情の振れ幅が大きいキャラクターを音だけで成立させるのは、技術の話だ。

Netflix製のONAとしては、作画の水準が安定している。TVアニメの量産体制と違い、話数が絞られる分、1エピソードあたりのリソースが集中しやすい。戦闘シーンにそのメリットが出ていた。

特に刺さったシーン

終盤のダーク・シュナイダーと魔法将軍の対峙シーンは、2回目で別の見方ができた。最初に見たときは「また派手な魔法合戦か」と半分流していたのだが、アビゲイル役の杉田智和の声の使い方に気づいてから印象が変わった。

杉田さんは「余裕のある敵役」が得意な声優だと思っていたが、このキャラクターでは余裕の中に微かな苛立ちが混じっている。感情を出しすぎず、でも完全に無機質でもない、そのラインが絶妙で、2周目のこのシーンで初めて「アビゲイルというキャラクター」を理解した気がした。出演作400本超のキャリアが、こういう細かい調律に出てくる。

松岡禎丞演じるラーズは、序盤はわりと引き立て役的な扱いだと思って見ていたが、中盤の葛藤シーンで急に存在感が出てくる。松岡さんはキャラクターの「迷い」を声に乗せるのがうまくて、ラーズの揺れがただのやきもきではなく、根っこにある何かとして伝わってくる。アクションの密度でいえば、中盤の城塞崩落シーンは見応えがある。「ここで引き付ける」と制作側が決めたのがわかる質感で、BGMの重さとカット割りが合っていた。

読んで見たくなったら——『BASTARD!! -暗黒の破壊神- 地獄の鎮魂歌編』はNetflixで視聴できる。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 90年代の少年漫画的なパワーファンタジーに免疫がある人
  • 「強くて面倒くさい主人公」に倫理的な整合を求めない人
  • 杉田智和子安武人日笠陽子松岡禎丞伊藤静のアンサンブルを目当てに見られる人
  • Netflixオリジナル制作の映像品質への関心がある人
  • 原作ファンで1期からの続きを追っている人

合わない人

  • 主人公の言動に現代的な倫理観の整合を求める人
  • 1期未視聴で人間関係をゼロから把握するのが苦手な人
  • セクシー表現・暴力描写に敏感な人
  • ストーリーの伏線回収より「キャラクターの成長弧」を重視する人

次に見るなら

BASTARD!! -暗黒の破壊神-(1期)——地獄の鎮魂歌編から入った場合、1期に戻るのは普通にありだ。ダーク・シュナイダーが何者でどういう経緯で封印されたのかという背景が埋まることで、2期の対立構造が全然違う見え方になる。同じくNetflixで配信中。

Drifters——異世界に召喚された歴史上の人物が戦うという設定で、「強さの暴力性」という軸ではBASTARD!!と共鳴する部分が多い。こちらも倫理的に整理された主人公ではないので、同じ感覚で入れる。平野耕太原作独特の乾いたテンションも近い。

魔術士オーフェンはぐれ旅——重厚な魔法ファンタジーと「過去を抱えた強い主人公」という構成が近い。口が悪くて面倒くさいが実力は本物、というキャラクター類型が好きなら刺さりやすい。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア×¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

『BASTARD!! -暗黒の破壊神- 地獄の鎮魂歌編』はNetflixにて独占配信中です。前シーズンに続き同プラットフォームで視聴できますので、まとめて一気見するのに最適です。Netflixの会員であれば追加料金なく視聴できます。

よくある質問

Q. 「地獄の鎮魂歌編」は前シーズンを見ていないと楽しめませんか?
A. 前シーズンからの続きとなるため、まずNetflixで配信中の第1弾「邪神復活編」から視聴することをおすすめします。キャラクターの背景や因縁を把握しておくと、本作の展開をより深く楽しめます。
Q. 原作漫画との違いはありますか?
A. 原作は萩原一至による週刊少年ジャンプ連載漫画で、1992年にもOVA化されています。Netflixアニメ版は現代のアニメーション技術でリメイクされており、映像クオリティが大幅に向上しています。ストーリーの骨格は原作に沿っています。
Q. 何歳から視聴できますか?
A. 暴力表現や性的描写を含むダーク・ファンタジー作品です。Netflixのレーティングを確認のうえ、保護者の判断のもとで視聴してください。お子さんとの共同視聴には注意が必要な内容を含みます。
Q. 続編の制作予定はありますか?
A. 2026年7月時点で公式から新シーズンの発表は確認されていません。最新情報はNetflixの公式サイトや作品ページでご確認ください。

まとめ

『BASTARD!! -暗黒の破壊神- 地獄の鎮魂歌編』はNetflixにて独占配信中です。前シーズンに続き同プラットフォームで視聴できますので、まとめて一気見するのに最適です。Netflixの会員であれば追加料金なく視聴できます。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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