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侵略!イカ娘
| 放送年 | 2010年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | diomedéa |
愚かな陸上の呼吸生物よ!深海の恐怖、触手を持つ人類の征服者、イカ娘を見よ!お前たちの汚染などで海を汚したから、墨による滅亡の脅威に備えよ!イカ娘は海の汚染に対する人類への復讐のため海底から上陸した。地上世界に到着してすぐに、気の散りやすい小さな無脊椎動物は…
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配信状況まとめ
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| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
作品概要・あらすじ
あらすじ
海洋汚染に怒りを燃やすイカ娘は、人類征服を宣言して深海から地上へ上陸する。しかし、最初に乗り込んだ海の家「ビーチハウス・幕田」のオーナー姉妹にあっさり制圧され、住み込みウェイトレスとして働くハメに。十本の触手や墨、イカ語交じりの口調など特殊能力はあれど、地上の文化・人間関係・学校生活に振り回されるイカ娘の日常をコミカルに描く。征服計画はいつになったら進むのか——ゆるくてにぎやかな海辺のコメディ。みどころ・魅力
① 「征服者なのに最底辺」のギャップ笑い
人類を滅ぼすと豪語していたのに、気づけば海の家でウェイトレスをさせられている。イカ娘の大げさな啖呵と情けない現実のギャップが毎話の笑いの核心。圧倒的な触手パワーを持ちながら人間社会の常識に振り回される姿は、シュールでありながら愛おしい。② 個性豊かなキャラクターの掛け合い
竹を割ったような長女・エイコ、天然でイカ娘に懐く次女・チズル、イカ娘に密かに研究欲を燃やすアメリカ人研究チームなど、脇を固めるキャラが粒ぞろい。1話完結の短編形式でテンポよく進むため、キャラの魅力がサクサク積み上がっていく。③ 何も起きないのに楽しい「日常系」の心地よさ
征服計画はほぼ進まないが、それがこの作品の持ち味。夏の海辺という舞台の開放感と、イカ娘を取り巻く人々の温かさが画面全体に満ちている。ゆったりした空気感の中にほのかな人情味があり、見終わると不思議と穏やかな気持ちになれる作品。キャスト・声優一覧























スタッフ
| 監督 | 水島努 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 横手美智子 |
| キャラクターデザイン | 石川雅一 |
| 音楽 | 菊谷知樹 |
| OP | ウルトラプリズム 「侵略ノススメ☆」 |
| ED | 伊藤かな恵「メタメリズム」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・考察
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
2010年秋、正直なんとなく見始めた。「海から来た侵略者」という設定、でも絵柄はゆるい。どうせ1話で切るだろうと思いながらつけたら、気づいたら3話まで見ていた。
イカ娘が「侵略するでゲソ!」と言いながらビーチの海の家でウェイトレスをやらされているという構図が、最初に見たときは単純に面白かった。でも2周目で気づいたのは、このズレが作品の全部だということ。侵略する気はあるのに能力も計画もなく、でも誰も怒らないし誰も傷つかない。そのゆるいトーンが2010年代日常系の中でも特異な質感を持っている。「でゲソ」がなぜあんなに広まったのか、今でもよくわからない。でも語尾の中毒性というより、あのセリフが出るたびにイカ娘の無害さが確認される安心感みたいなものがあった気はする。
「侵略」する気はあるのに誰も傷つかない——無力な怒りと、それを笑いに変えること
この作品を単純なほのぼの日常系として片付けると、何かを見落とす。イカ娘のキャラクター設定は「海の汚染に怒った存在」だ。人類への復讐として上陸してくる。設定だけ読めばシリアスな動機がある。
