DRIFTERS

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2016DRIFTERS

DRIFTERS

★ 3.8 / 5.0アクション冒険コメディファンタジー
放送年2016年
フォーマットTVアニメ
話数12話
原作漫画
制作Hoods Entertainment

島津豊久は関ヶ原の戦いで実在した武士。瀕死の状態で魔法の世界に転送され、歴史上の有名な戦士たちと共に異世界へ。そこで彼らは互いに戦闘を強いられ、終わりのない戦いに身を投じることになる。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

関ヶ原の戦いで瀕死の重傷を負った薩摩の武将・島津豊久は、謎の空間に迷い込み、異世界へと転送される。そこは魔法や異種族が存在するファンタジーの世界であり、豊久と同様に歴史上の英雄たちが「DRIFTERS(漂流者)」として召喚されていた。織田信長や那須与一らとともに、豊久は混沌とした異世界の戦いへと身を投じていく。

みどころ・魅力

① 歴史上の英雄たちが異世界で激突するロマン

島津豊久・織田信長・那須与一といった実在の武将や英雄が、異世界という舞台でそれぞれの戦術・個性を発揮する。歴史ファンにとっては各人物の解釈が新鮮で、知識がなくても圧倒的なキャラクターの魅力に引き込まれる構成になっている。

② 平野耕太節全開の濃密なバトルとコメディの振れ幅

原作者・平野耕太(『ヘルシング』)の作風そのままに、シリアスな合戦シーンとギャグが紙一重で共存する。テンションの高いコミカルなやりとりと、次の瞬間に訪れる本格的な戦闘描写の落差が、最後まで飽きさせない独自のリズムを生み出している。

③ 重厚な世界観と「ENDS」との対立構造

DRIFTERS側に対し、同じく異世界に召喚された「ENDS(廃棄物)」が存在し、二つの勢力が世界を舞台に争う大きな物語が展開する。単なる戦闘アニメにとどまらない、歴史・思想・目的のぶつかり合いが作品に深みを与えている。

キャスト・声優一覧

島津豊久
島津豊久
メイン
›
中村悠一
織田信長
織田信長
メイン
›
内田直哉
那須与一
那須与一
メイン
›
斎賀みつき
アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ
アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ
サブ
›
北西純子
スキピオ・アフリカヌス
スキピオ・アフリカヌス
サブ
›
家中宏
マーシャ
マーシャ
サブ
›
さより 石塚
山口多聞
山口多聞
サブ
›
仲野裕
ラスプーチン
ラスプーチン
サブ
›
田中正彦
マルク
マルク
サブ
›
続木友子
修道士マルタン
修道士マルタン
サブ
›
西前忠久
ザ・サンダンス・キッド
ザ・サンダンス・キッド
サブ
›
高木渉
サンジェルミ伯
サンジェルミ伯
サブ
›
杉田智和

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スタッフ

監督鈴木健一
シリーズ構成倉田英之
キャラクターデザイン中森良治
音楽松尾早人、石井妥師
音響監督鶴岡陽太
OP「Gospel Of The Throttle 狂奔REMIX ver.」
ED黒崎真音「Vermillion」
ED石井 靖「瑠璃色の約束」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

平野耕太の漫画は先に読んでいた。HELLSINGで名前を覚えて、DRIFTERSも単行本を追いかけていたくらいには好きな作家だ。だからアニメ化の話を聞いたときは「どこまでやるんだろう」という興味と、「実写もアニメも往々にして原作越えはしない」という冷めた期待値で見始めた。

冒頭の関ヶ原から始まって、島津豊久が異世界へ落ちていく流れ——ここは漫画と同じはずなのに、中村悠一の声がついた瞬間に別の作品になった。豊久の粗野さと陽気さが同居している感じ、あの声でないと成立しなかったかもしれないと2回目に見て確信した。1回目は「原作と違う」「ここは漫画のほうが」と脳内で比較しながら見ていたのが、2周目は素直にアニメとして楽しめた。原作既読勢はそういう切り替えをどこかでやらないといけない。

戦場でしか生きられなかった人間が、もう一度「戦争」を手に入れる話

DRIFTERSを「歴史上の英雄が異世界でバトル」という紹介で済ませると、この作品の核心から相当遠いところに着地する。島津豊久も、織田信長も、那須与一も——彼らが「ドリフターズ」として召喚されるのは偶然ではなく、ある種の必然がある。死にかけていた、あるいは時代が終わろうとしていた瞬間に消えた人間たち。彼らに共通するのは「まだ終わっていない」という感覚だ。

豊久は関ヶ原で島津の殿軍を務めて死にかける。歴史的な文脈では「散った武将」の一人に過ぎないが、彼本人にとっては未完のままだった。斎賀みつきが演じる那須与一も、弓を引き続けることが存在証明になっている男だ。声の使い方が興味深くて、セリフの少ない場面でも弓を構えるときの息遣いひとつで「この男は戦場でしか呼吸できない」ことが伝わってくる。

平野耕太が描くのは基本的にそういう人間ばかりで、HELLSINGのアーカードもそうだったように、「死ぬことも生きることも中途半端なまま戦い続ける存在」への執着がある。DRIFTERSではそれを歴史のIFとして展開させていて、異世界という舞台装置が「お前たちの時代の戦争はもう終わったが、ここには新しい戦争がある」という提示になっている。

