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アスタロッテのおもちゃ!
| 放送年 | 2011年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
OVA「アスタロエッテのオモチャ」は3部構成の短編シリーズです。第1話ではロッテとアスハが学校の課題について調べています。第2話はゼルダがロッテの護衛になった経緯が描かれます。第3話は女王がナオヤと出会い、10年前にアスハを授かった時のエピソードが回想されます。
作品概要・あらすじ
あらすじ
TVアニメ「アスタロッテのおもちゃ!」のOVA全3話。第1話では魔王の娘ロッテとアスハが学校の課題に奮闘し、第2話ではロッテの護衛・ゼルダがいかにしてその役目に就いたかが描かれる。そして第3話では、ロッテの母である女王がナオヤと出会い、10年前にアスハを授かった頃の甘く切ない思い出が回想される。本編を補完するサイドストーリー3本立て。みどころ・魅力
① 本編では語られなかった「裏側」が明かされる
TVシリーズでは描き切れなかったエピソードがOVAで補完されている。ゼルダがロッテの護衛になった経緯など、キャラクターの背景を掘り下げる内容は、本編ファンにとって見逃せない一本。本編視聴後に見るとキャラへの愛着がさらに深まる。② 女王とナオヤの10年前——切ない大人の恋愛回
第3話では普段はコミカルに描かれがちな女王の、若き日の純粋な恋心が丁寧に描かれる。ファンタジー世界ならではのロマンスと哀愁が交差する珠玉のエピソードで、シリーズ全体のトーンに深みを与えている。③ コメディ・日常・ファンタジーが凝縮された短編構成
1話完結の短編3本という構成で、気軽に視聴できるのが嬉しいポイント。学校生活のほのぼのコメディから大人向けのシリアスなドラマまで、シリーズの魅力が凝縮されており、OVA単体でも楽しめる。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 追崎史敏 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 三重野瞳 |
| キャラクターデザイン | 大塚舞 |
| 美術監督 | 田尻健一 |
| 音響監督 | 岩浪美和 |
| OP | 愛美「天使のCLOVER」 |
| ED | 満梓「真夏のフォトグラフ」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルだけ見て、ずっと敬遠していた作品のひとつだ。「おもちゃ!」という感嘆符つきのタイトル、サキュバスの姫が主人公という設定、ビジュアルの方向性。全部を足し算すると「あー、そういうやつね」という結論に着地してしまって、かなり長い間スルーしていた。
実際に見始めたのはTVシリーズを一通り消化した後で、「もう少しだけこの世界にいたい」という気持ちで手を伸ばしたのがきっかけだ。このOVAはTVシリーズの補完的な立ち位置で、本編では尺の都合で描ききれなかったキャラクターの掘り下げと、核心となる回想エピソードが3本立てで収録されている。TVシリーズを全部見た上で見ると、かなり違う重みで受け取れる作りになっている。
最初の印象で判断していなくてよかった、と素直に思った作品だった。
「おもちゃ!」というタイトルの裏に隠された、父と娘の話
この作品の核心は、ファンタジー世界の設定でも、サキュバスの慣習でも、ラブコメの文脈でもない。「親が子どもの存在をどう受け止めるか」という、かなり普遍的な話をしている。
OVA第3話——女王エリナイーと塔原直哉が10年前に出会い、そこからアスハが生まれたという経緯を正面から描くエピソード——がこの作品全体の中心に据えられているのは、偶然ではないと思う。TVシリーズを通して「なぜこの2人がここにいるのか」という問いに対する答えが、このOVAで初めてはっきりする。
田村ゆかりが演じるアスハの明るさが、見返すたびに「空白を埋めようとしている」ように聞こえてくる。1回目は単純にキャラクターとして見ていたものが、2回目以降はその声の後ろに「父親と一緒にいられることへの安堵」みたいなものを感じるようになった。田村ゆかりのこういう演技は、あざとく見せないのがずるい。