ところが作中では、その怒りが一切機能しない。人間たちはイカ娘を脅威として認識しないし、侵略計画は毎回日常のトラブルに飲み込まれる。嵐山家の三兄弟は彼女を使い走りにし、海の家に居候させ、普通に日常に組み込んでしまう。
これは「怒りを持った存在が社会に回収される」という構造でもある。イカ娘の主張は毎話ガン無視されるが、それが悲しいのではなく可笑しい。なぜかというと、彼女自身も怒りを維持するのが面倒になっていくからだ。人間たちのご飯がおいしかったり、子どもたちと遊んだりするうちに、侵略という目的が有名無実化していく。
2周目で見ると、これが意外と丁寧に積み上げられていることがわかる。序盤ほどイカ娘は「侵略」という言葉を多用する。中盤以降はそれが減り、日常の出来事への反応が増える。明示的な成長描写はないが、少しずつ居場所を見つけていく過程が漫然とした日常回の中に滲んでいる。
金元寿子のイカ娘の声が絶妙で、威張っているセリフのトーンが最初から怖くない。偉そうなんだけど、どこか頼りない。あの声の選択が作品全体のトーンを決定していると思う。怒っているのに可愛い、という矛盾を声だけで成立させている。
特に刺さったシーン
嵐山悟郎(中村悠一)が出てくる場面は、どれも妙に好きだ。中村悠一はあの頃すでに引っ張りだこで、いわゆる「クールな主役」をやっていることが多かった。それがこの作品では完全に脇に回り、イカ娘に振り回される普通の兄貴として出てくる。声のトーンを落として、ちゃんと「この人は日常の人だ」という演技をしているのが、当時すでに350本出演の経験から来るコントロールだと思う。
常田鮎美役の川澄綾子も、イカ娘に一番厳しく当たるキャラクターとして機能していて、怖いのに憎めないという絶妙なポジションを保っている。310本出演のキャリアで培ったコメディの間の取り方が随所にある。
シンディー・キャンベル(生天目仁美)が登場する回は、作品のトーンが少し変わる感じがあって好きだった。イカ娘をアメリカンなノリで崇拝するという設定が、日常系の中に異物として入ってくる。生天目仁美の演技は過剰なくらいエネルギッシュで、その過剰さが逆にちょうどいい。
南風の店長(小山力也)が低い声でイカ娘に何か言うたびに、絵柄とのギャップで笑えた。186本出演のキャリアを持つ人が、あのゆるいコメディにちゃんとアジャストしているのが面白い。
読んで見たくなったら——『侵略!イカ娘』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 何も起きない日常の積み重ねに安心感を覚える人
- 語尾キャラクターが好きで、でも露骨な萌えアニメは苦手な人
- 2010年代前半の日常系をリアルタイムで見ていて、あの頃の空気を懐かしむ人
- コメディのテンポが速くなく、1話完結でゆっくり見たい人
- 声優の演技を作品の文脈でじっくり聞き比べるのが好きな人
合わない人
- ストーリーの積み重ねや感情的な成長を求める人(ほぼない)
- 「侵略」設定に期待してアクションやシリアス展開を期待すると完全にはずれる
- 語尾ギミックのキャラクターにそもそも乗れない人
- 1話のオチが読めてからもう笑えないタイプの人(予定調和を楽しめない人)
次に見るなら
這いよれ!ニャル子さんが好きなら侵略!イカ娘と同じく「外からやってきた存在が日常に侵食される」構造を共有している。ただしニャル子さんはラブコメ要素が強いので、もう少しキャラクター間の関係性を楽しみたい人向け。
侵略!イカ娘の空気感が気に入って、海と夏の日常系をもう少し見たいならあの夏で待ってるはトーンが全然違うが、夏と海辺を舞台にした作品として記憶の中で隣に置きやすい。
「変な設定の居候キャラが家族になっていく」という軸で見るならうちのメイドがウザすぎる!も近い感触がある。テンションは全然違うが、「場違いな存在が日常を侵食する」コメディとして同じ棚に入る。
よくある質問
まとめ
『侵略!イカ娘』はdアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで配信中のため、現在利用しているサービスでそのまま視聴可能です。どのサービスも見放題ラインナップに含まれており、第1期・第2期をまとめて楽しめます。サブスクを持っていれば追加料金なしで海辺のゆるコメディを堪能できます。