一方の「エンズ」——廃棄された人間たちが別の陣営を形成する構造も面白い。ドリフターズが「途中で終わった人間」なら、エンズは「終わり方を間違えた人間」だ。杉田智和が演じるサンジェルミ伯の立ち位置が、この二つの陣営の間でグレーに機能していて、杉田智和の「どこか掴みどころのない、表情の読めない人間」を演じる上手さがそのままキャラクターの不気味さに直結している。

この作品は最終的に「戦争は文明の外にある」という問いに向かおうとしているように読める。ドリフターズが現地の亜人種族を組織して農業や鍛冶を教えていくくだりは、単なるパワーアップイベントではなく「文明の礎としての戦争」という逆説的なテーマの布石だ。そこまで含めると、バトルアニメとして見るより政治劇として見たほうが面白い。

特に刺さったシーン

序盤、豊久が単独で城の敵兵を相手にするシーン。作画が崩れるところもゼロではないが、豊久の動きの「重さ」——甲冑を着た人間が全力で動くときの慣性みたいなものが出ていて、思わず一時停止して見直した。剣劇の速さよりも質量で殴る感じ、あれは中村悠一の声と組み合わさって初めて成立している。

もう一つはコメディ寄りの場面で、信長・豊久・与一の三人がいる場面のテンポ。高木渉演じるザ・サンダンス・キッドが絡むシーンは特に、西部劇的な軽さとコメディのリズムが日本語吹き替えとして成立しているかが気になっていたが、高木渉の間の取り方が絶妙で杞憂だった。笑わせるために声を張らないタイプの演技で、むしろそれがキャラクターの「余裕」を作っていた。

家中宏のスキピオ・アフリカヌスは出番が少ないながら、古代ローマの武将という「最も時代が遠い人間」をどう存在感を持たせるかという難しさをきっちりこなしていた。あのキャラクターは台詞より佇まいで語るタイプで、声の低さとゆったりしたリズムがそれを支えている。

読んで見たくなったら——『DRIFTERS』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • HELLSINGを通過した人。平野耕太の暴力の描き方と笑いの混ぜ方に慣れている前提があると、序盤のテンションの上がり方がわかりやすい
  • 歴史クラスタ。島津豊久・那須与一・織田信長それぞれの史実を多少知っていると、異世界でのキャラクター解釈の面白みが倍になる
  • 政治劇・勢力戦争ものが好きな人。バトルだけでなく「誰と組んで誰を倒すか」の駆け引きが好きなら後半は特に楽しめる
  • 声優の演技をきちんと聞く人。主要キャストの解釈が全員かなりはまっていて、聞き比べる価値がある

合わない人

  • グロ・暴力描写が苦手な人。首が飛ぶ系の描写が普通にある。ファンタジーの文脈でも容赦がない
  • ストーリーのきれいな着地を求める人。1期だけでは完結しないし、原作自体まだ続いている。「続きが気になる」ストレスに耐性がないと辛い
  • ギャグとシリアスの温度差に敏感な人。平野耕太は意図的にコメディを混入させるタイプで、それが苦手だと頻繁にテンションを削がれる

次に見るなら

HELLSING ULTIMATE——同じ原作者の前作。DRIFTERSで平野耕太の暴力とユーモアの混ぜ方が合うと感じたなら、こちらが原点になる。吸血鬼×ナチスという組み合わせのOVA全10巻で、作画クオリティはシリーズを通して高い。

Fate/Zero——「歴史上の英雄が現代(あるいは別の舞台)で戦う」という構造が近い。こちらは異世界転移ではなく召喚魔術だが、サーヴァントたちが「史実の自分」との乖離をどう受け止めるかという部分の解釈が深く、DRIFTERSのキャラクター論が面白かった人に刺さりやすい。

アルスラーン戦記——異世界・異民族の政治劇として見るなら、こちらも組み合わせとして悪くない。DRIFTERSの「現地勢力を束ねて戦う」要素が面白かった場合、軍師・外交・連合という要素がより正面から描かれているこちらが補完になる。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『DRIFTERS』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで視聴可能です。いずれも見放題対象作品として配信されているため、加入済みのサービスからすぐに楽しめます。未加入の方は各サービスの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。

よくある質問

Q. DRIFTERSはどこで視聴できますか?
A. dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで配信中です。いずれも見放題プランに対応しており、加入済みのサービスからすぐに視聴を始められます。
Q. 原作マンガを読んでいなくても楽しめますか?
A. はい、問題なく楽しめます。アニメ単体でも世界観やキャラクターの背景は十分に描かれており、歴史知識がなくても引き込まれるストーリー展開になっています。
Q. 続編や2期はありますか?
A. 2016年のTVアニメ放送後、2017年にOVAが制作されています。TVアニメ2期は2026年5月時点で未発表ですが、原作マンガは連載継続中です。
Q. グロ・暴力描写はありますか?視聴対象年齢は?
A. 戦闘シーンを中心に血や暴力表現が含まれます。過激な描写が苦手な方には注意が必要です。中高生以上、あるいは成人向けコンテンツとして位置づけられています。

まとめ

『DRIFTERS』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで視聴可能です。いずれも見放題対象作品として配信されているため、加入済みのサービスからすぐに楽しめます。未加入の方は各サービスの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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