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神撃のバハムート GENESIS
| 放送年 | 2014年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | ゲーム |
| 制作 | MAPPA |
ミスタルシアは人間、神、悪魔が共存する魔法世界である。かつて黒銀の翼を持つバハムートが世界を滅ぼそうとしたが、人間、神、悪魔が協力して力を封じた。封印の鍵は二つに分かれ、一つは神に、もう一つは悪魔に与えられ、二度と結合せず、バハムートが復活しないようにされた。
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配信状況まとめ
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作品概要・あらすじ
あらすじ
人間・神・悪魔が共存する魔法世界「ミスタルシア」。かつて黒銀の翼を持つ破滅の龍バハムートが世界を滅ぼさんと暴れ回り、三者が協力して封印することで辛くも世界は救われた。封印の鍵は二つに分けられ、神と悪魔がそれぞれ保管することで再び合わさることのないよう取り決められた。それから数千年後、賞金稼ぎのファバロ・レオーネは、逃亡する謎の少女アムイラと運命的な出会いを果たす。ひょんなことから彼女の護衛を引き受けることになったファバロだが、その出会いが封印されたバハムートの復活に関わる大事件の幕開けとなる。みどころ・魅力
① 王道を外した「チャラい主人公」の爽快感
主人公のファバロは、英雄然とした熱血キャラとは一線を画す軽口と身勝手さが持ち味の賞金稼ぎ。それでいて窮地での行動力と判断力は本物で、「格好いいのに格好つけない」絶妙なキャラクター造形が全編を通じて物語を引き締める。ダークファンタジーの重厚さとコメディ的テンポが共存する独特の雰囲気は、この主人公あってこそ。② MAPPA制作による圧倒的なアクションと映像美
MAPPAが手がける戦闘シーンはスピード感・迫力ともに高水準で、馬上アクションや大規模な魔法合戦など多彩な戦いが展開される。神・悪魔・人間それぞれの戦闘スタイルが視覚的にも差別化されており、ファンタジー世界の奥行きをアクションで体感できる。③ 神・悪魔・人間が絡み合う壮大なスケールの物語
三勢力の思惑が複雑に交差し、単純な善悪では割り切れない群像劇が展開される。神の事情、悪魔の野望、人間の欲望がそれぞれ丁寧に描かれており、終盤に向けて収束する構成の密度は高い。全12話という短尺ながら、壮大なスケール感を損なわずにまとめ上げている点も見事。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | さとうけいいち |
|---|---|
| シリーズ構成 | 長谷川圭一 |
| キャラクターデザイン | 恩田尚之 |
| 音楽 | 池頼広 |
| 美術監督 | 中村豪希 |
| OP | シム「EXiSTENCE」 |
| ED | 清水理沙「Rage of Bahamut」 |
| ED | Risa Shimizu「Promised Land」 |
| ED | SiM「EXiSTENCE」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・考察
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
カードゲーム原作と聞いた時点で、正直なところ期待値を低めに設定して視聴を始めた。スマホゲームやカードゲームが元ネタのアニメは、大抵「原作のプロモーション映像」の域を出ない。キャラクターが並んで、設定が説明されて、終わる。そういうものだと思っていた。
ところが第1話を見た瞬間、椅子から少し身を乗り出していた。馬上の追跡劇から始まるあの冒頭、吉野裕行が演じるファバロの軽薄な口ぶりと、それを包む音楽のノリが「これは別物だ」と知らせてくれた。
2周目で気づいたのは、序盤の「陽気な冒険活劇」という印象がいかに意図的に構築されていたか、ということ。ファバロという男の軽さは、後半に向けた仕掛けだった。そのことがわかってから見ると、彼の笑い方ひとつひとつに違う重みが乗ってくる。カードゲーム原作でここまで化けるとは、という驚きは、2回見てようやく理由がわかった気がした。
「逃げてばかりの男」が、逃げ切れなくなる話
神撃のバハムートGENESISを一言で言い表すなら、「自由に生きようとした男が、自由では済まなくなる話」だと思っている。ファバロ・レオーネというキャラクターは、義理も責任も背負わず、気ままに賞金稼ぎをして生きている。彼の軽さは欠点ではなく、生存戦略だ。重いものを持たない人間は、傷つきにくい。