一方、釘宮理恵が演じるロッテの「孤独」も、この文脈で読み直すと深みが出る。ロッテは最初から「人間が嫌い」なのではなく、「傷つく関係を作る前に遠ざけてきた」人間として描かれている。直哉という存在が彼女の世界に入ってくることで、その防衛機制が少しずつ崩れていく。釘宮の低体温な演技と、たまにこぼれる素の声のコントラストが、そのグラデーションをちゃんと表現している。
「タイトルで判断してはいけない作品」という言葉は使い古されているけれど、これほどそれが当てはまる作品もそう多くない。サキュバスの設定やハーレム要素は、「孤独な子どもたちとそれを受け止める大人」の話を成立させるための舞台装置に過ぎない。そこに気づいたとき、この作品の印象が丸ごと塗り替わった。
特に刺さったシーン
OVA第3話、回想パートで女王と直哉が初めて言葉を交わすくだり。
佐藤利奈の演じる直哉という人物は、ヒーローでも勇者でもなく、ただ「そこにいる人」として描かれているのだが、その平熱さがこのシーンでは不思議なほどはまる。異世界に迷い込んで女王に引き合わされるという設定は、どうとでもギャグにできる場面なのに、妙に静かなトーンで進んでいく。佐藤利奈がここで「過剰に驚かない」演技をしているのが効いていて、それが逆に場面の重さをじわじわ伝えてくる。
このとき直哉は、10年後に娘が生まれ、その娘と一緒に女王の世界に戻ってくることを知らない。見返すとその無知さが切なくて、声の温度感がまるで変わって聞こえてくる。
エルフレダ役の堀江由衣は、第1話の学校パートで「押しつけがましくなく場を回す」という難しい役回りを軽やかにこなしていて、こちらも地味に光っている。斎藤千和演じるイングリッドの「立っているだけでうるさい」キャラクターも随所でいいアクセントになっていて、OVAのテンポを崩さないまま笑いを入れてくる技術に、改めて感心した。
読んで見たくなったら——『アスタロッテのおもちゃ!』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- TVシリーズを全部見終えて「もう少しだけこの世界にいたい」と思っている人
- 釘宮理恵の「低体温ツンデレ」が好きな人
- ファンタジーラブコメの皮をかぶった家族の話、に惹かれる人
- 田村ゆかりの「明るいが翳りのある」演技が好きな人
- 声優の芝居の細かい温度差に気づくのが好きな人
合わない人
- TVシリーズ未視聴(OVAから入ると文脈が全くつかめない)
- 「サキュバス」「ハーレム」という設定そのものが受け入れられない人
- OVAらしい補完・外伝的な尺に物足りなさを感じる人
- はっきりとした起承転結・強いドラマ性を求めている人
次に見るなら
ゼロの使い魔——異世界に召喚された平凡な人間と、プライドと孤独を抱えた少女の関係を描くファンタジーラブコメ。釘宮理恵が演じるルイズのキャラクター造形はロッテと重なる部分が多く、「防衛機制が崩れていくツンデレ」という文脈でそのまま続けて見られる。距離感の変化を追う楽しさはこちらも健在。
甘々と稲妻——「父と娘」という軸だけを取り出すなら、こちらの方がストレートにその話をしている。妻を亡くした父親と娘の日常を、料理を通して描く作品。アスタロッテのような設定の迂回なく、真正面から家族の時間を丁寧に積み上げている。本編で直哉とアスハの関係に惹かれた人なら確実に刺さる。
這いよれ!ニャル子さん——「タイトルと設定で敬遠しがちだけど、実は会話とキャラクターの掛け合いで引っ張るタイプ」という共通点で挙げておく。クトゥルフ神話という奇抜な設定をギャグに変えながら、キャラクターの声と関係性でしっかり見せてくる。アスタロッテと同じく、設定の奇抜さより「声と間」で成立している作品。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「アスタロッテのおもちゃ!」OVAは、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで現在視聴可能です。いずれも月額サブスクで手軽に楽しめるため、本編と合わせてまとめて視聴するのがおすすめです。気になるサービスの無料トライアルを利用すれば、まず無料で確認できます。