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ラーメン天使プリティメンマ
| 放送年 | 2008年 |
|---|---|
| フォーマット | スペシャル |
| 話数 | 1話 |
カオルは、ラーメン屋を継いだ青年。店の改装中に、守護天使「プリティメンマ」と出会う。メンマはカオルの亡き父の意思として、4年ごとに開催される世界規模のレストラン大会「フードキングウォーズ」での優勝を目指すよう伝える。カオルとメンマは互いに協力し、この戦いに挑んでいく。
作品概要・あらすじ
あらすじ
ラーメン屋を継いだ青年・カオルは、店の改装中に守護天使「プリティメンマ」と出会う。メンマは亡き父の意思として、4年ごとに世界規模で開催されるレストラン大会「フードキングウォーズ」での優勝を目指すよう告げる。右も左もわからないカオルと、天使ながらも自由奔放なメンマ。凸凹コンビが互いに支え合いながら、頂点を目指して奮闘するコメディ作品。
みどころ・魅力
① 天使×ラーメン屋という異色の組み合わせ
守護天使がラーメン屋の繁盛を手伝うという、ジャンルを超えた発想が本作最大の魅力。神聖さとB級グルメの取り合わせが独特のシュールなコメディを生み出しており、ジャンル問わず楽しめる雰囲気に仕上がっている。
② 父の遺志を受け継ぐ熱い展開
亡き父の夢だった「フードキングウォーズ優勝」というテーマは笑いの中にも感動を織り交ぜる。ラーメンへの情熱と父への想いを背負いながら成長していくカオルの姿は、コメディ作品でありながらも見応えのあるドラマ性を生んでいる。
③ 4年に一度の世界大会というスケール感
「フードキングウォーズ」はオリンピックさながらの世界規模の設定で、料理×バトルの熱い展開が期待できる。短編SPながらも大会を軸にしたテンポよいストーリー構成で、最後まで飽きずに楽しめる。
キャスト・声優一覧












感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルで止まった。「ラーメン天使プリティメンマ」。メンマだ。メンマが天使で、しかもプリティ。この五文字の名前を付けた人間が何を考えていたのか、それだけを確認したくて再生ボタンを押した。
2008年のSP作品で、ラーメン屋を継いだ青年と守護天使「プリティメンマ」が4年に一度の世界規模の料理大会に挑む、という話だ。設定の飛躍も素直にコメディとして受け取れる。最初に見たときは「名前ほどには弾けてないな」と思ったが、2回目に見直すと、このくらいの温度感で正解だったと気づく。名前の破壊力に全部賭けて本編まで壊したら、ただの事故だ。
「父の意志」という名の呪いを、笑いで解体する話
主人公のカオルは、自分でラーメン屋を選んだわけじゃない。父の店を継いで、気づいたら守護天使から「フードキングウォーズで優勝しろ」と言われている。亡き父の意志として。4年ごとに開催される、世界規模の大会で。
これをシリアスドラマで描けば重くなる一方だが、本作はコメディとして処理することで、「親の夢を子に押し付けること」の滑稽さを正面から笑い飛ばす構造になっている。守護天使の名前が「プリティメンマ」である時点で、この作品はすでに「重く受け取るな」というメッセージを発していた。メンマというラーメンのトッピングが天使になって降りてきて、お前は大会で優勝しろと言う——どう考えても笑えと言っている。
ただ、笑いの裏には「他人の意志に乗っかることで自分の人生が動き出す」という、妙に実感のある構造がある。自発的な動機なんて最初からなくて、外からやってきた使命を引き受けているうちに本気になっていく——という流れは、思っているより多くの人の実体験に近い。カオルがメンマに引っ張られる形でラーメンと向き合っていくのは、滑稽であると同時に正直だ。
フードキングウォーズというスケールの大きさも意図的だろう。4年に一度という周期は明らかにオリンピックを意識している。ラーメン一杯のために世界と戦う——このスケールの飛躍が、「父の遺志」という重さを吹き飛ばす道具として機能している。笑いの構造として、よくできている。
特に刺さったシーン
プリティメンマが初めてカオルの前に現れるシーンは、何度見ても絶妙だ。守護天使の登場として、演出はわりと真面目に作ってある。なのに名前が「プリティメンマ」なので、すべてが崩れる。
平野綾がプリティメンマを演じているのだが、この起用が全体の空気を決定している。彼女は143本以上の出演歴を持ち、可愛らしさと芯の強さを同居させるのが得意な声優だ。ヒロイン的な柔らかさで「フードキングウォーズで優勝してください」と言うから、名前の破壊力と声の落差がそのままギャグになっている。名前で笑わせて、声の誠実さで作品に引き戻す。この繰り返しが本作のリズムだ。
後藤邑子のスザンナ・ホプキンス役も記憶に残る。対戦相手や障害として機能するキャラクターに彼女を当てるのは、コメディとしてちゃんと効いている。81本の出演作で培った、存在感を自然に出す技術が、短尺SPの中でも発揮されていた。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- タイトルだけで再生ボタンを押せる人
- 2000年代コメディアニメの空気感が好きな人
- 平野綾・後藤邑子の出演歴をコンプリートしたいコレクター気質のある人
- 30分以内に完結する短尺SPを探している人
- 「内容より名前が勝っている作品」というジャンルに耐性がある人
合わない人
- 料理漫画的な熱量や本格感を期待すると拍子抜けする
- ストーリーの密度や伏線回収を求める人には物足りない
- 現在どの配信サービスでも視聴できないため、そもそもアクセス手段がない
- 「プリティメンマ」という名前に笑えない人は入口でつまずく
次に見るなら
料理×コメディという軸で、似た温度感を楽しみたいなら焼きたて!! ジャぱんがある。パン職人が世界を目指すという設定の飛躍と、真剣にやっているのに笑えるバランスが、プリティメンマと同じ系譜にある。こちらはテレビシリーズで長尺なので覚悟は必要だが。
「親の遺志を引き継ぐ青年」という構造に共鳴したなら、中華一番!を。亡き母のレシピを守りながら料理の頂点を目指す話で、こちらは感動と熱さが本軸だ。プリティメンマの笑いで解体されていた「父の遺志」というテーマを、真正面から受け止め直したいときに見ると発見がある。
久川綾・浅沼晋太郎の出演作として声優軸で掘るなら、それぞれのフィルモグラフィーを軸に探すのが早い。200本・106本というキャリアの中に、同じ空気の作品が必ず埋まっている。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ラーメン天使プリティメンマ』は現時点で公式の配信サービスでの配信は確認されていません。視聴にはDVD・レンタル・中古購入などの手段が中心となります。2008年放送の短編SP作品のため、まずはDVDショップやネットオークションなどでの入手をお試しください。