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魔術士オーフェンはぐれ旅
| 放送年 | 2020年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 13話 |
| 原作 | ライトノベル |
| 制作 | Studio DEEN |
オルフェンは強力な魔法使いだが、極度の怠け者である。しかしアカデミア時代に姉がドラゴンに変えられたことを知り、彼女を救う方法を発見すると全てが変わる。今、彼は姉を救うため、たとえ一人きりになろうとも何もためらわない。
作品概要・あらすじ
あらすじ
かつて大陸魔術師同盟の養成機関「牙の塔」で天才と称された青年・オーフェン。彼は強力な黒魔術を操りながらも、ふだんは借金まみれで面倒くさがりという掴みどころのない魔術士です。しかしその飄々とした態度の裏には、ある悲願が隠されていました。学び舎で育った姉同然の少女アザリーが「魔王」と呼ばれる白竜に姿を変えてしまった過去——彼女を人間に戻すため、オーフェンは追っ手も危険も顧みず旅を続けます。少女クリーオウや少年マジクを巻き込みながら、運命に挑む冒険が幕を開けます。みどころ・魅力
① 王道ファンタジーを現代の作画でリブート
1990年代に人気を博した秋田禎信の原作小説を、2020年に新たな解釈で映像化。重厚な世界観と魔術バトルを今のクオリティで描き直し、原作既読者にも初見の視聴者にも入りやすい一作に仕上がっています。② 軽妙さと哀しみが同居する主人公オーフェン
怠け者で口が悪いのに、姉を救うという一点には一切の妥協を見せない。コミカルな掛け合いとシリアスな宿命が交錯するオーフェンの人物像が、物語に独特の深みを与えています。③ 仲間との旅路と少しずつ明かされる過去
気の強いクリーオウや弟子のマジクとの賑やかな道中の裏で、牙の塔やアザリーをめぐる秘密が徐々に解き明かされます。冒険活劇とミステリアスな伏線、その両方を楽しめる構成が魅力です。キャスト・声優一覧























スタッフ
| 監督 | 浜名孝行 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 吉田玲子 |
| 原作 | 秋田禎信 |
| 原案キャラデザ | 草河遊也 |
| キャラクターデザイン | 吉田隆彦 |
| 音楽 | Shinnosuke |
| 美術監督 | 荒井和浩 |
| 音響監督 | 平光琢也 |
| OP | バズバイブス「Calling U」 |
| ED | 渕上舞「予測不能Days」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
オーフェンっていう名前だけは、ずっと知っていた。九〇年代後半に原作が売れていたのも、アニメがあったのも知っている。ただ中身は一行も知らない。「剣と魔法のやつでしょ」くらいの解像度で二十年放置していた名前が、二〇二〇年にリメイクされたと聞いて、じゃあ今さら入るかと腰を上げた。最初は正直、懐古勢のための再放送的なものだろうと身構えていた。ところが一話で、主人公が金にがめつくて怠け者で、しかも口だけは異様に回る男だと判明して、少し前のめりになった。二回目に見返すと、その軽口の下に、ずっと一人の相手を追いかけている重さが沈んでいるのがわかる。最初に笑っていた台詞が、後半では全然違う温度で響いてくる。そういう作品だった。
救いたい相手が、もう言葉を返してくれないという話
この作品は、単なる「最強魔術士が無双する冒険譚」ではなくて、もっと身も蓋もない、取り返しのつかなさの話だと思っている。オーフェンが追っているのは、かつて姉のように慕った相手で、その相手はもうドラゴンに変わってしまっていて、こちらの言葉を理解しているのかどうかすらわからない。普通の救出劇なら、助ければ「ありがとう」が返ってくる。ここにはそれがない。救う対象が、救われたいと思っているかどうかも確認できない。それでも追いかける、というところに、この男の業の深さがある。
面白いのは、オーフェン本人がそれを湿っぽく語らないことだ。森久保祥太郎の芝居が効いているのはまさにそこで、軽口とぶっきらぼうさで全部を覆い隠しながら、ふとした沈黙や声のトーンの落ち方で、こいつ本当はずっと痛いんだなとわかってしまう。叫ぶ芝居より、黙る芝居のほうが雄弁な主人公だ。怠け者で金にがめついという設定は、実は痛みから目を逸らすための鎧として機能している。動きたくないんじゃなくて、本気で動いたら自分が何を抱えているかバレるから、動かないふりをしている。
二回目に見ると、序盤のコメディ寄りのやり取りすら、この「逸らし」の構造で読めてくる。笑っている場面ほど、その奥にある喪失がちらつく。リメイクという形で改めて語り直されたことで、当時のノリの良さだけじゃなく、こういう骨組みがちゃんと見えるようになっているのが良かった。
特に刺さったシーン
刺さったのは派手な魔法の撃ち合いより、序盤、オーフェンの周りの人間関係が転がり始めるあたりだ。彼を取り巻く面々がいちいち濃い。伊藤静のレティシャは、過去側の人物として声に芯があって、回想に出てくるだけで場の空気が一段締まる。岡本信彦のスエインや吉野裕行のハイドラントといった連中が画面に出てくると、それぞれ別の方向にうるさくて、オーフェンの軽口が相対的にまともに見えてくるのが妙におかしい。
個人的にいちばん声が残ったのは、終盤の対立構図で立ち回る津田健次郎のウオール・カーレンだ。あの低い声が一段沈むと、こちらの背筋まで冷える。敵か味方かという単純な話に落とさず、立場の重さを声だけで背負わせてくる。ここで初めて、オーフェンが背負っているものの大きさが外側から照らされる感じがあって、思わず巻き戻した。芝居で世界の重力を変えてくる人たちだ。
読んで見たくなったら——『魔術士オーフェンはぐれ旅』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 軽口の下に痛みを隠しているタイプの主人公が好きな人
- 九〇年代ファンタジーの空気を、今の作画で浴び直したい人
- 救出劇の「救われる側の沈黙」みたいな構造に惹かれる人
- 声優の芝居でキャラの内面を読むのが趣味の人
合わない人
- 世界設定や固有名詞を最初に全部説明してほしい人
- 一話完結のすっきりした冒険を求めている人
- 主人公が常にまっすぐ熱血であってほしい人
次に見るなら
オーフェンの軽口と業の同居が気に入ったなら、スレイヤーズあたりは外せない。同じ時代の空気を吸っているし、ギャグの裏で芯のある話をやるバランス感覚が近い。痛みを抱えた主人公の話として観たなら、灰と幻想のグリムガルもおすすめで、こちらは喪失をもっと静かに、生活の手触りごと描いてくる。剣と魔法の旅そのものを浴びたいなら、ベルセルクへ行くと、追いかける相手と取り返しのつかなさというテーマが、もっと容赦のない濃度で待っている。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『魔術士オーフェンはぐれ旅』は、dアニメストア、U-NEXT、Amazonプライムビデオ、DMM TVで視聴できます。複数の主要サービスに対応しているため、すでに加入しているサービスがあればそのまま楽しめます。アニメ専門で揃えたい方はdアニメストア、幅広い作品をまとめて観たい方はU-NEXTやAmazonプライムビデオというように、ご自身の視聴スタイルに合わせて選んでいただけます。