ところがアミラという女の子が現れた瞬間から、その戦略が崩れはじめる。最初は「関わるつもりがない」から始まった関係が、気づけば「関わらずにはいられない」に変わっている。その変化を、ファバロ自身は認めたがらない。だから余計に見ていて苦しい。
吉野裕行の演技がここで効いてくる。軽薄な台詞の裏に滲む微妙な変化を、声のトーンで表現している。「本気を出さない」キャラクターが本気になっていく過程を、台詞だけでなく声質で追えるようになっている。2周目にそこを意識して見ると、1話から伏線が張られていたことに気づく。
リタ——沢城みゆきが演じるあのゾンビの少女——は、この作品の中で最も「背負っている」キャラクターだ。死んでいるのに生きている、というその存在自体が、「何かを失っても続いていく」というテーマの体現になっている。沢城みゆきの声は、子どものような外見と不死者としての重さを同時に成立させていて、リタが画面に出るたびに作品の「奥行き」が増す感覚がある。
人間と神と悪魔が共存する世界で、バハムートという絶対的な破壊の存在が蠢いている。このスケールの大きさを「背景」として使いながら、実際に描いているのは「一人の男が逃げ切れなくなる話」という小さな物語だ。その対比が、この作品を単なるファンタジーアクションと違う位置に押し上げている。世界の命運よりも、ファバロという男がどこへ向かうのかを、気づいたらずっと追っている。それがこの作品の構造だと思う。
特に刺さったシーン
終盤に向かう中で、マルチネ——津田健次郎が演じる神の騎士——が本来の目的を明かす場面がある。それまでの「正義の側」という立ち位置が崩れた瞬間、津田健次郎の声が一段低くなる。あの静かな声の変化が、すべての前提をひっくり返す合図になっていた。「ああ、この人はずっとそっちの人だったんだ」という感覚が、台詞より先に音から来る。津田健次郎はそういう演技が本当に上手い。
もう一つ忘れられないのは、ケルベロス——喜多村英梨が演じる——の、ある場面での絶叫に近い台詞だ。喜多村英梨はああいう感情の爆発を、うるさく聞こえないギリギリのところで演じる。ケルベロスというキャラクターの「かわいさ」と「怒り」が同居していて、2周目はそのシーンを一時停止して少し考えてしまった。
ハンサを演じた森久保祥太郎の存在感も地味に効いている。声優と夜あそびのMCとして知っている人には、あのキャラクターとのギャップが面白いかもしれない。ああいう使われ方ができる声優は、実はそんなに多くない。
読んで見たくなったら——『神撃のバハムート GENESIS』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 「軽い男が実は重いものを抱えていた」という構造が好きな人
- 世界観の作り込みよりも、キャラクターの関係性の変化を追いたい人
- 声優の演技を意識して見る習慣がある人(この作品は特に報われる)
- 洋ゲー的なファンタジー美術・重厚な世界観が好きな人
- 全12話という短さで完結する話が欲しい人
合わない人
- 「カードゲーム原作」という出自からどうしても距離を置いてしまう人(見てから判断してほしいが、先入観が邪魔をする人は正直いると思う)
- 世界設定を丁寧に説明してほしい人(この作品は説明より「見せる」方を選んでいる)
- 主人公が序盤から格好いい作品が好きな人(ファバロは最初、とにかく情けない)
- 続きが気持ちよく回収される話が好きな人(余韻が残る終わり方をする)
次に見るなら
ファバロとアミラのコンビが好きなら、神撃のバハムート VIRGIN SOULは必ず見てほしい。続編だが主役が変わり舞台が変わり、GENESISとはまた違う重さがある。神バハを好きになった人ほど、途中で複雑な気持ちになる可能性がある。それも含めて見る価値がある。
「軽い主人公が本気になっていく」構造と、重厚なファンタジー世界観が気に入ったなら、ロードス島戦記(1990年OVA)も合うと思う。映像の古さに慣れるまで時間がかかるが、慣れると「ファンタジーの原型」を見ている感覚になる。神バハの美学的な源流のひとつがここにある気がしている。
キャラクターの関係性の変化を軸に追いたいなら、鋼の錬金術師 BROTHERHOODが確実な選択肢になる。ジャンルもトーンも違うが、「誰かのために引き受けてしまう」という構造が近い。声優陣の演技を意識して見る習慣がある人には、こちらも相当に見ごたえがある。
よくある質問
まとめ
「神撃のバハムート GENESIS」は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで視聴可能です。いずれも見放題プランに含まれているため、月額会員であれば追加料金なしで全話楽しめます。各サービスの無料体験期間を活用すれば、コストをかけずに視聴することもできます。








