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劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-
| 放送年 | 2014年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Sunrise |
ステルンビルドの伝説の女神を祝う「正義の日」祭の当日に起こる謎を中心に展開する。
作品概要・あらすじ
あらすじ
舞台は多数のNEXT(超能力者)が活躍する近未来都市ステルンビルド。伝説の守護女神を讃える年に一度の祭典「正義の日」が迫るなか、街を揺るがす謎の事件が勃発する。バーナビーとワイルドタイガーのコンビをはじめ、個性豊かなヒーローたちが再び集結し、見えない敵と向き合う。笑いあり涙ありの人間ドラマを軸に、バディの絆がさらなる試練を受ける劇場版第2弾。
みどころ・魅力
① バディの絆が深まるエモーショナルな展開
TV版から続くワイルドタイガーとバーナビーの関係性がさらに掘り下げられる。すれ違いや信頼の再構築を経て描かれるバディ愛は、シリーズファンなら感情移入必至。アクションシーンの息の合ったコンビネーションも圧巻です。
② 新ヒーロー登場で広がるキャラクター群
劇場版オリジナルの新キャラクターが登場し、既存のヒーローたちとの関係性に新たなケミストリーが生まれる。各ヒーローの個性が存分に発揮される場面が多く、お気に入りキャラクターの活躍に注目して楽しめます。
③ スケールアップした映像美とアクション
劇場版ならではのクオリティで描かれるステルンビルドの都市景観と、迫力あるヒーローバトルは必見。「正義の日」祭典の華やかな演出を背景にしたアクションシーンは、TV版とは一線を画すスペクタクルを体感できます。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 米たにヨシトモ |
|---|---|
| シリーズ構成 | 西田征史 |
| 原案キャラデザ | 桂正和 |
| 美術監督 | 大久保錦一 |
| OP | ノーベルズ「Nemesis」 |
| ED | ユニゾン・スクエア・ガーデン「harmonized finale」 |
関連作品
アニメ
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイバニはTVシリーズから追いかけていた口で、1作目の「The Beginning」が前半エピソードの再編集だったのを知ってから、「ライジングはちゃんと劇場用の新作だ」と聞いたとき少し身構えた。TVシリーズは「ヒーローがスポンサーを背負って視聴率を競う」という設定の皮肉が効きすぎていて、続編でそこをどう膨らませるかが正直見えなかったから。で、実際に見て——思ったよりも真っ当に「熱い映画」だった。ライアン・ゴールドスミスというキャラクターを中村悠一が演じると聞いてから期待値が上がっていたのもあるが、2時間ちょっとで感情をきちんと動かしてくる構成は「劇場版として成立している」と素直に思えた。
「バディ」とは何か——役割分担ではなく、互いの弱さを知ることだという話
タイバニという作品を一言でまとめると「おっさんヒーローの再生物語」なのだが、ライジングはそこにもう一枚レイヤーを重ねてくる。虎徹とバーナビーというすでに完成したバディの外側に、ライアンというまったく異質な人格を投入することで、「バディ関係とはそもそも何なのか」を問い直す構造になっている。
ライアンは能力も高く、愛嬌もあり、表向きはパートナーとしてほぼ完璧に機能する。なのにどこかズレている。その「ズレ」の正体が、平田広明の演じる虎徹との噛み合わなさのなかで少しずつ輪郭を持ってくる。平田広明のボイスワークはTVシリーズを通じて「抜けた中年」と「核心では誠実な男」の二面を絶妙に使い分けてきたが、ライジングでは後者の比重が上がっていて、それが中村悠一のライアンの軽さ・浮遊感と対照として機能している。
この映画が描こうとしているのは、「強さを見せること」と「弱さを晒せること」の非対称性だと思う。ヒーローという職業は強さを見せる装置だが、バディという関係は弱さを見せることで成立する。ライアンがライジングを通じてたどり着く場所は、「頼ること」「晒すこと」への着地であって、強くなることへの着地ではない。そこが単純なバトル映画との違いだ。
さらに、「正義の日」祭りという舞台設定が利いている。ヒーローが「神話」として祀られるイベントのなかで事件が起きるという構造は、ヒーローの社会的意味を問うタイバニらしいメタ的な視点を担保している。甲斐田裕子演じるアニエスが終始「絵になるかどうか」で物事を判断するキャラとして機能しているのも、「ヒーローとは何のために存在するのか」という問いへの皮肉な回答として機能していて、笑いながら少し刺さる。
特に刺さったシーン
終盤、虎徹とライアンが息を合わせて動く場面で、中村悠一の声のトーンがわずかに変わる瞬間がある。それまで「軽くこなせる人」として振る舞ってきたライアンが、何かを認めた声になる。セリフの内容よりも声の質感で伝えてくる演出で、音響のいい映画館で聴くと余計に染みる。劇場の音響はこういう細部を拾うために存在するんだと改めて思った。
あとは遊佐浩二のルナティック。出番はそこまで多くないのだが、登場するたびに空気が変わる。TVシリーズから一貫して「同じ正義を別の角度から見ている人」として描かれてきたキャラクターで、映画でもその立ち位置はぶれない。津田健次郎のネイサンも含め、サブキャラがしっかり「その人」として動いているのがタイバニの強みで、ライジングはその強みを本編2時間の中でうまく配置している。
読んで見たくなったら——『劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-』はNetflixで視聴できる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- TVシリーズを見てから間を置かずに来た人(設定理解の前提が多いので、直前に見直すのがおすすめ)
- バディものの「関係の変化」に感情移入するタイプ
- 平田広明・中村悠一のファン(2時間ずっとこの2人を聴ける映画でもある)
- ヒーロー物の社会的アイロニーを楽しめる人
- 映画館の音響でアニメを体験したい人(現在Netflixで配信中だが、劇場版として設計された音の作りが感じられる)
合わない人
- TVシリーズ未視聴で単独で見ようとしている人(キャラクター関係の前提が多すぎて序盤がきつい)
- アクションの派手さを最優先したい人(見どころはあるが、軸は人間関係の話)
- 謎・ミステリー要素に高いハードルを持ってくる人(「正義の日」の事件は複雑ではなく、あくまで感情の触媒として機能している)
次に見るなら
プロメア(2019年・TRIGGER)——「バディというより合体」という極端な方向に振り切ったヒーロー映画。タイバニが「ズレの摩擦から関係を作る」のに対して、こちらは「同調が熱を生む」という別の文法。中村悠一が重要な役で出ているので、ライジングとセットで中村悠一強化週間にもなる。
機動警察パトレイバー the Movie(1989年・押井守)——時代は全然違うが「制度の中で働くヒーロー的存在の限界」を正面から描いた作品として、タイバニと通底するものがある。「正義とは何か」ではなく「正義はどこに機能するか」という問いを持った人に。
僕のヒーローアカデミア THE MOVIE 僕たちの決戦(シリーズ劇場版)——ヒーローを「職業・社会的装置」として描く文脈をさらに追いたいなら、ヒロアカの劇場版群が続く。タイバニほど皮肉的ではないが、「ヒーローであることのコスト」への視線は共通している。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-』はNetflixで配信中です。Netflixの会員であれば追加料金なしでいつでも視聴できます。TV版を見終えたあとに続けて楽しめる環境が整っていますので、ぜひこの機会にご覧ください。
よくある質問
まとめ
『劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-』はNetflixで配信中です。Netflixの会員であれば追加料金なしでいつでも視聴できます。TV版を見終えたあとに続けて楽しめる環境が整っていますので、ぜひこの機会にご覧ください。




